地球を球くするチャリティーイベント(届け!インドの震災孤児院へ!)&報告会

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 インドの震災孤児院に、僕がみなさんの思いを届けます。

2004年12月26日、日本時間10時頃、インド・スマトラ沖地震が起こりました。
マグニチュード9.0 死者は30万人を越え、150万人以上の避難者がでました。

もうすぐ、あれから1年が過ぎようとしています。

被災地では、未だに避難所生活を送り、心休まる毎日を送れない人々がたくさんいます。

僕らは、なにができたでしょうか。また、なにができるのでしょうか。海外での出来事を、海を越えた遠いむこうの世界のように捉えてしまってはいないでしょうか。

確かに、周りを海で囲まれた日本から見て、外国とは本当に遠い存在かもしれません。これが、陸伝いに繋がっていれば、我々の意識も違うのかもしれません。

しかし、それを理由にあきらめてしまうのは、とても悲しいことだと思います。

例え、直接的に関わっていなくても良いと思うのです。
以前よりも貧困や災害にあわれた方に対しての、関心が高まったり、なにかできることはないか。と心が動き始めることは、とても素晴らしいことだと思うからです。

すべては、どこかで繋がっています。
どうか、ご自分の意識を変えるきっかけを見つけに来て下さい。

僕は、そのために今回みなさんと共有した思いを現地の孤児院まで届けます。

そして、参加料としてご寄付頂いた募金が、どんな子ども達に届き、子ども達はどんな日常を送っているのかを、持ち帰ります。

帰国後、孤児院の映像と共にみなさんと振り返ることで、僕らはインドの震災孤児達から、たくさんのものを与えられると思うのです。

どうか、みなさん、力を貸してください。この機会に共に思いを創り上げましょう。
                                よろしくお願いします。 飯島俊輔


今回の収益の全ての届け先は、インド南東部タミルナド州のビランガ二という町にある KnKホーム。

KnKホームは、津波被害のため、父か母あるいは両親を亡くしたり、家ごと家財道具を失ってしまった子どもを受け入れている施設である。
現地のNGO 「DPWA」と日本のNPO法人「国境なき子どもたち」(KnK)が共同運営し、約50人の子ども達が生活している。

NPO法人「国境なき子どもたち」(KnK)
アジアの国々でストリートチルドレン(路上で生活する子ども達)や人身売買の被害にあった青少年を支援する非営利団体。
恵まれない子ども達と、日本の子ども達の相互理解を深め、共に成長していくことを目的に、1997年に設立された。小中学生や高校生をアジアに派遣し、現地の子ども達と交流する、「友情のレポーター」プロジェクトも実施している。
KnK ホームページ http://www.knk.or.jp/

「DPWA」(Depressed People's Welfare Association)
は、ビランガニから約120K離れた町、トリッチーを拠点に1984年から恵まれない人への支援をしている福祉団体である。

全員が勉強できるほど部屋は広くなく、電球も少なくて暗い。そのため、日が落ちると、外灯のわずかな灯りの下で、勉強しなくてはならない。津波発生後は停電もしばしばで、ろうそくの火を頼りにノートをとることもしばしばだ。
椅子も机も無い。子ども達は、みんな地面に座って翌日の予習や宿題をする。

共同生活ももうすぐ1年が経つ。
初めは、ケンカをしたり、両親への思いから落ち着いて生活できない子もいたみたいだが、段々と穏やかな日々が戻りつつあるようだ。

しかし、それはあくまで表面上のことであり、あの日のことを忘れられるわけはない。

一人の女の子は、ホームの女の子たちとも打ち解け、おしゃべりをしている時が、一番楽しいと言うが、ふとした瞬間に母親の写真を見つめてしまう。
彼女は日本の子ども達にこんなメッセージを残している。

「みんなは、いつもお母さんや家族と一緒に生活していると思います。私も津波が来るまではそうでした。どうか家族のことを大事にしてください。」


★地球を球くするチャリティーイベント

○日時  2005年11月20日(日曜日)

○場所  狛江市西河原公民館(ホール) 03-3480-3201  小田急線 「狛江駅」 より徒歩15 分 バス5分(多摩川住宅行き/福祉会館前下車)
会場への地図は、下にリンクがあります。

○時間  18時15分 受付開始   19時 スタート   21時15分 終了予定

○参加費  1000円 (すべてKnKホームに届けられます)

