1. はじめに
2. AV機器の組み合わせを考える
3. 格安プロジェクターの購入
4. データプロジェクターとシアタープロジェクター
5. 音響装置について
6. スクリーンのこと
7. プロジェクター設置にカメラ三脚を使用
8. まとめ
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1. はじめに
映像への志向
私は、映画が好きで、しかも古い映画が好き。最近500円で古いDVDを買ったりしている。
私の好きな映画(順不同)
ラウンド・ミッドナイト、ショーシャンクの空に、アパートの鍵貸します、七人の侍、カイロの紫のバラ、自転車泥棒、シャレード、雨に唄えば、12人の怒れる男、などなど

AV機器に関して
私は、オーディオ機器についてはそこそこのものを持っているが、ことAV機器に関しては凝っていない。テレビは15インチでDVDレコーダーもビデオも持っていない。
DVDの再生は、持ち運びのできるCD・MDプレーヤー(以前ラジカセと呼ばれていたようなもの)にその機能がついていたので、それをテレビにつなげてDVDの視聴をしていた。

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2. AV機器の組み合わせを考える
映画が好きなので、以前からプロジェクターは、欲しいと思っていたが、手が出るものではなかった。それが、少しずつ値段が下がってきて、データ用のものが10万円以下で買えるようになってきた。しかし、大画面の液晶テレビも急激に値段が下がってきたこともあり、どうしようかと迷うことになる。
また、2011年デジタル放送への完全移行により、デジタルチューナーまたは、チューナー付きテレビの購入を迫られることになる。あるいは、デジタルチューナー内蔵のハードディスクDVDレコーダーも選択肢としてある。
現在使用しているテレビは、液晶テレビの出始めのときに購入した、シャープのアクオスだが、デジタルチューナーはついていない。テレビは朝のニュースを見るぐらいなので、特に不満を感じているわけではないが、たまに録画したいなあと思うこともある。
それで、このようなAV設計で進めていこうと方針を決めた。
1. 今使っているテレビは、とことん使う。
2. 2011年のデジタル放送移行の際は、チューナーのみの購入を軸に考え、ハードディスクDVDレコーダーの購入もありうる。
3. 映画鑑賞は、プロジェクターを購入する。
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3. 格安プロジェクターの購入
方針が決まったところで、プロジェクターの物色にはいる。そんなある日、BenQという台湾のメーカーが出しているデータ用プロジェクターが52,800円になったとメールが入った。
これは、価格ドットコムに登録しておくと、価格が下がったときに、自動的に配信してくれるサービスである。ちょうど給料日(2/25)に今まで55,600円だったのが、52,800円になったという。
機種はMP511+というもので、BenQのなかでも最も安い価格帯のものである。ただ、2007年12月にモデルチェンジになり、以前のモデルに比べて、性能がよくなった。具体的にいえば、プロジェクターのよしあしを決めるひとつの要素として明るさがあるが、それが、2100ルーメンになった。
それが、6万円を切る価格で売り出されていたので、注目していた。そして、さらに安くなったのだった。
私は、給料日ということもあり、気が大きくなっていたこともあるだろう。最安値をつけていたアマゾンへ多少の迷いを感じながらも、注文のボタンをクリックした。
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4. データプロジェクターとシアタープロジェクター
私が、注文したのは、データプロジェクターと呼ばれるものである。パソコンにつないで資料を投影し、会議やプレゼンテーションで使う用途のものだ。
それに対して、シアタープロジェクターというものがあり、映画を見るにはこちらのほうが適している。価格は、こちらのほうが高い。
シアタープロジェクターは映画の暗部再現性を重視しており、明るさを重視しているデータプロジェクターとは違う特性となっている。
私の目的は、プレゼンテーションでなく、映画の視聴なので、シアター用を購入したほうが適している。
では、データプロジェクターを使って、映画を見ることができるかどうか。そしてどの程度見えるのか、調べて見ることにした。
私の勤める会社にBenQのデータプロジェクターがあった。それを借りて自宅で映画のDVDを投影してみた。何本かの映画を鑑賞したが、大画面の迫力は、実に感動的でうれしかった。
それにデータプロジェクターとはいえ、モードでシネマを選択できる。データプロジェクターで映画を見る人のことも考慮に入れていると思った。
私は、シアタープロジェクターよりかなり安く買える、データプロジェクターを購入することにした。
比較
■データプロジェクター
・画面サイズが4:3(ノートパソコンとの接続が最も多いため)
・輝度重視(手元資料が読める明るい室内でも鮮明に投写できるように)
■シアタープロジェクター
・画面サイズが16:9(DVD等の再生が主用途のため)
・画質重視(部屋を暗くして鑑賞するため、輝度はそれほど必要ないが、それよりも微妙な色再現性やコントラストが重視される)
・各種AV機器に接続できる入力端子が豊富
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5. 音響装置について
プロジェクターを買えば、DVDを再生できるパソコンがあれば、一応、再生できるが、音響面では全く期待できない。それで、映画を楽しもうと思ったら、音響を再生する装置が必要となる。
必要な機器を、情報の流れに沿って示すとこのようになる。
普通の機器構成で、プロジェクター以外に、DVDプレーヤー、AVアンプ、スピーカーが必要になる。それぞれを別々に調達すればそれなりの機能を発揮し、高いレベルでの満足を得られるが、私は、簡単で安い方法で用意した。
といっても新たに購入したわけでなく、以前から持っていた機器を利用したのである。
私が、以前から持っていた機器というのは、シャープ製のSD-FV10というものだ。
以前あったラジカセといった形態だが、カセットはついてなく、CDとMDが再生でき、チューナーを内蔵しているのでラジオを聞くことができ、DVDも再生できるというなかなか優れものである。音も悪くない。
この機器ひとつで、DVDプレーヤー、AVアンプ、スピーカーを兼ねることができる。もちろん、それぞれを揃えたときのグレードには及ぶべくもないが、格安プロジェクター生活を実行するにあたっては、必要にして十分な機能がある。
また、映画は夜間ヘッドホンを使って見ることが多いので、手元に機器を移動できるこのタイプは、何かと都合がいい。
接続の端子についても一言述べておこう。
プロジェクターへの映像データの入力は、いくつかの方法がある。
情報量の多い順、あるいは画像がきれいな順に
1. HDMI
2. コンポーネント接続
3. S端子
4. コンポジット接続
の順になる。
さらにパソコンからの入力はD−sub端子というものがある。
それで私の購入したMP511+は、最高画質を得られる 1. HDMIの接続はできないが、 2. コンポーネント接続以下は可能だ。
そして出力側、私のDVDプレーヤーは、 3. S端子と 4. コンポジット接続 による出力のみが可能である。
現状では、S端子による接続で得られる画像が最高のものとなる。コンポーネント接続の画像を得ようと思ったらDVDプレーヤーの変更が必要になってくる。
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6. スクリーンのこと
私の住まいはマンションだが、数年前にリフォームをして、壁を白い珪藻土で塗った。その壁面があちこちに広い面積であるので、そこに投影すればよい。
スクリーンの設置には、想像しただけでわずらわしさを感じるが、私は、スクリーンはすでに設置されている状態なので、ひとつ負担が減っている。

