・ホームページへ・Graffiti基本・アルファベット・数字・記号・
Graffiti エリアの寿命
私はPalm
OS機を使い始めてから3年以上経ち、PalmPilot、PalmIII、WorkPad
c3と使ってきていますが、どれも使っているうちにGraffitiの認識率が落ちてきているような気がします。ただし実際に比べた経験がないので、初期と比べてどれだけ悪くなったのかわからないし、個体差がどれだけあるかも全くわかりません。しかし、いずれの機種も1年程度ではっきりと分かる程度に誤認識が増えてきています。
また、調子の良いときと悪いときがあるのも確かです。いろいろいじっているうちに、症状が軽くなることがあるのです。
私の場合、辞書の編集のために、かなり酷使したため、1年足らずで以下の様な現象が頻発するようになりました。これらはJ-OSの日本語入力ON/OFFのどちらでも起こります。
- タップが誤認識される。バックスラッシュや"i"に認識されることがある。例えばGraffiti
エリアで100回タップを行えば、50個の"."が表示されるはずだが、実際には次のようになる。..i..'..........ii............\.#...
- iがfやスラッシュに認識されることがある。特に始点をGraffitiエリアの中央付近にしたとき、誤認識が多い。
- アルファベットのGraffiti エリアと数字のGraffiti
エリアのどちらでも記入できる文字については、明らかに数字のGraffiti
エリアの方が認識率が高い(ただしこれは認識する文字数が少ないからという理由もあると思う)。
- MemoPadで入力中に、文字の大きさを替えるボタン[A]の反転がなくなることがある。(Palm
OS3以降はこのボタンはありません。MENU-Options-Fontで切り替えます。何でなくなったんだろう)
- 例えば、ゆっくりとタップを繰り返していると、時々二つ並んだAの両方とも白地に黒のボタンになる。この時文字は認識されない。
- 入力中に突然カーソルがとんでもないところ(J-OSで入力中は10文字位前に跳ぶことが多い)に移動してしまう。
上の症状は、どうやら「始点にペンが触れたときに、ペン先とは違う点からストロークが跳ぶ」または「ストロークの途中でペンが触れていない点を検知してそこを経由してしまう」ことにより発生しているようです。つまり、書き始めたとき、または書いている途中でペンが触れていないどこか違う点からペンが触れた点まで表面をなぞったと認識されていると思われます。これが液晶表示エリアに発生した場合は、手書きのメモソフトなどでおかしな線が引かれることになりますが、Graffitiエリアでこれを確認するには、TealEchoを使ってみるとよいでしょう。これで実際にPalmがどのように検知しているかを調べれば、誤認識に対する対応が見つかるかもしれません。販売店に不具合を説明するときにも有効です。
タッチパネルの中でももっとも使われているのが抵抗膜方式というもので、Palm
OS機でもこれを使っているはずです。この方式は安価で水やほこりには強いのですが、傷には弱いという性質があります。Palm社も部品メーカも寿命の心配はしているはずですが、実際にGraffitiに対してどれくらいの耐久試験を行っているのかは疑問です。
上のような症状が発生した場合は、修理に出すのが一番よいでしょう。約1年位でこの現象が出てくる場合が多いので、ちょうどメーカの保証が切れる頃です。販売店によっては長期の保証を購入時に選択できるところもあるので、改造などせずに使い続ける自信のある方は、これを利用した方がいいと思います。
しかし毎日使っているPDAを修理に出すのはつらい。ということで、状態が深刻でない場合に何とか使い続けるためのヒントをいくつか紹介します。
- デジタイザの調整をしてみる。
- 筆圧を強くしてみる(ただし寿命にはかえってよくないと思う)。
- 記号はできるだけ数字入力エリアで書く。
- ダメージを受けやすいGraffitiエリアの中央付近から始点を外す(iなどは左上や右上を始点にしてみる)。
- 始点にペンを置いてから強めに書き始めるのではなく、動かしながらスクリーンに触れるような書き始め方を心がける(iがfに、lがcに、zがeになるのを防ぐ)。
- あまり速く書きすぎると、ストロークの途中を飛ばして近い点がつながってしまうような現象があるので、少し速度を下げてしっかりしたストロークを心がける(bがdやtに、eがcに、mがaに、またはwがuに認識されるのを防ぐ)。
- アルファベット入力エリアでタップするときは、数字エリアとの境界線付近の下の方で行うようにする。
- MiddleCapsを使って、アルファベットと数字のエリアの境界辺りでGraffitiする(ローマ字入力がすべて大文字になるが、気にしない)。
- 保護フィルムを貼ってみる。貼っている場合は貼り替えてみる。
- しばらく使わないようにする(一ヶ月くらい使わないでいると回復する様な気がする)。
- できるだけ母艦(パソコン上のPalmDesktop)で入力する。
- ソフトキーボードや外付けキーボードで入力する(本質的な解決策ではないけれど、確実です)。
- (破壊しても修理してもらえなくなるのを覚悟できるなら)本体内部のパネルと基板の接続部分を挿入し直してみる。
部品の損傷だから、交換しないと悪くなる一方かというと、そうでもありません。放っておいてもよくなるし、何かの拍子にかなりマシになることもあります(根本的には直ってないのですが)。この原理が分かれば対処方法もあると思います。同じようなトラブルを解決された方がいらしたら、ぜひ情報をお寄せください。
-
このページの先頭へ
- ・ホームページへ・Graffiti基本・アルファベット・数字・記号・