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 ☆申し込み方法
 ☆メールにて、お名前、年齢、性別をお送り下さい。
 pamoja-earth@soul.nifty.jp
 ☆定員になり次第締め切り(お早めに)
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○イベント出演者

★NPO法人 国境なき子どもたち(KnK)守谷 季美枝 様

国境なき医師団にて活動。その後、国境なき医師団の教育部門が独立し、国境なき子どもたち(KnK)として別の団体となる。 国境なき子どもたち創設メンバー。国境なき子どもたち 専務理事。
ホームページ http://www.knk.or.jp


★NPO法人 森の遊学舎 大西 琢也 様(TVチャンピオン初代野人王)

75’和歌山県生。群馬県の自然学校「NPO法人森の遊学舎」代表。
TVチャンピオン野人王選手権優勝。国際火起こしコンクール優勝。
全国で古代からの知恵を活用した野外教育の講師を務めている。
ホームページ http://www.ugaku.com


★tuck chick born/リーディング おおかわ ひさの 様

幼い頃から童話や詩の創作をするようになり、’00年親友と絵本創作ユニットtuck
chick born結成、展示・朗読活動を開始する。’02年『tuck chick born』出版。翌
年ミセス童話賞にて角野栄子賞受賞。
ホームページ http://www.mitchell-tcb.com


★パーカッション 那須野 綾 様

幼児期より音楽に親しむ。95年より本格的に打楽器を学び、現在はジャンルを超
えライブやレコーディングなど精力的に活躍。タイトなリズム感には定評がある。
各アーティストのサポートや自己のグループなどで幅広く活動中。


★歌 Frances Maya 様

cuetracksボーカル。浮遊感のあるトラックに透明な歌声を響かせている。
フランシスマヤとしては、『血と骨』サウンド・トラック参加。
また、今年の世界フェアトレード・デイではアコースティックライブを行う。
1979年生まれ。
Blog http://siren79.exblog.jp/


☆写真提供、記事提供 国境なき子どもたち 様

☆後援   狛江市役所
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○主催   pamoja 地球を球くするつながり 
  問い合わせ先  pamoja-earth@soul.nifty.jp
  080-3176-9223   飯島 
************************  


 地球を球くするチャリティーイベント スタート!!

2005年11月20日。19:00。遅い時間にも関わらず55人の参加者にお集まり頂き、ついにイベントが始まりました。
まずは、主催の飯島の方から、「pamoja」という団体 そして「地球を球くする」というのはどういうことなのか?という説明がありました。

地球は宇宙から見れば丸いのだろうけど、実際にはちっとも丸くないんだよ。今もイラクでは毎日銃撃戦が起こり、アフリカでは毎日子どもが餓死している。
環境破壊による温暖化も著しい。

そんな地球が本当の意味で球くなれるように、真剣に考えようよ!これが、pamojaの目指すところです。

そして、ボランティアとはなにか?
これを参加者のみなさんに真剣に考えてもらいました。
人のためになることがボランティアなのか?
無償で行うことがボランティアなのか?
僕もこの答えは出せません。

でも、ボランティアにつながる第一歩は分かります。
それは「知ること」なのです。
なにか自分の心が動いた時にそのままにしないで一歩踏み出して調べてみる。1つ調べれば2,3疑問がでてくるはずです。そうしたらまた調べてみる。
そうこうするうちに蓄積された知識は、きっと行動に移すだけの原動力になると思うのです。そして、きっかけとなるものは、私達の周りに常にあるのです。

今日は共演者のみなさんと、いろいろな種を蒔きます。
みなさんは、心の畑を一杯に広げて種を受け取ってください。どんな芽がでて、どんな木になり、どんな実がなるのか。それはみなさん次第です。
芽の出た思いをそのままにしないで自分で水をあげて欲しいのです。

そして、今回の募金の届け先。KnKホームを現地のNGOと共同運営している NPO法人 国境なき子どもたち(KnK) の守谷 季美枝さんにKnKの活動、震災直後のインドの様子、KnKホームの子供たちの様子を、現地の写真と共に、熱心に語って頂きました。

そして、大川 久乃さん/リーディング 那須野 綾さん/パーカッション のコラボレーションによる 詩や物語の朗読へと流れました。
優しく微笑む大川さんの ことば と その ことば を運ぶようであり、弾くようでもある 那須野さんのテンポ抜群の演奏。
きっと、参加者のみなさんは初めて体験する不思議な 時間だったでしょう。

