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NHKの番組「デザインウオーズ」(7月23日放映)では、携帯電話が広まって20年、今、過激激烈なデザイン開発競争が繰り広げられている携帯電話のデザイン競争の世界を放送しました。
「デザイン優先経営」で世界市場に躍進した韓国LG電子の「チョコレートフォン」(チョコレート型)が、世界で初めてタッチセンサーを使ったデザインで、1000万台の大ヒットとなったこと、これに対し迎え撃つ「折りたたみ型」が主流だった日本の陣営、例えばNECは、新たなデザインへのチャレンジを始め、また、この春、LGを抜いて、世界第4位のシェアのソニー・エリクソンは人間の感情をデザインするという全く未知の領域での戦いを始めようとしているという内容でした。
デザインは、意匠法で保護される創作(デザイン=意匠⇒知的財産)ですが、このデザインをめぐる競争は国内、アジア圏、国際市場と拡大しながら今一段と過激な競争になっています。
特に中国・フランス等の意匠登録無審査主義国は、意匠出願件数が急激に増加しており、一方日本、米国、等の審査主義国や韓国、イギリス、欧州共同体等の審査無審査混合分割主義型では出願は横這い傾向です。
中国はじめアジア諸国が先進国を抜く勢いでデザイン開発に目覚めて、商品のデザインにまで商品開発の心配りが行われるようになってきますと、生産力ばかりでなく、商品の評価で先進国を抜く勢いになりますし、デザイン戦略で独自の商品の品格も生まれてきます。
中国企業や韓国企業は、出願傾向からみてもデザインの意識改革によって、「新しい技術を搭載すれば売れる。」「やむをえず模倣的製品で売りぬく。」などの考えから既に脱却発展しているといえます。
各種のユビキタス端末シーンに刺激的なデザインウォーズが国際的に始まっています。
日本企業は、実はデザインの意識改革を要求されているのです。日本意匠制度のさらなる見直し、意匠制度の利用方策の再考、そして、模倣対策をしながらも、より先進的なデザイン開発を推し進める2008年型開発戦略の前倒しをしないと、ブランドもトレードドレスも維持成長しないのです。
ソニーでさえ、危機意識で国際的に「シンギ」(審議:ソニーのデザイン開発手法)し、「期待」をデザインにしようとしているのです。デザインへの挑戦は、逃げることはできません。
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