What's New ?

このページは、なにか新しそう…ということを思いついた時に随時書き足し ていこうというのが主旨で、かなり主
観的なコーナーです。自分や、仲間にとって
大 切だったり、事件だったりしたことでありながら、このウェブ・サイ
トに来てくれ
た方にも役立てればいいな、と いう客観性(?)も、若干加味しています。書き方も自由きままにい
きたいと思います。「最新情報」というような固い感じではな
く、ビリー・ホリデイが「なんかいいことない?」と歌
ったときの、挨拶がわりの
What's new ?です。
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Ben's Cafe
(高 田馬場) の朗読会 4月19日夕、6:30〜 
「笑いと涙のぽえとりー劇場」

若い友人の服部剛 さんが、ゲストに招いてくれましたので、4月19日(日)、朗読しに行き
ます。私だけでは寂しかろう、と仲間の枠も作ってくれましたので「冊」同人の3人の方に
も応援をお願いしました。Ben's Cafe は若者たち、しかも朗読表現が好きな人たちが集ま
っているようなので、ここは、いわゆる活字文化の詩人がその詩を声にしたら、こんなもん
さ、というアピールをしてほしいなと思い、
(朗読のじょうずな詩人も冊には多いのですが)
ふだん詩の朗読をあまりしていない詩人を舞台に引きずり出しました^^;。渋谷卓男さん、
茂本和宏さん、伊東唯さん、よろしくお願いします。オープンマイクももちろん歓迎です。
私も20代の頃、高田馬場で毎月朗読会をしていました(朗読集団「赤提灯」)。過去を回
顧するのではなく、そこに集まってくるもう一人の私と会ってみたいと思います。おそらく一
番若いのはオレに決まってるけどね^^;。


服部さん(はっとりん)が作ってくれたイベント告知を以下にコピーします。 09/04/09up


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それぞれの参加者の詩の言葉を味わう・ふれる・耳を澄ます詩の夜です。 
ゲストは司会のはっとりんが尊敬する詩人の上手宰さん。 
上手さんが主宰の同人誌「冊」の詩人、渋谷卓男さん・茂本和宏さん・伊東唯さん
も参加され、詩を愛し、詩の道を歩んで来た人の 
かけがえのない詩の言葉を共有するひと時になるでしょう。 

朗読前のトークテーマは「詩の生まれる瞬間」です。 
日常の中で(詩を感じて立ち止まる瞬間)を語ってください。 

今回は詩の言葉を、大事に味わい、
集まる皆で詩について思い巡らせるような雰囲気になるでしょう。 

・ 持ち時間は1人5分で詩を1篇(上限2篇)
・ お客様としての参加も歓迎です。
・ 開演前の18時15分を目標にお越し下さい。
・ 入場無料ですが、店内のドリンク・フードをオーダーして下さい。 
・ 問い合わせは gouhattori@yahoo.co.jp までお願いします。 

Ben’sCafeの電話番号と地図

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詩 選集『上手宰詩 集』ができました。

『上手 宰詩集』(「新・日本現代詩文庫」56----土曜美術社出版販売)が刊行されました。
四六判158頁、定価1400円。(消費税込み1470円。)
一部書店にも並びますが、よほど大きなところでないと購入できないと思われ ます。

内容としては、詩集は最近から過去へ向けての4冊を配列+未収録近作を末尾 に収録。
散文としては、私の各種エッセイと年譜、お二人の詩人による解説を収録。


@詩集『夢の続き』全編
A詩集『追伸』抄(4篇を除き全篇)
B詩集『星の火事』全編
C詩集『空もひとつの部屋』抄(3篇のみ収録)
D近作詩篇(4篇)

Eエッセイ等……上手
F解説……松下育男、柴田三吉

購入希望の方がございました ら、メールにて住所明記のうえお申し込みください。
若干割引き1200円(郵送費は当方負担)とさせていただきます。
(お申し込みいただいた方には返信メールにて振込み先をご連絡いたします。
また、当然のことながら、この書籍郵送以外の目的でご申込者のご住所を使用すること
は一切ございません。)
                                   08/10/10 up

 













これより下はかなりの過去になります。

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こころの温泉 in 潮岬 パート6 簡単報告  05/10/10up

会場となった「風舎(かぜのいえ)
会場となった風舎(かぜのいえ)=和歌山県串本町

05年10 月8日(土)4:00pm〜6:00pm 第一部
            8:00pm〜10:00pm 第2部
和歌山県串本町潮岬「風舎(かぜのいえ)」にて

今回の集いはネットで交流が広がっている詩人達が、一度潮岬で「こころ の温泉朗読会・
コンサート」をやりたいね、という話が具体化したものです。広く情宣活動などを行わず、
口コミで参加者がふえていったもので、最終的には関東・関西から計17人が参加しまし
た。従って、出演者が誰だれというようなフォーマルなプログラム等はありません。個人的
なつながりによるものなので、参加者名も必要最小限にとどめてご報告します。潮岬在住
のmoyaさん、和歌山市のくりすたきじさん(=も吉のお父さん)が中心になって会場の手配、
企画、宿のお世話までしてくれました。また和歌山県のkeyakiさんにも何かとお世話になり
ました。楽しく過ごせたのもみなさんのおかげです。まず最初に感謝申し上げます。ありが
とうございました。

私は長距離バス組でしたので、7日の夜、東京を出発、朝の8時頃、和歌山に到着。大阪の
一人も合流して、さらにJRで4時間かけてとろとろと串本へ。次郎さんの運転する車組もす
でに到着しているとのことでした。迎えに来てくれた方々と買い出しなどに付き合いながら、
ペンション「かぜのいえ」に到着。関西からの方々もおおかたは揃っていらっしゃったようです。
会場はとてもしゃれた感じのログハウス風の建物で、中も古い調度品、などかなりのもの。そ
れに加えて、本来参加するはずだった武力也さんの写真や、彼やさんちゃさんゆかりのなまは
げのお面などを飾り付けたり、倉橋達治さんのイラスト、keyakiさんの木工の額なども展示、次
第に会場も盛り上がってきました。3時半には「こころの温泉」ののぼりと一緒に写真撮影。

4時から開会しました。今回の進行は、誕生日の順番に登場して自己紹介をしたり、詩を朗読
したり、歌を歌ったりするという趣向で、参加者はなんらかの形で自己表現をしなくてはなりませ
ん。お話をするだけでもいいし、エッセイを読んでもいいし、他の人の詩を朗読してもいい。そう
した中で印象に残ったのは仲野享子さんの詩の代読がとてもすばらしかったこと。朗読された
方がかつての仲間だったからでしょうか、作者の(詩としての)肉声はこうであったのか・・という
思いがしました。(そう呼んでくれと、言われていたので)悦ちゃんに感謝です。仲野さんは、都月
次郎さんの義姉でもあったことから、関西の詩人たちとのこの間のネット上での架け橋のひとつ
となっていたことが、改めて思い出されました。ちなみに私は失業して飢えていた頃、次郎さんと
「おねえちゃん」がやっていたお好み焼き屋で命をつないでいました^^;。でも、その詩の本当の
よさを知ったのは今回が一番でした。次郎さんに怒らないでください。

くりすたきじさんの歌も、よかったですね。歌に入る前に詩として朗読されたものが、歌とは違った
イメージを呼び起こすことを知り、詩そのものの価値の高さを両方の形で表現できる強みを感じ
ました。moyaさん作詩の「四角い窓から」もよかったですが、「朝の日記2005夏」は、隅田川の
かもめをモチーフとしていて、隅田川ライブに来てくれたなぁという思いも含めてですが、それ以上
詩に書かれた愛の切なさに、またしても、参りました。
楯岡眞弓さんの独り芝居「おもんほうずき」もすばらしい出来でした。一方では演技の鋭さがどんど
ん磨かれているのに、幅というのか豊かさのようなものも漂っていて、身を任せて物語の中に引き
込まれていくだけでいいという安心感をも与えてくれるのですね。あるレベルに達した芸がそうした
ものを持つのではないでしょうか。「アホ(バカ?)こくでねえ」の一言のすごさに、それは集約されて
いましたね。誰かに対しては怒りでもあり、ある者たちに対しては悲しみや慈愛に満ちたものである
一言というものがある。それらをすべてぶつけた一言でした。私たちは、見ることのできない空洞の
ようなおもんの顔を心に深く刻んだのでした。楯岡さん、本当に拍手です。

詩の朗読で感銘を受けたものがいくつもありましたが、お名前を出してよいのかわからないので、
割愛します。雑誌等で読む機会があると思いますが、その分、楽しみが増えました。

当日、会が終わって帰られる方のために、次郎さんが武力也を追悼した「釘を打った男」を朗読。

第2部は、食事のあと、8時から行われ、楯岡さんの前述の舞台のほか、くりすさんのギターとのコ
ラボレーションによる詩の朗読など、活気に満ちたものとなりました。次郎、KON助、上手が舞台に
引き出され、高齢者順を投票するという(男性に年を聞くなんて・・・・(。-_-。)ポッ)ゲームも行われ、
おおかたの予想を覆す結論に・・・・

会のトリは、
くりすさんのギターとのジョイントによる都月次郎さんの「東京は雪」。久々に聞き、また
感動しました。詩の構成のみごとさを改めて感じましたが、リズミカルに早足で進んでいく独特の朗
読詩だということに気付きました。あるモチーフがリフレインされるだけでなく、バリエーションをかけ
られて展開されるためには、ある程度の速さが必要で、楽曲の構成と似てくるのですね。そこにくり
すさんの熱演が加わり、これまでにない独特の表現となりました。弦も切れてしまったくらいです。
最後は、「こころの温泉」自慢の半纏をまとった美女軍団の串本節など(半ばで挫折・・・)盛り上がり
ました。その写真はmoyaさんの掲示板に掲載されています。

「東京は雪」を朗読する都月次郎、くりすたきじ
  「東京は雪」を朗読する次郎さんとくりすたきじさん。

以上、お名前を出しても差し支えないと思われた人を中心とした朗読会への私の感想です。
この間、出演の合間を縫いながら、お酒や料理の面倒を見てくれた皆さん、ありがとうございました。

ひとつ、個人的に残念だったことは、1部、2部とも舞台が続いていたため、いわゆる2次会ふうの
おしゃべりしながらの交流があまりできなかったこと。食事の時には近くの人たちと話せましたが、限
られた感じでしたので。そういうわけで、私は、東京からやってきた気弱で、人見知りということでほぼ
終始し、はしゃぐまでには至りませんでした。またいつかお会いしましょう。

翌日は現地の方の案内で、車に分乗して、潮岬の灯台や、日置川(ひきがわ)の温泉に行ったり、keyaki
さんの工房をお訪ねしたり・・・・次第に別れ別れになる形で散会していきました。最後の圧巻は、コスモ
ス畑での美女撮影会?でしたね。くりすさんには夜遅くまでお世話になりました。関東勢は和歌山駅で
バス組と自動車組に別れ、それぞれ帰路につきました。

上記moyaさんのホームページの他、松本映さん(うつるさん)の掲示板でも、当日の雰囲気がわかること
と思います。ともに、当ホームページの「リンクのコーナー」から行けます。moyaさん→MOYA'S PAGE
うつるさん→「千の山から」。
報告中で、支障がある場合はご連絡下さい。直ちに削除・修整します。
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こ ころの温泉パート5 隅田川ライブ 報告
Sumidagawa-Live
       
05/08/20  4:30p.m〜 隅田川リバーサイド


プログラム
司会  青木春菜
16:30 歌・ギター  田中透
      詩の朗読  みおよしき
              朗読集団「風」
              上手宰
      歌・ギター  くりすたきじ
  
<休憩>

18:20 詩の朗読  清野裕子
              近野十志夫
18:30  演奏   ● (イエローパッケージ)
              富永ことぶき(サックス)
              山本竹勇(津軽三味線)
              わきたにじゅんじ(アフリカンドラム)
            ●冨成千之(ギター)

