2004.12/7 .

 ようやく「生命の回廊」にたどりつく。
         

   私のたましいの、すべて。


         ―笹井宏之楽曲集 ―より

           【SaSa-Note】

生命の回廊 vol.3 

定価    1,000円
編集・発行 伊津野重美
発行    2011年11月




     生命の回廊 vol.

『えーえんとくちから 笹井宏之作品集』特集                    

   『えーえんとくちから 笹井宏之作品集』五首選   『#sasai0124

夕暮マリー   ユキノヴァレンタイン

ひろたえみ   陽動

伊津野重美   落鳥の地から

斉藤斉藤    それから四月の終わりにかけて

樋口由紀子   は な

斉藤 倫     先割れスプーンに

歌無子    うすももいろの

夕暮マリー   ゆめをみていた

伊津野重美   ねがい・Rebirth

三角みづ紀   途方にくれない

樋口由紀子   本当のことかもしれない

井口和泉    日々をきざむ

笹井宏之    『紙ピアノ』を読む

ヤリタミサコ  千葉聡さんの『飛び跳ねる教室』について

岸田将幸    人と詩論の原初的全開


プロフィール

笹井宏之 Hiroyuki SASAI  1982/8/1 - 2009/1/24
 未来短歌会所属  4回歌葉新人賞受賞
 歌集『ひとさらい』『てんとろり』(書肆侃侃房)
 『えーえんとくちから 笹井宏之作品集』(parco出版)
 http://sasai.blog27.fc2.com/

井口和泉 Izumi IGUCHI
 料理家 「九州の食卓」「西日本リビング」連載中
 メディアへのレシピ提供と撮影の他、コンセプチュアルな商品開発に関わる。
 
浦歌無子との朗読のお菓子のイベント「繭」など
 http://izumingocurry.blog68.fc2.com/

浦歌無子 Kanako URA  
 詩集『耳のなかの湖』(ふらんす堂) 詩誌『水字貝』(つきしろ書房)
 作品集『雲の指』『月の砂』『薄荷糖』他(つきしろ書房)
 http://tsukishiro.net/

岸田将幸 Masayuki KISHIDA
 詩集『生まれないために』(七月堂) 『死期盲』(思潮社)
 『丘の陰に取り残された馬の群れ』(ふらんす堂)
 『〈孤絶角〉』(思潮社)
 
刊行予定『現代詩文庫・岸田将幸詩集』(思潮社)

斉藤斎藤 SAITOU SAITOU 
 短歌人所属 第2回歌葉新人賞受賞 
 歌集『渡辺のわたし』(bookpark
 http://www.bookpark.ne.jp/cm/utnh/detail.asp?select_id=47

斉藤倫 Rin SAITO  
 詩集『手をふる 手をふる』(あざみ書房)
 『オルペウス オルペウス』『さよなら、柩』(思潮社)
 『本当は記号になってしまいたい』(私家版)
 絵本『いぬはなく』(絵*名久井直子/ヒヨコ舎)
 http://teofulteoful.seesaa.net/

樋口由紀子 Yukiko HIGUCHI   
 MANO」編集発行人 「バックストローク」「豈」同人 
 句集『ゆうるりと』(私家版) 『容顔』(詩遊社)
 セレクション柳人13『樋口由紀子集』『セレクション柳論』(邑書林) 
 エッセイ集『川柳×薔薇』(ふらんす堂)  共著『現代川柳の精鋭たち』(北宋社)

 http://ww3.tiki.ne.jp/~akuru/

ひろたえみ Emi HIROTA  
 書家、アーティスト 「<>展〜あらすじ 地下同行室の三日間〜」
 http://www.enpitu.ne.jp/usr7/71107/
 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/psfin/

三角みづ紀 Mizuki MISUMI  
 42回現代詩手帖賞、第10回中原中也賞、第18回歴程新鋭賞、
 2006年度南日本文学賞受賞
 詩集『オウバアキル』『カナシヤル』『錯覚しなければ』『はこいり』(思潮社) 
 小説『骨、家へかえる』(講談社) 
 CD『悪いことしたでしょうか』『幻滅した』(Pelmage Records
 http://misumimizuki.com

ヤリタミサコ  Misako YARITA
 著書・訳書「ビートとアートとエトセトラ」 「詩を呼吸する」(水声社)

 EEカミングズ詩集」(水声社)
 「北園克衛の詩と詩学」(思潮社)
 http://www.interq.or.jp/sun/raintree/rain1/poets11-.html#misako

