| <<目次へ | <戻る | 保育園で風邪の洗礼を受ける | 次へ> |
晴れて入園を認められた保育園であるが、まず色々と決まり事がある。名前を書いた着替えは常時5枚用意しておくとか、布団に巻く帯状の汗取りを作るとか、朝預ける前に熱を測っておくとか、ゼッケン状の汗取りタオル(子供の頃、寒中登山でよく使った)を作って名前を縫い付けるとか、昼食時のよだれかけはビニール製が望ましいとか、果ては紙おむつにまでひとつひとつ名前を書かねばならないとか、とにかく色々ある。とはいえほとんど妻がやってくれたので、私は保育園までの道順をヘタクソな略図で書いただけで済んだ(笑)。
最初の数日は「ならし保育」ということで、1時間から始めて徐々に時間を延ばしていった。びえびえ泣いて妻のあとを追いかけた娘もそのうち馴染んでしまったようで、連絡帳にも「おもちゃに手を伸ばしたりすべり台で遊んだりすっかりご機嫌でした」などと書いてもらえるようになった。大人が案ずるより子供は順応性があるらしい。それにしても保母さんというのはえらい人たちだなあと思う。先生やホームヘルパー同様、人のために働いているという事実がもっとも明確な職業であるからだ。翻って私の仕事を想起すると、まわりまわって誰かの役には立っているのだろうけど直接的でないのでそういう実感はまるでない。それどころか「お前は俺の金でメシを食っているんだ!」とお客さんにすごまれたりもするずいぶん因果な商売である。日々そういう環境にあると、誰かのために働きたいと強烈に思うことがある。そういう意味で、乳幼児のために汗を流している人たちは素晴らしいし羨ましいと思うのであるが、聞くところによると保母さんの給料というのはあまり良くないらしい。私がこんなに住民税を払っていて、これからはこんなに保育料を払うのに、これらのお金はいったい誰の懐に納まるのだろうと考えると気の毒に思える。
さてせっかく馴染んできた娘だが、ある日突然熱を出して息がゼロゼロいいだした(※大人ならゼーゼーと記述するところだが、なぜかどの育児書にもこう書いてある)。たぶん風邪だろうということでお医者さんで薬をもらって安静にさせようとしたのだが、38度も熱があるというのに娘は結構元気で大汗掻きながら部屋の中を這い回ってしまう。早速保育園の洗礼を受けた格好だが、子供というのは親が思う以上に元気なものなのかもしれない。むしろ娘にうつされた私のほうがへろへろになって仕事で精彩を欠いていた。娘にぶちゅぶちゅキスしている私の不注意なのだが、ゼロ歳児に風邪をうつされるとは情けないばかりだ。(^_^;) 娘の熱は5日ほど続いたが、幸い今はすっかりよくなって元気に保育園で遊んでいる。
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| 保育園で取ってもらった手形 |