教会音楽とは
西洋音楽の原点は教会音楽であるといわれる。それはキリスト教思想が西洋の歴史一般や全文化に関わりを示し、あるいはそれらの源泉となって発達してきたからである。キリスト教は音楽についても重要な関わりをもってきた。
<教会音楽>
教会音楽という語はたいへん多義的に解釈できる。先ずはじめに教会音楽の語義を明かにしてみる。広義の“教会音楽”はキリスト教に関わる音楽全体を指していわれる。それには多目的な典礼文による楽曲や典礼に付帯する楽曲、コンサート用の教会音楽も含まれる。狭義には典礼文による
典礼音楽を指していわれる。
ex.ミサ曲 また以上のいずれの教会音楽も含めて宗教音楽ともいう。当然ながら宗教音楽という場合、すべての諸宗教の音楽をも含めるのはいうまでもない。
<カトリック教会の教え>
教会の歴史の中で、教会音楽の問題は度々論じられ、多くの試みもなされてきた。特に注目すべきは、20世紀に開催された
第2ヴァティカン公会議(1962-65)の典礼に関する様々な決定事項である
(「典礼憲章」1963年発布。南山大学監修/第2二ヴァティカン公会議・公文書全集/サン・パウロ)。教会音楽について多く述べらていて、多くの示唆に富んだヒントが我々に与えられた。その中で教会音楽最高の範例として、唯一名指しであげられているのがグレゴリオ聖歌である。その論拠は典礼音楽としての理想的な特徴を持っている、としている。
1998