夕暮マリー yu-gure-marie 
 架空の都市の、架空の人格。
 或る書籍編集者の脳内に佇む気まぐれな娼婦。
 脚本「あゝ、荒野」(原作・寺山修司 演出・蜷川幸雄)2011年秋初演
 短歌ブログ「彷徨と永遠」 http://yaplog.jp/yu-gure-marie/

伊津野重美 Emi ITSUNO   
 歌集『紙ピアノ』(写真*岡田敦/風媒社) 
 写真集『ataraxia』(岡田敦・伊津野重美/青幻舎)
 朗読ソロライブシリーズ「フォルテピアニシモ」
 詩誌「生命の回廊」発行・編集
 http://homepage2.nifty.com/paperpiano/




『生命の回廊』創刊号(伊津野重美編集発行)は二〇〇九年一月に二十六歳という若さで
急逝した歌人、笹井宏之の追悼号として出されている。歌集『ひとさらい』の歌人に寄せる
伊津野はじめ同人それぞれの痛切な思いに満ちた作品やエッセイに心を打たれた。

(水島英己 2010年『現代詩手帖』1月号詩誌月評)





A斉藤倫「はやく明るくなればいい(笹井宏之さんに)」(「生命の回廊」1号)

    夢のような現実ほど
    いやなものはないから
    愛する人たちに
    愛するわたしに
    はやく明るくなればいい


B伊津野重美ライブ「フォルテピアニシモ vol.4 〜笹井宏之に捧ぐ〜」

(11月・STAR PINE'S CAFE)
夭折の歌人の追憶のために。

田中庸介 「今年度の収穫」 『現代詩手帖』2009年12月号 )






真水から引き上げる手がしっかりと
           私を掴みまた離すのだ

上手く言葉には出せないが、ダイヤモンドダストを見ているような、
その純度の高い感性に引き込まれた。若い頃、石川啄木の短歌に
触れ感動した時と同じように。
「生命の回廊Vol.1」笹井宏之 追悼号が今、私の手元にある。
歌人・伊津野重美さん が編集・発行したものだ。
この詩誌はそう厚いものではないが、笹井宏之さんに縁のあった人や
懐かしむ人が、彼への永遠の熱い思いや想いを歌や散文にして寄せている。
中でも伊津野重美さんは、笹井さんと魂のレベルで深い信頼関係に
あったことが、この追悼号を通して分かり、それ故に彼を失ったことの
悲しみと悔しさが切々と伝わってくる。

丸山進 ブログ「あほうどり」2010年1月20日より)





2010/1/13(水)

久しぶりに大学のポストをのぞいてみたら、年賀状、その他の郵便物のほかに
「生命の回廊 vol.1」という短歌の同人誌が入っていた。
「笹井宏之追悼号」とのこと。読んでみたら、じつにいい短歌がいくつも引用されていた。
たとえば、

・拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません
・ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす
・もうひとひ眠れば初夏になりそうな陽射しを束にして持っていく
・あめいろの空をはがれてゆく雲にかすかに匂うセロファンテープ
・まばゆいね、まばゆいねって宇宙服着たままはじきあう青林檎
・洞穴になってゆくあなたのそばで私は春のうたを歌った
・眠ったままゆきますね 冬 いくばくかの小麦を麻の袋につめて
           笹井宏之 (2009年1月24日 死去。享年26歳)

『ひとさらい』という歌集が一冊出ているらしい。さがしてみよう。 

(金原瑞人 「近況報告」2010/1/13(水))





(沖ななも 角川『短歌』2010年4月号「歌誌展望」)

 ◆ ご注文 ◆

『生命の回廊 vol.1 笹井宏之追悼号

残部僅少です。

笹井宏之 追悼号 2009.11

生命の回廊 vol.1 

創刊号   2009年11月発行
定価    1,000円
編集・発行 伊津野重美

『生命の回廊 vol.3 『えーえんとくちから 笹井宏之作品集』特集号

写真 伊津野重美

『生命の回廊 』

『生命の回廊 vol.2』

田野倉康一氏

岸田将幸「詩を確かめる」(「生命の回廊 2号)
散文で確かめられる詩の輪郭、詩が到達する(される)人間の生、
詩史もまた、生あるものとして、「現在」を照射する。「内面」の力、
あるいは「抒情力」。詩を書かねばならない。生きなければならない。



