休日になると、コイン洗車場がいっぱいになるそうです。車を持たない私からすれば、貴重な休みと水資源を無駄にする以外のなにものでもないと思うのですが、カーマニアの人はそれが一つのレジャーになっているようです。 貿易不均衡解消のため、アメリカ車をしきりと売り込んでいた時期がありましたが、アメリカのメーカーは、日本人がほんのかすり傷を見つけて大騒ぎをするさまを見て、うんざりしたそうです。 そんな気持ちで家を買ってしまうと大変なことになります。ちょっとした傷を見つけては、「欠陥住宅」と騒ぎたてお金の支払いを渋ります。そこで、供給側は、クレームを極力ださないために、見てくれを新建材できっちりお化粧する手段で対抗しました。 その結果どういうことになったかというと、狂いの出やすいムク板やコテむらのでやすい土壁は敬遠されるようになりました。そして、わかりやすい部分はきっちりと、目に見えない部分、素人ではわからないところで手を抜くようになったのです。 家は車と違いますよ。 バブルがはじける前は不動産は一度手に入れたら決して値下がりしないものでした。それで、わらしべ長者ならぬ不動産ステップアップストーリーが展開されたのでした。 まず、どんな小さなマンションでもいいから手にすれば、後は値上がりを待って、次々に住み替え、最後には一戸建てを手にするというシナリオです。 しかし、それはバブルの崩壊とともにあっけなく崩れてしまいました。仮住まいのはずだったマンションに住み続け、しかも今売れば買ったときの金額の2000万円安くしか売れない状態でため息の毎日です。 でもよく考えてください。メルセデスを買っても売るときは、ずいぶん安くなります。それは使ったら使った分だけ償却するのは当たり前で、それで誰も文句をいう人はいません。 一度手にした家ですので、腹をくくってそこでの生活を楽しむようにしたほうがよくありませんか。 家も車と同じですよ。 |