制作者:国本静三

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「レクイエム Requiem」



 レクイエムはミサの中の一つの種類である。教会歴の祭日、祝日、記念日や冠葬祭でもミサが行われる。また平和を願うミサとか固有の目的のためのミサ等もある。レクイエムは葬祭あるいは広義の死者のためのミサも含まれる。レクイエムという名称は、このミサ曲の冒頭・入祭唱でRequiemレクイエム(安息を)という語で始まるからである。

 
グレゴリオ聖歌による「レクイエム」は、固有式文と通常式文が含まれる。一般の近世の「レクイエム」 でもいくつかの固有式文と通常式文で構成されていることが多い。


<グレゴリオ聖歌「レクイエム」>


 レクイエムは教会で最も多く司式されるミサの一つであろう。そのためかミサ曲としても充実したものとなってきた。レクイエムは通常式文ばかりでなく、固有式文の全文が揃っている。

 一般にレクイエムの名曲をあげると枚挙のいとまもないほど多い。それでも第一番目にあげられる例はやはりグレゴリオ聖歌であろう。いや、これに優るレクイエムの名曲はないと筆者は思う。グレゴリオ聖歌のレクイエムは中世以来この1000年間、教会の中でに最も頻繁に歌われてきた。そのためその旋律はカトリック教徒にとっては、最もなじみ深い教会音楽の一つとなってきたのである。。世界中のカトリック信徒にとって、心身にとりこまれた死者の音楽の一つのコンセプトとなったといえる。
 我が国でも第2ヴァティカン公会議(1962-65)以前まで教会の葬儀ではよく演奏された。その結果、その音楽は死者のために祈る音楽の代表的な存在となった。中世ルネサンスバロック古典派ロマン派と歴代の作曲家がグレゴリオ聖歌「レクイエム」を意識し、これに並ぶようなレクイエムを作曲したいと考えてきた。またグレゴリオ聖歌「レクイエム」をなんらかの形で引用したり、もじったりして新たな「レクイエム」を作曲されてきたことも興味深い。多くの「レクイエム」の楽曲が、グレゴリオ聖歌「レクイエム」を彷彿とさせるような音楽が多いのも頷ける。

 ざっと有名なレクイエムを思いつくままに列挙すると次のようである。グレゴリオ聖歌オケヘムパレストリーナビクトリアモーツァルト、ベルリオーズ、リスト、ヴェルディ、サン=サーンス、ドヴォルジャーク、ブルックナー、フォーレデュリュフレブリテンペンデレツキ等と数え上げると枚挙のいとまがない。



<「レクイエム」式文の改正>


 
第二ヴァティカン公会議(1962-65)
以後、多くの典礼式文が全面的に改正された。死者のためのミサ(レクイエム)の式文もその一つである(改正された式文の原典規範式文はラテン語である)。それに加えてミサにおける固有式文についてかなり柔軟な姿勢が見られる。多くの場合、既存の自由に選択した聖歌を歌うことによって替えることができる。第二ヴァティカン公会議以前なら、定められた固有式文を必ず用いなければならなかった。

 通常式文についても歌ミサMissa cantataの際、会衆や合唱隊によって歌われても、司式司祭は独自に通常式文を独自に必ず唱えなくてはならなかった。それはかっての典礼式文至上主義ともいうべき典礼モラルがあったことに起因する。典礼としての有効性あるいは無効性が論じられた時代であった。例えば「キリエ」が聖歌隊でグレゴリオ聖歌あるいはなにかの合唱曲が演奏されたとしても
(正式式文によるラテン語で歌われても)司式司祭は独自に小声で「キリエ」唱えなくてはならなかったのである。

 現在の改訂された式文によるグレゴリオ聖歌「レクイエム」は、第二ヴァティカン公会議(1962-65)以後に編集された「Graduale Triplex(Abbaye Saint-Pierre de Solesmes /Tournai)で示されている。過去の伝統的グレゴリオ聖歌を改正された式文に合わせて多少手を加えているし(ex.交唱「イン・パラディズム(楽園に)」、ある聖歌は歌詞テキストの内容から削除されたものもある(ex.続唱「ディエス・イレ(怒りの日)」そうした改正箇所を下記に記す。

@アレルヤ唱詠唱

 現在の典礼は、死者ミサにアレルヤ唱を規定した。「Graduale Triplex」(p671-674)には7通りの聖歌が提示されている。ここにはアレルヤ唱3通りと詠唱4曲が含まれている。我々は自由に選択することが可能となっている。従来の詠唱「主よ、すべての死者の魂を解き放ってくださいAbsolve, Domine」も含まれている。