「爆弾の中がすべて飴玉になりますように。」
大川さんの温かさが表れた ことば でした。

そして、Frances Maya さんと 那須野さんのコラボレーション。
Maya さんの透き通る声に那須野さんの温かなテンポが加わり、歌は玉置浩二さんの「しあわせのランプ」。

生まれてきたことの大切さ。愛する人の大切さ。自分というものを改めて見つめる とっても温かいメッセージでした。Mayaさん、那須野さん、素敵でした。  
そして、TVチャンピオン初代野人王 森の遊学舎 大西琢也さんの登場です。

大西さんは、会場に集まった全員が触れ合えるよう参加型の講演をしてくれました。
まずは、全員でホールを好きに歩き回りました。
自分の中にギアを5段階設け徐々にスピードをあげていきます。
みんなは、限られた空間で人にぶつからないように、段々とスピードをあげていきます。
みんながギアを5に入れると凄まじい速さで人が動いています。
その様子を大西さん1人が、見守っています。

段々とスピードを落としみんなが止まりました。
1人止まって見ていた大西さんには、こう見えたそうです。
「みなさん、ゆっくりのうちは、それぞれ好きな方向に動いてましたが、段々と速くなるにつれてみんなが同じ方向に動き出し、巨大な渦のようになっていましたよ。
今、人の人生の速度は1年が18年にも匹敵する速さだそうです。忙しすぎると人はまわりに流され大切なことを見落としてるかもしれません。
時には、ゆっくり歩くことも大切ですね!」

そして、全員で丸くなり手をつなぎました。
目をつむり、右隣の人の手をギュっと握る。
左手を握られた人は、右の人へそれを回す。
そうすることで、全員が繋がっていることを確認しました。

その後、大西さんの手を叩いた数で、ひとつに集まったり、血液型で集まったり。。。
「俺B、B、B、B〜!!こっちおいで!」
「A、A、A、A〜ここA〜だよ〜!」
などの声が響き渡り、さっきまで、全然知らなかったみんなが あっという間にお友達になっていました。

大西さんの あっという間にみんなをお友達にしてしまう魔法にみんながかかったようでした!


 火のバトンのリレー。。。

大西さんの講演でみんなの心の距離もグっと近づきました。みんなで丸くなり腰を降ろしみんなの視線は、ひとつに集まりました。

そこには、瞑想し集中する大西さんの姿が。
段々と照明が落とされ辺りを暗闇と静寂が包みました。その時「しゅ〜〜っ!しゅ〜〜〜〜っ!!」と声を発し大西さんが動き始めました。

膝立ちの彼の手には、持たれた木の棒1本。
「キュルキュルキュルキュル♪」
摩擦音の後に漂う焦げ臭さ。
そう!これこそ錐揉み式火熾しである!!
できた火種をボール上の藁の様な中に入れ
「ふぉ〜〜っ!ふぉ〜〜〜っ!!」
と息を吹き込みます。
すると暗闇の中に、赤い灯火がくすぶり始めました。
大西さんは立ち上がり、右手に持ったくすぶりを
「ひょ〜〜っ♪」っと振り回しました。
すると、
「ボウッ!!」と火が湧き上がり、
「うお〜〜っ」と歓声があがりました。
その火をロウソクに点し、思いを乗せた火のリレーが始まりました。
スタッフも入り、総勢60人を越えた人の輪をゆっくりと20本のロウソクが回ります。

そして、間もなく流れてきた歌は、Amazing Grace。。。
Frances Maya さんの歌声が遠藤康之さんのアコースティックギターの音色に乗り辺り一面を包みました。
火を渡す人は自分の思いを乗せて渡し、火を受け取る人は相手の思いを受け取る。そして、また自分の思いを乗せて渡す。。。なんとも、優しくそしてせつない歌声と音色に運ばれて、火はみんなで作った地球の上をゆっくりと流れていきました。

演奏が終わると、ちょうど火は1周して戻ってきました。思いはみんなを球くつないだのです。

リレーをやめると20本の火が等間隔に灯り、大きな球をつくっています。
でも、ロウソクを持っている人と持っていない人がいます。僕は、火の点いていないロウソクを全員に配りました。そして、メッセージを投げかけました。

「今20本の火が灯っています。本当は、1人1本火を点し、そこに自分の思いを注いで欲しかったのです。みんなのロウソクに思いが灯り、球くなる。。。
想像してみてください。さぞや綺麗だったことでしょう。。。
でも今回は20本しか点すことはできません。
実は、初めは舞台以外では火の使用は許されなかったのです。僕は消防署に通いました。1度目で客席での使用が認められ、2度目でそれが10本になり、最後には20本にすることができました。

