私たちは、テーブルで椅子の生活をしている。食事が終わっても、そのままダイニングテーブルに座っている。座り心地のいい椅子なので苦痛を感じることはない。 寒い日はこたつが恋しい時もあるが、こたつで居眠りをして、のどが痛くなるようなことはなくなった。 お年寄りが床に直接座る生活がいいかというと、これは俗説で、立ったり座ったりするのは椅子テーブルのほうがはるかに楽である。 では、掘炬燵はどうかというと、足を伸ばせる、横になりやすいという利点はあるものの、立ったり座ったりする時には床の暮らし同様の難儀さはある。 私の実家の母は、足が痛くなったというので、小さい箱枕のようなものに腰掛けていた。椅子とテーブルにしたらといったら、私はごろりとなってテレビを見たいからこれがちょうどいいといっていた。まあ人それぞれなのである。 * 床の暮らしのいいところは、視線が低くなるので、部屋を広く感じることができること。それに、突然お客さんがたくさんきても座布団で(時には足らなくても)対応できる。 座卓をどかせば、寝ることもできる。フレキシブルな部屋の活用が可能だ。 ただ、床の暮らしの場合は、茶箪笥のような背の低い家具にしないと危なっかしい感じになってしまう。部屋の中に多くの収納を確保するのは難しい。 テーブルの場合は家具を高くできるので、部屋のなかにある程度の収納を確保できる。背の高い収納家具でも、圧迫感を感じることはない。 いずれにせよ、視線をどこの高さにもっていくのかを注意したい。それによって、テレビ、時計の置き場所、カーテンなどが変わってくるものである。
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