平和の文化をきずく会・広報誌

「平 和 の 文 化 を き ず く」 No.11

2001年1月8日(月)

新年あけましておめでとうございます−10年がスタ−トしました!

 いよいよ2001年がはじまって、21世紀を迎えています。みなさんはどのような想いで新しい年を迎えたのでしょうか。とにかく今年もよろしくお願いします。

 1月7日付けのユネスコのホ−ムペ−ジでは署名が74,328,607に達し、当初の目標である1億に近づきました。そして今年も署名に取り組むということで、署名コ−ナ−もそのままセットされています。国連やユネスコはこの10年を積極的に位置づけていることが伺えます。

 私たち「平和の文化をきずく会(以下「きずく会」)」も、世界の流れを見失うことなく積極的に対応していく必要があると思います。

 

◆『「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」に向けて』ひらかる!

−平和の文化国際年からの橋渡し−

 国連が決議した「平和の文化国際年」を締めくくり、2001年にスタ−トする「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」に向けての取り組みを論議し合う「平和の文化国際年から橋渡し」が、12月17日に東京都板橋区の大東文化会館で、日本ユネスコ協会連盟(以下「日ユ協連」)の共催と外務省の後援を得て実施されました。参加者は30名弱と多くはなかったのですが、関係各団体の代表が参加して、これからの10年をどのようにすすめていくのかという点では極めて重要な論議を行うことができました。以下概要を報告させていただきます。

 平和の文化をきずく会(以下「きずく会」)事務局より、国連やユネスコの動きを踏まえて、どのように取り組みをすすめてきたのかを報告しました。特に1月の「きずく会」の結成以来、「わたしの平和宣言」署名を広げる運動を展開し、日ユ協連として目標の100万筆を達成する大きな力となったこと、4月の末に平和学者ガルトゥング氏を招いてワ−クショップと講演会を開催、同時に「暴力の文化から平和の文化へ」のブックレットによって国連決議や宣言を紹介し、さらに6月には平和の文化にかかわる人々の講演会(日ユ協連共催、外務省後援)を成功させてきました。9月のパリのユネスコで行われた署名引き渡し式に代表が参加し、ユネスコとの交流もすすめてきたことも報告しました。

 日ユ協連事務局長の岡田茂氏は、「わたしの平和宣言」署名、平和の鐘を鳴らす運動、署名引き渡し式等、日本ユネスコ協会連盟の取り組みを紹介することを通じて、10年に向けて教育を重視しながら取り組んでいく決意を述べました。特に今回の取り組みを通じて、ユネスコへの理解が深まり、今までにない団体や個人との幅広いつながりができてきたことを強調しました。

 引き続く討論では、高校生より「世界の子どもの平和像」を建設する取り組みが、いよいよ来年の5月の完成に向けて大きくすすんでいることや、地域での「わたしの平和宣言」署名の取り組みが報告されました。

 アメリカのコロンビア大学のベティ・リアドン氏がすすめる「グロ−バル・キャンペ−ン」は、世界の平和教育の教材を集めるという壮大な取り組みで、日本にもその事務局が置かれるという報告もありました。

 「きずく会」からはさらにCPNN(平和の文化ニュ−スネットワ−ク)の取り組みが報告され、インタ−ネットを通じた世界の交流が、平和をテ−マにユネスコのリ−ドですすめられるという、積極的な方向が提起されていることも報告されました。

 以上を踏まえて、10年に向けて@CPNNへの取り組みA「わたしの平和宣言」への引き続いた取り組みB平和教育の教材を集めるという方向が、当面の課題としてまとめられました。「きずく会」としてはその中心として、積極的にかかわることを確認して集会を閉じました。別項のように2月12日に総会を開き、その場で正式な提起を行います。

 

◆『世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年』が国連総会で採択!

 国連総会は、2001年を目前にして11月29日付けで上記の決議を採択(A/55/47)しました。具体的な提起も含めてきわめて前向きな決議で、ぜひその内容を多くの人に伝える必要があります。文部省や外務省は翻訳しませんので、「きずく会」の事務局として仮訳を作ってみましたので、以下参考にして下さい。訳として不自然であったり間違っているものもありますので、最終的な訳については今月中に完成したいと思います。

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 国連総会決議(A/55/47)平和の文化        2000.11.29

 世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年 2001-2010

 国連総会は、

 とりわけ次代を担う子ども達を戦争の惨禍から救うことへの貢献を含めて、国連憲章に書かれている目的と原理を思い起こし、 

 戦争は人の心の中で始まるものであるから人の心に平和の砦を築かなければならない、というユネスコ憲章を思い起こし、

 2000年を「平和の文化国際年」とした1997年の1120日の52/15決議、並びに2001年から2010年を「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」と宣言した19981110日の53/25決議を思い起こし、

 1999年9月13日の53/243国連総会決議「平和の文化に関する宣言と行動計画」が10年を監視する基本として存在し、世界中がその効果的で確かな監視を行うことによって、人類、とりわけ未来の世代に有益な平和と非暴力の文化を促進することを確信し、  

 「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」に関する国連事務総長の報告(A/55/377:2000年9月)を考慮し、

