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潰瘍性大腸炎(UC)の手術の資料
- ストマ(人工肛門) -


Page更新日:
2000.9.23 作成
2001.1.29 追加
2005.1.16 追加
2007.4.6 リンク追加






 潰瘍性大腸炎の手術では、ステロイドの影響などを考えて、一時的に ストマ(人工肛門) を造設する場合があります。
 二期分割方式や三期分割方式があり、私の場合は、二期分割方式です
 私のような、 直腸の粘膜を1.5cm程残して、回腸の一部でJポーチ(Wポーチというのもある)という袋を造り、 それと肛門管を繋ぐ「回腸嚢肛門管吻合術」(IACA) では、手術を分割せず、一回で終わらせる場合もあるようです。
 しかし、私の場合は、”ステロイド(プレドニンなど)を使用してると、直腸と肛門管を繋ぐ際、縫合不良の危険性がある” (ステロイドの副作用として傷の治りが悪くなるというのがある)ということで、一時的にストマを造る二期手術の方式を取る事になりました。
 これは、大腸(病変)のほとんどを取り除いてストマを造る事により、潰瘍性大腸炎の病状を無くし、それにより通常の食事を可能とし、 体力の回復とステロイドの減量を可能にするというものです(病変である大腸がなければ、ステロイドを減らしても、潰瘍性大腸炎の症状が悪化することはないという理論ですね。当たり前と言えば当たり前ですけどね)。
 実際、大腸を取り除きストマになってからは、食事は好きな物を食べてますし、プレドニン(ステロイド)の減量も順調に行えました
 ただし、粘液ろうから肛門までの間の20cmほど残っている直腸はステロイドの量が減るにしたがい、 粘液/粘血便が増えて、痛みも強くなって、調子が悪くなっていきましたので、 リンデロン坐剤というステロイド系の座薬を使っています。
 しかし、二期目の手術の予定が決まってからは、そのリンデロン坐剤の使用も減らすように指導されました。
 やはり、小腸(回腸)と肛門管を繋ぐ手術の前には、なるべくステロイドの影響は無くしておいた方が良いということでしょうね。

 以下に一期目の手術終了後の写真を示します。

潰瘍性大腸炎手術:ストマ(人工肛門)の写真


 手術後のおなかの写真です。

 私のストマは、非常に良く出来てるそうです。
 看護婦さんや先生に「良いストマだね♪」と誉められます(^_^;。

 ストマは、小腸(回腸)の端の部分を出した物です。
 ここから、消化された物が出てきます。
 肛門は一応ありますが、小腸と肛門は分離されてますので、消化された物は、お尻からは出てきません(当然ですね)。
 それから、粘液ろうというのは、直腸の端を外に出したものです。
 これは、一時的に作ったもので、二期目の手術の時に、残ってる直腸と一緒に切除されて、 お腹の傷を閉じるのと一緒に閉じられます。
 ここからは、名前の通り、粘液が出てきます。
 普段は、この上にガーゼを張り付けています。
 直腸の調子が悪い(炎症が酷い)時は、やはり粘液の出る量も多くなるようです(お尻から出る粘液/粘液便の量も増える)。
 プレドニンをオフしてからは、血の混じった粘液が出る量も多くなりました。
 大腸の大部分を取り除いたと言っても、潰瘍性大腸は健在で、残っている直腸に悪さをしてくれてるようです(T_T)

ストマ(人工肛門)装具

 ストマの装具を付けた写真です。

 このような袋を付けて、排泄物を溜めます。
 ストマからは、消化された物とガスが出ますので、それらがこの袋に溜まります。
 ストマからは、意識せず、ガスや排泄物が出てきます。

 私の場合、ガスが沢山出るので、かなり溜まりますね。ですので、たまにガス抜きをしないと、 この袋が破裂しそうなぐらいパンパンに膨らみます。
 寝てる時など、かなり危険なぐらい膨らんでることがあります(^_^;。

