このやりこみの何が難しいか
基本的に、ドラクエにおいてノーセーブやノーミスで極限低レベルクリアが達成された例はありません。
そこで、まずは本やりこみを達成するにあたって何が難しいのかを説明しておきます。
■「ノーミス」=全てのボスに100%勝てる戦術の構築
一般的にドラクエの低レベルクリアというのは、「成功するまで何度も何度も挑む」のが普通です。
要するに途中で強力なボスがいる場合、うまくいくまで挑戦し、あるいは運が良い時に倒せればいいという考え方です。
勝率が10%なら10回挑戦する、勝率が1%なら100回挑戦する、というのが当たり前の世界になっています。
しかし今回のプレイでは、セーブと全滅を禁止していますから、挑戦できるのは一度だけです。
つまり、極限低レベルという状況にありながら全てのボス敵に100%勝たなくてはならないのです。
■「ノーセーブ」=確実な経験値の請負
極限低レベルの状態で100%勝つだけでも大変なのですが、それをさらに難しくするのが「経験値の請負」です。
DQ4の場合は、倒した敵の経験値は生存者全員に入ります。生存者の人数で等分はされません。
例えばエスタークを倒すと手に入る経験値は15000ですが、これはエスタークを倒した瞬間に1人生きていようと4人生きていようと、
生きている人全員に一律15000の経験値が入ってしまいます。
ということは、極限低レベルクリアを達成するためには、ボス戦では最後は必ず1人だけ残った状態で勝利しなくてはならないことになります。
今回のプレイではセーブも禁止していますから、予期せぬ事故により味方が2人以上残っている状態でボスを倒してしまってもやり直しはできません。
「ノーセーブ」の極限低レベルクリアはこれが難しいのです。
■低レベルのパターンは「最高レベル最低型」
低レベルクリアには2つの種類があります。
パーティー内の合計レベル(平均レベル)を抑える「平均レベル最低型」と、パーティー内の最高レベルを抑えつつ合計を抑える「最高レベル最低型」です。
参考までに、ピサロナイト撃破型での極限低レベルクリアにおける最終レベルを記しておきます。
「平均レベル最低型」勇23、ラ15、ア4、ク1、ブ1、ト1、ミ6、マ1
「最高レベル最低型」勇15、ラ15、ア15、ク1、ブ15、ト1、ミ15、マ14
このどちらが難しいかといえば、ドラクエ4においては圧倒的に後者になります。
何故なら、前者はパーティー内で最もレベルが上がりにくい1人に経験値を全て請け負わせることになるためです。
DQ4の場合は、最もレベルが上がりにくいのは勇者です。つまり、勇者だけどんどん強くなっていくわけです。
勇者はステータスが高く、様々なアイテムを装備できるという点で最も優れたキャラの1人です。
そのため、経験値の請負という点で考えれば「平均レベル最低型」の方が圧倒的に達成しやすくなります。
それに対して後者「最高レベル最低型」は、経験値が偏ってパーティー内の最高レベルが上がってしまわないよう、
全てのキャラに均等に経験値を配分しなければなりません。
ということは、レベルの低いキャラにも経験値を請け負ってもらわなければなりません。
要するに、最後に貧弱な仲間を1人だけ残した状態で勝たなくてはならないということになります。
具体的には、50以上のダメージを与えてくる敵をHP30のキャラ1人で倒すような場面が何度も出てきます。
これを100%の勝率で行うための戦術を構築するのはなかなか簡単ではありません。
■吟味ができない
今回はセーブが出来ないためステータスの吟味が行えないので、従来の低レベル攻略と比べて各キャラのステータスが劣ります。
特に辛いのはHPで、一般的な低レベル攻略と比べて1割程度低くなります。この1割が生死を分けることが多々あります。
※吟味とは
レベルアップなどの際に各キャラクターの成長はランダムの値を取ります。
例えばマーニャのレベルが1から2に上がる時にはHPは3〜6上昇します。
そこで低レベル攻略を行う際には、レベルが上がる前にセーブをしておき、「レベルアップ時にHPが6上昇しなければリセット」という作業を繰り返すことで
キャラの能力を高めるというのが基本中の基本です。このことを「ステータスの吟味」あるいは単に「吟味」と呼びます。