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【2003/06/15】 |
![]() 〔修理工を悩ませた軽自動車〕 昭和42〜3年頃の話である。 異常ではないかと心配になったので、買った店に持ち込んだ。この店は修理工場も併設している。 事情を話し「欠陥車ではないのか」と言ったところ、店側は恐縮して「それは申し訳ありません。早速修理しますので2〜3日預からせて下さい」ということになった。(当時は欠陥車が問題になっていた時期だった) 3日後、もう修理が出来ている頃だと車を引き取りに行った。 ところが、出てきた修理工曰く 「前輪を分解して調べているのですが、まだ直りません。あと2〜3日待ってくれませんか」と言うので、更に2〜3日待つことにした。 丁度その頃、私の同僚U氏が、私の車と同じ車種の軽自動車を新車で買った。 彼の新車の前輪ホイールの中心部を触ってみた。熱い、私の車よりも熱い感じだ。 彼に聞いてみた 「君の車のホイールの中心部が熱くなっているぞ」 彼は答えた 「それは当り前じゃないか、ブレーキの摩擦熱で熱くなるのだから…」と すましたものだ。 あ!そうだったのか、ドラムブレーキの摩擦で熱くなるので、異常や故障ではない、まして欠陥車ではない ということに気がついた。 早速、店に出向いたところ、また修理工曰く 「ベアリングなど部品を新品に取り替えてみたのですが、直りません」と頭を抱えている様子、更に調べるから待ってくれと言う。 私は 「もう結構ですから、車をもらって帰りましょう」と言ったところ、今度は社長が出てきて 申し訳なさそうに曰く 「お客さん、本当に大丈夫ですか、足回りのところだから重大事故に繋がることもあるし、もっと徹底的に調べさせてもいいですよ」 と…。 「いや、もう結構です」と言って車を引き取って帰った。社長以下店員達が、済まなさそうに頭を下げて見送ってくれた。 私は、修理工に、これはブレーキの摩擦熱によるもので故障でも異常でもないということは言わなかった。 【出来事】
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