平和の文化をきずく会・広報誌

「平 和 の 文 化 を き ず く」 No.32

2003年 9月26日(金)

2001年から2010まで国連「「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」です


「きずく会」幹事会報告(9月9日)

(1)経過

 前回からの経過として、埼玉の戦争展のまとめ(CPNNの宣伝や「わたしの平和宣言」署名)、韓国やベトナム、フィリピン等への訪問とそこでの交流や発見、そして、Kids Gernicaなどの取り組みなどが、幹事や事務局員から報告されました。

(2)「わたしの平和宣言」の取り組み

念願のホームページ(以下HP)上での署名コーナーが、日本ユネスコ協会連盟(以下「日ユ協連」)の了解を受けて実現することになり、最後の調整を行っています。今年度手書きの署名も集まっていますが、HP上できるようになると大きな前進になります。前号でも紹介しましたが、ぜひ周りの方々にHPを活用するように呼びかけていただきたいと思います。

(3)「平和の文化ニュースネットワーク」(以下「CPNN」)

 既にCPNNのHPには多くの記事が載っており、誰でも読めるようになっています。リンクを通じてオーストラリアやアメリカのHPにアクセスすれば、英文がそのまま手に入ります。

 是非多くの人々が記事を読んで、自分も投稿するように声をかけていただきたいと思います。

(4)「ハーグ平和アピール平和教育地球キャンペーン」(以下「GCPEJ」)

 7月の埼玉戦争展の中で「ピース・ウォーキング」を提起し、その参加を呼びかけましたが、10月に後記のように第4回「ピース・ウォーキング」を企画することになりました。

(5)子ども・青年の取り組みについて

 平和の文化は教育を通じて広げられなければなりません。その意味で子どもたちの積極的な取り組みの企画や参加が求められていますが、東京の「世界の子どもの平和像」が2004年5月に江東区の戦災資料センターに本設置されることになり、準備がすすめられています。第五福竜丸と合わせて、現在地方からの修学旅行のポイントにもなりつつあります。

 また「第二回子どもの権利条約市民・NGO報告書をつくる会」はこの夏に国連への報告書を完成させ、10月の予備審査に向けて準備をしているところですが、その「子どもの声を国連に届ける会」は全国の子どもたちの意見をまとめて、国連への意見書を準備しています。それはこの10月の予備審査時に委員会に渡されます。本審査は来年の1月下旬で、日本政府や報告書を提出したNGOも参加します。

(6)講演会の開催

 昨年9月に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の拉致問題が明らかになり、それ以後日本では反北朝鮮キャンペーンが大々的に行われており、有事法制などの導入に影響を与えています。そこで別項のような講演会を行うことになりました。近隣の方で参加可能な方は今から日程をあけておいてください。次号でさらに詳しい情報を載せさせていただきます。

(7)平和の文化にかかわる運動・研究団体一覧作成について

 昨年度より課題となっている「平和の文化関連運動・研究団体一覧」作成の件ですが、費用も含めて本格的に取り組む必要があるのではないかということになり、財源を求めて関連財団にアクセスすることになりました。

次回幹事会は10月2日(木)18時30分から「日ユ協連」で行います。

講演会の開催

「北朝鮮と韓国 ―平和的統一をめざしてー」

1.  日時:

2.  2,0031221日(日)午後1330分〜1630

3.  会場:交渉中

4.  講師:金英丸(高知大学研究生:草の家メンバー)

  5.会場費:1000円 

  南北統一は朝鮮半島に住む人々の悲願となっています。日本政府は核を理由に脅威を煽って、民族の願いを阻害するような行動に出ています。今こそ、かつて日本が侵略したことによって分断されるような被害を受けた彼らが、どのようにして統一しようとしているのか、その願いや手立てについて耳を傾けたいと思います。