 この袋に溜まった排泄物は、トイレで捨てます。
 私は、一日に4〜5回ぐらい捨ててます。

 このストマの装具の交換は、3日に1回ぐらいです。
 私は、お風呂に入った時に剥がして、お風呂から上がってストマの周辺を乾かした後、新しい装具を付けています。
 また、ストマの周りにはパウダーを付けて皮膚を保護しています。
 (腸液は、消化液を含むので、周りの皮膚を溶かす作用があり、皮膚を傷める可能性があります。)

 ストマの装具のフランジ(肌に張り付ける部分)の穴は自分で開けるのですが、これは、 ストマの大きさより2mm程大きめに開けるとよいようです。
 私は、31〜32mmぐらいの穴を開けてます。
 ストマは、手術後、しばらく浮腫んだ状態ですが、しばらくすると大きさが落ち着くようです。

 ストマの生活ですが、ちょっと不便ですが、潰瘍性大腸炎が悪化してトイレとお友達の状態に比べると、雲泥の差で平和です。
 トイレに走って行かなくて良いのが、こんなに幸せだとは思いませんでした(^_^;;;;;;。
 直腸が痛い/粘液ろうの周辺が痛いなどがなければ、このままストマでも良いかなぁなんて思ってしまうぐらいです(笑)。

 ストマの難点は、うつ伏せで寝れないということぐらいですね(笑)。
 あとは、私は肌が弱いので、ストマの装具を貼った部分の肌が負けて痒くなることがあるで、痒さを我慢するのが、ちょっとつらいぐらいかな。

2001.1.29 追加

ストマ(人工肛門)閉鎖手術後の傷跡

 左の写真は、気になる人が多いと思われるクローズ後のストマ(人工肛門)の傷跡です。
 現在(2001.1.29)は、当然、傷の痛み等はありません。
 傷跡も私の感覚では、気になる程ではありません。(女性の場合、気になる人も居るのかな? 気になる人は、 ステロイドを使ってない状態の時に手術して、ストマを造らずに一回のオペで終わるようにしましょう! ステロイドを使ってない時に手術した方が、術後の経過も良いようです。)
 私の場合、二期目(2000.10.5 オペ実施)の手術後、いまいち調子が良くなく、おしりの痛みお腹が張る苦しさで、毎日苦しんでます(T_T)。 (大腸が無くなったので、言うまでもなくトイレ(便)の回数は多く、トイレ地獄です(^_^;;;;。<10〜11回/日ぐらい)
 お腹の張りは、手術後、日にちが経つにつれて徐々に良くなってきてくれて、今(2001.1.29)ではかなり改善されましたが、 おしりの痛みはかなりきついです。
 物が通ると、2〜3cm程度残ってる直腸に、ヤスリで削られたような痛みが走ります。 何度もトイレに行ってると、力んだだけで、おしりの奥にかなり強い刺すような痛みを感じるようになります(T_T)。
 トイレから出た後も、かなりヒリヒリした痛みが続いて、かなり苦しいです。
痛みが酷い時は、痛みのせいで何も手につかない状態になってしまいます(;_;)。
夜中にトイレに行った時などは、痛みで一晩中眠れないこともあります。
 おしりが痛い時は、座ってても横になってても痛いです。
 円座(ドーナツ型の座布団)におしりを乗せれば、少しは楽になるので、それでしのいでます。

 痛みの原因は、回腸嚢(Jポーチ)と肛門管(残ってる直腸部分)の吻合部が(炎症の為(?)に)細くなってしまっていて、 物が通り難くなってる為のようです。
 手術後、初めての内視鏡検査(2000.11.28実施)では、内視鏡すら通らないぐらい細くなっていて、吻合部分をバルーン(風船)で広げる(ブジー)という処置をされました。
 細くなってる所を無理矢理広げるわけですから、物凄く痛い(T_T)です。
 内視鏡をやりながらの処置ですので、画面でバルーンを膨らませたり萎めたりするのを見る事が出来ます。
 そこで、バルーンを膨らませた時に、直腸の粘膜から血がにじみ出るのを見る事が出来ます(T_T)。

