平和の文化をきずく会・広報誌

「平 和 の 文 化 を き ず く」 No.33

2003年 11月5日(水)

2001年から2010まで国連「「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」です


「きずく会」幹事会報告(10月31日)

1031日、日本ユネスコ協会連盟の会議室において、第40回の幹事会を開催しました。1019日(日)に行われた横須賀での「Peace Study Walk」(横須賀ピースフェスティバルへの参加)の報告は別途感想を載せてありますのでそれを参考にしてください。船に乗っての米軍基地や軍艦などの見学は、専門家の説明つきで、とても有意義なものでした。見学後の学習会では、原子物理学専門の服部学氏と弁護士の方から横須賀の核兵器の問題が提起され、あらためてその恐怖を認識させられました。

「わたしの平和宣言」のHPでの署名は、技術的には準備ができ、あとは事務的な手続きを残すのみとなりました。11月中にはそれもクリアできると思われます。

テレビやビデオゲームなどのメディアの暴力表現の問題について、きずく会として本格的に取り組む必要があるのではないかという意見が出され、具体的にどのように取り組むか検討することになりました。あわせて「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」などについてもどの程度認識されているのか(されていないのか)を確かめる必要があります。

なお、次回は121日で、21日の講演会の準備を中心に、メディアの問題や今後のあり方について検討することになると思います。

昨年同様に、10月に東京都の教職員研修会が日本ユネスコ協会連盟で開かれ、「きずく会」からも幹事の伊藤さんがCPNNを中心に報告とワークショップを行いました。1月には三鷹市の依頼で、平和の文化についての話を行うことになりそうです。少しずつ、しかし確実に「平和の文化」「非暴力」が広がっています。
Peace Study Walkの報告

「ピース・スタディ・ウォーキング@横須賀」

 今回のピース・スタディ・ウォーキングが、僕にとって初めての横須賀体験でした。

2008年に控えている原子力空母の横須賀配備問題、戦闘機離着陸訓練による事故・騒

音被害など、一言で基地問題といっても様々なものがあり、横須賀という街が常に危

険と隣り合わせであるという現在の状況を知るきっかけとなりました。

 特に原子力空母の母港となることの危険性については、横須賀の基地反対、原子力空母母港化反対の活動をしている研究者・弁護士の話から、その認識を新たにしまし

た。原子力空母の母港を建設するということは、原子力発電所と同じか、もしくはそ

れを上回る事故・放射能漏れの危険と、将来に渡り住民が同居させられるということ

です。また、事故が起きた場合、風向きによっては首都圏が全体的に被害を受ける可

能性もある・・・横須賀だけの問題でなく、日本に住む皆が深刻に考えなければならない問題です。

 ピース・スタディ・ウォーキングを終え、横須賀の基地問題を通して、今最も強く思うことは憲法第9条の大切さについてです。

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦

争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久に

これを放棄する。2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持

しない。国の交戦権は、これを認めない。」

原子力空母を作る必要があるのか。そもそも米国はなぜ今以上の軍備拡張をしていく

のか。第9条の理念を世界で共有できれば、根底にある部分からの解決に向かうので

はないかと思います。

 平和への願いをどのように形にし、どのように次の世代に伝えていくか。これが小学校教員を志望する自分にとって一番大きな課題です。今回のピース・スタディ・ウォーキングで学んだ知識や人々の想いを多くの人と共有し、今後に繋げていきたいです。(池田:大東文化大学杉田ゼミ)

暴力の問題点―エレン・ケイの『児童の世紀』から

子どもの豊かなとらえ方を指し示したスウェーデンの教育者エレン・ケイはその

著書『児童の世紀』の中で、家庭や学校での暴力について厳しく批判しています。

@社会はだんだん「報復的な」懲罰を捨てるようになった。報復的な懲罰は、罪悪感を喚起もしなければ、威嚇にもならず、むしろ暴には暴をもってする報復心を育て、権利概念を野蛮化し、性格をかたくなにし、また自分が受けた体験と似たような蛮行を他人に加えるように人をそそのかす(『児童の世紀』冨山房)p.163

A二、三歳以上の子供に対して許される教育上の手段から、打擲の概念を抹殺しなければならない。最も望ましいのは、子どもが生まれたときから、親は打擲を教育手段として決して使うまいと固く決心することである。なぜなら、親たちがこの便利な手段を一度使い始めると、その後は前の決心に反してしばしば使うことになる。

 (同上書 p.163)。

B自制心の不足、教育の不足、忍耐の不足、品性の不足、これが打擲システムを支える四本柱である。(同上書 p.167

C全生涯を通じて子どもの時代ほど平和を必要とする時期は絶対にないことを、親たちは理解しないのである。外界がどんなに変動しても内的には平和でなければならない。子どもは子どもなりに不動の世界を持っていて、それを正しいと考え、それを征服し、その中で夢をみている。(同上書p.143

講演会のご案内

「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」企画

「平和的統一をめざして」

―朝鮮半島における平和と民主主義―

2002年9月の小泉首相訪問と日本人拉致問題の顕在化によって、日本と朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)と日本の関係は新たな段階に入りました。また北朝鮮の核兵器開発問題をめぐって東アジアにおける平和のあり方が問われています。さらに、大韓民国(以下「韓国」)においては、「太陽政策」のもとで対話と協力の姿勢が追及され、平和的な統一に向けての動きが大きな運動となってきています。

日本のマスコミは拉致問題のみに焦点をあてて、東アジアの平和的な共存という視点が見えてきません。

そこで韓国において行われている「太陽政策」の現状と日本と北朝鮮問題の今後のあり方を模索すべく、以下のような講演会を企画しました。

日 時:2003年12月21日(日)      13時30分〜16時30分

会 場:全国教育文化会館

(営団地下鉄麹町駅下車2分:日本テレビ向い)

