2009 ボランティア日記 前期 (1月〜6月)
 
 
 住吉区でのボランティア、1年ちょっとになる。現在の活動状況は次の通り。
 
    ◎浅香識字・日本語教室 毎週火曜日 7:00〜8:30pm
    ◎住吉日本語教室 毎週木曜日 7:00〜8:30pm
    ◎日本ライトハウス 盲人情報文化センター 対面リーディング 不定期
    ◎高齢者施設 歌唱訪問 不定期
 
 いずれも人を相手のボランティア。特に毎週1回、1対1の日本語教室では、ついつい情にほだされる。かといって、仕事と割り切るのも本意ないし、はてさて、どこまで立ち入っていいものやら。私としては誠心誠意付き合ってあげたい。

<2009.1>    

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6月30日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 雨。山下エレナさん。先週に続いて絵付きの初級ひらがな教科書。彼女は残りの書き取りを全部家でやってきた。なので、そこに示された例題の単語を勉強する。ウマ、ロバ、スミレ、ヒマワリ、キンギョ。きんぎょは赤いのに金魚と言います。残った時間、青戸かいちの“あいうえおの詩”の復習。
     あいうえおがわにはるがきた  かきくけこおりももうとけて ・・・・・・・
 
6月23日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 曇り。山下エレナさん。絵付きの初級ひらがな教科書を使う。1字1字5コづつ書き取りして、雨とか犬とかその文字に関わる単語を勉強する。彼女にはこういうのがいいようだ。ただわたしとしては退屈。でも、わたしのための勉強ではないのだから仕方ないのでしょう。
 
6月18日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。中国の將さん。「あそこ」「ここ」「あっち」「こっち」「ありますか?」「ないですか?」微妙なニュアンスの違い。宮沢賢治の「雨にもまけず」を読む。いいですねえといってくれる。賢治に興味を示してくれるのはとてもうれしい。
 
6月16日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。ティさん。ヴェトナムの人。3月までみていたハイさんの友達。5才の女の子をお母さんに預けてご主人と日本へ来ているという。彼女は大阪市大で衛星写真の研究をしているそうだ。ハイさんからわたしのことを聞いているようで、うたを歌ってくださいという。♪うみはひろいな おおきいな。今日のテキスト。
 
6月11日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。教室への道の向こうに、大きくて真っ赤な夕日。中国の將さん。“あなたの好きなもの、好きなことの話をしてください。”將さんが答える。“わたしはさかなが好きです。”ところがひらがなで書かれた魚の名前が全く分からない。手立てをつくして説明すると、あっ知っている食べたことあると判ってくれる。蛸やいかは絵に描けばすぐ分かってくれるが、鯛、まぐろ、はまち、ぶりなど魚の区別は難しい。図鑑がいるなあ。終わりに「上を向いて歩こう」を歌う。將さんは大分歌える。ただ、最後の半音階のところがむずかしい。
 浅香教室へ来ている中国の王さんが久しぶりに住吉に現れた。家が近いので帰途一緒だったが、途中で住吉図書館へ寄りたいという。ちょっと道がややこしいので、連れて行ってあげる。大平光代の「生き抜いて」という本を借りていたという。ぱらぱらとめくって見せてもらった。“こんな難しい本がよめるの?自業自得なんてでてくるじゃない”“はい、なんとかわかります”。閉館した図書館の自動返却口で本を返された。
 
6月9日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。山下エレナさん。天満橋にあるフィリピン系のホテルに勤めているそうだ。そこで、家から勤務先までの地下鉄の駅名を書いてもらう。先週につづいて、“あいうえおがわに はるがきた”一度やったことは覚えていてほしいものだ。そして、あくびには辟易してしまう。わたしが悪いの?
 