A続唱怒りの日

 「続唱sequentia“怒りの日Dies irae”」は完全に廃止された。
その理由は最後の審判を表現した歌詞の内容のためである。今も教会の祈り聖務日課において賛歌として任意に用いることができる。歌詞は13世紀の中頃フランシスコ会士チェラノのトマーゾによって書かれたとされている。14世紀にグレゴリオ聖歌として作曲された。1570年の「ローマ・ミサ典礼書」では認められた4つの読唱として認可されている。それ以後、盛んにこの歌詞テキストによって作曲された。モーツァルトやロマン派のヴェルディのレクイエムにおける“怒りの日”はあまりに有名である。作曲家の個性を発揮する楽曲箇所となっていた。
 また、グレゴリオ聖歌「レクイエム」の中でも最も親しまれてきたのもこの「怒りの日」であった。歌詞の内容とは対照的に軽やかで希望に満ちた旋律とリズムは、長くカトリック信徒に親しまれてきた。これを聴く信徒にとっては条件反射のようにレクイエムの雰囲気が連想される部分でもある。歌詞より旋律が勝るこの親しみ深い聖歌は、今も使ってみたいと筆者は思ってしまう。とすれば、筆者の私見では告別式の参列者が献花する際に歌ってはどうだろうか?

 管弦楽曲に初めてこの旋律を引用されたベルリオーズの「幻想交響曲」、リストのピアノと管弦楽のための「死の舞踏」やサン=サーンスの交響詩「死の舞踏」ではこの聖歌の冒頭部分を引用して劇的な効果をあげている。

B「わたしをお救いくださいLibera me」

 この聖歌は葬儀ミサ後に行われる告別式の冒頭で司祭の先唱で歌われるものであったが、歌詞内容の問題から典礼から廃止された。他の聖歌がGraduale Triplex(p692-696)には6つの聖歌が提示され、任意に選択できるようになっている。

C「楽園にIn paradisum」

 ミサ後の告別式で歌われてきた聖歌である。第二ヴァティカン公会議後、この聖歌は改訂され、交唱(前半部をアンティフォナ=交唱とした。後半部を分離し、別の聖歌とされている)として詩編唱をはさんで告別式の出棺や埋葬式で歌われるように規定されている。まことに美しい聖歌である。


「レクイエム」テキスト


 グレゴリオ聖歌(Graduale Triple)による新テキストとして、第二ヴァティカン公会議(1962-65)以前のものを旧テキストとして併記した。

国本静三訳
*新共同訳聖書から詩編箇所は引用、他は参考にしました 通常式文は日本カトリック教会式文使用

新テキスト@入祭唱
Ant.
Requiem aeternam dona eis Domine:

et lux perpetua luceat eis.


Ps.
Te decet hymnus,Deus, in Sion;
et tibi reddetur votum in Ierusalem:

Qui audis oratinem,
ad te omnis
caro veniet propter iniquitatem.

Ant.
Requiem aeternam dona eis Domine:
et lux perpetua luceat eis.
交唱:
主よ、とわの安息を死者にお与えください。
とわの光でかれらを照らしてください。

詩編:
賛美をささげます。シオンにいます神よ。
エルサレムではあなたに満願の捧げ物をささげます。

祈りを聞いてくださる神よ
すべて肉なるものはあなたもとに来ます。

交唱:
主よ、とわの安息を死者にお与えください。
とわの光でかれらを照らしてください。
*歌詞出典:交唱はエズラ(ラテン語)記2・34-35、詩編は65・2-3

旧テキスト★入祭唱
Ant.
Requiem aeternam dona eis Domine:

et lux perpetua luceat eis.


Ps.
Te decet hymnus,Deus, in Sion;
et tibi reddetur votum in Ierusalem:
exaudi orationem meam,        
ad te omnis caro veniet.        

Ant.
Requiem aeternam dona eis Domine:
et lux perpetua luceat eis.
交唱:
主よ、とわの安息を死者にお与えください。
とわの光でかれらを照らしてください。

詩編:
賛美をささげます。シオンにいます神よ。
エルサレムではあなたに満願の捧げ物をささげます。
私の祈りを聴きいれてください。
すべての人間はあなたのもとに至るでしょう。

交唱:
主よ、とわの安息を死者にお与えください。
とわの光でかれらを照らしてください。

Aあわれみの賛歌キリエ
Kyrie, eleison.
Kyrie, eleison.

