ザ・船検・改造申請



我々が乗ってるジェットスキーは、船検がつき物ですよね。6年に一度とそのうち3年で中間検査
があります。ややこしい感じですが、3年に一度は、検査を受けなければなりません。
今回、Xiの中間検査および改造申請を受けて来ました。聞くも涙、語るも涙のブレイクストーリー!!
みなさまの参考になれば幸いです。

目次

1 自分でやる船検
2 情報収集
3 持っていくもの
4 改造申請
5 落下テスト(手順)
6 まとめ
7 JCI 各支部


1 自分でやる船検

船検を受けるには、自分で直接JCI(日本船舶検査機構)に申請するか船舶検査を請け負う業者
に頼まなくてはなりません。でっ、私の選んだ道は自分でやる!!というのも、中間検査と改造申請
を一緒にやってしまうのと、改造箇所が多過ぎて2〜3当たった業者にはいやがられ最低でも
20万〜30万くらいはかかるよなんて言われ、予算も無いし「え〜い、やけくそや自分でやったる」
っちゅうことで、Xデ−に向けてチャレジ開始!!


2 情報収集

まずは、情報収集!とりあえずどうしたらいいのか何もわからないのでJCI にTEL。
エンジン関係の改造は、耐久テストをすればまず問題無し、とわかりました。
耐久テストは機関の改造、乗せ替えなどの場合に10時間〜30時間、ジェットスキーに乗ります。
エンジンに異常が無ければOK!耐久テストが終われば、エンジンを開放(シリンダーヘッドを開ける)。
私の場合は30時間で普通にジェットを楽しんでるだけでしたけどね。
次に、ハル。これは、問題ありでした。JCI一度見てみないとわからないと言う返事でした。
あまりにも情報が少なくネット上でもハルに関することは、見つけることはできませんでした。それでも、
いくつかのJETのショップで話を聞いたところ、レース艇登録にすれば簡単に通るみたいです。
でもね〜レース艇にすると航行区域は狭くなるし、場所も限られる。何よりも自分自身JJSBAかどこかの
ライセンスを取らないとレース艇には出来ません。
どうにかしてプレジャーボートで船検をとうさねば!


3 持っていくもの

JET 船舶検査済票と最大搭載人員のステッカーが貼ってないとダメ!
法廷備品 救命胴衣(公認のもの)名前又は船名を表示、定員と同数分を用意する、信号紅炎、係船索(ロープ)、
船舶検査証書、船舶検査手帳、もし失ったとか、JETの乗せてて水浸しにしてしまったとか(俺のことか?)などの
場合は再交付できます。
工具     一応エンジンをかけたりシリンダーヘッドをはずすこともあるので、なんらかのトラブルに対応出来るよう
に工具は一とうおりそろえておきましょう。


4 船検の申請

これまたJCI にTELしましょう。たしか申請は郵送でも受付てもらえるはずです。
ノーマル艇だとなんら問題はないですけど、ひとたびモデファイすると改造申請を出さなければなりません。
申請当日、中間検査の申請、改造申請、臨時航行の申請、とケッコウ書き物が多いですが、JCI の方が親切丁寧に
教えてくれるので、何の問題もありません。
次に、改造申請に書いたところの部品をチェック。それから問題のカーボンハルのチェック、見てもらう前に、「カーボンハル
は認めてないので、本部がどういう回答をするかわからない」、なんて言われました。う〜ん、どうなるのかな〜!!
でさっそくチェック、何やらテスターのような物を出してきてセンサーみたいなのをハルにペタペタと押し当てていました。
ハルの厚みを計る測定機だそうです。数ヶ所に分けて計ってました。次に、木ハンマーを持ってきて「ちょっと叩くでー」と
「えーえーどうぞどうぞ!!」とは言ったものの、さすがにハンマーでハルをバンバン叩かれると「なんてことするねん!!
わざわざ叩かんでもええやん、かんべんしてくれーー」
てことを思いましたよ。ちょうどテストピースを持っていってたので、これだけの厚みがあるんですよと説明!
ひととうりチェックが終了後、「えーっとあと落下テストしてもらわないとダメですね」 なななっなにぃ〜〜〜〜〜っ!
オーマイゴット!!「えっしないとダメなんですか?」 「ええーダメです」 最悪や〜!もし落下テストで、ハルが割れたら
JETもパー、で船検もパー、と言ってもやるしかないんですよね〜。「ならばやったる〜〜〜」とまたもやけくそパワー!!
JCIからの宿題は、落下テスト、浮力材の追加(図1)、ハル積層構造簡略図の提出とこれだけは最低限しなければならないと
言われました。

