'97の世界行動デーに続き、'98もグリーンコープの非組み換え飼料によるミルクキャンペーン4月19日を皮切りに,関西集会7月1日までを集会行動デーと位置づけます。各地で行動デー集会を持ちませんか。
「まっとうな食べ物は自給から」を合言葉に具体的取り組みの生産者・消費者の連帯の輪をこの集会で広げていきましょう。
日本のSOSキャンペーン事務局は,TEL019-625-5461。SOS日本のホームページでは,アメリカ政府農務省(USDA)への抗議メールを送ろうという運動も展開中。URLは http://plaza22.mbn.or.jp/~SOS/
日本有機農業研究会機関誌「土と健康」1998/2にも,同様の記事が載っています。
補足 朝日新聞1998/3/2に「遺伝子組み替え食品でも有機?」という記事が掲載されました。関東では,すでに2/26付けで記事が掲載されていたそうです。SOSのサイトによれば,昨年12月に公表された農務省の基準に対し,90日間(3/16までの予定)意見やコメントを受付けるようになっていたところ,締切が延長され4/30までになったそうです。
5月にカナダで開催が予定されているFAO(国際食糧農業機関)・WHO(世界保健機関)合同の食品規格委員会で,有機農産物の規格の大枠が決まるようだ。しかし,このままいけば,遺伝子組み替えも認めるというアメリカの有機農業基準が,“世界標準”になりかねない。アメリカの顔色ばかりをうかがっている日本が,アメリカの意向に逆らえるとは思えない。ぜひ,アメリカ農務省の有機農業基準から,遺伝子組み替えを除外させるよう働きかけて下さい。SOSのサイトに賛同のMAILを送って下さい。そして米農務省あてに抗議のMAILも送って下さい(英語の例文もあります(1998/3/4)。
遺伝子組をみ替えた農産物の種子や,有用物質を生産する遺伝子を組み込んだ微生物などの輸出入の際に環境への影響評価を実施。輸出国は事前に,相手国に内容を通告して了承を得るといったしくみの導入が根幹。だが,遺伝子組み換え技術は大きな企業利益につながるだけでなく,知的所有権や企業秘密の保護の観点などから規制強化に反対する声も根強く,交渉の紛糾は必至だ。
除草剤耐性の農産物や,薬剤生産を目的にしたクローン動物のように遺伝子工学で改変された生物体を規制対象とし,個体だけでなく培養細胞や組織なども含まれる可能性が高い。外界に出ても増殖する恐れのない加工済みの農産物には適用されない見込みだ。
議定書案は,他国に輸出しようとする業者の所属する国の政府は,相手国に生物体に関する情報を提供。事前に両者が合意した上でなければ取引は行わないようにする。輸出に当たっては,環境や人体への悪影響の有無を評価するリスクアセスメントを行って、可否を決める際の根拠とする。知的所有権や企業秘密に関連する情報の保護を義務づける一方で,保護の対象としない分野は付属文書で具体的に列挙し,安易な情報非公開規定の拡大解釈を防ぐ形になっている。
生活クラブ生協連合会(東京都新宿区,19生協加盟)では,カナダ産の菜種を絞った油サラダ油を供給してきたが,97年度カナダでは菜種の約1/3が遺伝子組み換えに変わってしまった。区別して輸入するのも困難なので,遺伝子組み換えが普及していない豪州産に切り替え,国産菜種を10%混ぜて供給する予定。
大豆は,最大の供給国である米国では,98年度,半分近くが遺伝子組み換え品種に変わると見られる。昨年秋から中国産の大豆をを確保できるか調査中。ただ、中国も米国産の種子を輸入しているので,チェックしながら輸入している。
提携先の家畜飼料の原料であるトウモロコシも、全農を通じて米国の生産者と特別契約して確保している。以前から,ポスト・ハーベスト(収穫後)農薬を使っていないポスト・ハーベスト・フリー・コーンを入手していたのが功を奏した。
また,農産物だけでなく,クッキーに使われているマーガリンやドレッシングの原料に遺伝子組み換え農産物が使われていないかも点検している。昨年11月,原材料に10%以上の大豆,コーンなどを含む食品について,組み換え農産物の不使用(◎),混じっている可能性あるが対策可能なもの(○),切り替え困難(△),と分類して組合員に知らせた。2月には10%未満の加工食品についても点検結果を出す。
また,グリーンコープ事業連合会(福岡市,14生協加盟)は,米国から独自に大豆を輸入し,約2000品目のうち約700品目を非遺伝子組み換え食品として供給している。醤油に使う大豆など主原料を非遺伝子組み換えにした品目も約300ある。
東都生協(東京)は、「遺伝子組み換え食品が押し寄せる,根本原因は農産物の自給率の低さにある」との考えで,国産の大豆,トウモロコシ,ジャガイモ,菜種を使った豆腐,醤油,フライドポテトなどを供給している。