さいたま水族館・羽生水郷公園・キヤッセ羽生(埼玉県羽生市)

訪問日・撮影日 2008.4.26他
 遊戯施設動物(水族館)湿地帯バーベキュー食べ物屋特別

淡水魚の水族館

「下流」までくるとこんな大きな魚もいます。アカウオとソウギョという名前です。びっくり。

海のない県、埼玉県にある水族館て一体どんな感じ? 淡水魚の水族館ってたいしたことないんだろうなぁ…、最初はそう思いました。

無理もないと自己弁護してみますが、申し訳なかったと思います。たかが淡水魚と馬鹿にしていました。こじんまりとした手作り感覚があっていいですよ、さいたま水族館。

もちろん、鳥羽水族館や日本海水族館などの名だたる水族館とは比ぶべくもありません。でも、淡水魚だって大きい魚がたくさんいますし、きれいな魚もたくさんいます。一般で飼われている熱帯魚は大部分が淡水魚なんですよね。

入館料は300円。他の大水族館と比べたらタダみたいなものでしょ? 身近な魚たちがたくさん展示されていますので、お魚入門として考えれば、とても良い施設だと思います。小さい子なら、これで充分。過度な期待は禁物ですが、心を平らかにして訪問すれば、大人でも堪能できるでしょう。

オススメは、「水族館探検ツアー」。普段、絶対に見ることのできない水族館の裏側に侵入して、迷路のような水族館2階を探検しましょう。

公園の概要

宝蔵寺沼に落とされた木道。散策するにはもってこいの場所ですね。この近くに「ムジナモ」の自生地があります。

羽生水郷公園は、国内でただ一箇所「ムジナモ」という食虫植物が自生する「宝蔵寺沼」とその周囲に建設された広さ約18.5haの公園です。開園したのは昭和56年でした。

なだらかに傾斜した「かたらいの丘」と名づけられた芝生広場があり、広場の周りは湿地帯が形成されています。ほかには菖蒲田や鬱蒼とした散策路や豪壮なメタセコイアなどもあり、池では白鷺やカワセミも見ることができます。

この池沼地帯は、水族館から行くと奥に隠れている三田ヶ谷池と、水族館近くに広がる宝蔵寺沼とに分かれます。国指定天然記念物に指定されている「ムジナモ」が見られるのは宝蔵寺沼です。

「ムジナモ」は、日本国内ではこちらの公園だけにしか棲息していません。世界的に見ても、ほかではドイツのボーデン湖畔にしか棲息していないという非常に希少な水草です。食虫植物ですから、肉食です。捕食するのはミジンコやボウフラなど。水族館の宝物と言われています。

水族館の概要

「さいたま水族館」の入り口。右手に大きなチョウザメが泳ぐ池があります。エサを買って、魚たちにあげることもできます。

こんな自然一杯の羽生水郷公園の一角に淡水魚を集めた「さいたま水族館」ができたのは、昭和58年10月のことでした。

年間約25万人の来場者のある「さいたま水族館」では、国指定天然記念物のミヤコタナゴや、県の魚ムサシトミヨなど川や沼に棲息する約80種類の魚のほか、カメ、エビなど約20種類の小動物を見ることができます。

展示スペースは荒川をモデルに区分けされています。順路は、「上流・冷水」で棲息する魚、「中流」の魚、「下流・池・沼・湖」の魚、「回遊」する魚と並んでいます。大きな魚たちは「下流」ですね。

ミヤコタナゴは、大きな背びれと赤身を帯びた美しい色彩を持ったコイ科の魚で、1974年に国の天然記念物に指定されました。以前は関東に多く分布していたのですが、高度成長期に棲息環境が破壊されてしまい、現在埼玉県内では滑川町と所沢市のみ、県外では栃木県大田原市と千葉県茂原市の限られた水路や沼にしか住んでいない、非常に珍しい魚です。

ピンボケ失礼。これがムサシトミヨです。良いカメラなのですが、腕が伴わないのです。

ムサシトミヨは、埼玉県でも熊谷市の元荒川の一部にしか住んでいない、これもまた珍しい魚です。体長は大きくても5cmほど。オスが水草をちぎって水中に直径3〜4cm程度の丸い巣を作るのが大きな特徴です。

一時は600尾程度まで減り、絶滅が危惧されましたが、現在は数万尾程度まで回復できているそうです。

しかし、ムサシトミヨは冷たくてきれいな湧き水のあるところにしか棲息できません。元荒川のムサシトミヨ棲息地域は、わずか1,400m程度だそうです。

1991年に埼玉県の天然記念物に指定され、棲息地域も保護されるようになりましたが、まだ足りないのだそうです。

現在、ムサシトミヨの研究は「埼玉県環境科学国際センター」で行われています。

キヤッセ羽生

キヤッセ羽生。ヨーロッパを意識していますよね。実際そんな雰囲気を漂わす農業公園です。

2001年4月、さいたま水族館&羽生水郷公園入り口の反対側に、「キヤッセ羽生」(三田ヶ谷農林公園)がオープンしました。

こちらは、野菜の産直販売などを行っていて、「アグリパークゆめすぎと」のような農業公園になっています。広さは約3.6ha

むじなも市場(農業物産館)、ひまわり館(地ビール工房、手打ちうどん「むじな庵」)、コスモス館(加工体験棟)、菜の花館(農業体験館)、以上四つの大きな建物があります。ひまわり館の地ビール(こぶし花ビール)は必須かも。残念ながら、ぼくは味見してませんが。

以前、ひまわり館は結構本格的な洋食を提供するレストランでしたが、2007年2月に、手打ちうどん「むじな庵」に生まれ変わりました。ぼくが訪問したときにいただいたのは、「田舎汁うどん」。うまかったですよ、とっても。

それと名物の「いが饅頭」。ごく普通のおまんじゅうの外側に、赤飯がくっついているという珍しい饅頭です。一見、とっつきにくいのですが、食べたら絶品。これ、本当にうまいですよ。物産館の「むじなも市場」には、ほかにもいろいろな商品がならんでいます。

水族館のサイトには、タイムリーな情報が満載です。キヤッセ羽生にもオフィシャルサイトがあるので、お出かけ前にチェックすると、楽しい情報が見つかるかもしれません。

利用案内

2006年7月1日、水族館の入場料金が改定されました。

   2006年7月以前 2006年7月以降
大人 通常 310円(240円) 300円(240円)
特別展 370円(290円) 400円(320円)
小人 通常 100円(80円) 100円(80円)
特別展 120円(90円) 100円(80円)
65歳以上及び身障者 無料 証明書提示
開館時間 9:00〜17:00(12月〜2月は16:30)入館は終了の30分前まで
駐車場 601台(無料)
休館日 毎週月曜日(祝日の時、翌日。夏休み期間は月曜日も開園)&12/29〜1/1
※12月〜2月は、毎週火曜日も休館

掲示板に書き込んでいただいた sei5142さんの情報によると、「キヤッセ羽生」は土日のみの営業だそうです。キヤッセにも駐車場がかなりあります。


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羽生市三田ヶ谷宝蔵寺751−1 TEL00485−65−1010

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