平和の文化をきずく会・広報誌

「平 和 の 文 化 を き ず く」 No.31

2003年 9月3日(水)

2001年から2010まで国連「「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」です


「きずく会」幹事会報告

(1)CPNNのあり方について

78日(火)日本ユネスコ協会連盟において幹事会を開きました。第一の議題は

この2年あまり和光大学を中心として取り組んできたCPNN活動の報告と、今後の方向性について論議することがねらいでした。

 和光大学COP(Culture Of Peace)のメンバー4人が出席し、ホームページの作成や投稿の扱いなどについて報告してくれました。一人一人の書いたものを丁寧にメデレートして掲示板にのせるまでの苦労が語られましたが、最大の悩みは投稿そのものが少ないので、たくさんの意見を掲示できないことだそうです。

 また誰かが書いたものを読んでモデレーターが書き直しをお願いするのですが、一度送り返すとなかなか戻ってこないという状況もあります。ただCPNNへのアクセスは月平均で2500件ほどあり、関心があることは確かです。今後ワークショップなどを通じてモデレーターなどの養成も必要になってきています。

 大学の授業の中で、CPNNのホームページをのぞかせ、そこに掲示されてある意見をふまえて自分の意見を書かせて送るという作業を通して平和の文化や非暴力への関心を高めているという報告もありました。

(2)「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」中間報告に向けて

 2001年にスタートした「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10 年」(以下「国際10年」)は、2005年の国連総会に中間報告が行われることになっています。2004年の来年には日本政府が何を取り組んだのか報告することになりますが、

果たして何を報告できるのでしょうか。「子どもの権利条約」の政府報告書ではありませんが、ごまかしの報告をすることになるのでしょう。

 幹事会では日本政府の窓口になっている外務省に連絡を取って、少しつっつく必要があるということが確認されました。おそらく何もやっていないので、こちらから働きかけて取り組みをさせる必要があるのではないかということでした。

→電話してみました。

 以上の意見を受けて事務局で電話をしてみました。外務省(03-3580-3311)の国際文化協力室が窓口になっているということでつないでもらうと、担当の安田さんが出られました。さすがに「国際10年」のことについては知っていましたが、取り組みについてはまったくやっていませんでした。協力室も外務省のユネスコ担当ということでこの「国際10年」受け皿になっているようです。電話で話した範囲では、国連の「国際10年」に関する決議については届いていてファイルされているだけで、日本語には一切していないとのことでした。昨年の国連総会でも決議が出され、日本政府も賛成しているとのことなので、そっそくそれを手に入れて紹介する必要があります。

今後は政府に向けた働きかけも行わなければならないと思いました。

(3)「わたしの平和宣言」署名をホーム頁で!

 2000年の「平和の文化国際年」以来取り組んでいる「わたしの平和宣言」署名ですが、日本ユネスコ協会連盟の協力で、平和の文化をきずく会のホームページ上でできるようになりました。現在最後のチェックに入っていますが、書名の数を集める以上にアクセスするたびにその存在が知られるようになりますので、今後幅広い取り組みができると思います。

(4)ユネスコ編「平和の文化」日本語訳!

 日本ユネスコ協会連盟では、ユネスコが2001年にまとめた「Culture of Peace」の仮訳をまとめました。8つの行動提起に沿ってまとめられた文書はとてもすばらしいものですが、それを次回検討することになりました。柱だけ紹介します。

1.教育を通した平和の文化の育成

2.持続的な経済社会開発の促進

3.すべての人々への尊敬の促進

4.男女平等の強化

5.民主主義的な参加の育成

6.理解、寛容、団結の発展

7.参加型コミュニケーションと情報や知識の自由化

8.国際平和と安全の促進

 それぞれの項目について2頁程度で簡潔にまとめられていて、とてもわかりやすく説明されています。いずれまとまった形で紹介させていただけると思います。

(5)「世界の平和教育」刊行へ!