取り組みなどの紹介・報告

(1)<9.17ピース人文字>参加報告
                                                    杉田明宏(大東文化大学)
 「日朝平壌宣言」1周年にあたる9月17日の夜、東京の明治公園に約700人が集い、東アジアの人びとが一緒に友人として生きていこうという平和のメッセージをキャンドル人文字で表現しました。私自身は、日本と朝鮮半島の対立をあおる政治家・マスコミの最近の情報洪水に憤りと焦燥感が募るばかりだったので、ここは動きながら考えたいと思い、参加したのでした。
 このイベントは、「宣言」の歴史的な意義を感じ、悪化する一方の日朝関係をなんとか改善したい---そんな思いを共有する、日本人と在日コリアンのNGO「PEACE NOW KOREA JAPAN」の呼びかけに、日韓の20団体以上のNGOと市民・学生が賛同し実現させました。見ていると、参加者の大半は2030代の若い人びとのようでした。朝鮮大学・朝鮮高校の学生たちも参加していました。
 午後6時半からのゲストスピーチは、漫画家の石坂啓さん、ルポライターの姜誠さん、朴保(パクポウ)バンド、翻訳家の池田香代子さん、中東研究者の高橋和夫さん、政治学者の姜尚中さん、といった多彩な顔ぶれでした。口々に、今こそ東アジアの私たちが仲良くなれるチャンス、と強調していたことが印象的でした。
 今年の「WORLD PEACE NOW で常に先頭に立ってきたシンガーソングライター星野ゆかさんのミニ・ライブの後、8時過ぎから人文字づくりに入りました。8時半までに完成すれば翌日の朝刊に載るとのことで、スタッフの指示にみんが集中します。
 人文字は3段で構成され、一段目が英語で「LIVE TOGETHER」、2段目がハングルでオッケドンム(肩を組むように仲の良い友)、3段目が漢字の「友」とピースマークでした。東アジア(朝鮮半島+中国+台湾+日本)14億人の民に伝わるようにとの願いが込めて選ばれた言葉です。
 さて、その手順ですが.....
・明治公園一杯にあらかじめ貼られた立ち位置の×マークに、各文字のリーダーたちが参加者を誘導します。参加者は受付時にカンパ300円(以上)でキャンドルセット(ロウソク+フード代わりの紙コップ 底にキャンドルを下から突き通すための切り込みを入れたもの)を購入し、その際自分が立つ文字の場所を割り当てられていました。
・並んだところで、ロウソクからロウソクへと、リレー式に火を灯していきます。
・ステージ上から星野さんたちが全体を見て、形を整える支持を出します。
・途中で灯が消えて線が途切れたり、ロウソクの持ち手がバラバラで直線にならない箇所等を直して行くのに30分近くかかりました。
・午後8時半頃ようやく完成。公園内の照明をすべて消すと、見事に人文字が浮かび上がります。報道陣は隣接の日本青年館ビルの屋上から撮影していました。主催者側のビデオカメラから撮影された映像が、リアルタイムで、会場に設置された大型モニターに映し出され、参加者から大きな歓声が上がります。
・この間、会場にはイマジン(忌野清志郎バージョン)と詩の朗読が流れ、参加者の気持ちが深まっていきました。
 天国は無い、ただ空があるだけ 国境も無い、ただ地球があるだけ みんながそう思えば簡単なことさ―♪

 人文字を終えたあとはフィナーレ。ステージ前に再度集まり、ウリパラム(韓国伝統打楽器によるパーカッションアンサンブルのグループ)の演奏で、参加者たちが肩を組み大きな輪になって踊り、約2時間のイベントを終えました。文字通り「オッケドンム」となって踊り跳ねる日・朝・韓の若者たちの姿に、日朝の敵対的関係を組み替えて、ともに東アジアの平和の文化を創り上げるパートナーとして活躍していってほしいと願わずにはいられませんでした。
 当日の様子は、翌朝、朝日・毎日・東京等各紙が写真入りで報じました。
なお、VIDEO ACT!のサイトではミニドキュメンタリー映像を見ることが出来ます。
また、企画の全体像は主催のPeace Now Korea Japanのサイトに掲載されています。
→asahi.com
記事  http://www.asahi.com/national/update/0917/044.html
→VIDEO ACT!
   http://member.nifty.ne.jp/atsukoba/vact/war/
→Peace Now Korea Japan → http://www.peacenowkoreajapan.net/

参考:
■Peace Now Korea Japan
当日の声明 *******************************************
          東アジアに平和の関係をつくり出そう