 2000年4月26日の「平和の文化に向かって」という人権委員会の決議(2000/66)を思い起こし、

 国連総会の特別な関連として、2001年に「子どものサミット」がニュ−ヨ−クで、「人種主義、人種差別、排外主義及び不寛容に反対する世界会議」が南アフリカで開催されることを強調し、

 ユネスコのイニシアによって平和の文化を促進するための「わたしの平和宣言」が、世界中から今までのところで6000万以上も集まったことを考慮して、

 

1.「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」の目的が、2000年の「平和の文化国際年」に続く平和の文化のための世界的な運動を更に強めることを認める。

2.平和の文化国際年における加盟国、国連組織、市民社会の努力が、国のレベル、地域的なレベル、そして国際的なレベルで成功していることに満足を表明する。そしてこの文脈ではフォ−カルポイントとしてユネスコの果たした役割が大きかったことを表  明する。

3.加盟国が平和と非暴力の文化を促進する行動を強調して広げること、特にこの10年の間に、国内的、地域的そして国際的なレベルで、平和と非暴力がすべての分野で積極的にすすめられることを求める。

4.平和の文化国際年の監視という視点で、160カ国以上の国々の200以上の国内委員会やフォ−カルポイントが確立されたことを歓迎し、平和の文化に関する宣言と行動計画の目的を推進し、10年の効果的な監視への引き続いた貢献の重要性を強調す  る。

5.ユネスコが「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」のための国連の活動を組織する上での責任という点で、主要な役割を持っていることを明示する。

6.国連の様々な関連した組織、とりわけユニセフと平和大学が、10年の間に特別な手だてによって,平和と非暴力の文化をさらに促進するという重要な役割を認める。

7.ユネスコが、様々な言語で、平和の文化に関する宣言と行動計画をとりわけこの10年を通じて広く普及することを望む。

8.関連する国連組織、とりわけユネスコとユニセフが、あらゆるレベルでの公的なあるいは非公的な教育を促進することを要求する。

9.地方や、地域的あるいは国のレベルで、市民社会が活動の視野を広げて、平和と非暴力の文化を促進し、パ−トナ−シップを結んで情報を分かちあい、平和の文化の地球的な運動に貢献することを求める。また、非政府組織を含めた市民社会が、加盟国や国連組織、そして世界的または地域的組織がイニシアを取って、行動計画を採用することによって、10年の目的を促進することを励ます。

10.とりわけ、子ども達や若者の間の平和と非暴力の文化をさらに促進するようなメディアや情報、通信技術の重要性を強調する。

11.国連事務総長が2005年の第60回総会に、加盟国の視点やユニセフやその他の国連組織の関連するところとの相談を考慮に入れ、「世界の子どもたちのための平和と  非暴力の文化国際10年」の中間調査として、また「平和の文化に関する宣言と行動  計画」の適用状況の監視として報告することを要請する。

12.非政府組織を含めて市民社会が、10年の監視と平和と非暴力の文化を促進するために行われる活動を報告することを積極的に求める。

13.10年の中間で、すべての関連する組織によって行われる監視と同様に、平和に関する宣言と行動計画の適用で勝ち取られた前進を振り返ることを含めて、60回総会において全員出席の全日会議が行われることを決意する。

14.事務総長に対して、56回総会においてその実施状況がどのようであるのかという報告を提出することを求める。

15.第56回総会において「平和の文化」と題した暫定的なアジェンダを確認することを決意する。

 

「きずく会」の総会を開きます!!

 昨年1月16日に結成集会を開いてから1年がすぎようとしています。この間に実に様々なことに取り組んできましたが、その総括を含めて下記の要項で総会を開催します。ぜひ多くの会員のみなさん、並びに関心のある方の参加をお願いしたいと思います。詳細につきましては再度案内をさせていただきますが、日程に入れておいて下さい。

1.日 時:2月12日(月)午後1時30分〜4時30分

2.会 場:大東文化会館(東武東上線東武練馬駅下車3分)

3.内 容:講演「戦争と暴力の文化から平和と非暴力の文化へ」

 議 事

1)平和の文化国際年のまとめ

2)「世界の子ども達のための平和と非暴力の文化国際10年」に向けて 3)その他(会計、役員等)

 

幹事会を開きます−誰でも参加できますよ!!

「きずく会」の運動を日常的にすすめているのは幹事会です。毎月1回開いてきていますが、21世紀はじめの幹事会を、1月22日(月)6時30分より日本ユネスコ協会連盟(東京山手線恵比寿駅下車3分:03-5424-1121の会議室で開きます。総会に向けての準備や国連文書の検討などが中心です。

 

インフォメ−ション

*1月20日(土)14時〜18時、韓国の高校生(ユネスコ協会)との交流会が、池袋 のメトロポリタンプラザで行われます。

*国連総会での事務総長報告(総会で確認された)の仮訳ができています。希望される方 は事務局まで連絡して下さい。

*「きずく会」のホ−ム・ページ(www.daito.ac.jp/~sugitaak/jsdcp.htm)を覗いてみて下さい。

*事務局連絡先:〒332-0015川口市川口2-15-1-1004 瀧口 優048-254-5074(TEL&FAX:)


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