20本しか点けることができないこの光景は、まるで今の地球を表しているようですね。本当に大切なこと、必要とされていることは、みんな分かっているのです。でも、それがなかなか伝わらない。。。
しかし、今回0本が10本、10本が20本に増やせた様に、自分の思いを一生懸命伝えれば地球のみんなで球くなり、火を点すことができると思うのです。

みなさん、思いの溢れるままに行動に移してください。もし、あとちょっと勇気が足りない時は、今日のロウソクに再び火を点し、今この場を思い返してください。その炎はきっとあなたを前に進めてくれるはずです。」

今回は、共演者のみなさん、スタッフ、そして、参加者のみなさん。
本当にすべての人に助けられ 共有した思い を形創ることができました。
今回のイベントは僕にとって、なにもかもが挑戦でした。自分の思いを伝えること、人の思いを受け取ること。そして、届けること。。。
まだ、始まったばかりですが、必ず今日の思いを届け、今度は現地のみんなの思いをみなさんに届けに戻ってきます。
現地のみんなの思いを伝えることが、みなさんの心の畑からなにかの芽をだす 肥やし になるはずだからです。
1月22日を楽しみにしていてください。
僕も、今日思いを共有したみなさんと再び逢える日を楽しみにしています。

そして、今日は本当にありがとうございました。
何度言っても言い足りませんが、最後にもう一度だけ言わせてください。

みなさん、本当にありがとうございました。               




                    報告会のお知らせ


報告会は、2006年1月22日(日曜日)同会場(西河原公民館 地図は下にリンクあります)にて14:30受付開始 15:00スタート 16:30終了予定です。
11月20日に参加頂いた皆様、そして参加頂けなかった皆様のお越しをお待ちしております。
インドから子供たちの思いを僕が持ち帰ります。
もう一度、思いを共有しましょう!

追伸。明日の報告会ですが、予定通り行います。
この積雪で交通機関の乱れが予想されますので、十分お気を付けください。

前回同様、筆記用具のご用意をお願い致します。
では、明日会場にて皆様のお越しをお待ちいたしております。よろしくお願い致します。 




 地球を球くするチャリティーイベント報告会

2006年1月22日。
前日の雪が降り積もる中、30名弱のみなさんにお集まり頂きました。

報告会には、前回の11月20日のチャリティーイベントにご参加頂いた方、残念ながらご参加頂けなかった方、両方の方にご参加頂きました。
前回、参加費として寄付をお預かりしました。
そして、その寄付がどんな子供たちに届き、子供たちはどんな日常を送っているのかを見て、感じて頂き、その感じた心の動きをなにかのきっかけにして頂きたい。こうした思いが今回のイベントの趣旨です。
そして、こうした現状を「知る」ことからなにかの行動は始まるのだと思うからです。

報告会は、前半と後半に別れました。
写真を使って現地の様子を伝えた前半。そして、ビデオを流して映像で伝えた後半です。

前半、まずは僕が成田空港を出発するところから始まりました。
機内での、フランス人やケニア人との楽しい出逢い等、現地に着くまでの32時間を追いました。
そして、ついに着いたKnKホームにて大歓迎を受け、募金の贈呈式をしました。
その後、KnKホームの部屋の様子、施設の様子を伝え、子供たちの一日の過ごし方を伝えました。
「子供たちは、朝5時に起き8時まで予習をします。8時にお祈りをし朝食を男の子は男の子の部屋、女の子は女の子の部屋で食べ、身だしなみを整え学校へ行きます。
16時に学校から戻ると17時まで遊ぶ時間を許されます。
女の子は、鬼ごっこやお絵かき。男の子は、指で弾くビリヤードが大好きです。
17時から水を浴びて身体を洗います。その後は20時までその日の復習と次の日のテスト勉強をします。
部屋の中では窮屈なため、子供たちは家の外で電灯の灯りを頼りに勉強します。
しかし、2日に1度は停電になり、ロウソクの灯りを頼ることもしばしばです。
20時から夕飯を食べ、21時に点呼とお祈りをします。
その後、たまにテレビを見ることを許され22時には消灯します。」