今年が2回目となる隅田川ライブは100人前後の参加を得て、賑やかに行われました。
午後3時に関係者が集合し、舞台や音響(今年はなんと発電機まで登場)、配布するプ
ログラムの準備、各種CD、DVD、本、飲料など、働いている人はしっかり働いていまし
たが、私はぼけーっとしてました。しいて言うとプログラムの挟み込みとか、何かの棒を
立てたりしてました(あれは何のためのものだったのだろう・・・)。その時間帯は夏の陽
差しも強く、陰というものがほとんどない状況だったので、かなりキツイイメージでした。そ
のうち、夕暮れてくると陽差しも弱まり、風も吹いてくるという、納涼ライブふうな雰囲気に。
写真(以下に使うのはKON助さん、ひのおさむさん提供のものに一部、私=上手宰のも
のを使用。お二人に感謝します。撮影者は by TKKON助by OHひのおさむ、
 
by OK上手 宰と略)で、雰囲気を想像してください。

前 半
田中透さんは新潟から駆けつけてくれました。憲法の条文に曲をつけ、ギターを伴奏に歌
うというもので、内閣、基本的人権、教育基本法、について歌う声は柔らかく、静かな響き
で聴衆の心にしみ込んでいくようでした。最後は憲法9条を力強く歌いましたが、戦争放棄
を宣言したこの条文がいかに格調高く、平和を希求したものであるかを、今更のように思
い出しました。岐阜から参加のみおよしきさんは、すでに「こころの温泉」になくてはならない
人に。朗読したのは「50歳」「転居」「セールスマン」「親父の髪」。私が特に印象に残ったの
は、娘さんが、転居した後に以前すんでいた家に戻ると、人がいなくなっていることに怯える
「転居」。がらんとした家の怖さから、父や母がこの世からいなくなった時のことを連想させ
て孤独になるというあたりは、情景が心の動きとつながって、しんとして聴いていました。
次に朗読集団「風」のみなさんの朗読。ボス?の津布久きよ子さんは体調を崩されたため
欠席(当日のために猛練習されていたとのことで残念です。早期のご快癒をお祈りします)
され、針谷紀美江岩城津千子南恵子さんの3人が朗読してくれました。亡き津布久晃司
さんの詩を朗読する会で、朗読構成「津布久ワールド」。銭湯の連作の中でも特に親しまれて
いる「生きる」(詩集『生きている原点』)や「ちょっとそこまで」「「お疲れさま」(詩集『ふだんの
言葉で』)、「憧れのハワイ航路」(同名詩集)などに耳をすませました。亡くなってからどのく
らい経つのでしょうか。奥さんを中心に、その詩を読み伝えてくれる人たちがいるというのは
幸せですね。「ちょっとそこまで」は、「どさ/ゆさ」という東北の言葉のやりとりから始まります。
その意味は「どちらへ?」「お風呂屋さんへ」とのことです。こころの温泉とともに、風呂の詩人
も不滅?です^^;。どの詩集だったっけなぁ、と思い津布久さんの詩集を出してみたら7冊あっ
た。急に思い出しましたが、私は大学を卒業したら、津布久さんの勤めていた出版社に入社
することになっていたのですが、やっと卒業したと思ったら、オイルショックがきて、流れてしま
いました。その会社に津布久さんがいたというのは後になって知ったのですが。
私(上手宰)は、前日まで4夜連続5話で放映していたBBCのルポ「アウシュビッツ解放60 年」
の話などしながら、3つの詩を読みました。詩はそうしたものと全く関係のない、事件性のない
詩。歩いているときに思い出し笑いをする少女を書いた「思いだし笑い」、当HPの今月の詩
「薄い膜」と、詩集に入れた「小舟にて」です。会場の背後を川が流れているので、その雰囲気
を盛り込んで、と言うことにしていたのですが、言うのを忘れました^^;
和歌山県からご参加いただいたくりすたきじさん(別名「も吉のお父さん」)はシンガーソング ラ
イターで、ギターを抱えて熱演。自作の詩は「きっとね」「夕陽にいちばん近い海で」「蚯蚓の朝
食」「潮の岬」「落書時間」。おなじく潮岬の詩人岩城万里子さん(moyaさん)の作詩による「四
角い窓から」も演奏。せつせつと、というのがピッタリの歌い方でした。「落書時間」の中に「黄
昏だけが橋を渡る/俺をこの待ちに残したまま」の言葉どおり、折しも、昼間が光を失い夕暮
れへと移りゆく時でしたので、永代橋を渡って黄昏がやってくるのでした。彼の写真は昼間の
光で撮られたものと、夕闇の中ストロボをたいて撮ったものの両方があるのはそのためです。
「黄昏に恋をして ここまで来たのに/俺のえんぴつは残り少ない」・・・・無口な感じの、素敵な
お兄さんでした。

田中透さん みおよしきさん くりすたきじさん
   田中透さん by TK        みおよしきさん by OK        くりすたきじさん   by OH

   「風」グループのみなさん    上手宰
       「風」の岩城津千子、南恵子、針谷紀美江のみなさん by TK          上手宰  by TK

後半
休憩をはさんで後半のトップバッターは清野裕子さ ん。私とは「冊」の同人仲間ですが、次郎さん、
KON助さんとはかつて同人誌「1/2」仲間でもあり、気心の知れた仲です。このほど詩集『冬の便
り』(ジャンクション・ハーベスト)を刊行されたので、それを機にゲストに。同詩集から「夜の茶碗
を」「夕べに」「約束」(もう一編あったような気がしますが、メモにはこれだけ。現在彼女はアラス
カに旅行中なので訊けない。帰国されたら修整します)を朗読。特に私の好きな詩は古いバイオ
リンを手にして、その作者に思いを馳せるという「約束」。バイオリンがいちばんよく響くようになる
には150年くらいかかるので、バイオリン作りの人はその音を聴くことができないが、ちょうど作
者がそれを手にして、その時間に立ち会えるかもしれないと、バイオリン作りの思いを引き継い
でいくという作品。彼女はピアニストですが、オーケストラでバイオリンもやっているところからの
詩です。ちなみに、当日私が読んだ「小舟にて」はドゥビュッシーの同名の曲があり、数年前に
「ピアノと詩朗読の夕べ」を開いたとき、清野さんにそれを弾いてもらい朗読したことがあります。
近野十志夫(別名KON助)さんは例によって深川の祭の正式衣装である半纏をまとって登場。 今
回の催しの裏話も含めてご挨拶も。詩は「右左」「女のストーリー」「空の種」を朗読。それぞれに
面白かったのですが、私は特に「空の種」が美しく思え感動しました。こうした作品はどこまでもひ
ろがる青空の下で(もう夕闇でしたが)聴くと、本当にイメージが湧くものですね。またこれらの朗読
と三味線とパーカッションの調和は、とても素晴らしく、印象に残っています。

最後は夏の夜のコンサート。山本竹勇さんの津軽三味線による「よされ節」や「じょんから」、わき
たにじゅんじ
さんとのセッション「隅田川の心」が相次いで演奏されました。竹勇さんの三味線は聴く
度に力強くなっているように感じます。わきたにさんのジンベ(小型の太鼓)のソロも素晴らしく、いつ
も、あの小刻みなリズムとパルスのうねりには心臓が高鳴りますが、今回はアフリカの歌とおぼしき
歌もまじえての演奏でしたので、最高でした。次いで登場したのは富永ことぶきさん。まずテ ナーサ
ックスソロでジャズのスタンダードバラード
「My One And Only Love」。 途中からアコースティックのギ
ターで
冨成千之さ んも参加しました。次のボサノバ「Wave(波)」にはわきたにさんも参加。ことぶきさ
んのアドリブのソロも、私の聴いた中では最も繊細でしかもノッていました。
こ のあたりで会場のお客
さんにも、パーカッションが配られると参加意識も一気に急上昇、写真にもあるように踊り出している
方も出てきました。カメラマンもやっている私としては曲名をメモするのがおろそかになってしまったの
ですが、この部分はあとでことぶきさんから曲名等資料をメールで送っていただき、完成させました^^;。
さ らに竹勇さんも加わっての「サンバ・デ・オルフェ」で最高潮の盛り上がりとなりました。トリは冨成千
さんのギター。曲名は、「ビギン・ザ・ビギン」ではなかったかと富永さん。(違っていたら、お教え下さ
い。>冨成様)「
盛り上がりきった会場に、しっとりとした空気を充満させてくれましたね」(富永ことぶ
きさん談)。


清野裕子さん 近野十志夫さん 富永ことぶきさん
   清野裕子さん by OH        近野十志夫さんと山本竹勇さんの息はピッタリ by OH           モノクロのことぶきさん  by OH
 
わきたにじゅんじさん  冨成千之さん  4人のミュージシャンたち
わきたにじゅんじさんのジンベ演奏        冨成千之さん by TK                   左からことぶきさん、竹勇さん、わきたにさん、冨成さん    
    by TK                                                                                                                              by  TK

舞台の外
さて、舞台の上で進行したことは以上のようなものですが、マイクの前の写真は見飽きたという方の ために、出演者の
舞台以外の表情や、観客のみなさんや、陰で支えてくれたスタッフの方々を以下にご紹介します。

イエローパッケージのみなさん
    「イエローパッケージ」っていつできたの?とにかく仲良しの3人さん、いい感じですね。   by  OH

  みおよしきさんとくりすたきじさん
    「何時の新幹線で?」遠方からはるばる来てくれたみおさんとくりすさん。「ふう、暑う・・・」 by OK

踊りましょ! みきさん 葛原りょうさん 青木春菜さん
サンバを踊りながら「投げ銭」を集める美異  浴衣姿でお手伝いのみきさん ビール売りの葛原   司会の春菜さん 
亜さんと青木春菜さん by OK                                  by TK                      りょうさん by OH              by OK
          
  詩のボクシングの仲間達
  みおさんが、詩のボクシングの仲間たちを紹介しに来てくれました。じゅんちゃん差し入れの日本酒で乾杯。左から
  ことぶきさん、土屋さん、あしゅりんさん、上手、みおさん、まきさん、小松紫さん。(違ってたら教えて)by 村上和生。

倉橋達治さん  都月次郎さん  風子さんの使者
 常にスケッチの倉橋達治さん by OH   こころの温泉」の名付け親にして仕掛   風子さんの妹さんお,
亜季子さん

    イラストは下にアップします。      人の都月次郎さん。 by OK              by 村上和生

2次会風景1  二次会風景2
2次会は、隅田川テラスから門前仲町に向かう間にあるスナック「ミーティング」で。かつて近野十志夫、辛鐘生、上手宰、茂本和宏
都月次郎らが中心になって21世紀幕開けに向け「カウントダウン朗読会」を連続12カ月行ったところです。多くのゲストが参加してく
れて、忘れられない場所ですね。このあと3次会に行き、散会しました。 by TK


関西地方に居住しているため、参加できないからと、いつも何か差し入れをしてくれる風子さん ですが、今回は
東京にお住みの妹さんが参加してくれて(お名前聞いてませんでした。失礼お許しを)逐一会場 の模様を携帯メ
ールで送ってくれたそうです。すごいでしょ。実況中継です(^_^)。それはさておき、風子さんの
今回の差し入れは、
ケーキだったそうですが、写真を撮る間もなくみんなで食べてしまったとか。私は食べてません(キッパリ)。その
話題から、食べ物の差し入れがたくさんあったとの事実が判明。当HPの掲示板への次郎さんの書き込み(奇し
くも差し入れの一覧表となっていますので)をコピーしておきます。みなさん、ありがとうございました。

■タイトル=「やっぱり食わせとくんだった」
「なくなってから、あっまずい!書かれちゃう、と思いましたが後の祭り。みんなで美味しくいただきました。
この日は差し入れが相次ぎ、みきさんがち まき、風子さんのケーキ、上村さんのドーナツ、春菜のだんなのお茶、近ちゃんのカミさんのおに
ぎり、鈴木文子さんの唐揚げ、ウイロウはあしゅりんだったか な等、たっぷりです。売店付近の売り子組を中心に瞬く間に平らげましたが、
上手さん、遠くにいたんだよね。うらむかなあ?うらむだろうなあ〜。」(8月21日書き込み)




倉橋達治さんが描いてくれたイラストの第1 弾をアップしておきます。誰がどなたか、すぐに分かると思いますので、
名前は書きません。

倉橋達治さんのイラスト第1弾

みなさん、お疲れさまでした。またいつかお会いしましょう。
記述に間違いなどございましたら、ご指摘下さい。すぐに直します。また、もっと載せてほしい写真などがありま
したら、リクエストしてください。KON助さんが「こころの温泉」専用掲示板で、ここに載ったもの以外で掲載して
いるものもあります。自分は「こころの温泉」の仲間だ!と思っているかたは、入会の申し込みをしてください。
承認された人は入会できます。アドレスは以下です。          05/08/29up
http://bbs.goo.ne.jp/ac32528?sp=NTTX02


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千 葉詩人会議の
紫 陽花朗読祭報 告   
05/06/20up
            =武力也追悼= 

     朗読風景
           朗読するのは都月次郎さんですが、紫陽花と武さんの写真にもご注目!