 ハーグ平和アピール平和教育地球キャンペーンの中心として活躍し、今年度の「きずく会」総会で講演いただいたベティ・リアドン氏のまとめた「世界の平和教育」がいよいよ明石書店から出版される運びとなり、最後のチェックを行っています。

 世界中で取り組まれている平和教育を学ぶことによって、日本における平和教育の視点も見えてくるのではないかと期待します。次号のニュースではさらに内容の紹介もできると思います。 

(6)「きずく会」日本ユネスコ協会連盟の賛助団体に!

 日本ユネスコ協会連盟の要請を受けて幹事会で検討し、2003年度の賛助団体として登録することになりました。賛助団体になることによって、よりユネスコの中身について積極的なかかわりが持てるようになります。

 これを機により豊かな協力関係をきずき、平和と非暴力の運動を豊かに展開していくきっかけにできればと思います。

 なお個人的ですが、個人会員としてこの6月総会において瀧口が評議員に選ばれましたので、そちらからも積極的なかかわりを持てればと思います。日本の平和と非暴力の運動がユネスコという公的な機関を通じて広げられることも現在の日本においては特別な意味をもっているのではないでしょうか。

取り組みなどの紹介・報告

●「2003平和のための埼玉の戦争展」

(1)724日(木)〜28日(月)参観者数11,500
(2)テーマ 戦争は答えではない 見つけよう「戦争」以外の答え
・参観者はかろうじて10,000人は超えたものの20回の「戦争展」のなかで過去最低し  た。

・県知事の突然の辞任で、知事の参観はありませんでしたが、県から県民生活局長が公式に参観し、県の後援が打ち切られてから3年連続して県の公式の参観が実現しました。

・平和の文化についての展示をおこないました。「私の平和宣言」署名を集めました。

・和光大学COPの協力でCPNNのコーナーを今年も設けました。デモンストレーションをおこない、解説資料やアンケートを配布しました。

・日本ユネスコ協会連盟から後援をいただき、20回記念レセプションには石神さんに
おいでいただきました。

・ピーススタディーウォーキングがフィールドワークをおこないました。
・アメリカフレンズ奉仕委員会からトニー・グエンさん(27歳)が参加し交流しまし
 た。
・高校生・大学生など若ものがお手伝い的なスタッフから、展示コーナーの企画、制
 作、解説、運営など担うように成長してきました。
●埼玉から高校生平和ゼミナールのメンバー15人を含む若もの40人がバスを1台貸し
きって、原水爆禁止世界大会in長崎(87日〜9日)に参加しました。
「平和のための埼玉の戦争展」関係の若ものも数名参加し、817日には報告会も開
かれました。高校生平和ゼミナールでは、報告集を作成中です。
●都立第五福竜丸展示館脇に展示されているエンジンに第五福竜丸平和協会からの依
頼を受けて、「平和のための埼玉の戦争展」関係の若ものが錆止めの薬剤を塗布し、
展示館を見学しました。昨年に続いて2度目。エンジンの劣化が一段と進んでいるのを実感しました。

イラク問題にかかわって:インターネットから

冒頭でも触れたように、イラクの問題は様々な論議を呼んでいます。インターネットで「イラク戦争 非暴力」で検索したら、次のような紹介がでていました。参考にしてください。(最終更新日 2003/6/9

【日本語文献資料】 

◇ラムゼー・クラーク氏

★R・クラーク氏 ブッシュ大統領への書簡(03/5/14) 

★R・クラーク氏 10項目の弾劾書(03/1/15)

★R・クラーク氏 国連安保理への公開書簡本文(02/9/20)

◇国連関係文書

★国連安全保障理事会決議1441 (02/11/8)

★イラク、サブリ外相からアナン事務総長への書簡 (02/9/16

★国連総会(ニューヨーク)へのブッシュ大統領による演説 (02/9/12

★イラク核査察 実務協議での合意 (02/10/1

★国際連合とイラクが98年2月に合意した「了解覚書」 (98/2/20

★国連安全保障理事会決議687(1991年4月3日採択) (91/4/30

◇若者は訴える

★インドの少女ヴァーナの手紙  (03/4)

13歳の少女が訴える〜「相手の立場になりましょう」  (03/3/3)

◇DU(劣化ウラン弾)について

★まったく、どこに大量破壊兵器があるのか? (03/5/20

★湾岸戦争における劣化ウラン使用とその被害 (02/10/6

◇重要な報告書など

★国防総省がリンチを記憶喪失に? (03/6/2 new!