6月4日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。中国の將さん。作文。生まれた家のことを書いてもらう。鉛山のお父さんのこと、お母さんのこと、広東にいるお姉さんのこと。“小さいとき遊んだことを書いて下さい”子供のころから絵を画くのが好きで、先生や友達の絵をたくさん画いたそうだ。できるところは全部漢字で書いてもらう。かなりの漢字が書ける。中国人やもんねえ。作って持っていった簡単な楽譜を使って歌う稽古。「上を向いて歩こう」彼は何度も何度も自発的に繰り返してうたう。
 
6月2日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。山下エレナさん。あいうえおがわに はるがきた。 かきくけこおりも もうとけて。 さしすせそろった つくしんぼ。
 青戸かいちの“あいうえおの詩”美しい詩だ。テキストとして用いる。
 
5月28日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。中国の將さん。2度目。今日一日のことを文章にして書いてもらう。“けさ6:30におきて、家のちかくの小さな川のそばの道を30分ほどはしりました。”いうなれば綴り方の勉強だ。彼は中国人だから漢字が書ける。教える方は楽だ。仕事のことも書いてもらった。HUBの設計をしているそうだ。それを中国へ送って向こうで製品を作って日本へ輸出するのだという。“仕事がおわって、日本語教室へきました。”で作文は終わり。「上を向いて歩こう」を読んでもらい、うたう稽古。簡単な楽譜を書いてあげると彼は感よく、歌ってくれた。彼はとても楽しそう。わたしも楽しい。
 
5月26日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。山下エレナさん。たべもの、肉、魚、野菜、調味料などの名前を使って勉強する。肉は牛肉豚肉鶏肉ぐらいだが、魚、野菜はあげきれないほどたくさんある。やっているうちに、彼女はひらがなの「さ」と「ち」の判別がつきにくいことが分かった。ひとしきり練習ののち、「さち」は「しあわせ」のこと、「Happy」です。としめくくる。彼女は今日は元気だった。先週どうもうまくいかなかったのは、疲れていたのかも知れない。
 
5月21日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。今日はヴェトナムの青年2人をみる。22才、高校のときから一緒だそうだ。二人とも「ツ」の発音ができない。チュになってしまう。ヴェトナム語の関係らしい。3月まで浅香でみていたハイさんは同じヴェトナム人でもどうもなかったけれど。彼らの持ってきたテキストの一文に「日本はなんでもあるけれど、ただ一つ無いものがある。それは美しい自然だ」そんな風に見られているということか、そんなことはない、まだまだ自然は残っている。そこで「ふるさと」を持ち出す。“うさぎ追いしあの山”
 
5月19日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。フィリピンの山下エレナさん。身体の部分の名前を使って短い言葉を作ってもらう。今日はどうにも気持ちが通じない。彼女は幾度かあくびをする。わたしも早く終わってほしくて何度か壁の時計を見る。こんなことでは駄目。疲れるばかり。
 
5月14日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。今日はじめて来られた中国の若い人二人をみる。一人はデザインを勉強している青年。もう一人は若い奥さん、この人は英語の先生だそうだ。二人とも日本語はだいぶ出来る。小学唱歌「うみ」を読んでもらい、漢字にできるところを漢字に直して書いてもらう。意味と、まだ飛行機がなかった時代背景、簡単には行けなかった外国へのあこがれを説明する。「うみにおふねをうかばして いってみたいな よそのくに」。時間が余ったので、「上を向いて歩こう」を読んでもらい、例によってうたをうたって終わりにする。
 
5月14日(木)対面リーディング 日本ライトハウス 盲人情報文化センター 10:00〜11:00am
 晴れ。キリスト教関係。持ってこられた教会誌。ヨシュア記からヨシュアがヨルダン川を渡る場面の解説を読む。黒人霊歌に「ジョシュアの戦い」という曲があったなあ。終わったあと、すこし話をする。グレゴリオ聖歌がお好きだとおっしゃる。
 
