◇ これまでの云 い た い 放 題 ………◇ これまでの云 い た い 放 題 ………◇ これまでの云 い た い 放 題 ………
【2006/12/01】



◇第139回◇
先端家電の進歩と戸惑い

 デジタル時代を迎えて、最近の先端家電の進歩の勢いは 凄まじい。
I C(Integrated Circuit 集積回路)やI T(Information Technology 情報技術)を駆使した家電の代表格は、テレビとパソコンだろう。

 テレビ受像機は、ここ半世紀の間に、真空管方式から半導体集積回路へ、白黒⇒カラー⇒ハイビジョへと進歩し、今や ブラウン管テレビは 旧式となり、液晶やプラズマ方式の薄型テレビに変わりつつある。(既に ブラウン管の国内生産は 中止されている)
 テレビ放送も従来のアナログ放送から デジタル放送時代へ移行の最中だ。
2011年7月24日以降は、これまでのアナログ放送は 全てデジタル放送に切り替わり、従来のアナログ テレビでは受信できなくなる。
それまでに、デジタルテレビに買い換えるか、デジタルチューナー(又はデジタルチューナー内臓録画機器等)を購入しなければならない。
チューナーだけでも数万円はする。デジタルTV(薄型ハイビジョン)は、機種にもよるが 20万円前後はする。
 ハイビジョン放送は、とてもきれいで 迫力があると言われる。
画面がきれいだと言うのは、走査線が 従来の525本から ハイビジョンでは1,125本になるため、きめ細かな画質になるからだろう。
迫力があるというのは、従来のテレビでは、画面の大きさに限界があったが、ハイビジョンでは 大画面で見ることができるからだと思う。
ハイビジョン放送を、今 一般家庭に普及している25インチ程度の画面で見ても そんなに迫力ある画面にはならない。
折角ハイビジョンの迫力を楽しむなら、せめて37インチぐらいは欲しいということになる。
 地上波デジタル放送への完全移行までは、あと4年半ある。買い換えるテレビは、液晶にするかプラズマにするかも考えねばならない。もっともっと安くなるだろうし、じっくり考えて…と悠長に構えている人も多いだろう。

 テレビ画像等の録画に 長く君臨してきたビデオテープも、過去の遺物になりつつある。従来のビデオテープレコーダー(VTR)は、家電販売店では 隅のほうに淋しく置いてあり、店頭から消え去るのも時間の問題だろう。
 今主流になっているのが、DVDレコーダーだ。ハードディスクを組み込んだDVDレコーダーは、従来のVTRに比べると 確かに使い易く 便利になっている。
保存したい大切なビデオテープは、今の内に DVDにダビングしておいた方がよい。(テープは劣化が早いし、ビデオテープレコーダーが廃れたら 将来 ビデオテープの再生が できなくなる可能性がある)
従来のアナログ画像用のDVDレコーダーは 数万円で買えるが、ハイビジョンに対応したDVDレコーダーになると 安いものでも10万円前後はする。
 更にまた、今のDVDの容量では、長時間のハイビジョン画像の録画ができないため、次世代DVDが開発され、既に一部出回っているが、まもなく本格的に販売されるはずだ。
ところが この次世代DVDについては、ソニー、松下電器等が推進する“ブルーレイ”方式と東芝、NEC等が推進する“HD DVD”方式の二つの規格があり、今 お互いに熾烈な主導権争いを行っている。ビデオテープの初期のころ、VHS方式とベータ方式が並存したのと同じ状況だ(結局 VHS方式に統一されたが)
次世代DVDも、当分は 二つの規格が並存するだろうが、将来は いづれかに一本化される可能性が強い。
本格的なデジタルハイビジョン時代になれば、次世代DVDも必需品になるが、どちらが本流になるのかを よく見定めて購入する必要がある。これも消費者の頭を悩ます問題だ。

