やっと宿願の、3編成目の東武6050系キットを入手できました。これでついに6両編成に!
 入手した矢先に久々の再生産の報を聞き、少々ヘコみましたが、かねてより作りたかった霜取り
 パンタグラフを増設した仕様を作ってみることにします。
 以前作った編成は、テキトーに番号を選んだところ、実はパンタグラフを増設した編成だった
 (説明書をちゃんと見れば、どの編成がパンタグラフを増設しているか載っています…:苦笑)
 というのも、今回の加工に取り組みたかった理由のひとつです。

 ペアーハンズさんからは東武800系・850系キット同様に、6050系のパンタグラフ増設車の
 配管キットも発売されており、今回はこのパーツを使用します。
 製品はエッチングパーツのみで説明書はありません。配管の取り回しは車両キットの説明書に
 記載されているためです。
 この配管は主電動機冷却用のベンチレーターの下をくぐるようになっており、製品のその部分は
 ベンチレーター取り付けピンの穴が開けられ、そのベンチレーターで押さえるようになっています。
 
 そこで、まずIPAで塗装を剥ぎ(これは強いて必要ないかも…)、さらに配管パーツを切り出して
 ベンチレーターをはめ込み、位置を確認します。
 クーラーもセットしてみての仮組み。
 当初からあるパンタグラフの側に増設された配管は、既設のランボードに重なってしまうため、
 ここは配管を避けるようにランボードを削り、干渉しないようにしておきます。
 反対側の資料は見当たらなかったため、とりあえず左右の長さは一緒(ここ、テキトー:苦笑)に
 することにしました。
 また、車端部は新たな配管が干渉しないよう、配管のモールドを一部削り取っておきます。
 パンタグラフの増設側には配管キットの部品から新たにランボードを設置します。
 まずは既設のランボードと左右の位置を揃えるよう、マスキングテープで位置の目安を作りました。
 先端はモールドされたクーラーと同じラインにします。

 …車両キットの説明書でランボードの位置を確認すると、こちら側はやや外寄りに設置されている
 ように描かれています。
 そこがなんだか気になりますが…。
 配管をもう一度セットしてみると、Uの字型になった部分が干渉します。この配管キットの場合、
 どうやら説明書の位置を基準にしているようです(「説明書を参考に〜」だから当然か:笑)。
 そこで、配管のない側にもベンチレーターを仮組みし、そのベンチレーターと横のラインを揃える
 ことにしました。この位置なら配管とも干渉しないようです。
 ランボードはこの位置で決定!
 ランボードの固定が済んだら、車両キットに付属のステッカーに収録されているパンタグラフの
 「取り付け穴ガイド」を利用し、1mmの穴を開けます。ステッカーとして貼らなくても、マスキング
 テープでしっかりと固定し、印刷された位置の真ん中に先のとがったもので軽く穴を開けておく
 だけでも、穴を開けるには充分に用は足りるでしょう。

 パンタグラフの穴あけが終わったら、配管をゴム系接着剤で固定していきます。
 配管キットにはパンタ台も付属していますが、他の編成にはパンタ台を設置していないので、
 仕様を揃えるべく(…と言いわけしておこう:苦笑)今回は使いません。
 増設したパンタグラフにも避雷器が付くため、変化を持たせるべく、8000系キットに付属する、
 カバーのないタイプの避雷器をパンタグラフ横の穴に直付けすることにしました。

 既設側のパンタグラフの避雷器は屋根に差し込むタイプです。こちらも屋根の穴を埋め、増設側
 同様にパンタグラフに直接取り付けます。
 さて、8000系キットでは雨どいが屋根側にモールドされており、塗装する手間が生じます。
 6050系では雨どいは車体側になっているものの、一番前のクーラーが屋根と一体成型のため、
 これをマスキングし、屋根と別の色に塗装して見栄えを向上させます。
 6050系キットは8000系同様、屋根とクーラーがねずみ色1号に近い色で塗装されています。
 同色では見映えがしないため、以前製作した際にはクーラー側を薄い色(灰色9号)で塗装して
 いました。

 その後、8000系を増備していくうち、東武の車両には濃い色の方が似合うのでは、と思うように
 なりました。そこで今回の製作には既存の編成も色調を変更。屋根はダークグレー、クーラーは
 ねずみ色1号、という配色に変更しました。
 手前側の車両が新たな配色です。こちらの方が落ち着いて見えます。

 配管の設置を終えた屋根はプライマーを下塗りしてからダークグレーを塗装。さらに、つや消し
 クリアーを吹いてから一番前のクーラーを残してマスキングし、そのクーラーをねずみ色1号で
 塗装します。
 完成した6050系3編成のバリエーション。
 下から、今回紹介の霜取りパンタグラフ増設車、素組み、ベンチレーター撤去車です。
 足回りは上の2編成に阪急ミンデンを履かせて新製車に、そのうちのベンチレーターを撤去した
 編成は会津鉄道の車番にしてみました。
 また、1編成はなぜか横に穴のない、古いタイプのパンタグラフを装備していたため、避雷器は
 真ん中の車両のみ製品のままの屋根に直付けタイプとし、会津鉄道所属車は屋根の穴を埋め、
 8000系キットに付属するカバーのあるタイプの避雷器をパンタグラフ側に装着しています。

 なお、8000系や6050系の記事で、「ベンチレーターを撤去した」云々という記述がありますが、
 撤去されたのは客室用の小さい方(真ん中の車両にある、車体中心側のもの)で、主電動機
 冷却用の大きな方は”ベンチレーター撤去車”であっても屋根上に残されています。
 【完成! 東武6050系 霜取りパンタグラフ増設車】
 前方にクーラーがある関係で、先端に設置されている10050系とも違った魅力を感じます。
 もともとのキットを製作したのが相当前のため、今となってはアラも目立つのは否めませんが、
 それでも今回の加工によるリニューアルで愛着が増しました。
 完成させてから数年経って、新たな加工を施したいと思い立つこともあるので、キットと言えども
 はめ込みでも大丈夫な箇所は極力、接着剤を使わずに組む方がよいかと思います。

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