5月12日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。担当のエレナさんがお休みなので、臨時にロシアのジーナさんをみる。アタマからツマサキまでからだの器官を勉強する。“頭が痛い”からはじまって“舌”まできたとき、舌を使うことの説明に早口言葉を持ち出した。彼女のノートに次の一編を書いてあげる。Kono takegaki ni take tatekaketanowa take tatekaketakattakara taketatekaketa 彼女は楽しそうに読んでいたが、やおら意味は何ですかと訊ねてきた。わたしに言えるのは、ジス バンブーフェンスぐらいなので、英語のできる先生に説明してもらった。
 
4月30日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。フィリピンの横道マルセーラさん。和という漢字を勉強する。わたしの名前の一字である。和男、昭和、平和。平和とは、けんかしないこと、争わないこと、戦争しないこと。マルセーラさんはフィリピンに84才のお母さんがいるという。そのお母さんが戦争のはなしをたくさんしてくれたそうだ。彼女が日本人と結婚すると言ったとき、お母さんは猛反対したそうだ。
 
4月28日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。フィリピン人の山下エレナさん。今日は2回目。浅香ではしばらくはこの人を担当することになりそうだ。いろは積み木のようなひらがなのカード作っていく。エレナさんは楽しそうにカードを探してくれる。少し心を開いてくれたようだ。うまくいくといいのだが。
 
4月23日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 曇り。フィリピンの横道マルセーラさん。漢字の書き取り。
 
4月21日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。今日から浅香教室の新学期。今年1月に日本へ来たばかりのフィリピン女性を担当する。日本人男性と結婚しているそうだが、日本語はほとんどできない。カタカナひらがなもおぼつかない。「おはようございます」からはじまる挨拶を勉強する。こういう人は疲れる。
 
4月16日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 曇り。ヴェトナムのルアンさんが休みなので、ネパールの若い奥さんを担当する。額に赤い丸印をつけると似合う人。このひとは、ごはんというと米の飯と思っていたらしく、テキストに依って“今日は、あさごはん何時にたべましたか?”と訊くと“あさごはんはたべてません、パンをたべました”と返ってきた。坂本九の歌「上を向いて歩こう」を持ち出した。漢字はいままで全然知らないということなので、このうたに出てくる漢字を書いてもらう。上、向、歩、思、出、春、日、夜。このひとは歌が好き。ネパールのうたを歌われるのを聴いたことがある。
 
4月9日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。住吉教室新年度開始。ヴェトナムの青年ルアンさん。今。現代。昔。時代。と言った言葉を勉強する。ルアンさんが言う。昔、ヴェトナムと日本が戦争したことがあります。ヴェトナム戦争のことではなく、第2次世界大戦のことらしい。そして、とりなすように、でも今は、みんな仲良しです。と言った。
 
3月26日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。住吉教室年度末最終日。茶話会。参加者、学習者5人、講師6人、講師の娘さん1人。一通り自己紹介が終わったあと、それぞれの国の歌がうたわれる。ロシア語、ネパール語、いずれも民族的な素朴な歌。中国の人はテレサ・テンの歌を中国語でうたった。テレサ・テンは中国では国民的英雄だそうだ。みなさん本当に上手。わたしは日本語の歌「泣いたっけ」をうたった。
     お母さんに叱られたときは うらの垣根で泣いたっけ
 この歌は、今から53年ぐらい前にNHKのラジオ歌謡で1週間流れた曲。いい歌だけれど、だれも知らない。
 
3月19日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 曇り、雨がぱらぱら。久しぶりに新学習者を担当。ヴェトナムから塗装の研修生として来ているチャン・コン・ルアンさん。日本語検定2級を取りたいそうだ。彼が持ってきたテキストの一文に、次のようなのがあった。「彼は学者としては立派だが人間としては尊敬できない」。どうぞ、塗装の技術を習得するだけではなく、人間としても広く豊かな心を学んで帰ってください。
 
3月17日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。大分暖かくなった。今学期最後の日。あと、4月中頃の新学期がはじまるまで3週休み。ヴェトナムのハイさんは今日でおわり。今月で日本を離れ、ご主人と息子の待つヴェトナムへ帰られる。最後の勉強として、宮沢賢治の「よだかの星」を読んでもらう。
 
