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日刊スポーツ
「熱血サイト」から

(大阪エリア版 2月2日掲載)


馬鹿げた茶番!!スズキの3枚降ろし

 スタジオには怒りが渦巻いていた。田中真紀子外相の更迭が深夜、決まった翌朝のいつものスーパーモーニング(朝日放送系、月〜金午前8時)。私たちレギュラーコメンテーターのほかにこの朝は社民党の辻元清美さん、自民党で自称真紀子応援団の平沢勝栄氏、元橋本総理秘書官で通産官僚の江田憲司氏、慶応大学教授の小林節氏。どの顔も怒りで紅潮していた。
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 だってそうだろう。小泉総理は、三方一両損なんて言っているようだが、馬鹿言っちゃいけない。

 そもそもNGOの大西健丞代表が「鈴木宗男議員から圧力があって、NGOの会議から外された」というのが発端であるとして、一体、大西氏が嘘をつく必要があったのか。これは私がいつもお邪魔している日曜日のサンデープロジェクト(朝日放送系)で彼がはっきり証言している。その席で、田原総一朗さんは「鈴木さん文句があるなら出てきなさい」とまで言っている。なのに彼は「反論する」と反論しただけで、これでは何の反論にもならない。

 そんなわけで、スタジオは討論にならなかった。誰もが小泉総理の姑息な決断に怒りをあらわにしていたのだ。

 この日未明、真紀子さんと電話で話したという平沢さんは「真紀子さんはとうとう総理は私の目を見ずに更迭を言い渡したと話していた」と証言していた。

 子どものころ、親からよく「相手の目を見て言えないことは言ってはいけない」と言われたものだが、小泉さんは悲しいかな、そんなしつけは受けてなかったようなのだ。

 今回のこの馬鹿げた茶番は、わかりやすく言うと、スズキの3枚降ろしという。「俺も降りるから、野上も降りろ。ただしその条件として真紀子も降ろすんだ」とスズキが叫んだのだ。これを巷では古来、スズキの3枚降ろしというのである(ホンマカイな)。

 外務省と官邸にとっては、渡りに舟だったに違いない。外務省は真紀子さんがいる限り、あの機密費のインチキは今後も追及される。それはいずれ官邸機密費に及ぶ恐れもある。現に真紀子さんは機密費について「新たな証拠をつかんだ」とまで言っていた。誰か刺し違えでいいから真紀子のタマを取ってこい、というのが外務省と官邸の悲願だったに違いない。

 最後までスズキに操を立てて、ブッスリと真紀子さんと刺し違えた野上には、いずれ応分の天下り先が待っている。そんな外務官僚との腐れ縁を守り通したスズキは、今後もNGOを叩き出して利権を漁りまくることになる。

 かくて国民は食えないスズキの3枚降ろしを今後も食い続けることになるのだ。

(日刊スポーツ「熱血サイト」大阪エリア版 毎週土曜日担当)



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