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 JAMBOで国際交流(第4回子供ボランティアスクール)

2004年12月19日、狛江市社会福祉協議会の主催で子供ボランティアスクールがアイトピアセンターで行われた。
小学生を30名集め、みんなでケニアについてよく知ろう!というもので、ケニア人のアナスタシアさんに来てもらい、スライドを観ながらケニアの様子を伝えてもらった。
「ケニアの子供はどんなことをして遊びますか?」
「ケニアのおうちは、どんなおうちですか?」
子供は、目を輝かせて質問する。
その後は、僕にバトンタッチだ!
僕は、今回、通訳兼講師ということで依頼を受けた。
マサイ族の僕の衣装を見ると、子供たちは興味深々だ。
今回僕は、子供たちと一緒にTシャツを染め粉染した。というのは、僕が1月に以前NGO活動をしていたケニアのガリッサに再訪する際に、以前住み込みで手伝っていたむこうの孤児院の子供たちへなにかプレゼントできるものはないかと考えていたからだ。
お金で買ったものではない、もっと思いのつまったものを届けたいと考えていたのだ。
そこで、今回子供たちに、おうちから1枚ずつTシャツを持ってきてもらい、世界で1枚だけのオリジナルTシャツを作ってもらったのである。
まずは、写真を使い現地の様子を伝えた。
ガリッサの子供の仕事は6km離れたところまで水を汲みに行くのだが、僕がケニアから持ち帰った、現地の子供が使っている、水汲みの道具を使って実際にその重さ(20L)を体験してもらった。
「持ってみたい人?」と問うと「はい!はい!」
と全員が手を挙げた。やっとこさっとこ持ち上がるその重さにみんな驚きの表情だ!
そして、実際に持っていく孤児院の様子を伝えた。
食べるものも少なく、むこうの子供は自分の服の無い子もいて、兄弟が順番に使っていることを伝えるとアナスタシアさんが、こう言った。
「日本に来て、服の多さにびっくりしました。ケニアの子供たちは、自分で洗濯して大切に着ています」
やっぱり、現地の方に言ってもらうと説得力が違う。

今回用意したのは、3色。赤、青、オレンジ!
子供たちに「何色に染めたい?」と聞くとうまい具合に10人ぐらいづつに分かれた。
輪ゴムを使ってレイアウトを考える。
みんな結構こだわりがあって、表情は真剣そのもの。
30分後、世界に一つだけのオリジナルTシャツの出来ばえにみんな興奮していた。

そのあと、アナスタシアさんに教わってみんなでケニア料理を作った。
今回作ったのは2品!
スクマと呼ばれるケニアのシチューと、主食になるウガリと呼ばれる、おからのようなものだ。
初めて見る食材にみんな興味津々だ。
しかし、実際始めてみると高学年の子はなんでもできるのだが、低学年の子はできることが限られており、共同作業は大変だった。
そこで、作業を分担して、できることからこなしていき、やっとこさっとこ料理は完成!
ウガリを食べやすい大きさに手でちぎり、こねながらスクマと一緒に食べる。
いつもは、手づかみでは食べられない日本の習慣から解き放たれ子供たちもうれしそうだ。
初めての味わいにちょっと戸惑い気味だったが、「おかわり、おかわり!」とほとんど残すことなく食べてしまった。
苦労してみんなで作った思い入れもあり、なおさら美味しかった!

Tシャツのできも最高で、むこうの子供がどんな表情をするのか、今から楽しみで仕方がないのである。


 ケニア料理を作ろう!

アナスタシアさんの調理する姿と、初めて見るウガリに興味津々!


 最高の出来ばえだね!!

うーん!本当に上手にできたね!
アナスタシアさんにも
「本当に美しいです。これは、ケニアの子供絶対喜びます。」
と言ってもらい、みんなご満悦の表情。
なかには、手放しづらくなっちゃった子もいました。


 届けてきたよ!みんなの想い。

3月6日、前回みんなで作ったTシャツを僕が無事届け、帰国したということで、振り返りの意を込め、もう一度みんなに集まってもらった。
風邪が流行しているため、急に来れなくなった子もいたが、大勢の子が集まってくれた。
前回、一緒に活動してくれたアナスタシアさんも来てくれた。
この日は、前回よりもゆったりした雰囲気でやろう!ということで、堅苦しい挨拶や、お話は抜きにして前回の延長上で進められた。

みんなが、楽しみにしてたのは、前回約束した、ママハニーチルドレンホームの映像である。
孤児院での映像の他、ガリッサの人々が暮らす家の中や、村の様子、キリン、象、インパラなどの動物の映像や、ワタムというケニアでも一番海の綺麗なところの映像などを編集して見せた。
言葉はスワヒリ語なので、僕がテレビの横に立ち通訳と解説を入れながら観ていった。

孤児院の子供たちからみんなへのお礼として、歌ってくれたケニアの歌。
テレビの向こうで自分の作ったTシャツを着て、「ありがとう」と手を振る子供のすがた。
片足でも、杖をつき懸命にサッカーボールを追いかける孤児院の少年。
最後に「ありがとう」と日本語で言ってくれた孤児院の少女。
狛江の子供たちは、なにを感じ、なにを思ったのだろう。
そこには、とても大切な「つながり」が確かに存在したと思う。

孤児院から持ち帰った、みんなへのお礼の手紙を読んであげた。
「日本の友達へ
 みなさん元気ですか?みんなが元気だといいなぁ。
 ぼくは、まいにち幸せにくらしています。
 みんな、Tシャツ。どうもありがとう。ほんとうにうれしいです。
 みんなには、きっと神様からごほうびがあたえられるはずです。
 だって、このTシャツは買ったものではなく、みんなが、ぼくらのためにつくってくれたもの
 だから。」

この手紙に対して返事を書きたいと言う子供たち。
このやりとりは、これから無限の可能性を秘めてると思う。


 

「この子が着てるのが、私がつくったやつ〜!!」
とうれしそうに教えてくれる子供たち。


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