日時 6月12日(日) 3:00pm〜6:00pm 場所  「四季よし」(JR本八幡近く)

プログラム

第1部  黙祷 
      
武力也CD再生 

      ゲスト 朗読集団「Coe」から
           ryo(葛原りょう)
           中園直樹
           青井
耿子 

      ロシアロマンス・民謡演奏
           松坂征一

           鈴木文子

第2部  千葉詩人会議会員の詩朗読
           上手宰 青木春菜 南浜伊作 
           赤木比佐江 遠山信男 村上佳子
           喜多井すみじ 近藤信之 あおい満月
           都月次郎
      
       飛び入りの詩朗読
           岡部淳太郎 樋野修 松本映
           近野十志夫 中山公平

第1部
会場には紫陽花が飾られ、初夏の雰囲気に包まれての朗読会となりました。千葉詩人
会議の前会長、武力也さんの追悼を兼ねており、武さんへの黙祷のあと、武さんのCD
から語りを再生し、個人を偲びました。(以下、写真は1枚を除き全て上手が撮影)
      
      
昨年旗揚げした朗読集団「Coe」(こえ)のみなさんをゲストに迎え、その朗読から
開幕しました。中園直樹さんは、武さんをとても尊敬していることから武さん追悼の
詩3編を朗読。「あるブリキ屋の詩」「背筋を伸ばして」「遅刻」。武さんの朗読教室
が開かれたら必ず行くが、やはり遅刻するだろうという最後の詩は、そういう師へ
の哀惜の表明の仕方もあるのかと妙に心に残ります。彼はまたいじめをテーマと
した小説家でもあるので、小説「星空マウス」の一部を朗読。ryoさんは、葛原りょう
して活字では親しんでいるのですが、朗読者としてはア
ルファベットなのか?若い頃
に書いたという詩集『ソネット・オブ・ハート(Sonet of Heart)』から「どこへ行けば」
「背中を・・・」を、また新作「チョコレートの夜」「June 6月の歌」を朗読。”チョコ”はす
でに私の中でお気に入りに登録されている作品。孤独な青年の夜が描かれていて、
「るるるる・・・」という電話の音も背景に、心の高揚と失意がパルス(波動)のように
読者の心に波紋を投げかけてきます。朗読も演劇的要素の濃いすぐれたものでした。
青井耿子さんは「古い詩だが、敢えて今これを 読まなくてはならないと決意して」、反
戦平和の気持ちを強く打ち出した「朝顔」を朗読しました。「Coe」のメンバーでもあり、
千葉詩人会議の一員でもある鈴木文子さんはお母さんの死をテーマとする詩集『夢』
を刊行されたことから特別コーナーを作りましたが、背景の説明が長くなってしまった
ため、詩の朗読は「座布団」、ほかに痴呆症をモチーフとする「さよなら」の2編にとど
まりました。

朗読するryoさん 朗読する中園直樹さん 朗読する青井さん 朗読する鈴木文子さん
    ryoさん         中園直樹さん         
青井耿子さん       鈴木文子さん

ロシア連邦総領事館付、ロシア芸術歌曲研究家の肩書きを持つ松坂征一さんはロシアロ
マンスやロシア民謡を演奏してくれました。滋味にあふれた深いバス(orバスバリトン)の響
きと、情感の豊かさで圧倒されました。キーボードから流れる音はオルガンや、アコーデオ
ンを連想させ、民衆の中に伝わってきたであろう吟遊詩人をも思わせるものがありました。
歌ってくれたのはロシア民謡「ステンカ・ラージン」、ロシアロマンス「逢い引き」(グレーコフ詩・
ブラーホフ曲)、「燃えよ燃えよ 私の星よ」(チュエーフスキー詩・ブラーホフ曲)、「私はあな
たに会えた」(チュッチエフ詩・マシュコーフ曲)。詩の内容の説明も非常にわかりやすく感動
的に語ってくれるので、歌がより心に沁み入ってくるようでした。ロシアやヨーロッパの詩人・
作家・音楽家たちの交友関係をまとめた”チャート”を会場に配ってのユニークな説明も。お
年とは思えない美声でもあり、すばらしいのひとことでした。2次会で、帰りがけに「ボルガの
舟歌」を置きみやげに歌ってくれましたが、これまた迫力でした。照明を落とし目をつぶって
くれとの指示に従い聴きましたが、遠くから近づいてきて、やがては去っていく、舟の映像が
目に浮かんできました。

          演奏する松坂征一さん
              弾き語りでロシアロマンスを歌ってくれる松坂征一さん

第2部
千葉詩人会議の会員の朗読を駆け足で紹介します。上 手宰が「老人の涙」。プリンターがイカレ
てしまったので、PDAにコピーしてきて読みました。青木春菜さんは「眠れぬ夜の子守唄」。 当HP
の「詩の見せっこのコーナー」にも投稿してくれているので、おなじみですね。メルヘン好きの春菜
さんのダンナさんへの愛がそこに^^;。そのコメントをめぐりダンナさんまで書き込みをしたとか・・・。
南浜伊作さんは「光が丘公園で」。これはうつるさんのとはまた違う、光が丘とのことです。赤木比
佐江
さんは「向こう側を歩く人」。とてもいい詩だなと思った記憶だけが残っているのですが、内容
が思い出せない。憶えている人、教えて下さい。遠山信男さんは武さんへの献詩「じゃあね武さ ん、
安らかに眠られよ」(『澪』25号=武さん追悼特集=に掲載)を朗読。村上佳子さんは、詩に デビュ
ーした原点の作品という「一枚の絵」を朗読、また作曲されているので歌いました。喜多井すみじ
んは 「駅」を朗読。近藤信之さんは「2月22日」。戦中のできごとから、最近の憲法が危機に陥っ て
いる 状況を政策入りで?克明に書いた詩。な、長い!会員は「5分以内」の約束なのに20位はゆう
にかかっていたような・・・・「もう一編」とかいうので、みんなして取り押さえました。あおい満月(み づ
き)さんは、千葉の新人会員。朗読したのは「ひとつぶのはな」。竹を割ったような素直さと情熱に満
ちた愛の詩です。彼氏も連れてきて青春まっさかり。周りの人が見ていて幸せになるような雰囲気で
した。これも当HPの「投稿詩(詩の見せっこ)のページ」に掲載されていますので、興味ある方はご覧
下さい。最後を締めたのは都月次郎さん。武さんの追悼詩「釘を打った男」。竹勇さんの武力也 追悼
ライ ブで読んだ作品で、武さんの生き方を辿り、その生の意味を問いかけた力作です。当HPでも見
られます(と、書いて気付いたのですが、あれはWhat's Newから辿らないと行けないんですね。もう少
しわかりやすくしておかないといけないなぁ・・・^^;)↓当面、ここから入ってください。
武力也追悼詩のコーナー
(クリックすると当日朗読された詩作品を読むことができます。05/02/24up



上手宰 青木春菜さん 南浜伊作さん 赤木比佐江さん 遠山信男さん
    上手宰         青木春菜さん       南浜伊作さん      赤木 比 佐江さん     遠山信男さん
(これのみ近野氏撮影)

村上佳子さん 喜多井すみじさん
 朗読する近藤信之さん あおい満月さん  都月次郎さん
   村上佳子さん      喜多井すみじさん    近藤信之さん      あおい満月さん      都月次郎さん


飛び入りのコーナーはまず岡部淳太郎さん(HP=「21世紀のモノクローム」)の「船の名 前」。行く先
も分からず乗り込んでいる現代という船を象徴する詩で、理屈ではなく状況の不安感、漠然とした雰
囲気がよく出ている作品でした。彼はあおい満月さんの彼氏です。樋野修さん(武蔵野詩人会 議)は、
12年前の千葉朗読会に参加したという話から、今回の『澪』の武力也追悼号に、武さんの写真をた
くさん提供することになり、それが機縁でまた朗読会に参加したと挨拶。詩は「端役」を朗読。松本映
さん(『リヴィエール』同人)は「心の温泉in光が丘」を機に、千葉のメンバーとも親しくなって参加したと
挨拶。詩は「谷間の底から」。武さんも登場しますが、人にとって大切なことは何かという思いが伝わっ
てきました。近野十志夫さん(詩誌『1/2』同人、officeKON代表)は「右左」「上 下」など、幾何学的なタ
イトルの詩。遊びがあって近野さんらしいなと思いつつ、内容は忘れた^^;。すみません。中山公平さ ん
(詩誌『耕』グループ)は「ピースウォーク」を暗誦。朗読がじょうずです。デモ(とは言わないんでしたっ
け?パレード?)に参加した人たちの対話が出てくるのですが、それが何ともいえずに魅力的です。結
論を知った人たちが話すのではなく、行動しながら考えていこうよ、という雰囲気が伝わってきて、それ
をすくいとった中山さんはすごい、と思いました。地味ですが実力派。朗読は学ぶことが多いですね。す
ぐれた朗読を聴くのはとてもうれしいことです。とても充実した飛び入り朗読をしてくれたみなさん、あり
がとうございました。

岡部淳太郎さん 樋野修さん 松本映さん 近野十志夫さん 中山公平さん
 岡部淳太郎さん      樋野修さん       松本映さん       近野十志夫 さん      中山公平さん

会長の宮本勝夫さんが、体調がすぐれないため欠席、事務局長の都月次郎さんが閉会の挨拶。その
後は同じ「四季よし」で2次会を行いました。遠山さんのタップダンスはもちろんやりました。くどいですが、
私の誕生日だったので、乾杯などしていただきました。
予定していながら朗読できなかった人は上記の宮本勝夫さんはじめ、欠席となった小林禮子さん、
佐藤文夫さんなど。体調が悪くて朗読はされませんでしたが参加して受付を手伝ってくれたのは上田
文子さん。下に写真を。「四季よし」では小さなお嬢さんが手伝ってくれました。マイクに付いている紫陽
花は彼女が作ってくれたものです(発案は村上さん)。ありがとう!!

        受付の上田文子さん、青木春菜さん
          受付・会計などを支えてくれた右から上田文子さん、青木春菜さん、喜多 井すみじさん
          次郎さんは例によって車に写真パネルだの音響機材、販売各品を満載して奔走。早くか
          ら来てくれて手伝ってくれた中園さんにも感謝です。私も次郎さんの車で拉致され、そこ
          そこ頑張りました^^;

千葉詩人会議は、千葉に在住また は勤務先がある方(その他どんな関わりでもある方)で
詩に興味のある方なら、 どなたでも入会できます。ご興味のある方は、以下のページを参照
して下さい。

千葉詩人会議のページ
         


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■ 心の温泉パート4武力也追悼ライブ 報告     05/04/29up
   屋根の上から 05/04/23 3:00〜神楽坂・毘沙門天

       CD:武力也朗読追悼
         当日にむけ作成されたCD「武力也朗読詩集」(詳細は下記参照)

昨年、急逝された武力也さんを偲び、詩人・ミュージシャン・イラストレーターのみなさんが
追悼ライブを行い、多くの武力也ファンが集まりました。まず当日のプログラムを。

プログラム
倉橋達治イラスト展       2:30〜

テンカウント 黙祷        
3:00〜 
武力也朗読 テープ

演奏 
わきたにじゅんじ(アフリカン太鼓)
朗読 
セリザワケイコ 
    松永天馬 (代読・楯岡眞弓)
    小松紫
    上手宰
    みおよしき
(休憩)
演奏 山本竹勇(津軽三味線)
朗読 朗読集団風
    葛原りょう
    朗読の会せいくらべ 
    楯岡眞弓
演奏 富永ことぶき(サックス)

閉会の言葉 近野十志夫

司会 青 木春菜

やや遅れて開会したライブは武さんを偲ぶテンカウ ントの黙祷で幕を開けました。わきたにじゅ
んじ
さん制作の金属製のパイプからテンカウントが鳴り響きました。続いて、ありし日の武力也
さんの語りと詩朗読がテープ再生され、悲しみの中にも、なつかしい語り口調や磨かれた”芸”
の前に、会場にはなごやかな笑いが起こりました。参加者は約80人とのことです。