(図1)

5 落下テストへの道

なんとも恐ろしいテストです。このXデ−をどう乗りきるかなぁ〜いくら海の上に落とすといってもハルぶっ壊れたら
どないしよ、来年乗るJETがなくなる〜〜!
泣くに泣けない〜〜。と言うことで、落下テストのすべてをご紹介します。
JCI の方はみにくるだけなので全部の準備は、
申請者が用意しなければなりません。
落下テストで問題になるのが、場所と、クレーンですよね。探せば落下テストを請け負ってくれる業者も居てます。
JCIの人に聞いてみましょう。知っていれば教えてくれます。ちなみにひとつ教えてもらった業者は5万円でやると
言ってました。これくらいが相場なんでしょうね。
私の場合、場所はなんとか、漁港やマリーナにTELして見つけ、クレーンは以前に2輪のレース時代の仲間が
今現在バイク&JETの店をやっていて、ユニックもあるし落下テストもやったことあると言ってたので、こりゃラッキ〜
「やってよ」と言ってら二つ返事でOK!定期検査、中間検査、落下テスト、販売修理などモトピットレーシングの
木戸氏なら、何でも相談に乗ってくれますよ。TELは0771−63−5031へかけてみてください。

1) 場所 え〜、落下テストをする場所ですが、漁港、マリーナなどでやりましょう。水深2mくらいはないとまずいで
すね、重たいJETになると着水した時にけっこう沈むみたいです。ちなみに私は、マリーナを使用料5000円
で場所をかりました。
2) クレーン JETを吊り上げるには、クレーンが必要です。重量300〜450kgを海面から船底まで2.5mまでの高さまで
吊り上げますので、2.9tあたりのユニックがいいですね。まちがっても、ラフターなどチャーターしないように
してください。お金がいくらあってもたりませんよ。
3) ウエイト 最大搭載人数分の重りを用意しましょう。想定では1名75kgです。私のXi は2名なので150kg!!
土のう袋に砂を詰めて、T袋25kgを6個用意しました。
4) その他 上記以外で必要なものは、JET吊り上げようのナイロンスリング×2、切断用ロープ、切断具(3Mくらいの棒に
刃物を付けたもの、金ノコなんかいいですね)布テープ、ビニール紐、ロープ×2

(テストの手順)

場所決め え〜、漁港、マリーナに到着したら、ユニックをとめられて、十分な水深と、最低でも半径5m以内に停泊してる船舶
がないところで、落下テストに最適な岸壁を確保しましょう。
吊り上げ JETを少し持ち上げて船底にナイロンスリングを通しましょう。で一度吊り上げてバランスが取れているか見ます。
理想は少しケツ下がりの方がいいようです。なぜなら、着水した時の衝撃を少しでも和らげるために。
バランスが取れてるなら、船体からナイロンスリングがずれないように布テープで止めておきます。着水した時に
ナイロンスリングが外れないようにするためです。引き上げがありますからね。
いったん降ろしたら、JETの足を置く所にウエイトを積みこみます。片側に3個ずつです。着水時にバランスを崩すこと
もあり海に落とすおそれもあるので左右のウエイトをビニール紐で結びます。(図2)
JETの前後に案内ロ−プ結びます。これは、吊り上げて海に持っていく時にユニックは旋回しますよね、その時JETの
方向を保持するためです。
ナイロンスリングに切断用ロープを結びます。一旦海に降ろすので、ナイロンスリングを、ユニックのフックに引っ掛け
てください。切断用ロープで吊り上げてもいいのですが、ユニックから海上に持っていく途中で、切れてしまっては、
万事休す!!おしまいですよね。海に降ろしてから、切断用ロープで規定の高さまで吊り上げてください。
切断 既定の高さ2.5mまであげます。着水時に変な方向に浮き上がっても岸壁にヒットしないように、切断具が届く
範囲で、出来るだけ放してください。いよいよ切断!!切断はウエットスーツを着用した人がしてください。着水時に
シャレにならないくらいの水飛沫が飛んできます。うまいこといくように祈りましょう。
90度傾斜 無事着水したら、一旦JETを引き上げてウエイトを降ろし再度海に降ろします。ナイロンスリングは外してください。
90度傾斜は文字どうりJETを90度傾けて復元力みます。で、後は、JCI の人に船体をチェックしてもらったら
やっ〜とテスト終了!!異常がなければ、後日検査済み票を送ってもらいます。
図2



