外貨建MMFとは
        Q&A


        はじめの一歩
        Q1 外貨建MMFって何ですか?
        A
        外貨建MMFは外国通貨建て、外国籍の投資信託の一種です。それぞれの通貨建ての公社債に投資して、その成果を客に分配するものです。

        Q2 MMFとは何の略ですか?
        A
        外貨建MMFの場合は、マネー・マーケット・ファンドの略です。日本のMMFはマネー・マネージメント・ファンドの略です。商品の性格は全く同じですが、円MMF導入の時にアメリカで既にこの名称を使っていた金融機関から、同じ名称を使わないように依頼されたので、ちょっと変えたのです。どちらも特徴としては毎日決算、分配をして原則として出し入れ自由なことが挙げらます。ちなみに円のMMFは1円から入金できます。

        Q3 初めてするのに難しくないですか?
        A
        そんなことはありません。むしろ、初めて変動商品を購入される方には、勉強にもなり非常に有効だと考えます。それは、小さい金額で始めることが出来、毎日の為替の動きだけを見ていればご自分の資産の状況がわかるからです。

        Q4 どうすればもうけが出るのですか?
        A
        外貨建MMFには2つの収益が生まれる可能性があります。一つ目は高い金利。日本とは大違いです。2つ目は勿論為替差益。「安く買って、高く売る」のが基本です。

        商品のことは
        Q5 いくらから買えるのでしょうか?
        A
        米ドル・ユーロ・豪ドルそれぞれ10単位からお買付けできます。例えば米ドルなら¥1,200位から(1999年6月現在)。

        Q6 いつ買えるのでしょうか?
        A
        証券会社に口座を開いてあれば、いつでも買えます。

        Q7 分配金はいつもらえるのでしょうか?
        A
        毎日決算をしますが、解約の無い場合は月末にその月の分配金の合計を税金を差し引いて再投資します。勿論、月の半ばで解約された場合は、その日にもらえます。

        Q8 金利はどうして高いのですか?
        A
        日本の金利が異常なほど低いのは、景気の現状を反映しているからです。世界には日本より景気の良い国があり、そういった国では金利が日本より高いのが普通です。例えば、日本の国債の利回りは2%もありませんが、アメリカでは5%を上回っています。

        Q9 買付をした時、払い込む代金はどうやって計算するのですか?
        A
        このファンドではお申し込みの手数料や口座管理料は一切かかりません。従って、当日の2時の時点で証券会社が定めた仲値に所定の為替手数料を乗せたレートに買付外貨金額を掛けたものが払い込み代金となります。
          <例>US$10,000.00お買付け、為替@¥120.00の場合
             → 10,000.00×120.50=¥1,205,000(為替手数料50銭)

        Q10 ドルからユーロとか、ユーロから豪ドルへとか行ったり来たりできるのですか?
        A
        スイッチングのサービスはおこなっていないところもあります。一旦、円に換えた上で、改めて別の通貨を買うことになります。

        Q11 では、同じ日のうちにドルを売ってユーロを買ったりすることはできるのですか?
        A
        できます。ただし、「ドルを売ったお金でユーロを買えるだけ買う」という方法は、2時にならないとそもそものドルの売却代金が確定しませんので、ぴったりにというのは難しいです。お金の受渡しは申し込みの翌日になりますので、差額を翌日調整するのが普通です。

        Q12 表示されている分配率はずっと変わらないのですか?
        A
        外貨建MMFは実績分配ですので、将来の金利はお約束できません。毎日運用の成果を実績に応じて分配しています。短期的には、米ドルは横ばいから若干上昇へ、ユーロは小幅低下、豪ドルは横ばい状態にあると予想されます。

        Q13 銀行の外貨預金と比べて、外貨建MMFの良いところはどこですか?
        A
        たくさんあります。銀行の外貨預金のうち金利の高いものは外貨定期預金です。定期預金というからには満期の日の解約になり、例え預け入れ後円安になりたまたま満期日だけが円高だったりすると、折角の為替差益がとれません。これに対して外貨建MMFではいつでも解約出来、チャンスを逃しません。又、為替手数料も外貨預金(片道1ドルあたり1円)の約半分(50銭)とお得です。

        Q14 では、外貨預金より悪いところは全くないのですか?
        A
        あります。それは決済性です。即ち、ドルの現金やトラベラーズチェックでのお支払が出来ないことや、クレジットカードの引落口座となり得ないことです。「将来海外旅行に行く時の準備として」というニーズのみで外貨での運用をされる人には不向きです。あくまでも「運用の一手段として」考えるべきです。

        Q15 小口で出来ることは知っているのですが、大口だと何か優遇してもらえますか?
        A
        外貨建MMFは実績分配ですので、金利面での優遇はしておりません。ただし、為替手数料は大口割引がありますので、実質利回りは上がります。

        Q16 マル優は使えないのですか?
        A
        使うことはできません。

        手続きのことは
        Q17 外貨建MMFは円のMMFと同じように電話で振り込んだりできるのでしょうか?
        A
        できます。解約を依頼した翌日に指定の口座に振り込まれます。ただし、解約の受け付けは2時迄となっておりますのでご注意下さい。キャッシングはできません。