黙祷する参会者
       テンカウントの黙祷をささげる出演者・参会者たち photo by  リベルタさん

前半は、わきたにじゅんじさんの演奏から。
バラフォン (ひょうたんみたいなのが底についたア
フリカ版マリンバ)や、各種のアフリカン太鼓のリズミカルで地から湧いてくるような響きはいつ
ものように会場を魅了しました。
詩朗読のトップはセリザワケイコさん。詩のボクシングでは武さんが中心になって行った第2回
千葉大会の優勝者として第4回全国大会に出場
、準優勝に輝 きました。(直接対決は ありませ
んでしたが、武さんも山形大会代表で出場)、また国民大会ではチャンピオンに。朗読した詩は
love letter」「夢にみたクリスマス」「遊園地の光」。詩ボク大会のTV放映でもおなじみの、やさ
しい魅力的な声での、とつとつとした読み方で心に残りました。松永天馬さんも、選抜式詩のボ
クシング全国大会チャンピオン。ただ、当日は参加できなくなり急きょ、楯岡眞弓さんが 「TMC」
「声の詩人・文字の詩人」を代読しました。「スラッシュスラッシュドットコム」などのインターネット
の横文字を採り入れた愉快な詩たちでした。小松紫さんは詩のボクサーであるとともに即興詩
人で、当日は第二次世界大戦における日本の中国に対する人体実験の犯罪を扱った長詩を
読みました。タイトルは?と訊くと、これでと、その場で命名してくれたのですが・・・・その紙がな
くなってしまい(すみません)・・ただ「731」が付くことは間違いありません。例の731部隊です。
私、上手は前にも奇聞屋の武さん追悼ライブで読んだ「夕日のボクサー」と、改憲論議が盛んな
昨今なので、憲法を擁護する「名付ける」を朗読しました。直接のモチーフは湾岸戦争なのです
が、またしても風邪のため、声がおかしくなりました。この詩を読むと必ず、米軍が私の喉をピン
ポイント攻撃してくるようです。みおよしきさんも詩のボクシングで活躍され、昨年の国民大会 で
は、大阪チャンピオンとして、セリザワケイコさんと優勝を争いましたが、結果的に準優勝に。読
んだ詩は「銭湯の屋根」という、女湯を少年たちが覗き見に行くもの。昨年の6月26日(同じ毘沙
門天)の「心の温泉」で、私も女湯に関する詩を読んだので、なぜか親しみが湧きました^^;。彼の
詩はだいぶ以前に活字で読みましたが、大幅に改稿されたそうです。それと彼のデビュー作とし
ても知られている「天どんもってはしった日」。訛がはいっていて、アクセントが微妙にちがうところ
から引き込まれていく話術というか、朗読術なんですね。また今日も堪能しました。以下に写真を
載せますが、特に断りがない場合、リベルタさんの撮影になるものです。深謝。

わきたにじゅんじさん    セリザワケイコさん    さんちゃさん作の字めくり 
  わきたにじゅんじさん             セリザワケイコさん            字めくりはさんちゃさんが制作

小松紫さん   上手宰   みおよしき
     小松紫さん           上手宰 photo by うつるさん             みおよしきさん

上の写真で松永天馬さんが欠席されたので、その代わりに名前だけ出ていますが、この字めくり
を作ってくれたのは秋田のさんちゃさん(武力也さんの弟さん。さんちゃ=3男の意)です。当日は
参加頂いたので、その顔写真をご紹介しておきましよう。また当日の舞台装置を作ってくれたのは、
リベルタさんです(ご本人は、下のほうの幟の写真に写っています)。

倉橋達治さんのイラスト展示
   会場の横に設営された倉橋達治さんのイラスト展示(一部田場寿子さんの作品も)  photo by うつるさん

 さんちゃさん   武さんの靴
  字めくりの作者、さんちゃさん          よく見ると、武さんの靴もひっそりと・・・         

リベルタ作舞台装置  リベルタ作舞台装置
   舞台装置の中の小物               リベルタさんが制作した舞台装置の全体

後半の幕開けを飾ったのは津軽三味線の山本竹勇さ ん。津軽の三味線弾きの悲しみをこめて
の演奏に続き、盟友、武力也さんを偲んで創作即興曲「ばっちゃのダダダコ」を熱演しました。
続く詩の朗読は朗読集団「風」の針谷紀美江さん、南恵子さんのおふたり。津布久きよ子さん は
足のけがのため残念ながら欠席となりました。故津布久晃司さんの詩のほか、「こうちゃんぶー
ちゃん天国でこんにちは」を朗読。武さんも属していた朗読集団「COE(こえ)」の美異亜さ んは、
「予言」という詩を朗読。武さんが亡くなった時、叔母様も亡くなり、武さんの葬儀に行けなかったこ
とについて、考えた詩で、ノストラダムスの予言の日に世界が滅びなかったという思い出を挙げて、
これからもその死を認めないであゆむことを「予言」するという作品。豊かな声で説得力のある朗
読でした。同じく「COE」の葛原りょうさんは「ある午後に」「白木屋にて」「地球がもっと もっと元気に
なる詩」を朗読。世界に違和感をいだく青年の先鋭な感受性に満ちたもので、朗読術も並々ならぬ
ものを感じました。武さんが若い人たちの間で詩の朗読が広がることを願っていたことを思うと、今
回の朗読会は詩のボクシングの関係の人も含め、若いエネルギーを感じました。朗読の会「せい
くらべ」は楯岡眞弓さんの指導のもとに東久留米市を中心に誕生、地域に根ざした活動を展開。当
日は会から太田紀美江、佐々木由美子、野林純子さんが登場、絵本「赤神と黒神」を朗読。どち ら
かというと芝居に近いもので、迫力があり会場も息を呑んで鑑賞しました。続いて師匠である、一
人語り芝居の楯岡眞弓さんが登場、「約束」を
朗 読して更に会場を魅了しました。最後は富永ことぶ
んのサックス演奏。会場にもさまざまな民族のパーカッション類を配りリズ ムに乗って楽しく盛り
上がりました。楽屋で楽器を演奏?していた一人が「あ!楽器が壊れた〜」と大騒ぎに・・・・すぐ組
み立てられましたが・・・・・。最後に、閉会の言葉を述べたのは近野十志夫さん。「今日の参 加者・出
演者の方々に心よりお礼申し上げたい。昨年の6月に『心の温泉』を始めたが、当日、武さんがこの
毘沙門天で木魚を叩きながら呼び込みをしてくれたことを昨日のことのように思い出す。その後、『心
の温泉』は計4回、行ってきたが、その4回目を武さんの追悼という形で行うことになるとは思ってもい
なかった。しかし、武さんはどこかで見てくれているだろうし、悲しむだけでなく、元気にやることが彼の
気持ちを受け継ぐことではないか。2年目の隅田川ライブもまわりの盛り上がりから”やらざるを得ない
状況”にある」と疲れた?表情の中にもやる気?を垣間見せました。「お〜い、次郎」と呼びかけられて
壇上にあがった都月次郎さんは、背中に大きな「ゆ」のマークの半纏をはおって登場。「武さん が昨 年
12月に亡くなってから、詩人会議グループ『この指とまれ』、千葉詩人会議『澪』、グループ『耕』が追悼
特集号を刊行、津軽三味線の山本竹勇さんが2月に追悼ライブを行い、今日、『心の温泉』パート4とい
う形で追悼ライブを行うことができた。武さんがみんなから愛されたからこうしたイベントが行われたと思
うし、今日は詩のボクシングに関わる若い人たちにもたくさん参加していただくなど、ネットワークがまた
広がった。遠方からも多くの方が駆けつけてくれたが、それらの方々に支えられてこの会が成功したこと
に感謝したい」(上手の主観的な要約)と挨拶した。今回、近野さん、次郎さんは完全に裏方に徹し、会場
の設営から、企画と人選、出演者間の連絡(朗読される詩をセッションのためミュージシャンへ送付など)、
舞台の設営(リベルタさん・さんちゃさんとの連絡)、イラスト展の設営・パネル作成、当日の宣伝(葉書
作成・郵送はじめ、あらゆる機会を通じて紹介)、遺族との話し合い、CDの作成、はては2次会の会場
確保など、あらゆる仕事をこなして当日に備えながら、自分たちは詩の朗読など晴れがましい場面には
一切出ない姿勢を貫きました。そのことへの感謝もこめて、最後に、次郎さんはじめ、裏方で頑張ってく
れた方々の写真を載せました。倉橋達治さんのイラスト展はとても充実していましたが(17歳 の田場寿
子さんも武さんを追悼するイラストを描いてくれたので、2点のみパネル展示)、作者の倉橋さんの上田
文子
さん(受付嬢?)とのツーショットも紹介 しておきま す(ちょっと不良っぽさと可愛いさが・・・)。次郎さ
ん命名の美人秘書、みきさ んも受付をしてくれまし た(温泉ですので、手元の風呂桶にご注目!!)。また
「心の温泉」は4回目にもかかわらず、一度も当HPで登場しなかった「のぼり」の写真を掲げておきます。
うつるさんから、さんちゃさんとリベルタさんの写ったものが送られてきましたので、それに差し替えました。
「あの旗ちょうだい」と言ってくる人があっても決してあげてはならぬ、との家訓がのこされている伝説の幟
(のぼり)です。そうなるとついでということで、温泉の半纏も紹介しておかねば、と隣に寂しい背中を掲載し
ました。Who is this guy? さらに遠方で参加できないけれど、何かの形で参加したい、との想いから幾度も
差し入れを頂いている風子さんからのおいしいお菓子の写真もアップしておきます。
小 豆の入ったケーキ
みたいな・・・なんていうのでしょうか。おいしゅうございました。
あ りがとうございます。でも、次も・・・と無理
はなさらない でくださいね。

山本竹勇さん   朗読集団「風」のおふたり   美異亜さん 
    山本竹勇さん              朗読集団「風」のおふたり                美異亜さん

葛原りょうさん 楯岡眞弓&せいくらべ 富永ことぶきさん
   葛原りょうさん      朗読の会「せいくらべ」の皆さんを紹介する楯岡眞弓さん (左)    富永ことぶきさん

       近野十志夫さん
        最後に「閉会の言葉」で挨拶する近野十志夫さん(右)、左端は司会の青木春菜さん

倉橋達治さんと上田文子さん  都月次郎さん  みきさん
  倉橋達治さんと上田文子さん          都月次郎さん                 みきさん

 幟とさんちゃさん、リベルタさん  歩く広告塔   風子さんからの差し入れ
 
深 海貴美子さ ん(左)さんちゃさん(中)とリ   伝説の「歩く広告塔」誰でしょ?    伝説の差し入れ(風子さんから)
  ベル タさん(右)と幟  photo by うつるさん

二 次会でも、朗読会が続行。ライブの司会をしてくれた青木春菜さんはいつも迷子になるので、とても
余裕を見て出かけ、その分、人生を豊かに生きられるという「散歩の迷人」を朗読。中園直樹さんは武さ
んについての詩をふたつ朗読。ひとつは「遅刻」という武さんの朗読教室にいつも遅れていくという詩。もう
一編は「あるブリキ屋の詩」ではないかと思います。武さんへの尊敬の気持ちがとても伝わる朗読でした。
松本映(うつる)さんは「リヴィエール」最新号に載っていた社会派の詩「笑って笑って」を朗読。遠山信男
さんといえば、板持参でタップと決まっていますが、詩の暗誦では宮沢賢治の「
原体剣舞連(はらたいけ
んばいれん)も。武さんは新しい朗読を求めて遠山さんに挑戦し、同じこの詩を朗読したことなど披露しま
した。私も武さんの朗読を何度か聴きました。東北の香りのする、それでいてわかりやすい読み方でした。
2次会の印象に残るところだけ披露しました。また、ライブの会場写真もアップしておきます。普段は落語
なども行われるところだそうです。座布団に座って舞台を楽しむというのは案外少ないかもしれませんね。


青木春菜さん 中園直樹さん 松本映さん 遠山信男さん 観客席
  青木春菜さん     中園直樹さん   松本映(うつる)さん   遠山信男さん     会場風景(お寺の半地下)


