<<目次へ <戻る 札幌転勤とその後 次へ>

サラリーマンの宿命に転勤がある。わが社はとりわけ異動が激しくて、同じ部署に3年居たら長いほうである。私は就職してから15年になるが、今まで6つのセクションを渡り、引越し回数も6回を数える。そして2月に発令された異動でなんと遥か北の凍土札幌勤務を命ぜられた。一般的に羨ましがられる土地で私自身もそれを否定しないのだが、妻にとっては一大事。せっかく馴染んだ会社を去らねばならない。もともといつかこういう日が来ることはわかっていたけれど、自分自身も当分は首都圏での勤務が続くものと思っていたので、ちょっとした青天の霹靂だった。

妻は第二子を妊娠して安定期に入る前ということで、GW明けまでの2ヵ月半は単身での札幌生活を送り、休みの日は3週に2回くらいは千葉に戻るという生活。水曜日の早朝4時半くらいに起きて羽田から札幌へ向かいそのまま勤務し、夜の懇親会で夜中の2時まで飲んだりしていると頭がくらくらしてくる。おまけに転勤早々、雪のすすきので転んで整形外科通いを余儀なくされるなど単身期間はあんまりいい思い出はない。妻としても働きながらひとりで娘の面倒を見るというのはなかなか大変だっただろうと思う。それまでは単身赴任も結構いいものではないかと漠然と思っていたけれど、全然いいことなんてない。家族は離れて暮らすべきではない、のだ。

そんなこんなで、待望の5月がやってきて晴れて札幌での家族の生活が始まって、一番驚いたことは、札幌の公園のスケールがとてつもなくでかいということだ。「じゃらん」が勝手に命名した札幌新御三家公園であるモエレ沼、滝野すずらん公園、百合が原公園はもとより、それ以外の公園でも「今度はもう驚かないぞ」と覚悟を決めてかかるのに、それでもやっぱり呆れるくらいどこもデカイのだ。こんな立派な公園も半年近くは雪に閉ざされてしまうのは残念なことだ。怪我をして過剰に恐れているというのもあるけれど、これで雪がなければ永住したくなるくらいいいところなのになあ。温泉もすばらしい。こっちへ来てから行ったのは、登別、洞爺湖、湯の川など名だたる名湯の数々。とても2年くらいでは踏破できないけれど、できるだけたくさん入ってみたいと思う。

妻が専業主婦になり、娘の保育園通いもなくなり、私は突如まったく家事をしなくなってしまった。料理、洗濯、部屋の掃除は一度もやっていない。食器の後片付けですら数えるほどしかやっていない。ただひとつ続いているのは風呂掃除と娘を風呂に入れることだけ。これではそのへんの旦那とまるっきし変わらなくて、これでいいのか?と思うこともあるけれど、かといって自由気ままに飲み歩いたり趣味に明け暮れているわけでもない。でも睡眠時間も増えた。肉も魚も素材が良くてついでにウエストもちょっと増えた。毎日ゆったりとした時間が流れていて、ある意味豊かな生活を送っているようで、まあいいか、これでいいか・・・。

と呑気に構えているのも今のうちで、10月11日が予定日の第二子(またしても女の子であることは既に判明している)が生まれたらまたまた生活は激変するのだろうか。それとも、一回経験していることだからさほどでもないんだろうか。

娘はおかげさまで3歳を迎えオムツもようやく取れました。快便と内弁慶は相変わらずです。こっちにいる間に温泉と鉄道と昆虫が好きになってほしいと思います。(^_^;)

札幌の公園は広い 札幌競馬場にて 函館の夜景 近くのジャスコ 私のデスク