うさぎの栄養学
もともとの食餌 野生の穴うさぎは草木の若芽を好んで食べている。おそらくは消化管のコンディションや体調で食べ物を選んでいると思える。また食べ物に関しては保守的で生後2ヶ月半のあいだに食べた事がないものは食べようとしない。
重要な繊維
繊維は盲腸内細菌の栄養源であり、脂肪酸は盲腸内PHを低く維持して有害微生物の増えるのをふせぐ働きをする。また繊維はぜん動を促進し、消化管内の食物の通過速度を早める。なぜかグルーミング過多をふせぐ効果もある。
肥満の害
なぜうさぎが肥満するかと言えば食べさせ過ぎの一言に尽きる。肥満の害として
脂肪肝 肝硬変になる。 5才くらいで発病。
心臓、関節への負担 などがあげられる。肥満のうさぎは長生きできない。
タンパク質過剰の害
腸炎の発生頻度が高くなる。カロリー過剰による肥満を招く。
ラビットフードはタンパク質の少ないものを選び、ヨーグルトも与え過ぎに注意する。
脂肪
脂肪の要求量はごく少ない。脂肪の過剰は肥満を招く。フライにしてある野菜のおやつなどは与えないこと。
炭水化物摂取の注意
炭水化物とは澱粉すなわち穀類(大麦 小麦 とうもろこしなど)およびその製品(パン 乾麺)である。もともとうさぎの消化管はこれらのものを消化するのにむかないうえ、なぜかうさぎはこれらが大好きなので与えるには注意を要する。
高カルシウムの害
カルシウムの過剰摂取は
尿結石 胃のカルシウム沈着 動脈のカルシウム沈着(高血圧からの心臓病)を招く。
うさぎのカルシウムの吸収は独特のもので口から入ったカルシウムの余分なものはすべて尿にでる。そのため出し切れないほど摂取すると上記の症状を容易におこすことになる。
ラビットフード
よく成分を確認して与えること。最近になって国産のものでも低カルシウム、低カロリーのものが出始めた。
適量については個体差があり一概に言えないがどうしても数字にしたい場合、体重の2.5%が目安である。ただし、病気のときやストレスが多いとカロリー要求量は増える。
うさぎ用サプリメント
サプリメントはたくさんでているが必ずしもうさぎに必要な栄養が入っているとは限らない。逆にビタミンA ビタミンDには過剰の害があり、ビタミンB、ビタミンCは盲腸内で生産できるので与える意味がない。カルシウムが入っているものなど論外である。
乳酸菌製品もたくさんでているが、あきらかにうさぎに効果があると認められているものは宮入菌酸だけである。