        Q18 外貨で受け取る場合はどうすれば良いのですか?
        A
        証券会社の窓口で外貨の現金は取り扱いしていません。客の銀行にある外貨預金口座に振込まれます。送金手数料は客の負担になります(銀行によって異なりますが通常数千円かかります)。尚、ユーロは2002年1月以降からしか現金が発行されません。

        Q19 銀行にある外貨預金から直接買えますか?
        A
        証券会社名義の外貨預金口座へ振込むことによってできます。送金手数料(銀行によって異なりますが通常数千円かかります)。

        Q20 外貨の現金が出ないと、他に外貨で使う方法はないのですか?
        A
        証券会社では外貨で買付ける投資信託や外債を取り扱っています。外貨建MMFからそれらの商品を買付けされる場合は、為替の手数料がかかりません。

        Q21 買付の依頼をしたら、お金は何時までに振り込めばいいの?
        A
        注文より先にお金を預けなければなりません。但し、円のMMF又は中国ファンドを持っている方はその預り代金の範囲内であればOK。代金は振り替え又は翌日の3時まに振り込むこと。

        Q22 為替手数料は通貨によってかわるのですか?
        A
        変わります。2時の時点で証券会社が定めるレート(基準レート)にそれぞれ±して下さい。
          米ドル……1ドルにつき50銭(50万ドル未満。それ以上は証券会社へお問い合わせ下さい。)
          ユーロ………1ユーロにつき1円(10万ユーロ未満。それ以上は証券会社へお問い合わせ下さい。)
          豪ドル……1豪ドルにつき1円(15万ドル未満。それ以上は証券会社へお問い合わせ下さい。)

        Q23 外貨建MMFの利益に対する税金はどうなるのですか?
        A
        分配金に対する税金は所得税で、月末に分配金をお支払いする際に20%の源泉分離課税となります。支払い調書は出ません。為替差益については、外貨建MMFは投資信託であるため、譲渡差益には課税されないという原則が適用され、非課税です。(ちなみに,外貨預金の場合は雑所得として総合課税の対象になります。ただし、給与所得が2000万円以下で為替差益を含めた給与以外の年間所得が20万円以下の場合は申告が不要。逆に為替差損が出た場合、他に雑所得があればその金額と損益通算できます)。 ただし、為替差損が出た場合は他の所得と損益通算ができません。
        Q24 買い付ける時は、株式のように指値をできるのでしょうか?
        A
        指値はできません。2時の時点で証券会社が定めるレートを適用されます。為替レートの変化はTVのニュースなどでご覧下さい。

        Q25 必要になったときはすぐに引き出すことは出来るのでしょうか?
        A
        基本的には出来ます。ただし、預入れになった当日と海外市場が休日等のためファンド営業日として設定されていない日に限り解約はできません。又、午後2時を過ぎての申し込みは翌日扱いとなります。いずれの場合にも、円が支払われるのは申し込みの翌日となりますのでご注意下さい。キャッシングはできません。

        Q26 ドルの紙幣を持っているのですが、そのまま外貨建MMFにできますか?
        A
        証券会社では外貨の現金での預入れはできません。トラベラーズチェックも同様です。

        運用のことは
        Q27 売買のタイミングはどうやって判断するのですか?
        A
        為替売買のタイミングはプロでも難しいものです。いつでも売買できますので、あなたが始めようと思われた時が買いどき。買付けの時のレートより、1円円安になればあとは利益です。

        Q28 では、どういう風に投資するのがよいのでしょうか?
        A
        私は為替を博打とは考えていません。基本的に貯蓄の一つとして捉えています。長く置ける資金で始めてください。又、一度に投資できる金額の全部をつぎ込むのではなく、何度かに分散して買付けされることをお勧めします。

        Q29 元本割れしたりしませんか?
        A
        外貨建MMFは投資信託ですので元本保証ではありません。しかし、投資対象は格付けの高い短期の債券に限定しており、運用方針も先ず元本を確保してから分配金を出すことに重点をおいていますので、安全性は非常に高いと考えられます。注意しなければならないのは為替です。外貨での資産が増えていても、買付けになった時のレートより円高になっている時に円に換えると、結果として円の金額が減ることになります。

        Q30 2時に証券会社が決める仲値というのはあらかじめわからないのですか?
        A
        テレビなどのニュースで伝えられている為替レートは、東京外国為替市場での銀行間取引レート(卸値にあたるもの)です。これと全く同じというわけではありませんが、ほとんど同じです。お昼のニュースなどでその日の取引状況をお聞きになった上で、2時直前に注文することをお勧めします。

        Q31 では、その後の為替レートの変化はどこでわかるの?
        A
        相場の状況は、特に米ドルの場合は簡単にテレビなどで知ることができます。ご自分のお金の状況を管理するためにも、是非情報は身近に置いてください。

        Q32 円高・円安とはどのような状況のことをいうのですか?
        A
        特別な定義はありません。いくらなら円安であるとか、円高であるということでなく、例えばあなたが買い付けになった日のレートを基準にされることもあるでしょうし、トレンドから見ることもあります。現在(99年11月)においては、年初の1ドル=¥110円台全般から見て、¥105辺りにありますので「年初より円高水準にある」といえます。