3000系 保有数 8両  マイクロエース製品
実車 京阪伝統のテレビカー。1900系の後を受け、特急の増発と編成増や、冷房化をはじめと
するサービスの向上を図るために登場し、後継の8000系登場まで15年以上にわたって
京阪のイメージリーダーを務めました。ハトのシンボルマークと車体色も、京阪特急車の伝統
として8000系に引き継がれています。
その8000系の増備により、一部は富山地方鉄道や大井川鉄道へと譲渡されましたが、
唯一残った編成は8000系とサービスレベルを合わせるべく更新工事が施され、ダブル
デッカー車を組み込んだ8両編成となり、前面の特急マークの表示も電照幕化。ホロ枠は
3000系らしさを強調するためのダミーとなっています。
中之島線の開業では、新たに同形式を名乗る快速急行用車両が登場し、従来の3000系
は8000系に編入されることになりました。
模型 テレビカーといえばやはり3000系。
定価が100円違いならダブルデッカー車の1両分得か、という安易な決め方で更新車に
したのですが、ダブルデッカー車の側面に描かれた時代祭行列の絵は、精密印刷を得意
分野とするマイクロエースだけに素晴らしく、こちらにして正解でした。
車体色は微妙な色合いで、また、部品流用のため屋根上のランボードが実車と違うものの、
全体の印象把握は良好で走行も安定しており、立体的に表現された台車、さらにアーノルド
カプラーながらも狭い連結間隔と、ウイークポイントを補う多くの魅力を持った、お気に入りの
車両のひとつです。
…ただし、8000系もモデル化された今、新旧テレビカーを並べたくなるのは人情ですが、
オススメはしかねます。やっぱり色調がねぇ…単体ならまだしも(苦笑)。

 8000系 保有数 8両  マイクロエース製品
実車 鴨東線開業に伴う特急増発用として登場した、3000系に代わるフラッグシップ。
同時に6両編成だった3000系用にも増結用の8000系が製造され、特急はすべて7両
編成となりました。当初は増発分のみを8000系でまかなう予定でしたが、好評により、
計10編成が製造されています。後にダブルデッカー車を組み込んだ3000系を追って、
こちらにもダブルデッカー車が新造され、全車が8両編成となりました。
なお、3000系のダブルデッカー車では座席が2列+1列の配置なのに対し、こちらは階上、
階下とも2列+2列配置と異なり、座席も転換式となっています。
伝統のテレビカーは編成中に1両。現在はBSアンテナを撤去し、地上デジタル放送受信
用のアンテナを搭載しています。
模型 シャープなディティール、スムーズな走行など、秀逸な出来の製品です。台車の造型や
狭い連結間隔、時代祭行列をはじめとする精緻な印刷は3000系譲り。並べると違いが
顕著
なのは残念ですが、塗色は今回の色調にして正解でしょう。
ライトユニットを収める部分は乗務員室の色ではなく、今後も目立たない色にしてほしい
ものです。シースルーではありませんが、運転台を再現するためにやや後ろにしたことも、
前面の表情を印象よく見せている一因です。
ただ、最近の同社製品の傾向として、この製品もカプラーのバネが強く、連結間隔が狭い
こともあって連結・開放に手こずるほか、屋根上は繊細な部品が多く、特に片側の先頭車
の無線アンテナには、経年による車両ケースのたわみやウレタンの形状から、収納の際に
注意が求められます