★平和の犠牲者が判定下す、アメリカ人はサダムより悪い (03/5/23

★イラク:裏切られた人々

★パウエル米国務長官が国連安保理に提出した「証拠」をめぐって (03/2/8)

★イラク戦争計画 (03/1/11

★正当性なき米国のイラク攻撃 (03/1

★池澤夏樹さんの イラク報告 (02/12/7

★ジャミーラ高橋さんのイラク報告 (02/10/20

★イラク戦争という愚行/ブッシュ一味が国民と世界に知られたくないこと

★VFP(平和のための退役軍人会)会長の手紙 (02/10/8

★機能する集団安全保障 (02/9/27

各種決議・声明

★東京反核医師の会「イラク戦争後の日本の安全保障 非核宣言を!」(03/5/8)

★原水爆禁止日本協議会「核兵器も戦争もない世界へ決断、行動、共同を」(03/4)

★自由法曹団 ORHAに日本の政府職員を派遣することに反対する決議 (03/4/19)

★ANSWER 占領は解放では無い 我々が4月12日に行進を行うのは何故か (03/4/10)

★ANSWER イラク戦争をやめろ!12日正午にホワイトハウス行進に集まれ (03/3/27)

★戦争ではなく長期的な平和を中東に! グローバル・グリーンズ声明 (03/2/)

★パウエル国連演説へのA・N・S・W・E・Rの回答 (03/2/6)

★日本弁護士連合会「イラク問題の平和的解決を求める声明」 (03/2/5)

★新聞労連「ブッシュ政権のイラク攻撃に強く反対する決議」 (03/1/29)

★連合「イラクにおける大量破壊兵器問題の平和的解決にむけた要請」 (03/1/24)

★長崎平和研究所 イラク問題の平和的解決を求める緊急声明 (03/1/21

★全労連「反イラク戦争国際労働者宣言」への賛同メッセージ (03/1/19

★イラク情勢と海員組合の対応について(声明) (03/1/8)

★非戦ネット「対イラク武力行使への反対と非協力を要請します」(02/12/12)

★「アボリション2000」グローバル評議会 イラク問題に関する声明 (02/11/4)

★自由法曹団 アメリカのイラク武力攻撃および日本政府の支援に反対する決議 (02/10/28

★日本反核法律家協会理事会 イラク攻撃反対声明 (02/10/3

★枚方市「米国のイラク攻撃に反対の立場を表明することを求める意見書」 (02/9/27

★18議員が反対表明/米のイラク戦争容認決議案/先制攻撃は道義に反する

★核戦争防止国際医師会議は米国のイラク攻撃に反対する (02/7/23

★B・リー議員イラク攻撃に反対する声明 (98/12/17)

◇スピーチ・インタビュー

★マイケル・ムーア監督 ブッシュ大統領への公開書簡 (03/3/19)

★われわれは苦難の克服を選択できる (02/12/10

★マイケル・アルバートによるノーム・チョムスキーへのインタビュー (02/10/6

【英語文献資料】 

◇国連関係文書

★国連安全保障理事会 対イラク経済制裁解除決議 (03/5/22)

★国連安全保障理事会決議1476 (03/4/24)

UNEP outlines strategy for protecting people and the environment in post-war Iraq (03/4/24)

(注)国連環境計画がイラクの現地調査を訴える報告書、PDFで完全版DL可。

★米英が国連安保理事会に提出した最終決議案

◇米国内文書

★ブッシュ大統領にイラクに対する武力行使を認める決議 (02/10/12)