 パソコンの進歩も著しい。購入時期が1年違うだけで すぐ古い機種になってしまう。
例えば、パソコンのメモリは、初期のパソコンでは4MB(メガバイト)ぐらいだったが、次第に容量アップし、ついこの間までは256MBが普通だと思っていたのに、今は512MBが主流になっている。更に、メモリが 1024MBのパソコンも出回っている。お陰で以前のようにフリーズすることはなくなった。
CPUの性能やハードディスクの容量のアップについても同じことが言える。
もうちょっと待てば新製品が出てくるだろうと思うから、購入や買い替えの時期に悩む。
 WindowsのOS(基本ソフト)は 今は XPの時代だが、以前のWindows98、2000、ME等を使っている人も結構いるようだ。
しかし、来年になると更に進化したWindows Vistaが発売される。
パソコンの買い替えを考えている人の中には、Windows Vistaになるまで待とうと思っている人も多いだろう。
私の場合、Windows 98SEからXPに買い換えた時、これまでのプリンターやスキャナー等の周辺機器が 使えなくなり、XPに対応した新たな周辺機器の購入を余儀なくされた。余分な出費だった。
私は、Vistaの時代になっても、安易に買い換えるつもりはない。今のところ XPで何の不都合や不満もないのだから。

 数年前、220万画素のコンパクトデジタルカメラを5万数千円で買った。その後まもなく、値段は大幅に下がり、性能は著しく向上し、今や600〜800万画素が一般的になっている。もうちょっと待てば…と悔しがったものだ。
メーカー側は、画素数の増加で購買意欲を煽っているようだが、B5版程度までのプリントなら220万画素のデジカメで十分である。パソコンで扱う場合は、大きな画素数のものは、容量が大きいため不便な場合もある。
その後、800万画素の高価な一眼レフを買ったが、もっぱら愛用しているのは、使い易い220万画素のコンパクトカメラの方である。

 パソコンの周辺機器 プリンターもパソコンに劣らずモデルチェンジが早い。メーカー各社、多種多様の機種を売り出している。
いつも不便に思うのが、 補充用のインクカートリッジが、同じメーカーでも機種毎に違うことである。
自分のプリンターに対応したインクカートリッジを探さねばならない。小さな店では、欲しいインクカートリッジが置いてない場合もある。
同一メーカーのプリンターなら、カートリッジの種類を せめて2〜3種類にしてくれたら 随分便利になる。それがユーザーに対する配慮というものだろう。
最近のプリンターでは、各色独立方式が増えてきた。これは 無くなった色のカートリッジのみ交換すればよい。インクのロスをなくす点では、評価できるが、インクの値段は安くない。
メーカーは、プリンターで儲けた上に、補充用インクでも更に儲けようという魂胆のようだ。

 家電メーカーは、次々と新製品を開発し、モデルチェンジを行い、購買意欲を煽っている。
消費者は、あまりにも激しい進歩や変化についていけない思いだ。
電化製品を買うに当たっては、有用性や必要性、先の見通し等も十分考慮する慎重さが必要だと思う。
新製品が出たからといって すぐに衝動買いをするようでは、後で損したということになりかねない。(2006.12.01)

 次回は(第140回)「2006年を振り返って」(2006.12.15)
  【出来事】
  • 11月15日 APEC(アジア太平洋経済協力会議)開幕 (15〜16日閣僚会議 18〜19日首脳会議)於ベトナム ハノイ
  • 11月15日 北海道太平洋沿岸東部からオホーツク海沿岸にかけて津波警報 北海道日本海沿岸及び北部太平洋沿岸中部から静岡県沿岸にかけて津波注意報 千島列島でM8.1の地震があったため
  • 11月26日 大相撲11月(九州)場所千秋楽 横綱朝青龍が全勝優勝(14日目に優勝決める)
  • 11月30日 防衛庁省昇格法案 自民公明の与党 民主党等の賛成多数で衆院本会議で可決 参院へ送付