    お日さん、お日さん、わたしをあなたのところへ連れていってください。灼けて死んでもかまいません。
 
3月14日(土)介護福祉施設「ソルメゾン」訪問演奏 14:00〜15:00pm
 雨〜晴。なんだかもうひとつぱっとしない。歌っていて一向に面白くない。聴いてる人たちはこれでいいのだろうか。
 
     春は名のみの風の寒さや   谷の鴬 歌は思えど   時にあらずと 声も立てず
 
 “この歌は大正時代に作られました。日本では今は何でも自由にものが言えますが、世界には今でも自由にものの言えない国がたくさんあります。” こんなはなしをした。
 
3月10日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜9:30pm
 晴。教室の期末交流会。みんな筆を持って、墨黒々と一字づつひらがなを書く。テキストは、青戸かいちの「おがわのはる」
    あいうえおがわに はるがきた
    かきくけこおりも もうとけて
    さしすせそろった つくしんぼ
    たちつてとんでる もんしろちょう
 
 ヴェトナムの麺料理をみんなで作る。ハイさんの指導。わたしは玉葱のスライス。生姜を皮まま、まるっぽで火にあぶる。香りを出すそうだ。こんなのは始めて。牛骨主体にだしをとるのだが、意外にさっぱりした味だ。
 
 最後にみんなで歌をうたう。
 「世界に一つだけの花」
       No.1にならなくてもいい
       もともと特別な Only one
 
2月24日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 曇り。ベトナムという国の話になった。ベトナム戦争終結から1990年代初頭までのバオカップと呼ばれる社会主義体制下の疲弊した時代を経て、今では経済的には自由の中にあるが、政治的には上層部の完全に近い統制下にあり、言論の自由はない。反体制の言論、うた、運動はすべて封じられ、それに背いたものは捕まって刑務所に入れられるという。だから亡命の如く国外へ出ていくひとが多いのだそうだ。それに比べると、世界に一つだけの花なんていう歌はなんとしあわせなうたであることか。まるでレベルがちがう。終戦前、今から60数年前の日本の姿かも知れぬ。ひとつのうたが思い浮かんだ。
 
    春は名のみの 風の寒さや  谷の鴬 歌は思えど  時にあらずと 声も立てず
 
2月17日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。ヴェトナムのハイさんが「世界に一つだけの花」を勉強したいというので用意してきた。SMAPが歌って大ヒットしたうただ。教科書にも載っているそうな。
 花屋の店先に並んだきれいな花々を見て、この中で誰が一番だなんて争うこともしないで、とはじまる。ああ、哲学みたいやなあ。そうさ 僕らは世界に一つだけの花、一人一人違う種を持つ、その花を咲かせることだけに、一生懸命になればいい。わあまったく哲学的なんや。同じものはないから、No.1にならなくても いい、もともと特別なOnly one。と締めくくられる。こうなるともうまったく哲学そのものである。
 若い人達はこういう歌に共感するのかなあ。はっきり言ってわたしにはわからない。
 “桃太郎さん桃太郎さん お腰につけたきびだんご”の方がいい。
 
2月10日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。新聞に、ヴェトナムの高校で日本語を正課の主要科目にするという記事が載った。今日はそれをテキストとする。新聞記事は結構難しい言葉が出てくる。一環、連携、締結、検討、導入、履修といった言葉を説明する。ヴェトナム人のハイさんは興味をもって勉強してくれた。
 残った時間をむかしばなし桃太郎に当てる。
         桃太郎さん桃太郎さん お腰につけたきびだんご 一つわたしにくださいな
 
2月3日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 雨。我孫子観音の節分詣で。教室への道すがら、出店が並び、雨の中たくさんの人がぞろぞろ歩いている中へ、自転車でまぎれこんでしまった。おかげで5分遅刻。
 むかしばなし「ももたろう」。おじいさんとおばあさんはさっそく大きな桃を食べようとしました。そこでヴェトナムのハイさんがさっそく質問を出す。“さっそくってなんですか?”“すぐのことです。きょう先生は我孫子観音の人出に捕まって遅れてしまいました。だから、教室に着くと、さっそく勉強をはじめました。と、このように使います。”
 
