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やすおの勝手口                             松本勝子さん
2007年3月2日帰天されました
管理人と一緒に

「松本さんの詞がCDに」

 和歌山地区の松本勝子さん(写真)は、筋ジストロフィーで呼吸調整を整えるための装置が必要なので実行委
員会にも大阪大会にも直接参加が出来ない。しかしカ障連のメンバーの一員として病室から参加している。わ
ずかに動く親指でパソコン入力をして発信している。彼女が作詞した詩にプロの作曲家が曲をつけ、プロの歌
手が歌うそんなCD「生命」が出来た。和歌山地区ではこのCDを売り出した。

CDご希望の方は、ここをクリック
食事や睡眠中は圧縮空気を吸えないので鉄の肺に

生かされている歓びも 生かされている苦しみも

生かされている悲しみも 全て神から頂いた

歓びは感謝と幸せを 苦しみは弱い心を強め

悲しみに愛と許しを知り 大いなる恵みの中で

何時も迷い満たされて来た私

今日もこの時生かされている

私が生まれて間もなく 父は戦いに行きしまま

物心ついた時には 母と兄と私がいた

つつましくささやかな暮らしに

何時も微笑み歌をくちずさむ

母の口許が動いていた 病と共に歩んだ私の

人生だけど愛と優しさに 恵まれ今日まで幸せでした

昨日も今日もまた明日も 生命ある限りひたすらに

歩む道程の果てには 希望の光が満ちあふれ

傷ついたこの私の心と 身体を包み癒してくれる

大きな愛と大きな力を 燦々と降り注がれて来た

あなたに感謝 あなたにありがとう

全てに感謝 全てにありがとう

松本さんの詩集も出ました

わずかに動く親指でパソコンに入力して書かれた詩集を出されました。

「日の出」松 本 勝 子

午前4時

東の空がうっすらと明るくなってきた

東向きの病室へ替わって来て一年近くなる

この部屋で初めて迎える夏の朝は

名草山の上の空が白んできて始まる

刻々と替わる空と雲の色

何十年ぶりかに見る日の出に胸が弾む

ほうずきのような真紅の太陽が

枕辺の大きな窓のガラスごしに

昇り初めると美しく感動の一瞬だ

冬の間には見られなかった日の出を

待つことから私の一日が始まる

万葉に詠まれた名草山の上に昇る

真夏の太陽に今日一日生きるカを貰う

束の間の日の出を見たあとは

ブラインドのかげでパソコンに対い

付き添いさんの出勤を待つ


「今日も…」

蒔きもしない

刈りもしない

倉に入れもしない

紡ぎもしない

それなのに私は鉄の肺に

今日も生かされいる

思し召しのままに

「おやすみなさい」

朝の目覚めから夜眠るまで

多〈の方々にお世話になって

わたしの今日一日が終わった

苦しいことも悲しいことも

誰にも言わずそっと胸にしまって

今夜もおやすみなさい

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