真冬のメルボルン その1

| ●やっとメルボルンに行ける! |
| 私が最初にオーストラリアを訪れたとき、メルボルンの滞在予定は3泊4日だった。メルボルンを観光するには十分な日程である。 しかし、私たちは5人だけで別のツアーを予約していた。ホテルに荷物を残したまま、エアーズロックへ1泊旅行に出たのだ。そのため、メルボルンでは、1日目にペンギンを見ただけで、次の目的地パースへ移動することになった。 確かにエアーズロックは、無理して行っただけの値打ちはあったのだが、メルボルンをゆっくり歩き回れなかったことが、ずっと心残りだった。 今年の夏は、そういうわけで「絶対メルボルンに行く」と決めて旅の計画を立てることにした。 期日は、仕事の都合で、お盆のど真ん中、8月13日から19日。メルボルン3泊、シドニー2泊という日本旅行主催のツアーだ。真夏の名古屋からの旅は、服装が心配。 出発の日、名古屋空港で、荷物を預け売店でぶらぶらしていたら、何と、教え子に出会ってしまった。親とハワイへ行くんだって。今の小学生はすごいなあ。 そう言えば、空港には子供の姿が目立っていた。修学旅行か研修旅行かわからないけれど、中学生や高校生の団体がたくさんいた。引率の先生、ご苦労さま。 今年の7月から日本の入出国カードが必要なくなった。出国審査は、パスポートと搭乗券だけでOK。20時10分発のQF50便は、満員の乗客を乗せて無事離陸した。天候にも恵まれ、トラブルなしだ。 ケアンズでトランジット。まくり上げていたシャツの袖をおろし、セーターを着た。 ロビーの奥にあるスモーカーズ・バルコニーで、たばこを吸ったり、コーヒー(フラット・ホワイト)を飲んだりして時間をつぶす。 名古屋から乗ってきた元気いっぱいの子供たちは、ケアンズで降りたらしく、代わりに別の乗客が乗り込み、ケアンズを出発。今回は通路側の席なので、外の景色は見えない。 9時前ようやくシドニーに到着した。ここで入国手続き。荷物を受け取って税関へ。申告なしの所を通ろうとすると、どういう訳か係員が「あっちへ行け」と指示。荷物をX線検査しただけでOKだったが、私ってそんなに怪しそうなのかなあ。 到着ロビーに出ると、日本旅行の係員の日本人女性が待っていた。一度外に出て、たばこを吸いたかったのだが、「時間がありません」と言われ、大あわてで国内線行きのバスへ乗り込む。 結局たばこは吸えずに、10時発のメルボルン行きに乗り込んだ。昼前メルボルンに到着。さすがに寒い。スーツケースから上着を出して着込んだ。 他のツアーの乗客と一緒に、旅行社係員のMさんが運転する車でシティへ向かう。 「私のオーストラリア日記・メルボルン編」は、ばたばたとあわただしい雰囲気で始まった。 |


| ●トラムに乗って街歩き出発 |
| 車は空港から順調に走った。あたりの景色は何となく記憶にある。 日本旅行のMさんは、まず、同乗した別の客を昼食予定のレストランに送ると言う。それから、観光なし食事なしの私をホテルに連れて行きチェックイン、その後レストランに引き返して市内観光なんだそうだ。なかなか大変な仕事だと思う。 ![]() 今回宿泊するのは、ホリディ・イン・メルボルン(旧セントラ)。シティのはずれ、ヤラ川のほとりにあるワールド・トレード・センターに隣接しているホテルだ。 Mさんにオプショナルツアーの予約を依頼して、部屋に入る。窓からヤラ川やクラウン・カジノが見えた。1階(実際は2階)なので、あまり眺めがいいとは言えないのが残念。 フロントでTCを両替してから、街を歩いてみることにした。ホテルの前の道もトラムが通っている。道路の真ん中がトラムの乗り場。路面電車が走る音を耳にすると、ああメルボルンにいるんだなあと実感。この道を渡ると、ヤラ川沿いのバットマン公園。昼休みのビジネスマンたちが、のんびりと芝生やベンチでくつろいでいた。公園の北側には、シティの高層ビルが見える。ヤラ川の向こう岸はクラウン・カジノだ。 水族館の近くを通って、フリンダース通りに出る。フリンダース・ST駅は、よくメルボルンのパンフレットなどに登場する有名な建物。壁の色がやけに鮮やかだ。ここでトラムに乗ることにした。 れんが色のシティサークルというトラムは、シティの中心部を無料で1周できる。正面に「シティサークル」という看板をつけた、黄色と緑の列車も同じだが、やはり、れんが色の方がいいな。 |