これが子供たちの1日です。

ここで一度質問を受け付け、次に進みました。

次は、津波によって家族を亡くし、生活する家族の様子を伝えました。

ここヴィランガニでは、亡くなった人の多くが漁師でした。
ですのでお父さんを亡くした家族が多いのです。
このことが一番の問題になっていると感じました。
お父さんが魚を獲り、お母さんが下ろしたり処理をして魚を売る。という共同作業でこの村は昔から暮らしてきました。
そのため、女手一人で子どもを育てていくということが困難なのです。
村には女性の仕事が少なく、これらの女性を支援する態勢も整っていません。
中には、教会の掃除の仕事や、家事手伝いなど救済的に設けられた仕事もありますが、ごく稀です。
ですので、KnKホームにも母子家庭の子どもが多く預けられています。

ある日、ある男の子のお母さんが彼に会いに来ました。
その時見せた彼の甘えた笑顔。。。
僕が、KnKホームに来て以来初めて見る種類の笑顔でした。
やはり、大好きな母親に見せる笑顔は違うのだなと嬉しくなるほどの、微笑ましさでした。
彼は、皮膚が弱いのでお母さんは薬を持ってきてくれました。
「私には、こんなことしかできない。。。」
一緒に暮らしたいのに暮らせない。どうにもならない現状に胸の詰まる思いでした。

もう一家族お話を聞きに行きました。
このお父さんは助かったのですが、電線が足に巻きつき切断してしまいました。
この村の電線の高さは日本と変わらない高さです。波の高さが想像頂けると思います。
今では、この家の息子さんが家を支えています。
彼に「お父さんをこんなにしたこの海で漁師を続けることは辛くないの?怖くないの?」
と聞くと、彼の返事は一言でした。「僕らに他の仕事は無いよ。。。」
お父さんは、家に一つしかない椅子を僕のために持ってきて座らせてくれようとします。
僕は思わず「お父さんが座らなきゃダメだろ!足怪我してるんだからさぁ!!」
と声を荒げてしまいました。
これが、この村の客人をもてなす姿勢なのです。お父さんの「どうか座ってくれ。」と言わんばかりの悲しい顔に、僕は腰を降ろしました。
そして、帰り際僕は自分の手のひらにキスをし、お父さんの義足に触れました。
この時、お父さんの流してくれた涙は、一生忘れません。



 

25日。僕は子供たちにクリスマスプレゼントを渡しました。
実は、今回このチャリティーイベントと同時進行で、三鷹市立羽沢小学校の6年生のみんなとKnKホームの子供たちのためにTシャツを作ったのです。
25日にこのTシャツをプレゼントしました。
みんなお気に入りで、寝るときも遊ぶ時もずっと着ていてくれたのがとても嬉しかったです。
そして25日の夜は、クリスマスパーティーでした。
子供たちは、この日のために練習してきたダンスを披露しました。
小さい子の可愛いダンス。大きい子の迫力あるダンス。終始笑いの耐えない楽しい時間が続きました。
そして、深夜にみんなで教会にお祈りに行きました。村人のほとんどがキリスト教のこの村では、25日に家族そろってお祈りに来るのが恒例です。本当に温かい一日でした。

しかし、その最も幸せなその日の翌日、惨事は起きてしまったのです。
26日は、どこからともなく人が集まってきて数千人の行進が始まりました。
みんな手には、紙コップで風除けをされたロウソクを持っています。
そして、向かった先は村の郊外の石碑でした。
ここは、津波で亡くなった人々をみんな一緒に埋めた場所でした。
田んぼの中に建てられた高さ15mほどの石碑。
石碑に近づくにつれ人々の嗚咽が聞こえてきました。
埋められた土に崩れ落ち泣き叫ぶ人々。
「ママーー。ママーーー。なんで死んだの?ママーーー!!!」
大人も子どももこの言葉を叫んでいました。男は漁に出て女は家を守る。
だから人々の心には母の印象が強いのでしょう。きっと温かくみんな幸せだったに違いありません。ここに自分が存在しているだけでどう振る舞い、どう立ち尽くしたらよいのか分からないような胸の詰まる空間でした。

