この曲は昔からあった歌で、かなり前にフォークのはしだのりひこさんが『おじいさんの時計』と言うタイトルで歌っていた記憶がある。今は平井堅さんが歌ってヒットしているけど、この曲を今持って来たってトコロが意表を付いてて気に入っている。
一昨年だったか、平井堅さんがNHKの番組でこの歌に出てくる時計のモデルになった柱時計を探しに出る番組があったのを、私は偶然にも見ていた。今でもちゃんと残ってて、歌のとおりに今はもう動かないんだけど、今でも壁にちゃんと掛かっていた。
その番組の最後に、この曲の作者が居た教会で平井堅さんも歌うのだが、最初英語で歌っている時は上手いな〜くらいだったんだが、途中から日本語で歌い出した時には、もう私の背中にはゾゾゾ…っと来るモンがあり、涙が出そうなくらいに感動してしまった。このゾゾゾ…が無い歌手は私は認めないのである。つまり、私はこの歌で平井堅さんを認めてしまった訳だ。しかし、まだミーシャは認めて無い(笑)。
上手いだけじゃダメなのである。歌には上手い+プラスアルファーが無いといかんのである。
そう言えば、ちょっと前に井上陽水さんが『コーヒールンバ』やら『花の首飾り』なんかをカバーしてアルバムを出したが、あれもかなり凄かった。何が凄かったって言って、オリジナルもヒットした有名な曲を、よくもああ自分のモノにして歌っているトコロに感心した。違うモノにして歌うくらいなら解るが、違うモノにしてさらにオリジナルの上を行ってたんじゃないか?と思える歌唱力には正直脱帽した。流石である。
同じ時期に、やはり昔の曲のカバーを出した福山雅治さん。ありゃあかん。オリジナルよっか同等か、さらに落ちてた。あれじゃカバーする意味がねぇ〜じゃねぇ〜か。彼は別に嫌いじゃないが、あのアルバムははっきり言って失敗だった。オリジナルを越せないモンは作っても一緒だと知るべしである。
さて、話を『大きな古時計』に戻そう。この歌って、子供でも知っているし、お年寄りでも知っている…、言わばスタンダードみたいな歌でしょ?日本では、こういった歌ってなかなかヒットしなかったし、そもそも誰も出さなかったようなトコがあったと思うのネ。いや、中にはあるんだけど、あんまり出てこなかったでしょ?出てくるのは、男と女のホレたハレたの、ど〜したこ〜したばっかだったし。愛を歌うにしてもスケールがみみっち〜のが不満だったんだわ。
それが、ココに来て人間愛だったり、自然愛だったり、家族愛だったりが出て来て…、んで『大きな古時計』がヒットしている…。な〜んかネ、ず〜〜〜っとそういうのを期待してただけに、わたしゃ嬉しかったんですわ。たまにゃ、こういうのもヒットしてもらわんとネ(笑)。