6 まとめ

もっとたくさんの画像を乗せるはずがこれだけしかありません。なぜかと言うと、規定の高さまで吊り上げて落下準備が
出来た時、写真を撮ろうとした瞬間に切断用ロープが、ブチッー−!!バッシャーーーーーン!!!あら〜〜〜〜落ちてもたーーーー?
万が一ハルが割れてたら、沈没の危機に陥るので、急いで海に飛び込み、手探りでハルのチェック!!よかった〜何ともない。
JETが無事で気が抜けたのか、その後は写真を撮るのも忘れてしまいました。着水時の画像が欲しかったんですけどね〜!
船検、落下テストを自分でやるとやっかいなものです。しかし、JETの安全性には欠かせないことです。
ただ改造して乗るだけではなく、改造申請もしっかりと出してください。はじめてだと不安にもなるけどJCIの方に
聞けばどうすればいいのか丁寧に教えてくれます。
一度やれば、堂々と乗れるし、思ったより簡単な手続きで済み拍子抜けするくらいです。時間のある人は船体・機関の
整備をして船検・改造申請をチャレンジしみてはどうでしょうか。

船検・改造申請に費やした日数 2日内訳、申請に1日、落下テストに1日、実際は両方とも半日ですみました。
費用 中間検査費用5000円、臨時航行証明発行料4500円、友人ユニック付きで24000円
マリーナ使用料5000円、発砲体900円

7 JCI 各支部

各支部へお問い合わせ下さい。

 支部名    電話番号  支部名    電話番号
札幌 支部 011−261−3885 函館 支部 0138−26−3583
青森 支部 0177−77−2491 仙台 支部 022−364−8647
秋田 支部 0188−57−4344 那珂湊支部 029−263−3600
千葉 支部 043−224−2888 東京 支部 03−3239−0871
葉山 支部 0468−75−7515 新潟 支部 025−243−2707
金沢 支部 0762−22−2645 浜松 支部 053−455−0643
沼津 支部 0559−52−3981 名古屋支部 052−712−3151
鳥羽 支部 0599−25−6151 大津 支部 0775−25−2687
舞鶴 支部 0773−76−3282 大阪 支部 06−554−0151
神戸 支部 078−925−1300 和歌山支部 0734−31−9709
境 支部 0859−44−5178 玉野 支部 0863−31−8019
広島 支部 082−254−6027 尾道 支部 0848−23−7250
下関 支部 0832−45−3241 高松 支部 0878−21−0452
松山 支部 089−952−3463 高知 支部 0888−82−3003
福岡 支部 092−632−0552 長崎 支部 0957−43−5090
三角 支部 0964−52−3800 大分 支部 0977−21−2461
鹿児島支部 099−262−3801 沖縄 支部 098−863−7002

補足 新登録と船検

先日定期検査に行ってきました。今回は新登録制度のため
印鑑証明やらを用意しなくてはなりません。船検は改造申請など
なければ約10分程度と通常のものと変わらず楽なもんでした。
料金は¥15400です。あと変わったことといえば、船籍のステッカー
(私は三重)を貼るのと新たに登録番号のステッカーを貼られて、
結構念入りに剥がれないようにクリヤーのスプレーまで吹かれるんですよ。
これで船検完了です。
すごく簡単すごく安くできるのでみなさんも自分でやってみてはいかがですか?