◇ これまでの云 い た い 放 題 ………◇ これまでの云 い た い 放 題 ………◇ これまでの云 い た い 放 題 ………
【2004/05/01】



◇第77回◇
首相の靖国神社参拝違憲判決

 去る4月7日、福岡地裁は、首相の靖国神社参拝は 憲法違反との判断を示した。
これは、九州や山口県等の宗教関係者、在日韓国・朝鮮人らが、国と小泉首相を相手取り、平成13年8月13日の小泉首相の靖国神社参拝により、信教の自由を侵害されたとして 起こした国家賠償請求訴訟の判決である。

 判決では、小泉首相の靖国神社参拝は 内閣総理大臣の職務の遂行と認められ、憲法が禁ずる宗教的活動に当たり、違憲だと判断している。
また、小泉首相には「継続的に行う強い意志」や「政治的意図」があり、「憲法上の問題及び国民または諸外国からの批判等があり得ることを十分に承知しつつ」行なった等とも述べている。
 更にまた、平成13年8月15日の終戦記念日には、前年の2倍以上の人が靖国神社に参拝しているが、これは前々日に小泉さんが参拝したためであり、これは、靖国神社を援助、助長、促進する効果をもたらしたことになるとも述べている。

 信教の自由は、国民全てに保障さるべきものである。公人であっても本人の私的行為であれば 等しく保障されねばならない。( 法の下の平等 )
 小泉首相の靖国神社参拝は、内閣総理大臣の職務の遂行だと決め付けているが、何を根拠に総理大臣の職務の遂行と言っているのか、判然としない。
判決では公用車で来たことも 職務の遂行の理由の一つに挙げている。
総理大臣が出かけるのに、SPも付けずに タクシーで行けと言うのだろうか。この裁判官の愚かさを露呈したものだ。
記帳に肩書きを書いたから、職務の遂行行為だとも言えない。
名詞には、多くの人が○○社長だの××部長等という肩書きをつけ、公私に関係なく使っている。それが一般の慣習だ。
小泉純一郎だけでは、どこの小泉さんか分からない。総理大臣である小泉が参拝したと言ってどこが悪いのか。

 「継続的に行う強い意志」「政治的意図」があるからと言っているが、継続的に参拝しようと 1回限りにしようと本人の勝手ではないか。
本人は政治的意図はないと言っている。政治的意図があると決め付ける根拠は何だろう。
判決では、小泉さんが参拝したから、8月15日の参拝者が2倍以上に増えたので、これは首相が靖国神社を援助、助長、促進したことになると言っている。
これは司法試験に受かった裁判官とも思えない支離滅裂な論拠だ。この裁判官は、余程 靖国神社が嫌いなのだろうということだけは分かるのだが…。
参拝者が2倍以上に増えたということは、多くの国民が靖国神社を想い、小泉首相の参拝を支持している根拠にはなっても、首相が靖国神社を援助、助成した等と言うことにはならない。

 「憲法上の問題及び国民または諸外国からの批判等があり得ることを十分に承知しつつ」参拝したから憲法違反だと言うが、これは 司法判断の領域を超えている。
小泉さんは、靖国参拝は憲法上問題ないと考えたから参拝したはずだ。
「国民または諸外国からの批判等があるから…」というのは、裁判所が関知すべき問題ではない。これは司法の行政への介入である。
裁判官は、あくまで法的判断に徹すべきで、自らの思想や政治的な考え方に左右されたり、言及してはならない。

 歴代総理は、伊勢神宮にも 毎年初めに参拝している。旧社会党委員長の村山富市氏も 首相時代に伊勢神宮を参拝している。 民主党の幹部たちも、今年の正月には集団で伊勢神宮に堂々と参拝している。
伊勢神宮参拝が問題にならないのに、靖国神社だけがなぜ憲法違反だと言って問題になるのか。
憲法上の観点からは、いづれも同じはずだ。
 地鎮祭などは、特定の宗教 (神道) を取り入れた儀式だが、我国の伝統や慣習に基ずくものであるため、これを行政が行なっても誰も憲法違反とは言わない。
 首相の靖国参拝は憲法違反だと言う主張は、実は法的に問題にしているのではなく、靖国神社反対という政治運動に利用しているだけだ。
原水協等の反核団体が、実は本当の核兵器廃絶を目指しているものではなく、反米左翼運動の一環としての運動であるのと同じだ。( 原水協は、北朝鮮の核開発問題には騒がない )

 原告側は、損害賠償請求自体は棄却され 敗訴したにもかかわらず、これを完全勝訴と受け止め 控訴しないことにした。
控訴すれば、首相の靖国神社参拝合憲の判決が出る可能性が 大きいと考えたからだろう。
被告側( 国、首相 )は、憲法違反と言われても、形式的には 勝訴となっているので控訴できない。
 首相の靖国神社参拝が、原告の権利を侵害していないという結論を導くのに、敢えて 憲法問題にまで踏み込んでいるのも、これまでの判例と著しく異なり、そこに政治的意図を感じる。
いずれにしても 今回の判決が、多分に政治的意図を持つ判決であることは間違いない。

 早速 中国や韓国から この判決を支持し、小泉首相の靖国神社参拝を非難する発言が出ている。
このような中韓の内政干渉を曖昧にしておくべきではない。
政府は、内政干渉だとはっきり声明を出して抗議すべきだし、小泉首相も 批判をかわすため 参拝の日にちを変える等 姑息なことを考えるべきではない。
靖国神社参拝は 8月15日がよいと思ったら、所信に従ってに堂々と参拝してもらいたいものだ。(2004.05.01)

 次回は〔第78回〕「イラク人質事件」(2004.05.15)

 【出来事】
  • 4月15日 韓国総選挙 盧武鉉政権の与党ウリ党が単独過半数獲得
  • 4月15日 イラクで日本人フリージャーナリスト等2名が行方不明になっていることが判明 14日にバグダッド西方で武装勢力に拘束された模様
          2名は安田純平(30)渡辺修孝(36)の両氏と見られる
  • 4月15日 4月8日にイラクの武装勢力により拘束された日本人3人解放される
  • 4月17日 4月14日にイラクの武装勢力により誘拐されていた2名(安田純平 渡辺修孝の両氏)解放される
  • 4月17日 イスラエル軍 ガザ地区でイスラム原理主義組織ハマスの最高幹部ランティシ氏を武装ヘリからのミサイル攻撃により殺害(ランティシ氏は、今年3月22日イスラエル軍により殺害されたアハマド・ヤシン師の後継者)
  • 4月22日 北朝鮮西北部の竜川(リョンチョン)駅で爆発物積載列車の大規模な爆発事故発生 死者161名 負傷者1300名等とも言われているが詳細不明
  • 4月25日 衆院統一補欠選挙 埼玉8区 広島5区 鹿児島5区の3選挙区で自民党の公認候補が当選