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ヘール・ボップ彗星写真集
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★1997年4月19日、遂に撮りましたヘールボップ!
4月上旬まで、仕事で忙しくて全然観る事ができず、やっと肉眼で見たときはすでに4月10日過ぎでした。
その美しさに魅了された私、今までマトモに天体写真なんて撮った事が無かったのですが、
当日にフィルム買って、いざ山奥へ! シロウトくさい作品ばかりですが、
やろうと思えば誰でもここまで撮れるのです。
さぁ、一眼レフを持っているなら、あなたもチャレンジ!


撮影データ
撮影日時: 1997年4月19日(Sat)
撮影時刻: 19時30分〜20時30分
撮影場所: 蒜山高原(内海乢/下蚊屋・鳥取県)
使用カメラ: Canon EOS 5
使用レンズ: Canon EF28-105mm F3.5-4.5
Canon EF100-300mm F4.5-5.6
使用フィルム: FUJI SUPER HG 1600



100-300mm(200mm) F4.5-5.6(F4.5) 30sec.

どんな風に写るのか解りませんでしたが、さすがISO1600のフイルムです、
割としっかり撮れていました。
撮影開始は19時30分、実はカメラの真後ろに三日月が浮かんでおり、
決して良い条件ではありませんでした。
(三日月とは言え、真っ暗の場所では影をつくる程の明るさなのです)



100-300mm(300mm) F4.5-5.6(F5.6) 60sec.

1分も露光すると、さすがに激しくブレてしまいます。
電動ガイドなどというスグレモノは持っていないので、地球の自転が直接影響してしまいます。
地球が一回転するのに24時間=1440分。1分間回ると、僅か0.25度傾く計算です。
300mmという超望遠では、これが0.25度という事なのでしょう。



28-105mm(28mm) F3.5-4.5(F3.5) 60sec.

今回のようなプアな装備の場合は、思い切って口角レンズでの撮影するほうが奇麗です。
1分の露光にも関わらず、安定した写真に見えます。
画像下部が明るいのは、もう北西の地面へと沈もうとしているせいです。
しかし、肉眼では、月明かりを除けば漆黒の闇です。
ちなみに、画面下部、彗星が描く矢印の延長線上にある
小さな星の固まりが、すばる(プレアデス星団)です。



28-105mm(28mm) F3.5-4.5(F3.5) 50sec.

時刻は20時30分に近い頃。
山のシルエットからも解るとおり、北西の空低くその姿を見せています。
ぎょしゃ座、ペルセウス座、そしておうし座の上半身のあたる
プレアデス星団・ヒアデス星団が、彗星の夜を一層引き立ててくれます。
ところで、この写真、彗星のすぐ左下、横切るように淡くひとすじの線がみえるでしょうか。
撮影時には気付きませんでしたが、ごく小さい流れ星がタイミング良く収まったようです。



28-105mm(28mm) F3.5-4.5(F3.5) 30sec.

この日、最後に撮った写真です。時刻は20時半、このあたりが限界でしょう。
撮影時、肉眼では夜空と山の境目がはっきりしないほど暗かったので、
まるで夜明け前の薄明を思わせるこの仕上がりには、幻想的な感覚を与えられます。
この日、太陽が沈んで星々の姿が確認できるくらいの暗さになったのが19時半、
わずか1時間のタイミングでしたが、天気に恵まれ、ぎりぎりまで鑑賞する事ができました。


総評
実は、超高感度フィルムを使用しての本格的な撮影は、これが初めてでした。
プリント後の結果をイメージできず、露光時間が解りませんでしたが、
今までの失敗例を基に、「だめでもともと」の覚悟で実験的に行った今回の撮影、
しかし彗星を自らの手で写真に収めるチャンスは、もう一生来ないかも知れない
という想いが通じたのでしょうか、記念すべき写真達ができあがりました。
ニフティのスペースフォーラムの方々の写真や、雑誌・天文誌などの
超美麗写真に比べると、投資・技術・経験・根気…の全てが、足元にも及びません。
しかし、逆に「誰にでもここまでできる」という自信に繋がるといえるでしょう。



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