付録。青い空にいる武力也

あなたは3度、祭りを持ってきてくれた。1度目は、 酒の飲めないそこそこ年輩の顔をした新人詩人
の登場として。2度目は朗読に賭けた詩と語りの伝道師として。車を運転しながら暗誦の練習を する
のは あぶない!!と言っても、最早手遅れだった。「たけさんじゃないですか、いや、ブです!!」の
響きが車室のあらゆるところに染みついてしまって取れない。あなたがTVでいつも語っていたのは
「俺はブリキ屋をして生きてきたことを詩に書きたい、詩で語りたい」ということだった。労働現場の詩
などという、スローガンに抵抗し続け、武さんはそれとは違うと、いつも反論してきた私だが、本人が
そう言っているので、現時点では譲らざるを得ない。いつか、真剣にエッセイをl書いてみたい。たとえ
死者でも、私は論争では譲らない。最高の詩としてではなく、どこかが欠けていたからこそ、みんなに
愛された詩について、考えてみたい。3度目は、死者として。突 然の死だった。ジェームス・ディーンみ
たいな死(歳は離れているが、顔は似ているよ、武さん)。俺たちは悲しかったけど次の瞬間、祭りを
完結させたいと思った。なぜなんだろう。俺はその日、名古屋にいて、通夜にも告別式にも出られなか
ったけど、葬儀で次郎さんが、武の追悼を詩人・ミュージシャンたちで盛大にやるんだと、宣言したと聞
きました。次郎さんにしても、なんか分からないけど、ふらふらと祭りに引き寄せられていったのでは
ないかな。詩ボクの全国大会で、鳴り物入りで騒いだ次郎さんだもんな。それはさておき、あなたの参
加していた詩誌は全部追悼号を発行した。魔術にかかったように、俺たちは祭りをするんだと思った。
その祭りの最後が4/23だった。その日を終えて不思議な感覚がある。武さんが、俺を解放してくれた
ような。あなたのことを忘れることはないだろう。でも、祭りを持ってきてくれたあなたが、祭りの終わり
を俺たちに手渡しているような気がする。祭りってなんだ?現在が永遠を見つめる瞳というものがあっ
てそれが武さんのひとみであり、声だったのだと思う。俺は生きている間はあなたのように、精一杯生
きたいと思う。あなたからもらって、あなたに捧げる言葉だ。あなたのようなお祭りが嵐のように僕たち
を襲うことはしばらくはないだろうな、と思う。

ひとまずアップしますが、間違い等ありましたらご連絡ください。また、不足している情報も多いと思い
ます。写 真その他、お寄せ下さい。倉橋さんの展示会の写真がないので、お待ちしています。2次会等
の面白い写真など・・・・それと私の顔写真がかなりピンぼけなので、何とかしたい・・・・

   
CDを購入したい人へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
武力也朗読詩集(CD)完成!
昨年11月の津軽三味線山本竹勇氏とのジョイントライブを編集、
57分のCDが完成しました。
「ばっちゃのダダダコ」「ひかる釘」等5篇を収録。秋田訛りの独特の声が、
あたたかく滲みてきます。笑いと涙で語る武力也最後のプレゼント。

頒価1,500円(送料込み)
お申し込みは、メールでお願いします。
   officeKON o-kon@h7.dion.ne.jp
      又は都月次郎 tuzuki@mac.com

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■ 城侑さんを囲むお花見朗読会        05/04/10up

4月9日(土)、私は11時半に京成線の勝田台という駅で都月次郎さんと遠山信男さんと
合流し、次郎さんの車で我孫子にほど近い布佐駅へ向かいました。その時点では、6〜7人
が集まる内輪の朗読会の予定でしたが(鈴木文子さんが発案、城千鶴子さんに提案して実
現したとのことです)、次郎さんの携帯電話に次々と「これから行く」という電話がかかってき
て、布佐駅に集まったのが車3台(次郎、鈴木文子、城さんの奥さん)に乗ってきた方、電車
組合わせて14〜15人(千葉詩人会議の詩人たち、城さんのご近所の方たち)。そこから城
侑さんの入所されている介護センターに主人公を迎えに行き、そこから気象記念公園という、
広々とした芝生と樹木のの公園に行きました。屋内でも屋外でも催しができることになってい
ましたが、当日は穏やかで桜も満開。従って当然のごとくお花見に。発案者の鈴木文子さん
に続き、都月次郎・千葉詩人会議事務局長があいさつしたあと、朗読会を楽しみました。そこ
へ家族連れで城さんのご近所の方も加わるなど、さらに賑やかになりました。
城さんは、記憶を失うご病気ですので、私たちをどこまで分かるのか、明確には分からないの
ですが、集まった人たちの笑顔に囲まれてご自身も声をたてて笑ったり、ビールやお酒なども
飲まれたりと、以前お会いしたときよりお元気そうでした。みんなでかわるがわる城さんの詩を
朗読したり、エピソードを紹介するなど、楽しい一刻を過ごし、
最後に城千鶴子さんが、夫、城
侑さんにあてた詩「あなたと」(新婦人新聞に掲載)を朗読しました。
締めは宮本勝夫・千葉詩
人会議会長の挨拶。とてもよい場所も見つかったので、来年の桜とは言わず、今年の秋など
季節のよい時期を見て、また城さんを囲んで集まりましょうと述べて散会しました。

花見風景  遠山さんの朗読
お花見朗読会。車椅子に城侑さん              遠山信男さんの朗読。城さんの 前方が 千鶴子夫人
上の2枚 photo  by  都月次郎さん
 

城さんを中心に集合写真
城さんが偶然に口を ぽっかりしてますが、これは偶然です^^;。私の分かる範囲で後列左から村上佳子、
遠山信男、都月次郎、青木春菜、赤木比佐江、城千鶴子、おふたり(団地時代の城さんの友人たち)を
おいて鈴木文子、南浜伊作のみなさん。前列は城さんの右が上手宰。 photo by 宮本勝夫さん。

 あなたと       城 千鶴子

澱んだ河をいくつも渡って
その度に記憶がこぼれていったのか
あなたが何よりも大切にしていた言葉たちも
ひとつづつ落ちていったのか
もうなんにも残っていないのか

かきわけてもかきわけても晴れることのない
深い靄の中でうろうろと歩いているあなた

未来はないのだろうか
過去が消えていくのと同じように

特養の明るいロビーの椅子で
あなたの手を握り
向かい合って座りながらいつも思っています

生まれ変わっても
きっとあなたを探し出すわ

あなたの目 あなたの口 あなたの手
私はしっかり覚えておきます

そして記憶の戻ったあなたと
新しい生活を始めるわ
そして又 三人の息子を生むわ   (「新婦人新聞」より転載)

...............................................................................................................................................................................

■ 手 宰詩集『夢の続き』
      の出版を祝い      3月19日(土)午後4時〜7時    
05/04/08up    

  
 詩を 語り合う夕べ  ★神楽坂エミールにて★
         当日のプログラム
                  当日のプログラムは、茂本和宏・伊東唯さんが制作

お祝いをしてもらった私(上手宰)が報告を書くというのも変ですが、考えように よっては、
当日、最も真剣にみなさんの話を聞いていたのは私なので、適任とも言えます。というか、
この自画自賛の好機を逃すことなどあり得ないのが上手であり、誰にも書かせたりするも
んか、というのが本音でしょうか^^;。
まず、生涯に幾度もない、幸せな夕べを過ごさせていただいたことに心よりお礼申し上げ
ます。企画してくれた仲間と、快く呼びかけ人を引き受けてくれた方々はじめ、ご出席いた
だいたみなさん、また都合がつかずご参加頂けなかった方にも、遠くより支えられた会で
あったことを深く感じております。詩集を出すというのは、いつも楽しいことであるのですが、
今回ほど、詩を書いてきたことの喜びを深くかみしめたことはなかったように思います。
では、プログラムから、ご紹介します。当日はプログラムの他に、同じ紙を使って、詩の一
部を印刷したリーフレットも手渡されました。

呼びかけ人★ 秋村宏 柴田三吉 都月次郎 土井大助 中上哲夫 松下育男 美異亜
  
敬称略)    「冊」同人(あらきひかる 伊東唯 北村真  草野信子 葛巻真希雄 
                 茂本和宏 渋谷卓男 清野裕子 高田真 筒渕剛史 中村明美)         


プログラム★   
  第1部       開会 の挨拶               司会 清野裕子

             詩集『夢の続き』を語る--鼎談--   柴田三吉
                                    高田 真
                                    松下育男
          
             私が選んだ一編の詩          草野信子
                                    筒渕剛史
                                    美 異 亜


  第2部       乾杯                     中 正敏
                              歓談  挨拶               
                                      
              『夢の続き』から詩の朗読       櫻井美鈴
                                                                                 菊地てるみ
                                    清野裕子
             歌(詩集の作品に歌を付け演奏)    辛 鐘生 
                             
                              歓談 挨拶 (前半の方も含め挨拶いただいた方は) 
                                    百瀬邦孝
                                    秋村 宏 
                                    都月次郎
                                    近野十志夫
                                    清水マサ 
                                    河合政信  
                                     
             呼びかけ人代表挨拶          土井大助
             花束贈呈         
             お礼                    上手 宰 


第 1部「冊」の同人の 出版記念会は、いつからか前半は 批評を中心としたものとし、
後半は通常のパーティ形式で、楽しくというのが習わしになりました。堅苦しい、ご馳走を
お預けにされているようだとのご意見も聞きますが、多くの方からは、詩集を真剣に批評
する姿勢で会を持つことへのご支持をいただき、今のところ続行しています。中身は、講
演中心であったり、公開座談会(鼎談も含む)、作者への一問一答、私の選んだ一編など、
いろいろ試みてきましたが、今回は鼎談と、一編の詩に落ちつきました。これらの内容は
同人誌「冊」30号(6月発行予定)に掲載するので、詳細はそちらにゆずるとして、私の主
観的な感想を。


1)鼎談  非常に内容のある 批評をいただきました。私としては、こういう会 なので「褒め
過ぎじゃないか?」と
松下育男さんに言ったら、相手は「きついこと言っちゃっ たかな」と
思いがけない反応でした。松下さんにしても、柴田三吉さんにしても、長い付き合いをして
きましたが、仲間の批評はうれしいものだと、改めて感じました。相手はけっこう批判的なこ
とも言っていたというのですが、私にはそう思えず、自分の作品世界を的確に読んでくれて
いることへの喜びから、彼らの言葉の全てがうれしく感じられましたのです。高田真さんは、
私のエッセイなどもひもといてくれて、レトリックや、リルケのいう賛歌と嘆きについて、カッチ
リした論を展開してくれました。柴田さんが司会者の役割も果たしてくれました。


松下育男さん 柴田三吉さん 高田まことさん  鼎談風景 
   松下育男さん     柴田三吉さん      高田真さん         鼎談風景 左端が上手

2)私の選んだ一編の詩 一編を選ぶとした ら、どの作品なのか?これはとても楽しみで
した。
草野さんが選んだのは「風の精」一番好きというのではなく、他の詩と構造が 違う作
品として取り上げたことを強調されていました。語り手のほとんどが「私」なのに、なぜこの
詩だけ「あなた」が語っているのか?と。続きは「冊」でお読みください。
筒渕さんが選んだの
「お菓子の夜」。友部正人 の、お菓子が出てくる詩を通奏低音とした興味深い内容でした。
もっとも、途中から他の詩もたくさん混じってきて、「一編の詩」としてはルール違反では?と
思った方もあったかもしれません^^;。でも、楽しかった
美異亜さんが選んだのは「竜の朝」
子どもが大人になっていくとき、自分の中の竜を殺さなくてはならない社会とは何か?と問い
かけました。しかし、その中に希望も見たと。そのあたりは「冊」で。以上で一部を終了。

  草野信子さん     筒渕剛史さん     美異亜さん
     草野信子さん            筒渕剛史さん            美異亜さん

第2部歓 談しながら、みなさんにご挨拶をいただきました。当日の録音が私のところにま
だ届いていないので、記憶で要約しておきます。
中正敏さんが乾杯の音頭をとってくれました。少し前にお会い したとき、乾杯をお願いしたので
すが、挨拶をしないなら、と承諾を頂きました。で、本当に「乾杯!」だけを行いました。