KnKホームの子供たちもみんな涙を流していました。
僕が来て以来、毎日笑顔しか見せなかった子供たちですが、この日は悲しみに包まれました。

この日の夜、僕らは天国の家族に贈り火をしました。
僕は、11月20日のイベントでみんなで想いを回したあのロウソクを日本から持ってきました。
日本では全員で点ける事のできなかったあのロウソクですが、なんとしても子供たちに、そして被災地にあの共有の想いを届けたかったからです。
大人も輪に入り40人の輪でロウソクの火を隣に渡していきました。
40本に火が灯り、球くできた輪はきっと天国から見えたことと思います。
全員に火が灯ると、年長者の女の子が聖書の一節を読み、みんなで祈りを奉げました。
この日は、子供たちがいつもより寄り添って寝ていたのが印象的です。

27日、ついに別れの日が来ました。
僕はこの日の夜行バスで村を離れなくてはなりませんでした。
この日は、みんなで海に行きました。
昨日までとは打って変わって無邪気にはしゃぐ子供たち。
同時に思ったのが、家族を飲み込んだこの海と子供たちは、ずっと一緒なのだということ。
とても複雑な思いがそこにはあると思います。
しかし、この日の笑顔は僕を前向きに運んでくれる力に満ち溢れていました。

いよいよ別れの時が来ました。
僕は、最後に1曲の歌をプレゼントしました。
それは、喜納昌吉さんの「花」という歌です。
しかし、歌詞は少々違います。歌詞はここを去る前日26日に感じるものを歌詞にしました。歌詞をタミル語にするのは、インターネット屋のおじさんに教えてもらいました。

私はあなたを愛しています
あなたも私を愛しています
どうか忘れないで下さい 僕の心はいつも一緒にいることを
泣きなさい 笑いなさい
いつの日か いつの日か 思い切り笑おうよ

歌い終わると、僕は堪え切れず思わず号泣してしまいました。
いつも手をつないでいた小さい女の子たち、色気を使ってくるおませな女の子たち、生意気盛りの大きい男の子たち、元気一杯小さい男の子たち。。。
そのすべてが愛おしくて、ここを離れることが本当に寂しくて。。。

気付いた時には、子供たちの涙も溢れていました。

こうして僕は、ヴィランガニを後にしたのです。

ここでもう一度質問を受け付けビデオを流しました。
ビデオの内容は、写真で説明したもののダイジェスト版です。

今回、僕はこれだけ心動かされる体験をし、それをみなさんに伝え、とても貴重な経験をしました。僕は、この心に溢れる想いをこの先にきっとつなげます。

では、みなさんはどうでしょうか?

今回の経験でなにかを感じ、心動いたのでしたらどうか一歩踏み出してください。
それは、ボランティアに結びついていると感じなくても結構です。
すべては、どこかでつながっています。思うままに行動に移してください。
どうか心の畑から芽をだした想いに、水を与えて欲しいのです。
それが、「一歩踏み出し行動に移す」ということだと思います。

最後に、今回は本当にご参加頂きありがとうございました。
スタッフのみなさん、出演者のみなさん、そして参加者のみなさん。
すべての人に支えられ、今回のご報告をすることができました。
本当にありがとうございました。



報告会のみ参加頂いた方も、順序は逆になってしまいましたが、現地の状況を知って頂いた上で、帰りに寄付して頂きました。前回も今回も寄付頂いた方もいらっしゃいました。
今回の総額は23252円になりました。
こちらは、国境なき子供たち に送金させて頂き、KnKホームのために使われるという受領書のほうを後日ホームページでご報告させて頂きます。

そして、今回報告会へ来られなかったみなさんへ

今回の報告会の模様を撮ったビデオを貸し出しすることができます。
当日会場にいらした体験とは、異なるでしょうが「現地の様子を知る」ということはとても大切なことだと思います。
送料のほうは、ご負担頂く事になりますが、どうかご覧になってください。
今回のイベントは、報告会を聞いてこそ、心から湧き上がる気持ちがあるはずだからです。
ホームページのトップページのポストから、もしくはこちらまでメールにてお申し込み下さい。よろしくお願い致します。
pamoja-earth@soul.nifty.jp



 

 会場への地図
狛江駅西口から徒歩15分。バスで5分。多摩川住宅行き>>福祉会館前 下車。
 NPO法人 国境なき子どもたち(KnK)
今回の 思い の届け先。KnKホームを運営し、アジアで様々な活動をされている「国境なき子どもたち」(KNK)のホームページです。
 NPO法人 森の遊学舎
大西さん(TVチャンピオン初代野人王)の活動する自然学校です。
 tuck chick born * ことば
おおかわさんが、親友と開設している、絵 と ことば のホームページです。  
 Frances Maya さん Blog
Frances Maya さんの活動情報がご覧頂けるBlogです。


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