きょうは、楽しいけど、ちょっと、考えてみようよ、というイベントのご紹介。7月12日(金)午後6時半から、沖縄出身者が大阪で一番多く住んでいる大正区の大阪沖縄会館で、「復帰やさしが、ふっきららんさー」という催しが開かれる。 ![]() 沖縄の言葉で、「復帰はしたけれど、ふっきれないなぁ」という意味だ。そのイベントに私も行って、沖縄県読谷村議で、反戦地主でもある知花昌一さんと対談することになっている。 ことの起こりは亡くなった黒田清さんがつくった「窓友会」の会員、大矢和枝さんから「今年は沖縄が本土に復帰して30年、沖縄と本土を考えてもらえるイベントができたらな」と相談を受けたことからだ。 大矢さんは1949年、読谷村生まれの53歳。高校卒業までは復帰前の沖縄で暮らし、72年の復帰は大阪で迎えている。復帰後、飛行機でふるさと沖縄を行き来するとき、これまでの国際線ではなく国内線、パスポートもなく、ドル交換もせずに行ったり来たりできることが、うれしくもあり、大丈夫かなと不安でもあったという。 実行委員会には、沖縄好きの私の事務所のスタッフ2人も加わった。まじめに考えることも大事だけど、どうせなら唄あり、踊りありの楽しいイベントにしたい。 大矢さんの三線(さんしん)の師匠でもある「まーちゃん」が島唄を、彼女の友人の琉球舞踏の名手は踊りを披露してくれることになった。 大矢さんなど、復帰前の品を持ってきてもらい、話を聞かせてもらうコーナーもできる。 沖縄は私にとっても思い出深い。 93年、テレビ朝日の「サンデープロジェクト」の特集番組のロケで何度も読谷村や石川市を訪ねた。大阪の制作会社が、45年4月1日、米軍が沖縄本島に上陸した直後の貴重なカラーフィルムを米国の国立公文書館から入手、そこにはガマと呼ばれる自然壕から脱出して米軍の尋問を受ける沖縄の人々が映し出されていた。私たちはフィルムを担いで巡回映画のように町村をまわり、そこに映し出されている人々を、捜してまわったのだ。 沖縄戦が終結して57年。先月23日は、沖縄戦の全戦没者を悼む「慰霊の日」だった。でも、その日が何の日か知らない人がいてもいい。沖縄の青い海が好きだとか、三線の音色が好きだとか、島唄が好きだという人もいてもいい。みんなで一晩楽しく、そしてちょっぴり沖縄を考えませんか。私たちも「めんそーれ」(ようこそ)とお待ちしています。 前売1000円(当日1500円)。前売予約・問合せは実行委(090-6733-3163、090-1960-2570)へ。 (日刊スポーツ「熱血サイト」大阪エリア版 毎週土曜日担当) バックナンバーリスト |