百瀬邦孝
さんは「上手さんの詩集の全てを装幀してきました。学生時代にガリ版刷りで出した
『影絵の戦士』が最初の付き合い。二人ともそれを持っていないので、幻となりつつありますが。
今回の詩集も、作者が喜んでくれて、とてもうれしい」という挨拶でした。彼は日本美術会の幹部
らしいのですが、本人からあまり聞いていないので、詳しいことはわかりません。ただ、いつも、い
い絵を頂き感謝しています。特に今回の装幀は、詩の世界そのものを描いてくれているようで、
本当にうれしいものでした。会場で出版元・ジャンクション・ハーベストの版元でもある草野信子さ
んが、まず、百瀬さんを紹介してくれと言われるので、ご紹介したところ「表紙の残り紙を栞に使っ
て失礼ではなかったか?」とまず訊くことから対話が始まりました。百瀬さんは、「家族にもとても
評判がよかった」と応えていました。私はあの栞があったことで、みなさんに一言でもメッセージを
書いて送ろうという気持ちがずっと持続できて、とてもよかったと思っています。草野さんと印刷屋
さんの近藤さんに感謝です。当日武田いずみさんが送ってくれたお花は、詩集とコーディネート し
て注文してくれたものとのことです。
秋村宏さんは、「間もなく出る『詩人会議』に上手さんに赤山勇論を書いてもらっているが、と てもい
いエッセイだ。彼はそうした理論化をしながら詩を書くことのできる詩人。しかしモノローグの詩人で
ある。また、同じく『詩人会議』でインターネットの座談会に出てもらったが、あの顔写真に注目して
ほしい。愛の詩を書いた美青年(そんなこと一度も言われたことはないが----上手・注)から、オッ
サン・老人になっていっているのが紛れもなく確認できる・・・・頑張って欲しい・・・」。私はひたすらほ
ほえんでいたのであった。『詩人会議』誌の編集長だけに、それがらみの話が多かったですね。
辛鐘生さんは僕の詩「春風のゆくえ」に曲を付けてくれて歌ってくれました。初演ですね^^; フォーク調
で、とてもよかったです。彼とは30年くらい付き合っていますが、「上手の詩は歌にはならないよ」と
一度も作曲してくれなかったのですが、今度の会の連絡をしたとき、「1つだけ、歌になりそうなのが
あったよ」と曲をつけてくれたのです。辛ちゃん、ありがとう!!
清水マサさんは、不参加の予定でしたが、突然新潟から来てくれました。「日帰りなら帰れると いう発
想の転換で、急きょ来ました。上手さんはかつて詩人会議の何かの会の2次会で、
若い女の子たち
に取り囲まれて楽しく話していたのに、
城侑さんに『上手、清水 さんをホテルまでお送りしろ』と言われ
て、後ろ髪を引かれながら渋々、私を送ってくれたことがある。ホテルまで送ってくれてふと見たら、上
手さんは飲み屋のスリッパを履いていた」……マサさん、もう勘弁してよ。何度も話すから、その話は
けっこう有名になってしまいました^^;。しぶしぶエスコートされてると、女性に感じさせたとしたら、それ
はサイテー男だと、反省してますが、なんで、城さん、自分で送らないんですか〜?と言いたいような気
もしますが。あのあと、スリッパで飲み屋まで帰ったら、みんな帰ってしまって誰もいなかったよ・・・・そ
の話はともかく、行かないつもりだったのに、その日になって、やっぱり行こう、と来てくれたことがとて
もうれしかったです。これは上手に会いたいという以上に、そこに集まる人たちと会いたい気持ちが募
ったのでしょうね。新潟のドンには、来られなさそうだなと思っても必ず案内は出すのが鉄則です。おっ
と、間違えた。「ドン」の女性名詞は「ドンナ」で複数形は「ドンネ」(←清水さんたちのしゃれた同人誌名)
ですね。当日、予定外に駆けつけてくれたもう一人は、ちかこあねご(市島睦子さん)。

カンパ異風景
         中正敏さんの音頭で乾杯。司会の清野裕子さん(中央女性)の右に中正敏さん。



百瀬邦孝さん   秋村宏さん   辛鐘生さん   清水マサさん
   百瀬邦孝さん           秋村宏さん                辛鐘生さん             清水マサさん


僕の詩を朗読してくれたのは次のお3人。櫻井美鈴さんは、当初予定されていた伊東唯さんが花粉症が
ひどくなり、急きょ、代役に。せっかく読むので、ご自分の好きな詩を、ということで「春風のゆくえ」を。菊地
てるみさんは「忘れ物」を、清野裕子さ んは「名付ける」をそれぞれ朗読してくれました。考えてみると、結果
的に武蔵野詩人会議の女性三人になりましたね。河合政信さんもご挨拶の中で触れられていましたが、私
は武蔵野の詩祭りにはほとんど毎回参加して、合宿にもゲストその他でけっこう混ぜてもらったりしてきたの
で、親しい間柄です、今後ともよろしくお願いいたします。

櫻井美鈴さん    菊地てるみさん    清野裕子さん    河合政信氏
   櫻井美鈴さん              菊地てるみさん            清野 裕子さん
        河合政信さん

呼びかけ人を代表して土井大助さん(詩人会議運営委員長)にご挨拶を頂きました。土井さんは実は、
私が26歳の頃、民主青年新聞の文化コンクールで特別奨励賞を詩で頂いたときの選者でしたので、そん
なことを話してくれました。そのあと、第一回海の詩の学校に参加、青年と思っていた土井さんが白髪であ
ることを発見^^;。私は直後に詩人会議の事務局員になりましたが、事務局長であった土井さんのお宅が河
に流されてしまう(それがドラマになったのが名作「岸辺のアルバム」)など、いろいろありました。当日は、
体調も恢復されてきたということで、「もう、酒ものんでいいんだよ」と明るい表情でした。

最後に私からお礼の言葉を述べさせていただきました。声がおかしくなっていて、うまく出ま せんでしたが、
みなさんへの感謝が伝わったでしょうか。呼びかけ人になっていただいた方々、同人「冊」の仲間たち、千葉
詩人会議の仲間たち、ジャンクション・ハーベストの柴田さん・草野さん、装幀の百瀬邦孝さん、朗読チーム
「心の温泉」つながりのみなさん、ありがとうございました。今回の詩集のへの反応として忘れられないのは、
インターネット時代に入って初めて出した詩集ということもあり、口コミでお友達に紹介してもらったケースが
多かったことです。大阪の方で、私の詩集を回し読みしてくれて、感想の手紙に他の人の感想も同封されて
きたりと、今までの詩集にはない、体験をしました。感想が届いてから詩集をお送りしたりしました。そんなこ
とも「お礼」の中で話しました。これからも、ゆっくりとではありますが、詩を書き続けていきたいと思っていま
す。最後にみなさんが朗読されない詩を読もうと思っていましたが、朗読されなかった「小舟にて」を朗読しま
した。

 > ここまで流されてきた美しく幸せな時の流れは
 > 長かったのか短かったのか それさえ分からない

そんな気持ちです。長い時の流れの中で、どこから来てどこへ行くのかも分からないのに、とても幸せな瞬間
があります。そのようにぼんやりした、暖かい光の中にすごした日でした。みなさん、ありがとうございました。

  土井大助さん    上手宰
        呼びかけ人代表 土井大助さん                                上手宰


当日の参加者は次の通り(プ ログラムに印刷=敬称略。50音順)
青木春菜 青木みつお 秋村宏 飯田和子 市島睦子 伊東唯 今岡貴江 河合政信 菊地てる み 草野信子 葛巻真希雄
黒鉄太郎 近野十志夫 櫻井美鈴 茂本和宏 柴田三吉 清水マサ 辛鐘生 鈴木文子 清野裕子 高田真 田上悦子
都月次郎 筒渕剛史 土井大助 遠山信男 中正敏 長澤正敏 はなすみ・まこと 松下育男 松本映 美異亜 南浜伊作
宮本勝夫 村上和生 百瀬邦孝  

参 加できなかった方からのメッセージから(清野裕子さんが一部を代読。敬称略)

薄葉久子・・・上手さん、おめでとうござい ます。愛の詩、やさしい詩をこれからも楽しみにしています。お元気で!
中上哲夫・・・発起人の一人なのにすみません。当日はたぶ ん入院中です。いい詩集を読むとひとに強制したくなります。
          『夢の続き』はいま、熊太郎の所にいっています。
セリザワケイコ・・・おめでとうございます!!ほろ苦いけ れど甘い素敵な夢の続きをありがとうございます!!
葵生川玲・・・16年ぶりというのに驚きましたが、その分 の充実した作品集となっていて、上手の世界が創られていると
          思います。懐かしい人たちともお会いしたいですが、お互いにもう一歩進んでいけたらと願っています。ご
          盛会を祈っています。
井坂洋子・・・『夢の続き』を拝読し、上手さんはこんなにすばらしい詩を書く人だったのか と改めて思いました。お祝いの会
          にうかがいたいと思っていたのですが、父が亡くなったばかりで(・・・プライベートなことなので略) 欠席させ
          ていただきます。ほんとうにおめでとうございました。私もとてもうれしいです。
こたきこなみ・・・男性による抒情詩でこれほど深く美しい ものに出会ったこと、近頃稀です。高く評価されることでしょう。いっ
          そうのご活躍をお祈り申し上げます。
武田いずみ・・・詩集出版おめでとうございます。いつも大 きな影響を受けています。私も上手さんの年になるまで詩を書いて
          いたいです。体に気をつけて、すてきなおじいさんになってくださいね。(上手・注=彼女は出産間近のため欠
          席されましたが、上の私の写真に写っている花束を送ってくれました。詩 集の色とコーディネートとのこと。花束
          といえば、鈴木文子さんからも鉢植えのお花をいただきました。両方と も今も元気に咲いてます。4月8日現在)
松岡宮・・・・・表紙がとってもステキですね。もちろん中 味 も。大人にしか書けない感性をたのしみにしています。またどこかで
          お目にかかりましょう。
増岡敏和・・・上手宰氏はじめ「冊」同人の実力に敬意を表 します。これからも一層鮮明に存在を示していってください!
楯岡眞弓・・・おめでとう!3/20公演のため伺えませ ん。残念です。ご成功をお祈りしています。(上手・注=彼女は、次郎さ
          んを通じて、お祝いを届けてくれました)

会 場風景を近野十志夫(KON助)さんがとってくれた写真でご紹介します。
(かなり大きいのもありますが、サイズを小さくすると極端に画質が低下するため、そうしました。)
駆けつけてくれた市島睦子さんを囲んで
  当日、突然姿を現した市島睦子さん(ちかこあねご)を中央に左は菊地てるみさん、右は都月次郎さん

心の温泉チーム
心の温泉チーム。左から近野十志夫、松本映、都月次郎、市島睦子、青木春菜のみなさん

草野信子&渋谷卓男 村上和生&茂本和宏さん
   「冊」同人の草野信子さん(左)と渋谷卓男さん    「冊」結成時の中心だった村上和生さん(右)と同人の茂本和宏さん

二次会風景1
神楽坂鮒忠での2次会。左端の渋谷卓男から時計回りに美異亜、松本映、中正敏、土井大助(白髪部分のみ)、桜井美鈴、
河合政信、菊地てるみ(以上3人は背中のみ)のみなさん。

二次会風景2
赤いセーターの長澤正敏から時計回りに黒鉄太郎、遠山信男、みきさん(横面)、
都月次郎(背中)、筒渕剛史、今岡貴江、のみなさん。

二次会風景3
左端手前の草野信子から時計回りに柴田三吉(背中)、上手宰、青木春菜、伊東唯(頭部分
のみ)、高田真、(別テーブルに渋谷卓男)、茂本和宏(頭部のみ)、村上和生(背中)、松下育
男(背中)のみなさん。背中ばかりで申し訳ない・・ 

このあと、私は3次会まで付き合い、皆さんと別れました。お花を持って深夜
の電車に乗っていましたね。3次会まで付き合いながら、翌日は楯岡眞弓さ
んの公演があり、そこにも駆けつけた方も多かったようです。恐るべし、「心
の温泉」チームの団結力!!ですね。
      
       

                 

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■ 心の温泉 IN 光が丘 大盛況!!   05/03/05up

05年2月26日、午後6時〜光が丘図書館開館10周年を記念して開 催された朗読会・コンサ
ートには、地域のみなさんを中心に180人以上の観客がつめかけ、立ち見も出るという大盛
況となりました。まずこの会の企画者、松本映(ネットでの愛称は「うつる」)さんが届けてくれ
た当日のプログラムをご紹介しておきましょう。

プログラム
オープニング演奏
「よされ節」   山 本竹勇(津軽三味線)+富永ことぶき(ソプラノサックス・パーカッション)  