Christe, eleison.
Christe, eleison.

Kyrie, eleison.
Kyrie, eleison. 
主よ、あわれみたまえ。
主よ、あわれみたまえ。

キリスト、あわれみたまえ。
キリスト、あわれみたまえ。

主よ、あわれみたまえ。
主よ、あわれみたまえ。
*Graduale Triplex:ミサ曲18番Kyrie B p767参照

B昇階唱Graduale=Gradualia
Requiem aeternam dona eis Domine:
et lux perpetua luceat eis.

Vs.
In memoria aeterna erit iustus:
ab auditione mala non timebit.


Requiem aeternam dona eis Domine:
et lux perpetua luceat eis.
主よ、とわの安息を死者にお与えください。
そしてとわの光でかれらを照らしてください。

詩句:
正しい人はとこしえに記憶される

その人は悪評を立てられても恐れない。

主よ、とわの安息を死者にお与えください。
そしてとわの光でかれらを照らしてください。
*歌詞出典:エズラ(ラテン語)記2・34-35、詩句の詩編は112・6-7

★Cはアレルヤ唱と詠唱を含め7通りの選択肢がある。
C詠唱Tractus−T 
Absolve, Domine, animas omnium fidelium
 defunctorum
ab omni vinculo delictorum.

Vs.
Et gratia tua illis succurente,
mereantur evadere iudicium ultionis.

Vs.
Et lucis aeternae beatitudine perfrui.

Absolve, Domine, Animas omnium fidelium
 defunctorum
ab omni vinculo delictorum.
主よ、すべての亡くなった信仰者の魂を
罪から解き放ってください。

詩句:
あなたの恵みは罪から救い、
罰の裁きから逃れさせて下さる。

詩句:

そしてとわの光の至福が実現されるのです。

主よ、すべての亡くなった信仰者の魂を
罪から解き放ってください。
*第2ヴァティカン公会議以前から用いられ親しまれてきた聖歌 *Graduale Triplex:p672参照

C詠唱Tractus−U 
De profundis clamavi ad te Domine.
Domine, exaudi vocem meam.

Vs.
Fiant aures tuae intendentes
 in orationem servi tui.


Vs.
Si iniquitates observaveris, Domine:

Domine, quis tinebit?

Vs.
Quia apud te propitiatio est,

et propter legem tuam sustinui te, Domine.

De profundis clamavi ad te Domine.
Domine, exaudi vocem meam.
深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます。
主よ、わたしの声を聞き取ってください。

詩句:
嘆き祈るわたしの声に耳を傾けてください、
あなたのしもべの祈りに。

詩句:

主よ、あなたが罪をすべて心に留められるなら
主よ、誰が耐ええましょう。

詩句:
しかし、赦しはあなたのもとにあり

人はあなたを畏れ敬うのです。

深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます。
主よ、わたしの声を聞き取ってください。
歌詞出典:詩編130・1〜4 Graduale Triplex:p673-4参照

★「怒りの日」は廃止された式文
続唱怒りの日
Dies irae,dies illa,
solvet saeculum in favilla,
teste David cum Sibylla.

Quantus tremor est futurus,
quando iudex est venturus

cuncta stricte discussurus.

Tuba mirum spargens sonum
per sepulcra regionum
coget omnes ante thronum.

Mors stupebit et natura,
cum resurget creatura
iudicanti responsura.

Liber scriptus proferetur,

in quo totum continetur
unde mundus iudicetur.

Iudex ergo cum sedebit,
quidquid latet apparebit;
nil inultum remanebit.

Quid sum miser tunc dicturus,
quem patronum rogaturus,
cum vix iustus sit securus?

Rex tremendae maiestatis,
qui salvandos salvas gratis,
salva me, fons pietatis.

Recordare, Iesu pie,

quod sum causa tuae viae,
ne me perdas illa die.

Quaerens me sedisti lassus,
redemisti crucem passus;
tantus labor non sit cassus.


Iuste iudex ultionis,
donum fac remissionis
ante diem rationis.

Ingemisco tanquam reus,
culpa rubet vultus meus;
supplicanti parce,Deus.

Qui Mariam absolvisti

et latronem exaudisti,
mihi quoque spem dedisti.

Preces meae non sunt dignae,
sed tu, bonus, fac benigne,

ne perenni cremer igne.

