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| 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | |||
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●流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)とは
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| 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、唾液を通じての空気感染または、 接触感染でうつります。そのため、家族や保育所、幼稚園、小学校など 子供同士が密接に接触するところで流行します。 潜伏期はおおよそ2〜3週間で、感染力は比較的弱く、不顕性感染 (感染しているのに症状が出ない)も、約30-40%あります。 また不顕性感染は、女性や乳幼児に多いと言われています。 感染する年齢としては、1〜2歳の乳幼児期は比較的少なく 5-10歳頃が一番多くなります。(おおよそ85%は15歳以下です。) なお母親からの抗体は、生後10ヶ月くらいまでは有効だと言われています。 (参考:おたふくかぜワクチン) |
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●流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の症状
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| 耳下腺のはれ | 耳下腺部(耳たぶ〜耳の前のあごのラインに沿って)が腫れます。 ふつうは、片側から始まり、1〜2日のうちに両側が腫れてきます。 (ただ4人に1人くらいは、片側だけしか腫れない人がいます) 腫れは、痛みがありますが、赤くはなったりはせず、3日くらいで ピークをむかえ、1週間から10日程度で消失します |
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| 発 熱 | 約80%の人に発熱があります。中程度の発熱が多く、発熱期間も 合併症がなければ、1〜3日程度が多いようです。 発熱に伴い、頭痛や腹痛がでることもあります。 |
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| 食欲低下 | 耳下腺が腫れて痛いため、食べ物がかみにくい、飲み込みにくいなどの 症状が出ることもあります |
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| 唾液腺のはれ | 約50%の人は、顎下腺や舌下腺(顎の下、顎と首の間にある)などの 唾液腺が腫れます。耳下腺のはれと同じで痛みを伴います。 |
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●流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の合併症
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| (1)無菌性髄膜炎 ・他の無菌性髄膜炎と同じ症状で、発熱、頭痛、嘔吐、けいれんなどが症状です。 ・頻度は、おたふくかぜの2-10%と言われています。ただし髄膜炎の症状のない場合でも、 髄液の検査で、異常を示すものがけっこうあります。 ・発症時期は、耳下腺が腫れ出してから4日以内が50〜60%となっていますが、 耳下腺が腫れ出す前(20%)や耳下腺が腫れない場合(4〜5%)もあります。 ・予後は良好で、大部分は2週間程度で後遺症なく治ります。 (2)脳炎・脊髄炎 ・頻度的には0.2%程度と言われています。 ・2〜3日で急激に発症し、髄膜炎の症状の他に、麻痺や意識障害なども加わります。 (3)精巣(睾丸)炎・卵巣炎 ・思春期以前はまれ。ほとんどは思春期以降に合併します。 ・精巣(睾丸)炎は、成人男性の10〜30%の頻度で起こり、耳下腺腫脹後 4-10日くらいに多いとされます。主な症状は、発熱、頭痛、悪心、精巣(睾丸)の 激痛・腫れ、陰嚢の発赤などで、3-7日くらい続きます。まれに睾丸の萎縮を起こすことも ありますが、片側だけのことが大部分なので不妊症となることはまれです。 ・卵巣炎の症状は下腹部痛が多いようです。 (4)膵臓炎 ・合併率は数%といわれています。 ・7-10日目頃に多く発熱、上腹部痛、悪心、嘔吐、下痢などの膵炎の症状があります だいたいは1週間程度で治ります。以前は糖尿病との関連が言われていましたが 最近ではあまり関係がないと言う意見が多いようです。 (5)聴力障害(難聴) ・合併率は 0.4%以下といわれ、難治性で、回復しません。 ・3〜7日目頃に多く、突然めまい、耳鳴り、嘔吐、ふらつきなどとともに 耳が聞こえにくくなります。 ・多くは、片側の耳だけのため、日常生活には差し支えないことが多い。 (6)心筋炎 ・おもに成人の合併症で、頻度としてはまれです。 ・胸痛、頻脈、呼吸困難などの症状が、1〜2週後から出現し、 突然死することもあります。 |
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●いつまでうつりますか?
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はっきりと確定していませんが、耳下腺が腫れる3日前から、耳下腺が腫れだして
4日目くらいまでが感染期間と考えられています。また不顕性感染(感染しているのに 症状が出ない)の人からも感染することがあり、集団発生はなかなか防ぎきれません。 |
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●いつから登校・登園してよいか
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学校保健法で「耳下腺の腫脹が消失するまで」と決められています。
ふつう耳下腺の腫脹は6〜10日間程度続きます。 しかしいろいろな合併症の可能性もありますので、無理はしないことが大事です。 |
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●流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の治療は
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特別な治療法はありません。症状や合併症に応じて、治療します。
耳下腺の腫れや痛みに対して、湿布などを貼ってもかまいませんが それ程効果はないようです。 痛みが強い時は、唾液が出やすくなる酸っぱい物や果汁は避けた方がよいでしょう。 |
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| ●流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は2回以上かかりますか? | |||
| おたふくかぜは、2度かかりません。たとえ不顕性感染で症状が出なかった場合でも 2度かかりません。2度かかったという場合は、他の耳下腺が腫れるようなウイルス (パラインフルエンザ・インフルエンザ・コクサッキー・エコー・サイトメガロなど)に 感染した可能性が大です。また反復性耳下腺炎といって、何度も耳下腺が腫れるような 病気もあります。はっきりしない場合は、抗体検査などで確定する必要があります。 |
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| ●流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の予防は? | |||
| 予防接種しかありません(抗体獲得率は90%程度)。麻疹や水ぼうそうでは、 接触後すぐに予防接種や、ガンマグロブリンの注射をすることで症状の出現を 防ぐことがある程度可能ですが、おたふくかぜの場合あまり有効ではないようです。 (最近の研究では、症状が出ることは防ぐことは出来ないが、少し軽く済ませる ことはできるようです。) (参考:おたふくかぜワクチン) |
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