|
■ 変形敷地の種類 住宅を建てるのに不向きな土地とされるものがある。 概して、そういう土地は周囲の価格相場に比べて安い場合があるので、ねらい目である。それに設計事務所に頼むと、そのような変形の土地であっても設計の工夫により、短所を長所にかえた住宅を考え出してくれることも可能である。 変形の土地といってもいくつかのパターンがあるが、おおむねこのように分類できるのではないだろうか。 1. 変形地 形が三角形あるいは、五角形であったり、でこぼこしている土地。 2. 傾斜地 がけの途中、あるいは高台の上のような土地。 3. 細長い土地 俗に「うなぎの寝床」 と呼ばれる細長い土地。 4. 延長敷地 前後に土地がある場合、接道を確保するために通路を設けてある後ろ側の土地のこと。
よくテレビ番組で、こんな土地に家を建てるなんて、、ということで、職人さんが非常に苦労して、材料を三角形に切ったりしているケースがある。職人さん腕のみせどころというような演出がされて、不可能が可能になっていく。 しかし、私は、材料が中途半端に使われたり、無理を重ねた住宅というのは、好まない。無理をすると、雨漏りなどの住宅の質の点でも心配だし、そうそういい職人さんばかりとは限らないし、手間がかかればコストがかさむ。 土地を安く手に入れても、住宅でお金がかかってしまえば、本末転倒というものだ。 ■ 「うなぎの寝床」 型敷地
家を建てる場合、なるべく真四角に近い形が最もコストが安くなるとのことである。四角いほうが、基礎が安定するし、壁の量が少ないので、その分の材料費と経費が安くなる。 細長い土地に家を建てる場合は、どうしても壁の量が多くなる。それに細長い土地の場合は、中庭を設けるケースが多く、その分、壁やガラス建具が多くなってしまう。 しかし、多角形の土地に比べれば、壁は直角に交わるので、それほどの無理はないように思う。距離がとれれば、広さを感じることもできるし、中庭は楽しそうだ。 京都の町家といえば、うなぎの寝床型の土地が多く。今、古い町家に価値を見出して住んでいる若い人も多い。
そこで、うなぎの寝床の土地の場合を考えてみる。
しかし、この場合中庭が活きてくる。中庭を設けることによって、建物の後ろ側の南面が、静かな南面として活用できる。 通りからの視線も気にならず、日照、通風が確保でき、プライバシーの保たれた気持ちのいい空間になる。
■ 土地の持つ潜在能力を見極める
自分の希望をすべて満たす土地は、それこそ自分の資力では手の届かぬものだろう。そこで、条件を落としていくことになる。というか、掘り出し物のようなものを探すことになる。 その中でも、実はいいものとそうでないものがある。不動産会社による単純な査定では価格に反映されないものがある。そのうちのひとつが、「うなぎの寝床」型土地の向きだと思う。 今現在(2009年5月)、不況の影響からか、物件が豊富になってきている。すぐに売れそうなものも売れ残っている。今後、じっくり探せば、いいものがでてくるような気がしている。
|