Inter oves locum praesta
et ab haedis me sequesta
statuens in parte dextra.

Confutatis maledictis,
flammis acribus addictis,
voca me cum benedictis.

Oro supplex et acclinis,
cor contritum quasi cinis,
gere curam mei finis.

Lacrimosa dies illa,
qua resurget ex favilla
iudicandus homo reus:
huic ergo parce,Deus.


Pie Iesu Domine,
dona eis requiem.

Amen.
怒りの日、その日は。
世のすべては灰に帰る、
ダヴィドとシビラの証しの通りに。

その恐しさはいかなるものであろうか、
審判者が来て
厳しく尋問される。


ラッパは不思議な音を
地上のすべての墓の上に撒き散らし、
すべての人を王の前に集めるだろう。

死と自然は驚くだろう。
造られた人間がよみがえる、
審判者に答えるために。


世を裁くために記された記録が、
その中にすべてが書かれている、
差し出される。


審判者が玉座に着かれると 
隠れたことがすべて現れ、
裁かれないでおかれることはない。


あわれな私はその時何を言おうか。
誰に弁護を頼めばよいのだろうか、
正しい者でさえ心配なのに。

恐ろしいみいつの王よ、
あなたは救われるべき者を無償でお救いになる。
私を救ってください、あなたはいつくしみの泉ですから。


思い起してください、いつくしみ深きイエスよ、
(受難の)あなたの道は私のためでもあったことを。
その日に私を滅ぼさないように。

私をたずね求め疲れてお座りになり、
十字架を受けて私をあがなわれた。
そのような苦しみが無駄にならないように。



あなたこそ正しい罰の裁き主。
ゆるしの恵みをお願いします、
審判の日の前に。

私はうめく、罪人のように。
罪は私を恥入らせる。
神よ、乞い願う者をお守りください。


あなたは(マグダラの)マリアをゆるし、
(イエスとともに十字架につけられた)強盗の願いを聞き入れられた。
それは私にも希望を与えました。


私の祈りはふさわしくありません、
でもあなたは善い方、寛大な方です。
地獄の火で私を焼き尽さないでください。


羊の群に私を置き、
山羊の群より私を分けて
あなたの右に立たせてください。



審判を受けた者は誹謗され、
激しい火に身を委ねます。
私を祝福された者の中に招き入れてください。



私はひざまづき、
灰のように粉々になった心でひれ伏して乞い願います。
私の終りの日をお守りください。


涙の日、その日は。
それは灰の中からよみがえる日、
罪人が裁きを受ける日です。
神よ、罪人を守ってください。

いつくしみ深い主イエスよ、
死者に安息を与えてください。

アーメン。

D奉納唱
Domine Iesu Christe, Rex gloriae,
libera animas omnium fidelium
 defunctorum de poenis inferni,
et de profundo lacu:

libera eas de ore leonis,
ne absorbeat eas tartarus,
ne cadant in obscurum:


sed signifer sanctus Michael
 repraesentet eas in lucem sanctam:

Quam olim Abrahae promisisti,

et semini eius.


Vs.
Hostias et preces tibi Domine
laudis offerimus:
tu suscipe pro animabus illis,
quarum hodie memoriam facimus:
fac eas,Domine, de morte transire ad vitam.


Quam olim Abrahae promisisti,
et semini eius.
主イエス・キリスト、栄光の王よ、
亡くなったすべての信仰者の魂を
 地獄の罰と深き淵から
お救いください。

かれらの魂を獅子の口から救い、
よみの刑場に飲みこまれ
闇に落ち込むのをお許しにならないように。


天軍の旗手聖ミカエルが
 聖なる光でかれらの魂を導きます。


かってアブラハムに約束されたことを
その子孫にもお果たしください。

詩句:
主よ、賛美のいけにえと祈りをお捧げします。
かれらの魂を受け入れてください。
我々は今日その人々を記念しています。
主よ、かれらの魂を死より生命にお移しください。


かってアブラハムに約束されたことを
その子孫にも果たしてください。

E感謝の賛歌サンクトゥス
Sanctus,Sanctus,Sanctus
Dominus Deus Sabaoth!
Pleni sunt caeli et terra gloria tua.
Hosanna in excelsis!

Benedictus qui venit in nomine Domini.
Hosanna in excelsis!
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、
万軍の神なる主。
主の栄光は天地に満つ。
天のいと高きところにホザンナ。

ほむべきかな、主の名によりて来たるもの。
天のいと高きところにホザンナ。
*Graduale Triplex:ミサ曲18番p767-768参照

F平和の賛歌(アニュス・デイ)
Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi,
miserere nobis.

Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi,
miserere nobis.

Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi,
dona nobis pacem.
神の子羊、
世の罪を除きたもう主よ、
われらをあわれみたまえ。

神の子羊、
世の罪を除きたもう主よ、
われらをあわれみたまえ。

神の子羊、
世の罪を除きたもう主よ、
われらに平安をあたえたまえ。
*Graduale Triplex:ミサ曲18番p768参照

★廃止された
旧テキスト★平和の賛歌(アニュス・デイ)
Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi,
dona eis requiem.

Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi,
dona eis requiem.

Agnus Dei
,
qui tollis peccata mundi:

dona eis
requiem sempiternam.
神の子羊、
世の罪を除きたもう主よ、
かれらに安息を与えたまえ。

神の子羊、
世の罪を除きたもう主よ、
かれらに安息を与えたまえ。

神の子羊、
世の罪を除きたもう主よ、

かれらに、とわの安息を与えたまえ。
*第2ヴァティカン公会議(1962-65)以前は死者ミサ用に上記の式文を使用

新テキストG拝領唱
Ant.
Lux aeterna luceat eis,Domine;

Cum Sanctis tuis in aeternum:
quia pius es.


Ps.
De profundis clamavi ad te, Domine;

Domine, exaudi vocem meam.

Ant.
Lux aeterna luceat eis, Domine;

Cum Sanctis tuis in aeternum:
quia pius es.


Ps.
Fiant aures tuae intendentes
in vocem deprecationis meae.

Ant.
Lux aeterna luceat eis, Domine;

Cum Sanctis tuis in aeternum:
quia pius es.


Ps.
Si iniquitates observaveris, Domine:
Domine, quis sustinebit?

Ant.
Lux aeterna luceat eis,Domine;
Cum Sanctis tuis in aeternum:
quia pius es.


Ps.
Quia apud te propitiatio est,
et timebimus te.

Ant.
Lux aeterna luceat eis, Domine;
Cum Sanctis tuis in aeternum:
quia pius es.
交唱:
とわの光でかれらを照らしてください、主よ。
あなたの聖人たちといつまでも。
なぜならあなたはいつくしみ深い方です。

詩編:
深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます。

主よ、この声を聞き取ってください。

交唱:
とわの光でかれらを照らしてください、主よ。
あなたの聖人たちといつまでも。
なぜならあなたはいつくしみ深い方です。


詩編:
耳を傾けてください、
わたしのゆるしを願う声に。

交唱:
とわの光でかれらを照らしてください、主よ。
あなたの聖人たちといつまでも。
なぜならあなたはいつくしみ深い方です。

詩編:

主よ、あなたが罪をすべて心に留められるなら
主よ、誰が耐ええましょう。

交唱:
とわ
の光でかれらを照らしてください、主よ。
あなたの聖人たちといつまでも。
なぜならあなたはいつくしみ深い方です。

詩編:
しかし、赦しはあなたのもとにあり
人はあなたを畏れ敬うのです。

交唱:
とわ
の光でかれらを照らしてください、主よ。
あなたの聖人たちといつまでも。
なぜならあなたはいつくしみ深い方です。
*歌詞出典:エズラ(ラテン語)記2・35、詩編は130・1-4 Graduale Triplex:p676参照

旧テキスト★拝領唱
Lux aeterna luceat eis Domine; 
Cum Sanctis tuis in aeternum:   
quia pius es.          

Vs:
Requiem aeternam dona eis, Domine,
et lux perpetua luceat eis. 

Cum Sanctis tuis in aeternum:
quia pius es. 
とわの光でかれらを照らしてください、主よ。
あなたの聖人たちといつまでも。
なぜならあなたはいつくしみ深い方です。


詩句:
主よ、とわの安息を死者にお与えください。
そしてととわ
の光でかれらを照らしてください。

あなたの聖人たちといつまでも。
なぜならあなたはいつくしみ深い方です。


[告別式]

★式文として廃止された。歌詞を改訂して一般聖歌として残されたGraduale Triplex:p696
旧テキスト私をお救いください(リベラ・メ)
Libera me , Domine, de morte aeterna in die illa tremendae:
Quando caeli movendi sunt et terra:
Dum veneris iudicare saeculum per ignem.