 歴史的な日朝首脳会談から一年が経過した今日、私たちは、東アジアの平和を願うメッセージを世界に向けて発信するために、ここに集まりました。
 日朝首脳会談の開催が発表されたとき、日本と朝鮮半島のあいだに横たわる植民地支配と戦争の歴史が、平和の未来へと転換される一歩が踏み出されるのではないかとの期待が生まれました。
ところが現実は、期待とは正反対の事態をもたらしました。私たちは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)政府による日本人拉致の事実に衝撃を受け、20年以上にわたる被害者の苦しみに胸を痛めてきました。その一方で、この一年間、在日コリアンへのまったく理不尽な差別や暴力行為がエスカレートしています。こうした私たちの苦しみを逆なでするかのように、北朝鮮政府は「核抑止力」の必要性を叫び、日本政府は米国とのあいだの軍事協力関係を一層強めています。
 私たちがこの一年間で目の当たりにしてきたこれらの事実の数々は、私たちの住む東アジアが、依然として構造的な敵対関係の上にあるという現実を物語っています。南北朝鮮は、休戦協定の下で分断されたままであり、日朝間においては、歴史問題が未解決であり、正式な外交関係すら存在しないのです。
 敵対関係を固定したまま、いたずらに憎しみのみを増幅させる行為は、問題の解決にはつながらず、暴力の連鎖を生み出し、次々と被害者をつくり出していきます。私たちに真に必要なことは、敵対関係そのものを、平和と共存のための関係へと大きく転換させることにほかなりません。
 拉致問題に関しては、被害者の帰国、真相の解明、関係者の処罰と再発防止を実現するために、ねばり強い交渉を平和的におこなうべきです。武力による威嚇や経済制裁は、被害者を含む北朝鮮に暮らす市民の命を狙う行為にほかならず、拉致問題の解決には一切つながりません。
また、核疑惑に対して軍事力の増強によって応じることが、結果的に核の脅威をエスカレートさせていくだけであるということは、この一年間の経過が証明しているとおりです。関係諸国は、軍拡競争の悪循環から脱皮し、国際条約によって共同で軍縮と平和の道を歩むべきです。
 日朝国交正常化は、東アジアの冷戦を終結させ平和の秩序をつくり出すために不可欠の第一歩です。私たちは、日朝両政府に対して、国交正常化に向けた交渉をただちに再開し、誠実に交渉をすすめることを強く要請します。
 友をつくり、信頼関係を築いていくことがけっして容易な道のりでないことを、私たちは日常の暮らしの中から知っています。そうであればこそ、私たちには強い意志と、幅広い協力関係が不可欠です。この場に集った私たち1人ひとりが、今日形作ったこの「友」の輪を、さらに広げる努力を続けていきたいと思います。多くの皆さんが、私たちと共同の努力を進めてくださるよう呼びかけます。

2003年9月17日
Peace Now Korea Japan

書籍紹介

『高校生の平和アピール』(高校生平和ゼミナール全国連絡センター編:平和文化)

 *高校生戦争協力拒否宣言・世界高校生平和憲章

当面の予定等

1.コロンビア大学ティーチャーズカレッジ大学院平和教育学認定プログラム
(使用言語:英語)
The Pedagogy of Peace Education: Putting Theory into Practice
(平和教育の教授学、理論から実践へ)
(1)日時:104日(土), 午前1030分から午後7
   105日(日)午前930分から午後6
   1011,12日(日・祝)午前930分から午後6
(2)講師:

  ジャネット・ガーソン
Janet Gerson, Acting Director of the peace Education Center at Teachers
  College, Columbia Universtiy, New York)
●外山聖子(京都コンピュータ学院)および(ベティ・リアドン顧問:コロンビア大学
 ティーチャーズカレッジ大学院平和教育ティーム)
(3)問合せ:Michele Milner, TC Program Coordinator,
            e-mail:milnermw@tc-japan.edu,
            Tel:03-3221-9771, Fax :03-3221-9773 http://www.tc-japan.edu/
(4)会場:コロンビア大学ティーチャーズカレッジ大学院日本校
       