挨拶 光が丘図書館長
             
おはなし
落語「図書館開館」    
  小坂 薫 (光が丘図書館職 員)
小松左京「沼」          リベルタ (ヤーチャイカの会)      

独り芝居
「兵六ものがたり」   楯岡真弓          

詩の朗読
津布久 晃司詩集『ふだんの言葉で』より
「億劫だねえ」「あばよ」「なるほどねえ」
「もういいかい」           
朗読集団「風」(津 布久きよ子、針谷紀美江)      
                
「朝な夕な」−光が丘図書館開館十周年に寄せて 松本映

−休憩−
                                 
津軽三味線演奏
「三味線じょんがら」「中じょんがら」「即興 曲こころ」
                   山本竹勇                 
詩の朗読 「すてきなはげあたま」「どぜう」「じいさん」   
み お・よしき

日本の歌
 「むこうむこう」(湯原)「富士山見たら」(平松)
 「からたちの花」(湯原)「早春賦」(平松・湯原)
 「ふるさと」(全員)  
                平松一彦 (利用者の会)
                湯原千史(歌)・神波由起子(ピアノ)


ジャズ演奏 
「ミスティ」「枯葉」「上を向いて歩こう」「テ キーラ」
                 ソプラノサックス 富永ことぶき
         
おわりの挨拶  関 日奈子 (利用者の会)

倉橋達治 イラスト展 (別室にて5時30分よりオープン)

私の予想では、ローカルな図書館で、少人数の関係者の朗読会・コンサートという受け止め
方でしたが、実態はまったくちがうものでした。うつるさんはのちに、「私はたくさん人が来ると
思っていたが、みんなに言えなかった」みたいなことをおっしゃってましたが^^;。後ろの方に
椅子を運び入れるために、すでに座っている人たちが椅子ごと前方に大移動。それでも座り
きれずに立ち見の人や入り口の廊下でも聴く人まで。先着80人の予定が約180人に。

第1部のオープニングは山本竹 勇さんと富永ことぶきさんの競演(協演)から。すごい拍手で
お客さんはこの時点ですでにノリノリでしたね。
小坂薫さんは、落語で、図書館ができたとき長
屋のクマさん、八つぁんはいかに反応したかという物語りの出だしを披露。
不思議なハンガリ
ー生まれのリベルタさんは無気味なお話をとつとつと。彼女が属する「ヤーチャイカの会」とい
うのは光が丘の読書の会らしく、「ヤーチャイカ」とはロシア語で「私はかもめ」という意味だそ
うです(松本映さんのHPより)。光が丘図書館にもゆかりの深い団体なんですね。楯岡眞弓
さんの独り芝居は日本の民話調の楽しいもので、元気な演技も大受けでした。このあたりで
さらにお客さんが舞台に引き込まれて行きました。これに続き、朗読集団「風」が故・津布久
晃司さんの詩を朗読。どれもよかったですね。針谷紀美江さんは、とても朗読がおじょうずで
詩の心がしっかり伝わってきますし、奥さんの津布久きよ子さんも味わいのある朗読でした。
もう一つの詩朗読は、松本映さんの図書館ができた経緯を入れつつ、そこに生きる人々を
描いた「朝な夕な」。てらいのない、素直な詩で、地域の季節の風景やそこに住む人たちの姿
がわき上がってきます。その中に突然、武力也さんが登場したりするのも不自然ではありませ
んでした。また、その詩の中に出てくるオスカー・ワイルドは私もとても好きな作家で、特に、
「わがままな大男」は大好きです。ですから「
高層団地の下には/青い空のおごそかな約束も
忘れて/同じ地面の上に/あたたかい国と寒い国ができる/一つのかげがことさらに大きす
ぎる風景/日だまりには芝生があって/『ここでは子どもをあそばせないで下さい』」----とい
うくだりが子ども達を庭で遊ばせなかったわがままな巨人には閉ざされた冬だけが、子ども達
を愛するようになった巨人には春がやってきた美しい童話と光が丘が重なってくるのです。初
めての朗読だからと心配されていましたが、たんたんとした、詩に合った読み方でみなさんの
共感を呼んだのではないでしょうか。
第2部山本竹勇さ んの津軽三味線から。じょんからのできた頃の青森の三味線弾きの歴史、
その苦労を説明しながらの、切々としたもの。即興は開場が熱気につつまれ、すごい拍手でした。
岐阜から駆けつけたみお・よしきさんの詩の朗読も、観客を惹きつけるもので、私が今まで聴い
たみおさんの朗読の中で最も傑出したものでした。
終始一貫、笑わせられましたが、それは生
きていくことの喜びをかみしめるような、品のある笑いでした。
いろいろな詩の朗読会があります
が、当日、詩の朗読を初めて聴いたひとは、幸せだったと思います。詩ってこんなに素晴らしいも
のか、朗読というのはこんなに心に滲みてくるものなのかと実感されたのではないかと思います。
活字で読んだことのある詩ばかりでしたが、新しく読んだような 気がしました。昨年、詩のボクシン
グの大阪大会で優勝、国民大会で準優勝というのも頷けるなと実感しました。
ほんとに、みお さん、
心からの拍手を送ります。湯原千史さんのソプラノ、そのお弟子さんで「利用者の会」のひとり でも
ある平松一彦さんのバスバリトン?も楽しく聴きました。会場全体のコーラス「ふるさと」を歌 い出
すと、近くでけっこう朗々と歌っている人がいたりするものですね。子ども達は聞き慣れない歌詞を
「うさぎおいしい」と誤解していることだろう・・・とその日も思う私でありました。富永ことぶきさ んは、
ジャズを楽しくわかりやすく、聴衆に聴いてもらうというノリで終始。子ども達にさまざまなパーカッシ
ョン類を与えて、
一緒にやろうね(あとで、「た だ一つだけお願いがあります。返してください」と笑い
を誘っていましたが)、また会場の人たちの手拍子を頼んで「すごくうまい」と絶賛。踊るご婦人方も
いらっしゃいましたね。心の温泉に踊りは付き物とは思っていましたが、光が丘でも、このようなこ
とになろうとは・・・・最後を締めたのは(図書館の)「利用者の会」の関日奈子さん。地域の信頼感
がよく出た楽しい企画でした。そういえば、私も団地に住んでいますが、うちの図書館はどうなって
いるのだろうと思い、帰宅後、妻に訊いたところ、現在立て替え中とのことでした。オレって地域に
根ざしていないなぁ・・・とちょっと反省^^;。

2次会 この会の開催は「心の温泉」チームの引越し公演的要素も。で、地域の 人たちに混じって
温泉チームが協力。ボスは言うまでもなく都月次郎さんで、ミュージシャンや詩人のネット ワーク
をフルに活用していました。で、そのメンバーの青木春菜、上田文子、美異亜、上手もお手伝い に
参加しました。光が丘サイドではみきさんが美人秘書として暗躍。お客さんとしては、昨年の詩 の
ボクシングの千葉大会優勝・全国大会準優勝・国民大会優勝のセリザワケイコさんはじめ、若い
詩のボクサーたち(名前がわかりましたら教えてください。私はあまり付き合いがないので)も駆け
つけてくれました。2次会はなんと団地内にある「和民」で。動き回るのが難しい配置の店のため、
私はたくさんの人と話すことはできませんでしたが、いろいろおいしいものを食べているうちに、光
が丘の夜は更けていくのでありました。
差し入れ 秋田のさんちゃさん(武力也さんの 弟さん。三男さんをその土地では「さんちゃ」と呼ぶ
そうです)が、当日、図書館におせんべを届けてくれました。楽屋にたむろしていた関係者に配ら
れたそうですが、私は知らず、帰りの車で聞いて「写真撮影用」を理由に^^;もらいました。ですから、
写真も載せました。おいしかったです。ありがとー、さんちゃさん。

忘れてならないのが、イラストレーターの倉橋 達治さん。別室に絵の原画を展示しました。あまりに
反体制的な風刺物はダメ出しをくらったとか^^;その日の様子を描いたイラストもすでに次郎さんの
ところに送られてきているので、ご紹介します。
写真は一応私が撮影したものですが遠い、暗い、なので、「自動調整」しました。映っているみなさ
ん、冴えない写真で申し訳ナイ!!m(_ _)m


会場風景     竹勇さん、ことぶきさん
  開場直後で満杯で、前に詰める人たち        山本竹勇さんと富永ことぶきさんの競演でオープン

落語をする小坂さん  みお・よしきさん  朗読集団「風」   湯原千史さん 
  小坂薫さん        みお・よしきさん     津布久きよ子さん(左)             湯原 千史さん 
                               と針谷紀美江さん(右)

楯岡眞弓さん 平松一彦さん リベルタさん 富永ことぶきさん 松本映さん 
 
楯岡眞弓さん   平松一彦さん     リベルタさん     富永ことぶきさん    松本映さん 

終わりの挨拶   さんちゃさんの差し入れ
  終わりの挨拶にたった関さんが松本さんたちをねぎらう一幕も      さんちゃさんの差し入れ


こころの温泉イラスト
   当日の模様が一枚の絵になっています。誰が誰だか、もうわかりますね。(倉橋達治・画)

報告を書いたあとで送られてきた写真がありますので、追加します。
このライブの舞台をリベルタさんが制作したそうです。私はそのへんのことを詳しく知らなか
ったので、報告で書き落としました。会場風景や竹勇さんたちの写真にも背景として写って
いるオブジェは以下のようなもの。このほか、小さなデザインもいろいろありました。
もう一つは別室で展示された倉橋達治さんのイラスト原画や葉書の雰囲気を。

リベルタさん制作のオブジェ 倉橋達治さんのイラスト展示
     リベルタさんの作成した舞台のオブジェ          別室の倉橋達治さんのイラスト原画・葉書展から
  
(2枚ともphoto by リベルタさん)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



武力也追悼ライブ in 奇聞屋(津軽三味線=山本竹勇詩人・画家たち)
                                                                         
05/02/20up
05年2月19日午後7時〜ライブハウス奇聞屋 (東京・西荻窪)で武力也さんの追悼ライブが行
われました。竹勇さんの冒頭の挨拶によると、昨年武さんと竹勇さんがジョイント公演を行い、
「来年もやろう」と企画したのが当日2/19で、本来、武さんがここにいるはずだったとのこと。
雪混じりの冷たい雨の日でしたが、約40人がつどい、武さんを偲ぶ一刻を過ごしました。

会場は武力也さんの全紙大写真や、倉橋達治さんの絵と武さんの詩を組み合わせたパネル
(それらは急きょ作成した5枚入りの絵葉書としても当日販売)、田場寿子さんの武さんを追
悼したイラストなどが展示される中、テン・カウントの黙祷で始まりました。

第1部山本竹勇さんの津軽三味線で津軽じょんから、よされなど、現在弾ける人 そのもの
がいなくなっているという曲を演奏。いつ聴いても不思議なリズムのなかにゆらゆらとメロディ
ラインが装飾音的にからんでくる美しい演奏です。十三(とさ)の砂山では竹勇さんの歌も。
当日竹勇さんが風邪気味で、声を発するのはきついようなので、急きょ、上手が司会をするこ
とに^^;。そういうキャラクターではない私のこととて「愛想なしの司会」を宣言して進行役に。
詩朗読のトップバッターは山崎夏代さんの「冬の薔薇」。生命 の誕生と死を武さんの死と重ね
合わせながら宇宙のビッグ・バンにたとえ、それを冬の薔薇にみるという哲学的な長編力作。
次に上手宰が武力也さんの最後の活字作品「男たちの夜」と追 悼詩「夕日のボクサー」(当HP
の「今月の詩」コーナーに掲載)を朗読。これに続き、馬場雄山さ んのリコーダーで古曲のパヴ
ァーヌを演奏、また竹勇さんとのコラボレーションも。