中村剛彦氏

伊津野重美「ちいさな炎」(「生命の回廊」2号)
夭折した詩人笹井宏之氏への美し過ぎる鎮魂。
その炎こそ最後まで消してはならない。


          (現代詩手帖2010/12 「今年の収穫」より

題字 ひろたえみ

生命の回廊 vol.2 

定価    1,000円
編集・発行 伊津野重美
発行    2010年11月


 

 ◇ 「生命の回廊 vol.2」目次 ◇


笹井宏之  飴色時間/きっとうつくしいものを
伊津野重美  ちいさな炎
三角みづ紀  寝室にて。/窓にて。/台所にて。
浦歌無子  雨遣いRの話



ひろたえみ  Swing low
飯田有子  透明な卵
斉藤倫  短歌習作
ひぐらしひなつ  天の銀器
しんくわ  五月五日 八月十五日
伊津野重美  imperfection 
樋口由紀子  裏の紫陽花



樋口由紀子  虫であった頃に見ていた東京タワー
伊津野重美  断章 ― 桜 ―
ひろたえみ  ミトリズ



飯田有子  わたしの『ひとさらい』メモ・リミックス
ひぐらしひなつ 「闘わない歌人」の闘いかた、または世界との接続方法について
岸田将幸  詩を確かめる




  ◇執筆者プロフィール◇


飯田有子 Arico IIDA
  「かばん」所属
  歌集『林檎貫通式』(BookPark刊)
  http://blog.livedoor.jp/nishiogi_parasol/

浦歌無子  Kanako URA
  詩集『耳のなかの湖』(ふらんす堂)
  詩誌『水字貝』 (つきしろ書房)
  作品集『雲の指』『月の砂』『薄荷糖』他(つきしろ書房) 
  http://tsukishiro.net/
 
岸田将幸 Masayuki KISHIDA
  詩集『生まれないために』(七月堂) 
     『死期盲』(思潮社)
     『丘の陰に取り残された馬の群れ』(ふらんす堂)
     『〈孤絶‐角〉』(思潮社)
 
斉藤 倫 Rin SAITO
  詩集『手をふる 手をふる』(あざみ書房)
    『オルペウス オルペウス』 『さよなら、柩』(思潮社)
         『本当は記号になってしまいたい』(私家版)
  絵本『いぬはなく』(絵*名久井直子/ヒヨコ舎)
  http://teofulteoful.seesaa.net/

笹井宏之  Hiroyuki SASAI  1982/8/1 - 2009/1/24
   未来短歌会所属  第4回歌葉新人賞受賞 
   歌集『ひとさらい』(BookPark)
   http://sasai.blog27.fc2.com/

しんくわ Shinkuwa
  第3回歌葉新人賞受賞
  http://www2.diary.ne.jp/user/133371/

樋口由紀子 Yukiko HIGUCHI
 「MANO」編集発行人
 「バックストローク」「豈」同人 
 句集『ゆうるりと』(私家版) 『容顔』(詩遊社)
 セレクション柳人13『樋口由紀子集』(邑書林)
 共著『現代川柳の精鋭たち』(北宋社)
 http://ww3.tiki.ne.jp/~akuru/

ひぐらしひなつ Hinatsu HIGURASHI 
 歌集『きりんのうた。』(BookPark)
 歌人、サッカーライター
 http://hinatsu.air-nifty.com/sazameki/

ひろたえみ Emi HIROTA
  書家、アーティスト
  「<書>展〜あらすじ 地下同行室の三日間〜」
  http://www.enpitu.ne.jp/usr7/71107/
  http://www.amy.hi-ho.ne.jp/psfin/

三角みづ紀 Mizuki MISUMI
  詩人、小説家、音楽家
  第42回現代詩手帖賞、第10回中原中也賞、
  第18回歴程新鋭賞、2006年度南日本文学賞受賞
  詩集『オウバアキル』『カナシヤル』『錯覚しなければ』(思潮社)
  小説『骨、家へかえる』(講談社)
  http://misumimizuki.com

伊津野 重美 Emi ITSUNO 
  歌集『紙ピアノ』(写真*岡田敦/風媒社)
  写真集『ataraxia』(岡田敦・伊津野重美/青幻舎)
  詩誌『生命の回廊』発行・編集  
  朗読ソロライブシリーズ「フォルテピアニシモ」 
  http://homepage2.nifty.com/paperpiano/  

絵/ひぐらしひなつ

◆ ご注文 ◆