Vs.
Tremens factus sum ego, et timeo: 
Dum discussio venerit, atque ventura ira.
Quando caeli movendi sunt et terra.

Vs.
Dies illa,dies irae calamitatis et miseriae,

dies magna et amara valde.
Dum veneris iudicare saeculum per ignem.

Vs.
Requiem aeternam dona eis,Domine:
et lux perpetua luceat eis.


Libera me, Domine, de morte aeterna in die illa tremendae:
Quando caeli movendi sunt et terra:
Dum veneris iudicare saeculum per ignem.
私をお救いください、主よ、恐ろしい日のとわの死から。
その時、天と地の震え動き、
あなたは火で世を裁くため来られる。


詩句:
私は恐れおののく、
審判のためにいつか来る怒りの日に。
その時、天と地の震え動き、

詩句:
この日こそ怒りの日、災いと不幸の日、
大きな嘆きの日。
あなたは火で世を裁くため来られる。

詩句:
主よ、とわの安息を死者にお与えください。
そしてとわ
の光でかれらを照らしてください。


私をお救いください、
主よ、恐ろしい日のとわの死から。
その時、天と地の震え動き、
あなたは火で世を裁くため来られる。

★出棺・埋葬用
新テキスト交唱「楽園に」と詩編16(旧15)
Ant.
In paradisum deducant te Angeli:
in tuo adventu suscipiant te Martyres,
et perducant te in civitatem sanctam Ierusalem.


Ps.
Conserva me, Deus,
quoniam speravi in te.
Dixit Domino : <<Dominus meus es tu,
bonum mihi non est sine te.>>

Ant.
In paradisum deducant te Angeli:
in tuo adventu suscipiant te Martyres,
et perducant te in civitatem sanctam Ierusalem.


Ps.
Dominus pars hereditatis meae   
et calicis mei:
tu es qui detines sortem meam.

Ant.
In paradisum deducant te Angeli:
in tuo adventu suscipiant te Martyres,
et perducant te in civitatem sanctam Ierusalem.


Ps.
Funes ceciderunt mihi in praeclaris;
insuper et hereditas mea speciosa est mihi.

Ant.
In paradisum deducant te Angeli:
in tuo adventu suscipiant te Martyres,
et perducant te in civitatem sanctam Ierusalem.


Ps.
Benedicam Dominum
qui tribuit mihi intellectum;
insuper et in noctibus erudierunt me renes mei.


Ant..
In paradisum deducant te Angeli:
in tuo adventu suscipiant te Martyres,
et perducant te in civitatem sanctam Ierusalem.
交唱:
天使たちが
楽園にあなたを導き、
殉教者らがあなたの到着を出迎えます。
聖なる都エルサレムの中へ導いてください。

詩編:
神よ守ってください。
あなたを避けどころとするわたしを。
主に申します。「あなたは私の主。
あなたのほかにわたしの幸いはありません。」


交唱:
天使たちが楽園にあなたを導き、
殉教者らがあなたの到着を出迎えます。
聖なる都エルサレムの中へ導いてください。

詩編:
主は私に与えられた分、

わたしの杯。
主はわたしの運命を支える方。

交唱:
天使たちが楽園にあなたを導き、
殉教者らがあなたの到着を出迎えます。
聖なる都エルサレムの中へ導いてください。

詩編:

計り縄は麗しい地を示し
わたしは輝かしい嗣業を受けました。


交唱:
天使たちが楽園にあなたを導き、
殉教者らがあなたの到着を出迎えます。
聖なる都エルサレムの中へ導いてください。

詩編:

わたしは主をたたえます。
主はわたしの思いを励まし、
わたしの心を夜ごと諭してくださいます。

交唱:
天使たちが楽園にあなたを導き、
殉教者らがあなたの到着を出迎えます。
聖なる都エルサレムの中へ導いてください。
Graduale Triplex:p697、詩編16・1-7はp702参照

旧テキスト楽園に(イン・パラディスム)
In paradisum deducant te Angeli:    
in tuo adventu suscipiant te Martyres,
et perducant te in civitatem sanctam Ierusalem.

Chorus Angelorum te suscipiat,
et cum Lazaro quondam paupere
aeternam habeas requiem.
天使らはあなたを楽園に導き、
殉教者らはあなたの到着を出迎え、
聖なる都エルサレムの中へ導いてください。

天使の合唱はあなたを迎え、
かっては貧しかったラザロとともに、
あなたはとわの憩いを得ることができますように。


2005-2012

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