  (千代田区三崎町2-21-2,三井生命ビル4F)
(5)内容(参考):平和教育の教授法とカリキュラム開発についての基本的な概念や原理について集中的に学ぶワークショップです。実際に活動に取り組みながら実践的に平和教育の中心となる概念について学びます。人権や社会正義、持続可能な開発、エコロジカルなバランス、暴力紛争下における人間の安全保障など、世界のさまざまな地域における問題を取りあげ、多様な視点から、学校や大学、成人教育やNGOなどによるノンフォーマルな教育活動に応用できるような実践を検討していきます。受講者は個々の実践のためのユニットを考案することも試み、とくに内容とプロセスを統合するような平和教育のあり方を、追求します。

2.第4回ピース・スタディ・ウォーキング
海上からみる横須賀基地

日 時 1019日(日)12時集合

集 合 :横須賀中央駅東口改札付近

交 通 :京浜急行品川1104分発快速,横須賀中央駅1146分着

リソースパーソン :藤田秀雄(立正大学名誉教授)日英通訳付

以下のイベントに参加しながら,チャーター船によるベイクルーズ・基地ウォッチン

グ(乗船料実費 1000円)をします。その後、地域の平和運動の中心になっている活

動家を囲んでディスカッションをします(於:横須賀市総合福祉会館・横須賀市本町

2-1046-821-1300  、午後3時からを予定)

問合せ :淺川(Tel/fax: 048-825-1006),

小島健太郎(e-mail:  peacestudywalk@ yahoo.co.jp )
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18PEACE FESTIVAL'03
日 時:1019日(日)
場 所:三笠公園
主 催:ピースフェスティバル2003実行委員会
      30
をこえる模擬店やこども平和クイズもあります。
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Peace Study Walking in Yokosuka
  Please join our walking tour/one hour boat tour in Yokosuka bay,
observing  the US base. It is a part of the 18 th annual peace festival at
Mikasa Koen.
  1000 yen will be coasted on board.
 Date : October, 19 Sunday
 Meet : 12 oclock, at Yokosuka Cyuo station East exit (Keihinkyuko)
  Prof. Hideo Fujita will accompany us and English interpretation will be 
provided by a volunteer.
  The follow up discussion will be held at Sogogukushi Kaikan with peace 
activists in the area.
 Further info : Mr. ASAKAWA
Tel/fax:048-825-1006) or
  Mr. Kentro Kojima
e-mail:  peacestudywalk@yahoo.co.jp

3.シンポジウム「生きる価値をいかに学び、教えるか」

   *講演『バリュー/価値教育の新しい可能性』

       ダイアン・ティルマン氏(リビングバリュー国際コーデネーター)
*講演『人権教育におけるバリュー/価値教育の重要性』

      大谷猛夫氏(足立区東島根中学校教諭)

   *10月25日(土)13時〜16時

東洋大学「白山」校舎:都営三田線「白山」駅、営団「本駒込」下車5分

*このシンポジウムは「世界のこどもたちの平和と非暴力の文化国際10年」行    

事の一環として行われます。1000頁にわたる翻訳もあります。問い合わせは03−3482−1213(NPOリビング・バリュー推進協会)まで 

 2003年度の会費を御願いします

 3月から2003年度がスタートしていますので、会費(2000円)の納入を御願いします。(00120−0−182008 平和の文化をきずく会)宛にお送り下さい。払い込み用紙は郵便局にもあります。このニュースをお読みになって入会を希望される方は下記事務局までお問い合わせ下さい。

次回幹事会は10月2日(木)18時30分〜日本ユネスコ協会連盟(恵比寿駅下車:朝日生命恵比寿ビル12階(03-5424-1121)にて行ないます。幹事だけでなく関心のある方はぜひご参加下さい。

「きずく会」のホームページ(homepage2.nifty.com/peacecom/cop/

平和の文化ニュースネットワーク(http://www.cpnn.net

事務局:〒332-0015川口市川口2-15-1-1004 瀧口優 048-254-5074(TEL&FAX)

         takiguchi-masaru@r8.dion.ne.jp (新しくなりました)

        JCF02570@nifty.ne.jp(こちらでも届きます)