| <<目次へ | <戻る | 4ヶ月検診で一発屋の本領発揮 | 次へ> |
12月18日は4ヶ月検診の日。たまたま私の休みの日だったので親子三人で区の保険センターへ行くことになった。前日、年明け早々からLA勤務になる後輩の歓送会を兼ねて学生時代の友人と痛飲した私は、惰眠をむさぼったがまだ少し頭痛と胸やけがするちょっぴり冴えない気分で「二日酔いでお仕事ご苦労さん」と嫌みなメールを友人に書いたあと、ミッフィーのプレイマットの上で娘とお遊び。育児書によると新生児は生後2、3ヶ月でうつ伏せの状態から顔を起こすことができるようになり、3、4ヶ月で首が座るらしい。今までも何度も床に腹ばいにさせて特訓したけれど、バタバタもがくばっかりで顔を自力で持ち上げることはまだできない。検診はいわば同級生との比較の場で、他の子に比べて極端に成長が遅いと親としては不安になるものである。そんなわけで、試験前の一夜漬けのようなものと知りつつも一応最後の特訓を。手足を踏ん張って何とか頭を起こそうとする娘の様子にこっちまで力が入ってしまう。やれ手の位置を変えてやったり、こうするんだよと教えるように顎を持ち上げてやったりするのだが、最後は力尽きてマットをぺろぺろ舐め始めた。それでも以前みたいにグラグラの首ではなくなってきたので一応成長はしているらしい。
保険センター到着。何人かお父さんもいるのだがやはり少数派で照れくさい。私は妻の妊娠中にもほぼ欠かさず検診には同行してきたけれど、何度行っても場違いな感じがして落ち着かないことには変わりがない。ところが世の中狭いもので、数少ないパパのひとりが妻の以前の職場の同期だった。お子さんは双子(二卵性男女)なので検診には必ずパパも同行しないといけないし、着るものも2倍必要だし、同じ時間にお腹が空くわけでもうんちをするわけでもないだろうから、ママも日々大変だろうなあと思う。
周りを見渡すと、しっかり首が座った子が多数派で髪の毛の量も我が子よりは多い。けれど、血色については自信があって、どの子よりも健康そうに見える気がする。身長体重を測ったあとベッドの上で女医さんに体を動かされて異常がないか調べられる。隣の男の子はアジア系のハーフのようなのだが、うつ伏せにされても見事にすくっと首を高高と上げ「えっ、何があったの?」とでも言いたげな精悍な顔をこちらに向けている。嫌だなあ、他の子の親は首が上がらない澄夏を見て「良かった。あの子には勝ってるみたいだわん」などとほくそえむのかもしれない。考えてみれば、これから先こんな感じであらゆる局面で心の中では他の子と比べながら子育てを続けていくんだろうなあ。育児書でいくら「成長の度合いには個人差があります」なんて書かれても、こういう場で現実を見てしまうと親としては不安になるんだろうなあ。などと思っていたら澄夏は突然すくっと首を上げた。「え〜!!(そんなバカな)」と、私も妻も驚きの声を上げてしまった。こういう晴れの舞台(ちょっと大袈裟か)で実力を発揮するとは大したもんだ。普段柔らかいじゅうたんの上で練習していたので踏ん張りがきかなくてうまくいかなかったのかもしれない。その後のツベルクリンの注射でも泣かなかったのは大したもんだけど、だったら痛くもないお風呂での耳洗いで顔を真っ赤にして泣かないでほしいもんだ。
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| 双子ちゃんと記念撮影 |