演奏する山本竹勇さん 
津軽三味線を演奏する山本竹勇さん

     
第2部は飛び入り朗読でスタート。トップは「詩のボクシング」で武さんとも交流の深かった水尾
佳樹(昨年の同国民大会で準優勝)さん。岐阜から駆けつけて く れました。朗読作品は「窓の外
で」が武さんの追悼詩で、もうひとつの「新しい季節へ」は詩の朗読をするちいさな子どもが主人
公の作品。武さんが若い人たちへ朗読の素晴らしさを身をもって示したことを考えると、新しい季
節を待ち望む武さんの気持ちにもピッタリだったかもしれません。青木春菜さんは「天(そら)の
朗読会」で、地上と天上の両方で詩の朗読会が持たれていることを信じているというメッセージを
爽やかに暗誦しました。春菜さんはどんどん朗読がじょうずになっていくなぁと感じました。
都月次郎
さんの詩朗読「釘を打った男」は、武さんの来歴をも含む長大な詩で、故人が何を残して
この世を去ったのかに光をあてるものとなりました。前回は武力也さんの靴を履いていましたが、
今回は息子さんが届けてくれた武さんの帽子(野球帽みたいなやつ=cap)をかぶっての力演でも
ありました。独り芝居でお馴染みの
楯岡眞弓
さ んはまず、都月次郎さん作の「ぶりきやのおっかぁ」
を都月次郎さんとの掛け合いで朗読。そのあと、武さんの詩の引用を多数含むおはなし「スープの
味」を独演。「武さんの野菜いっぱいの滋養に満ちたスープを飲み始めたばかりのに去ってしまった」
ことを「物足りないったらありゃしない」とそしることで悲しみ、いずれはそちらに行くけれど、いま空か
らはしごを垂らしていると、それを登っていってしまうおっちょこちょいも地上には多いので、気をつけ
てね、と武さんに呼びかけ、しばしの別れをうたいました。
再度竹勇さんが登場して三味線を演奏。武さんとのコラボレーションを意識して考えていたという
即興創作曲「ばっちゃのダダダコ」が激しくあるいは悲しく繊細に鳴り響き、会場は異様な感動のク
ライマックスを迎えました。2次会の感想を聞いても、あの演奏を聴きながら武さんのことを思って泣
いてしまったという人が何人もいました。
予定では、武さんの奥さんも参加されるとのことでしたが、当日は息子さんだけの参加となりました。
彼に聞いた数人の人の話によると、奥さんは当日が近づくにつれ、武さんの死が確定してしまうよう
な気がしてこわくなったのでは(私なりのまとめ方なので不正確かもしれません)とのことです。あまり
に急なことでしたので、身近な人であればあるほど現実を受け容れることは困難なのかもしれません。

このほか、神戸から駆けつけてくれた宮川守さん(下の写真の右下)や翌週の土曜日に「心の温泉
IN 光が丘」朗読会を予定している松本うつるさん、みきさん、リベルタさんなども集結。下に紹介した
倉橋達治さんのイラストと詩のほか、17歳の田場寿子さんは、武さんを追悼するイラスト作品を提供
してくれたので、これも会場に展示しました。

武力也追悼詩のコーナー
(クリックすると当日朗読された詩作品を読むことができます。05/02/24up


会場風景
写真やパネルが展示された会場風景。ビデオカメラを手にしているのはID
プロモーションの宮島代表。当日の模様は1、2ヶ月後に動画としてネット配
信される予定です。

詩を朗読する山崎夏代さん 詩を朗読する上手宰 朗読する楯岡眞弓さん 演奏する馬場雄山さん
  山崎夏代さん      上手宰         楯岡眞弓さん     馬場雄山さん

詩を朗読する都月次郎さん       詩を朗読する水尾佳樹さん     詩をろうどくする青木春菜さん    
  都月次郎さん             水尾佳樹さん             青木春菜さん

当日展示されたパネルを絵葉書にしたものの一部を紹介します(イラストは倉橋達
治さん)。
光る釘
男たちの夜
のど飴の差し入れ
大阪の風子さんが、今日の朗読会に参加したいけれど遠くてできないので、「

だけ私も、こっそり参加したくて^^;」と、次郎さんを通じてのど飴を届けてくれました。
参会者全員は無理なので、当日の関係者に配られました。私がもらったのは右の
写真の
手作りの可愛いパウチ(のど飴が3個入り)です。これが、左の写真の竹細
工の箱にぎっしり
風子さん、ありがとー!!

のど飴パウチがぎっしり    手作りのパウチ

なお、当日読まれた詩の原稿を送ってくれるように各作者にお願いしてあります。
メール等で寄せられたものを紹介したいと思います。お楽しみに。
また、武力也さんの追悼ライブは4月23日(土)神楽坂で予定しています。詳細が
決まり次第、告知していく予定ですが、その日を同ライブのために押さえておいてい
たければ幸いです。交流のあった詩人達、詩のボクシングでライバルであり仲間で
あったみなさん、競演したミュージシャンたちが一堂に会する一大イヴェントになる
と思います。

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倉橋達治(イラスト)+都月次郎(詩)+酒井たか子
  絵葉書「お湯のささやき」PART2が 完成!!    (05/01/04up)

昨年第1弾を発売して好評を博した「お湯のささやき」が要望があるものの、在庫切れと
いう状態だったため、増刷が検討されましたが、せっかく出すなら新しいものを、との作者
たちの意思により、リニューアルとなりました。ただ16枚中、4枚は従来の詩や絵を活か
しています。(都月次郎さんから聞いた話)

リニューアルのポイントその1
今回はプラスチック製ケースに入っている。しかもスタンドを兼ねている。
↓こんなふうに使います。気軽に机の上とか玄関とかに置いて楽しもう。
絵葉書立てに変身するケース    
 
 

リニューアルポイントその2
書家の酒井たか子さんがあらたに参加、3ジャンルの共同制作となる。
好みはいろいろなので、じろうさんのとろとろした字の ほうがいい、という
向きもあるかもしれませんが。

リニューアルポイントその3
作者紹介の紙にもモノクロのイラストが・・・ちょっと得した気分になる^^;
では、その紹介をコピーしておきま しょう。


制作者の経歴紹介  
作品紹介私の好きな絵・詩を一部ご紹介、感想など。残りはご購入してお楽しみください。
ケース代こみで1000円。とっても安い。飾って鑑賞するのと、人に葉書を送るのとで引き裂か
れているあなた、2セットお買い求めください。一件落着。)


イラスト葉書1  

こんなことってありますよね。乾いたと思っていても、いつ襲われるか分からない
のが思い出です。いつもいい天気の地球なんてつまらないし、滅びちゃうでしょ。
ペンギンさんなんか、けっこう喜んでいるフシもあるが・・・・・


イラスト絵葉書2  
私などはけっこう心の闇を覗いてしまうほうでしょうか。いつ、歩き通した実感が
湧くのかわかりませんが、長いこと生きていると、そんな夜や闇を抜けてきたと
感じる瞬間もあるかもしれません。


イラスト絵葉書3  

幸せという駅や、ゴールはどこにもないので、そっちに向かっていると感じられる
時が幸福なのでしょう。夕暮れは悲しい気分になりがちですが、動物たちの楽し
そうな表情、しぐさを見ていると、夕方のひとときの幸せもあるなあと思えます。



イラスト絵葉書4  

言葉がナイフにもなるのであれば、生きる力も与えてくれる何かになることもあるでし
ょう。そんなことを信じて、言葉も慎重に使いたいですね。




イラスト絵葉書5  

詩人、都月次郎のある側面を示していて、印象に残る1枚。教訓もなければ、これが
真理だ、といった力みもなく、ただ誰とも話さない一日があるとだけ言っている。バケ
ツから覗く目と黒猫の目は、全てを分かり合っている目ですよね。それを見上げてい
る子猫がまた可愛いですよね〜。何を考えてるんだろ?

お申し込み・お問い合わせ方は、上記Office Konもしくは都月次郎
さんにメールにて。
都月次郎さんのメールアドレスは  tuzuki-j@sea.plala.or.jp です。



商品出荷異聞
上記葉書を16枚にセットする作業を手伝いました。倉橋達治さんもいらっしゃるので
帰省している娘の佐希ちゃんも遊びにおいで、と次郎さんからメールがあり、近くでも
あったので、1月3日、父娘で上田文子さん宅にでかけました。青木春菜さん、山崎
夏代さんと計7人。かつてお好み焼き屋をやっていた次郎さんが作ってくれたお好み
焼きは最高でしたね。倉橋さんから、絵のことをいろいろ教わって娘は大感激でした。
作業後は実質的な新年会に。いろいろ話が盛り上がり、楽しい一日になりました。

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武力也さん、逝去
04年12月6日(月)朝7時30分、心筋梗塞のため逝去。62歳。12月7日通夜 12月8
日告別式 ともに
博 全社船橋東儀式殿にて行われま した。
私は出張中のため、いずれにも参加できませんでしたが、詩人会議、千葉詩人会議、詩の
ボクシングの仲間たち、朗読で競演した音楽家たちが駆けつけ、哀しみの中にもあたたか
な葬儀であったと聞いています。以下に都月次郎さんが当HPの掲示板に寄せてくれた報
告をコピーしておきます。(掲示板は時間がたつと消えてしまいますので。)


都月次郎さんの報告

7日通夜は、セリザワケイコさん、楯岡真弓さん、富永ことぶきさんのフルート。8日告別式
は、松永天馬さん、遠山信男さん、都月次郎の献詩、南浜伊作さん、飯島行雄さんの挨拶、
そして山本竹勇さんの津軽三味線。その後斎場に行き、最後のお別れをしました。遠方か
らや、若い詩人達もたくさん来て、とてもあたたかないい葬儀でした。これが武力也じゃなけ
ればよかったのにと思いましたが、武力也だから、こんなにいい葬儀ができたのでしょう。参
列された方、参列されなくても、哀悼の思いで過ごしてくださった方、皆さん本当に有り難うご
ざいました。これから私達は、きっと何度も同じ言葉を聞くでしょう「武力也がいたらなあ」でも、
かけ抜けた62歳の、私達のスターを、静かに見送ってあげましょう。さようなら武力也。合掌。
上手さん、白糸さんのお言葉も、ご遺族に渡しておきました。(04/12/8)


また当日参列した近野十夫さんから写真が送られてきましたの で、一枚のみ掲載します。
在りし日の朗読の様子をビデオで放映したそうです。

武さんの葬儀  

都月次郎さんが当日朗読した詩を送っていただいたので、掲載します。
(月刊詩誌『詩人会議』にも掲載される予定ですが、同誌の依頼によって書かれたものではな く、版権等は
発生しないと判断しました。)
献詩  武力也に   都月次郎

おーい武力也
そんなに急いでどこへ行くんだ。
おれの声が聞えるか
そこからみんなが見えるか。

花いっぱいの
おまえの最後の舞台
いつものようにふしくれた両手を広げた
おまえの姿がおれには見える。

いつでもどこでも
たった一人のためにも詩を読み
人一倍ひとを笑わせたくせに
自分はめったに笑わなかった。
舞台のうえでは輝いていたが
みんなといっしょにいると
いつもすみっこで目立たなくて
ああ そう とだけこたえて
あとの言葉は出てこなかったな。

一日三本の注射を
自分の手で打ちながら 
走りつづけたおまえ
長いながいハシゴを登って
どこまで行ったんだ。

おーい武力也
おれの履いてる靴を見ろ。
じつは葬式に靴を忘れ
いつものようにサンダルで来た。
おまえのおっかあとせがれが
貸してくれたおまえの靴だ。
二十五・五おれにぴったりだ。
一人前になったせがれからの
初めてのプレゼントの靴。
がっしりした履き心地
この靴を履いて
どこまで行こうとしたんだ。

独特の詩と語り口
だれも武力也のまねはできない。
けれどおまえが歩いてきた道を
ここでぷっつりと切りはしないぞ。

おーい武力也
長くて短い六十二年おつかれさん。
もうゆっくり休んでいいよ
おまえの息子も娘も
しっかりおっかあを支えている。
おまえが愛した
若い詩人達も
おまえのハシゴを握りしめ
倒れないように支えている
いつかきっとおまえのように
長いハシゴを登っていくだろう。

おまえのラストパフォーマンス
もうすぐ幕が下りる
おーい武力也
さようならー。


当初、私自身が参加していない葬儀については報告しないつもりでしたが、、その直
前にも(下記のように)武さんの記事を載せているので、万が一、ご存命との誤解を与え
てはいけないと思い、事実のみを掲載することにしました。
このWhat's Newに一番たくさん写真が載ったのは武さんであったと思います。掲示板
を含め、初期からこのサイトを盛り上げてくれた武さんに感謝し、冥福をお祈りします。
今後詩誌での追悼特集や、作品集編纂、追悼のコンサートなどが予定されているよう
ですので、折にふれ偲びつつ、武力也とは何であったのかを考えていきたいと思いま
す。
                 04/12/18up
                       
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