 現在もやはり吻合部分が細くなっているようで、通院のたびに先生に指を入れられて、無理矢理ブジーされてます。
 これも、無茶苦茶痛くて、診察室で叫び声(^_^;を上げています(-_-;。
 通院は、はっきり言って恐怖以外の何ものでもありません(T_T)。
 先生の話では、「そのうち良くなる」という事なので、日にち薬を信じて我慢し続ける日々を送ってます。

 退院後しばらくは、おしりの痛み用に強力ポステリザン軟膏という薬を処方してもらっていたのですが、 あまりにも痛みがきついので、予約外の日に行ったら、リンデロン坐剤(ステロイド)を処方されました。
 リンデロン坐剤は、副作用などの関係から出来ればあまり使いたくないのですが、ステロイドは炎症に対してやはり強力で、 これを使うようになってからは、少しづつですが症状は改善されてきてるように感じます。
 現在は、おしり用の薬として、プロクトセディル(2回/日)リンデロン坐剤(2回/日)を使ってます。
 また、飲み薬は、下痢止としてフェロベリンA(食後2錠)、整腸剤としてラックビー(食後1袋)を飲んでます。

 現在は、おしりが痛い! お腹が苦しい! とまだまだ大変ですが、

そのうち良くなるでしょう!

と先生を信じて自分に言い聞かせてます(^_^;。(いつまで我慢すればいいんだよぉぉぉぉぉぉ(T_T)。>先生)

 まぁ、ストマの時は、トイレ地獄も排便痛もなくて、平和だったなぁなんて思っちゃったりするんですけどね(^_^;。
 ホント、UCのトイレ地獄の状態に比べると、ストマの生活は楽でしたね。
 またストマに戻してくれないかなぁなんて、とっても罰当たりなことを考えちゃったりするんですよねぇ・・・(^_^;;;;;;。
#でも、またストマにする為の手術でお腹を開くのはイヤ。(^_^;

2005.1.16 追加

 2005年1月16日現在、残っている直腸粘膜の部分の痛みはほとんど解消されています。
 日にち薬「そのうち良くなるでしょう!」という先生の話は嘘ではなかったです(^_^)。

 ただ、私の場合、痛みが解消するまで手術をしてから、4年もかかってしまいましたが・・・(´・ω・`)。
 手術をした他の人は、半年とか1年程度で痛みの問題は解消しているようですけど・・・。

 確かに、私も手術直後と1年後では、痛みのレベルがかなり違いました。
 日が経てば、それに合わせて少しずつ回復はしていました。
 しかし、この時点で、直腸を痛めつけ過ぎてたのが失敗だったようです。
 その為、完全に回復するのに、かなり時間がかかってしまったのだと思います。
 直腸をそんなに痛めていない人なら、手術をしてから1年もあれば、十分に回復出来るのだと思います。

 直腸の痛みは、昨年の後半から急激に良くなっていったのですが、 これは、昨年8月頃から始めた
肛門括約筋のトレーニング
の効果もあったのだと思います。
 トレーニングを始める前は8〜9回/dayだったトレイ(排便)の回数が、 肛門括約筋のトレーニングの効果が出てきた頃には、
4〜6回/day程度に減少しました。
 排便回数が減少したおかげで、おしりの負担が減って、直腸の回復が早まったのだと思います。

 あと、手術後になった痔ろう(肛門周辺膿瘍段階)の傷の回復に効果のあったヒアルロン酸とコラーゲンの入ったサプリメントを飲み続けているのですが、 その効果も多少はあるのかもしれません。

 お肌に良い成分は、直腸の粘膜にも良いハズですからね。
 本当に直腸粘膜に効いてるのか良くは分かりませんが、せっかく調子が良くなったので、このまま飲み続けようと思っています。

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