★米サンタクルーズ市、イラク攻撃反対決議(02/9/24

★ブッシュ ドクトリン(02/9/20

◇重要な報告書

★EYE ON IRAQ

(注)米国防情報センターのページ、911事件前からイラク政権転覆を画策していたことがわかります。

Sanctions in Iraq:A Weapon of Mass Destruction

(注)ユニセフが、93年開戦前に、湾岸戦争以降100万人以上のイラク人が亡くなっていると報告した文書

Iraq and Arms Control

(注)イラクと軍備コントロールに関するストックホルム国際平和研究所報告(2002

◇各種アピールなど

Text of Impeachment Resolution Against President George W. Bush  (03/1/16

(注)米国の国際法学者フランシス・ボイル氏が起草したブッシュ大統領弾劾決議案

How to Create a Million New Terrorists: Bomb Iraq

(注)2002103  NYタイムズに掲載された対イラク戦争に反対する米国民(AAWWI)の意見広告原案(PDF)

★NOT IN OUR NAME(02/9/19

(注)アメリカの知識人、アーティスト4000人が実名でNew York Times 紙に出した意見広告(PDF)。全文日本語版(!)は >> こちら

★米イラク戦争容認決議案に対する18議員の反対声明(02/9/19

【日本語文献の原文】

★国連安全保障理事会決議1441 (02/11/8)

★R.クラーク氏 国連への公開書簡(02/9/20

Text of Carter's Nobel Peace Prize speech from the International Desk

★98年の空爆に対するバーバラ・リー議員の反対演説(98/12/17)

書籍紹介

*「平和を創る発想術」(ヨハン・ガルトゥング:京都YMCAほーぽのぽの会訳

  岩波ブックレット(480円)

*「終わらない戦争」(アンドリュー・デウィット/金子勝著)岩波ブックレット

*「平和教育64」特集テーマ:暴力に抵抗する平和教育 

当面の予定等

1.コロンビア大学ティーチャーズカレッジ大学院平和教育学認定プログラム
(使用言語:英語)
The Pedagogy of Peace Education: Putting Theory into Practice
(平和教育の教授学、理論から実践へ)
(1)日時:104日(土), 午前1030分から午後7
   105日(日)午前930分から午後6
   1011,12日(日・祝)午前930分から午後6
(2)講師:

●ジャネット・ガーソン
Janet Gerson, Acting Director of the peace Education Center at Teachers
  College, Columbia Universtiy, New York)
●外山聖子(京都コンピュータ学院)および(ベティ・リアドン顧問:コロンビア大学
 ティーチャーズカレッジ大学院平和教育ティーム)
(3)問合せ:Michele Milner, TC Program Coordinator,
            e-mail:milnermw@tc-japan.edu,
            Tel:03-3221-9771, Fax :03-3221-9773 http://www.tc-japan.edu/
(4)会場:コロンビア大学ティーチャーズカレッジ大学院日本校
       
  (千代田区三崎町2-21-2,三井生命ビル4F)
(5)内容(参考):平和教育の教授法とカリキュラム開発についての基本的な概念や原理について集中的に学ぶワークショップです。実際に活動に取り組みながら実践的に平和教育の中心となる概念について学びます。人権や社会正義、持続可能な開発、エコロジカルなバランス、暴力紛争下における人間の安全保障など、世界のさまざまな地域における問題を取りあげ、多様な視点から、学校や大学、成人教育やNGOなどによるノンフォーマルな教育活動に応用できるような実践を検討していきます。受講者は個々の実践のためのユニットを考案することも試み、とくに内容とプロセスを統合するような平和教育のあり方を、追求します。

 2003年度の会費を御願いします

 3月から2003年度がスタートしていますので、会費(2000円)の納入を御願いします。(00120−0−182008 平和の文化をきずく会)宛にお送り下さい。払い込み用紙は郵便局にもあります。

次回幹事会は9月9日(火)17時00分〜日本ユネスコ協会連盟(恵比寿駅下車:朝日生命恵比寿ビル12階(03-5424-1121)にて行ないます。幹事だけでなく関心のある方はぜひご参加下さい。

*「きずく会」のホームページ(homepage2.nifty.com/peacecom/cop/

事務局:〒332-0015川口市川口2-15-1-1004 瀧口優 048-254-5074(TEL&FAX)

         takiguchi-masaru@r8.dion.ne.jp (新しくなりました)

        JCF02570@nifty.ne.jp(こちらでも届きます)