     102-0084 千代田区二番町12-1    

                (03-5210-3511)

内 容:『平和的統一をめざして』 

     ー朝鮮半島における平和と民主主義―

上 映:「韓国の戦い」

講 師:金英丸氏(高知・平和資料館草の家)

会場費:1000円

主 催:平和の文化をきずく会

後 援:日本ユネスコ協会連盟(依頼中)

 2001年から2010年までは、国際連合が定めた「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(以下「平和の文化と非暴力の10年」)にあたります。「平和の文化をきずく会」は、国連の決議した「平和の文化に関する宣言」と「行動計画」を指針として2000年の1月に設立されました。

「平和の文化と非暴力の10年」は国連の機関であるユネスコが中心になって取り組むことになっており、「平和の文化をきずく会」としては社団法人日本ユネスコ協会連盟と協力しながら10年の趣旨を日本の中で広めるために活動しています。

問い合わせ:〒332-0015川口市川口2-15-1-1004 瀧口優           

        048-254-5074(TEL&FAX)    takiguchi-masaru@r8.dion.ne.jp 

リビング・バリュー:教育プログラムについて

リビング・バリュー教育プログラム(Living Value : An Educational Program LVEP)は、バリュー(価値観)を基にした教育プログラムで、体験から生まれたアクティビティや実践方法を示して、幼児からヤングアダルトまでを指導する教師やファシリテーターの要望にこたえようとしたものです。個人的にも社会的にも重要な12のバリュー、すなわち、平和、尊重、愛、責任、幸福、協力、正直、謙虚、寛容、簡素、自由、結束の意義を探求し、発展させようとするものです。

 20034月現在で、既に64カ国、1800あまりの教育現場でLVEPが使用されています。テキストは英語ですが、最近、リビング・バリュー推進協会が東京都港区の国際交流協会の後援を得て、4冊の冊子を翻訳出版しました。3〜7歳用、8歳から14歳、ヤングアダルト、保護者グループ用に分かれていて、それぞれがレッスンのプログラムを組み入れていて、実践的にも理論的にも参考になります。英語版にはCDもついていて、歌なども入っているようです。 詳しくはリビング・バリュー協会(03-3478-1273)に問い合わせてください。きずく会の事務局でも2セット予備があります。

 なお、このLVEPは、1996年にユニセフ本部に世界中から20人の教育関係者が集まって、討議を重ねる中で誕生し、現在はユネスコの指導の下で運動をすすめています。日本ではリビング・バリュー協会(http://www.livingvalues.or.jp)が窓口になっています。

お知らせ等

118日(土)日本平和学会(フェリス大学)

11月8日(土)トランセンド研究会総会

1115()16日(日)平和ミュージアム会議:立命館国際平和ミュージアム

次回幹事会は12月1日(月)18時30分〜日本ユネスコ協会連盟(恵比寿駅下車:朝日生命恵比寿ビル12階(03-5424-1121)にて行ないます。幹事だけでなく関心のある方はぜひご参加下さい。

「きずく会」のホームページ(homepage2.nifty.com/peacecom/cop/

平和の文化ニュースネットワーク(http://www.cpnn.net

事務局:〒332-0015川口市川口2-15-1-1004 瀧口優 048-254-5074(TEL&FAX)

         takiguchi-masaru@r8.dion.ne.jp (新しくなりました)

        JCF02570@nifty.ne.jp(こちらでも届きます)

「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」企画

「平和的統一をめざして」

―朝鮮半島における平和と民主主義―

2002年9月の小泉首相訪問と日本人拉致問題の顕在化によって、日本と朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)と日本の関係は新たな段階に入りました。また北朝鮮の核兵器開発問題をめぐって東アジアにおける平和のあり方が問われています。さらに、大韓民国(以下「韓国」)においては、「太陽政策」のもとで対話と協力の姿勢が追及され、平和的な統一に向けての動きが大きな運動となってきています。

日本のマスコミは拉致問題のみに焦点をあてて、東アジアの平和的な共存という視点が見えてきません。

そこで韓国において行われている「太陽政策」の現状と日本と北朝鮮問題の今後のあり方を模索すべく、以下のような講演会を企画しました。

日 時:2003年12月21日(日)

    13時30分〜16時30分

会 場:全国教育文化会館

(営団地下鉄麹町駅下車2分

 :日本テレビ向い)

     〒102-0084 千代田区二番町12-1    

      (03-5210-3511)

内 容:『平和的統一をめざして』 

    ー朝鮮半島における平和と民主主義―

上 映:「韓国の戦い」

講 師:金英丸氏

    (高知・平和資料館草の家)

会場費:1000円

主 催:平和の文化をきずく会

後 援:日本ユネスコ協会連盟(依頼中)

 2001年から2010年までは、国際連合が定めた「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(以下「平和の文化と非暴力の10年」)にあたります。「平和の文化をきずく会」は、国連の決議した「平和の文化に関する宣言」と「行動計画」を指針として2000年の1月に設立されました。

「平和の文化と非暴力の10年」は国連の機関であるユネスコが中心になって取り組むことになっており、「平和の文化をきずく会」としては社団法人日本ユネスコ協会連盟と協力しながら10年の趣旨を日本の中で広めるために活動しています。

 問い合わせ:〒332-0015川口市川口2-15-1-1004 瀧口優           

        048-254-5074(TEL&FAX)    takiguchi-masaru@r8.dion.ne.jp