1月29日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 曇り。市大留学生の張さん、大学の先生の書いた内蒙古の砂漠に分布するバラ科の植物の研究資料を持ってきて、その難しい日本語を教えてくださいという。大学の授業ってなんでこんな難しいことばを使うのだろう。学術用語は仕方ないとしても文章としては、もっと易しくすべきだと思う。まして相手は日本語に不慣れな留学生なんだから。
 「役立つ」ということばの説明をする。“張さん、あなたは日本へ来て植物の勉強をしています。お国の内蒙古へ帰ったとき役立つといいですね。”
 
1月27日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。ヴェトナムのハイさん。正月に我孫子観音で買ったというおみくじを持ってくる。大吉。書いてある文を説明して欲しいというわけだ。旧かなづかいのなんとも難しい言葉が並んでいる。一つひとつ説明していてとても面白く、楽しかった。表面だけではわからない、推測を必要とする奥の深さ。
 
1月22日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 雨。丁寧語の勉強。「お伺いします」この言葉の意味は、「行きます」「来ました」のほかに、「聞く、訊く、訊ねる」という使い方がある。わたしはこれまで何も意識せずに使い分けていたが、はじめてはっきりと意識を持った。外人には難しいことだろう。
 余った時間、宮沢賢治の「雨にもまけず」を少し読んでもらう。わたしとしては、言葉の上っ面をなでるような勉強ではなく、文の中の意味、心に触れるような勉強をして欲しい。
 
1月22日(木)対面リーディング 日本ライトハウス 盲人情報文化センター 10:00〜11:00am
 晴れ。キリスト教関係。持ってこられた教会誌から、まもなく始まるイエスの受難に関する考察の箇所を朗読、利用者はそれを録音される。
 
1月20日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。遅れて来たハイさん、ヴェトナムのお母さんのために血圧計を買いたいという。そこでひとしきり、血圧計のはなし。そして、インターネットオークションの話。新しい日本むかしばなし「桃太郎」を持って帰ってもらう。
 
1月15日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。内蒙古の張さん。日本語のテキストを持ってこられる。関西空港に関する会話の箇所を開かれた。テキストに準じてこんなやりとり。“張さんは日本へ来たとき、関西空港につきましたか?” 張さんが答える。“はい、日本へ来たとき、はじめて関西空港につきました。北京から2時間半です。”“伊丹空港は陸地のあって、騒音のため発着は午後8時までだけれども、関西空港は海の上にあるので、飛行機の発着は24時間OKなのです。”
 
 「日光東照宮にまねき猫があります」教科書の言葉に、張さんが質問する。“まねきねこが「います」ではありませんか?”“まねき猫は木で作った彫刻です。だから「ある」なのです。もし、生きた猫なら「います」です。”
 
1月13日(火)浅香識字・日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。浅香の初日、あけましておめでとうございます。担当のハイさんは3月末にヴェトナムに帰る。それまでに日本のむかしばなしをできるだけ教えたい。去年の一寸法師につづいて、浦島太郎をはじめる。“きれいな乙姫さまがいて、ご馳走があって、鯛やひらめが舞いおどる。それは男にとって月日を忘れる夢なのです。”
 
1月8日(木)住吉日本語教室 7:00〜8:30pm
 晴。今年のボランティア開始。大阪市立大学留学生の内蒙古出身の中国人青年を担当。日本は来てまだ3ヶ月、にしては、ある程度日本語は通じる。テキストとして谷川俊太郎の「日本語のおけいこ」を用いる。この人にはちょうど良い加減。
 
    アイウエオ カキクケコ だれかがどこかでならってる
       サシスセソ タチツテト だれかがどこかで話してる
 

 
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