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7. プロジェクター設置にカメラ三脚を使用
私の購入したプロジェクターMP511+は、ズームの機能がついていないので、機器を移動させて、画面の位置、大きさを調整しなくてはいけない。
家の壁のちょうどいいところに投影する場合、テーブルを移動させてその上に機器を置かなければいけなかった。わが家のテーブルは大きいので、動かすとなるとひと騒動である。
そこで、プロジェクターを想像のなかで、部屋の宙に浮かべ、「ここにプロジェクターを置きたいなあ、何かいい方法はあるだろうか」と考えをめぐらせた。
天井にセットするのはよくあるケースだが、わが家の天井は簡単なつくりなので、プロジェクターを天井から吊るのは、危険だった。
そこで、ふと思いついたのが、カメラ三脚の利用である。カメラ三脚は、移動も簡単だし、高さ、角度の調整も思いのままである。使わないときはコンパクトにしまっておける。MP511+は、2.6kgと軽量なので、カメラ三脚に乗せても危なくない。
ただ、プロジェクターには、カメラ三脚についているネジをねじこめるネジ穴がないので、工夫が必要だ。
プロジェクターを手にとってよく見てみると、天井に吊り下げるためのネジ穴が3ヶ所あけられていた。このネジ穴を利用すれば、カメラ三脚に取り付けることができると思いついた。
用意
10ミリ厚ぐらいの板
4ミリ×25ミリのボルト 3本
4分の1インチの棚板用ナット(ダボという) 1個
電動ドリル
ドリルの歯 5ミリ、10ミリ
工作の手順
1. プロジェクターの底に固定するための木を切る。
2. その木にプロジェクターのネジ穴に合わせて穴をあける。
穴は正確にあけないといけない。クリアケースを利用して、穴の位置を写しとり、それを使って錐で下穴をあけ、ドリルで5ミリの穴をあけた。ボルトの径は4ミリだが、1ミリぐらいは余裕が必要だ。
3. カメラ三脚についているネジに合わせたナットを埋め込む

家具などの棚板をとめる金具をダボというが、ダボは調節できるようにねじこみ式になっているものが多い。このネジ山の径とピッチが、ちょうどカメラ三脚のネジと同じ4分の1インチだったので、それを利用することにする。
ちょうど中心になるところに10ミリの穴を深さ5ミリぐらいあける。その穴にダボのボルトをハンマーで打ち込む。
4. 板をプロジェクターにネジでとめる。

5. カメラ三脚に取り付ける。

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8. まとめ
音響、映像とも格安な方法で調達したので、本格的なシステムを構築されている方から見れば、なんとも貧弱なと思われるかもしれない。データプロジェクターは見るに値しないといわれる方もいるだろう。
しかし、高画質画面は、映像ソフト、再生装置、出力装置その三つの能力が合致したときに初めて得られるものである。どれか1つでも性能の低いものがあったら、その能力以上のものは得られない。
今回の私の場合は、DVDプレーヤーが、S端子以上の画像を出力することができないので、それがボトルネックといえる。また、DVDも古いものが多いので、それほど高画質というわけでない。
私がかけたコストは、実質プロジェクターの費用、5万円少々だけで、大画面の映画鑑賞を実現できた。子供も、アニメ映画を見て喜んでいる。投資に対して得られたものは、非常に大きいと思う。
プロジェクターのランプは、消耗品で寿命は2000時間といわれている。その寿命が尽きたころまたプロジェクターのことを考えてみようと思う。
2000時間といえば、映画が1000本見える。プロジェクターは、5万円少々、映画1本あたりなら50円。レンタル料を含めたとしても大変な節約になる。
総額
|
プロジェクター |
BenQ MP511+ |
52,800円 |
|
DVDプレーヤー(一体型) *1 |
SHARP SD-FV10 |
29,800円 |
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スクリーン |
壁面利用 |
|
|
カメラ三脚 |
従来から持っていた |
2,000円 |
|
カメラ三脚取付用工作費 |
|
1,000円 |
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合計 |
|
85,600円 |
*1 2005年に購入。現在(2008年3月)、同機種は販売されていないが、同様の性能を持つ製品は、各電気メーカーから販売されている。
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