きょうは、少しばかり宣伝になってしまいそうだが、私がかかわっている番組のことを書かせていただく。この1月から、朝日放送の夕方情報番組『ワイドABCDE〜す』(月〜金午後3時55分〜午後5時55分)に毎週木曜日、レギュラー出演している。 ![]() この番組、94年から続いているが、新年から大幅にリニューアル、木曜日には私のコーナー『大谷昭宏の週間事件簿』もできた。見て下さいね。ぜひ。 ただ、事件簿なんて言うと、私の専門分野、キッタハッタの恐ろしい世界と思われそうだが、もちろんそれもあるけど、私自信は、そんな事件の裏に隠されていること、あるいは新聞記事ではベタ一段の扱いだけど、ちょっとこの問題、みんなで考えてみませんか、といったささいなことも取り上げて行こうと思っている。幸い、元気のいいABCの若手アナウンサーも現場に走ってくれるし、それにこちらの方はまだ戦力としては未知数だけど私の事務所のスタッフもブレーンにつくことになった。リキが入っているのである。 そんなわけで第1回は交通事故、2回目は阪神大震災、そして3回目のきのうはカード偽造被害と、続けて私たちの身近にある問題を取り上げてきた。 第1回の交通事故について言うなら、新聞記事や日々のテレビニュースに交通事故が出てこない日はないと言っていいだろう。だけどこの交通事故、たとえ死亡事故を起こしたとしても、現状では起訴されて刑事責任を問われるのは、半分以下の40%なのだ。そのうち実際に刑務所に入る実刑判決はその10分の1、わずか4%にすぎないのである。番組では、5年前、交差点の赤信号を無視して突っ込んできたトラックにはねられて14歳の命を奪われた男の子のご両親のインタビューもさせていただいた。業務上過失致死罪に問われた運転手の刑は1年2カ月、実際には9カ月で刑務所を出てきた。元気だったら、あと60年も70年も生きたであろう若い命を奪っておいて9カ月はないだろう。ご両親のやり場のない怒りは痛いほどわかる。 もう1件、東名高速を酒を飲んでトラックを運転、乗用車に追突、炎上させて幼い女の子2人を死亡させた運転手に対する先日の東京高裁判決は一審の懲役4年のまま。「余りに軽い」という両親の訴えは通らなかった。 ただ、ここへきて法務省や警察庁も飲酒やひき逃げ、暴走行為といった危険運転に対しては厳罰化する方針を出してきた。被害者の声がやっと届き始めたと言っていい。 「事件簿」では、そんないままで届きそうで届かなかった声にも丹念に耳を傾けて行きたいと思っている。というわけで、最後もまた宣伝くさくなってしまいそうだが、ハッピーリニューアル、ワイドABCDE〜すをどうぞよろしく。 (日刊スポーツ「熱血サイト」大阪エリア版 毎週金曜日担当) |