知性の低そうな文章の書き方
2002年8月17日作成
| こんにちは。のぶたんです。platanusから改名しました。 インターネットが普及し、それにつれて日本のインターネット人口も増加の一途を辿っています。すると当然色んな人がネットをするようになるわけです。皆さんも一度くらいはネットで見掛けた人物に「コイツ頭悪ィなぁ」って感じたことありませんか? BBS、チャット、webページ…。あらゆる場所で垂れ流される大量のテキストの中からでも一際光るその特殊な知性。それは果たして何なのか?その正体を突き止め、分析するのが今回のコンセプトです。嘘です。 知的レベルの低い方も、真のインテリゲンツィアにも御一読をお勧めします。前者にはより高みを、じゃなくて低みを目指して戴きたいです。そして後者には、「低い」人間と会話する時のコツを掴んで戴きたいです(多くの場合、平均と同じように対応すると何らかの障害が発生する為)。 では、逝きましょう。 1:罵倒用語を使用する。 実にシンプル。相手を或いは誰かを罵倒すれば良いのです。「アホ」「馬鹿」等がティピカルですね。ただ、これらの言葉は地域によって持つ破壊力が変動するので把握する必要がありそうです。関東ではアホが強く、関西では馬鹿が強い等と聞いたことがあります(逆だっけ?)。因みに、この手の罵倒ではより一般的な物の方が効果的です。仮に貴方が相手を「このビチグソがぁ〜ッ」と罵倒したとしても、相手に「あ、こいつジョジョオタか。」と一笑に付されるのがオチ。ここは単純に「お前アホ(馬鹿)か?」とするのが正解です。 また、『生命活動が止まる或いはそれを止める』と云う旨の罵倒と、それに準ずる罵倒は大変強力です。「死ね」「殺す」等ですね。どちらかといえば「殺す」の方がベターでしょうか。更に強力なのが「覚悟しろ」を筆頭とする、殺人or傷害予告系です。コレを使えば、ネタを強調していない限り、ほぼ間違いなく知性の低さを演出することが出来ます。正に一撃必殺の荒技。 意識面では、「文章全体に於いて常に相手を貶し続ける」という精神、即ち相手を見下しつつ罵倒するのが重要です。相手に気圧されてはいけません。常に敵の上位に位置し、罵倒の嵐を浴びせてやりましょう。 2:読み辛く書く。 余り重視されませんが、これも有効です。といっても、「改行」に集約されてしまいますが。それは二通り。「改行しない」のと、「異常なタイミングでの改行」です。 一昔前の掲示板等だと、改行しないと横にダラダラと伸びる奴が有ったので、無改行はそれなりに効果的だったのですが、今では自動的に改行される物が主流となっている為、威力は低まっています。逆にきっちりと改行されてしまって逆効果となってしまうことも多々ありますので要注意。 そこで脚光を浴びたのが「異常改行」です。これは、自動的に改行されてしまうのを逆手に取り(別に取らなくても出来るけどな)、改行した直後に改行を入れるなどし、「行の長短を明確にする行為」を指します。長過ぎ、短過ぎが宜しい。コレは実際に目にすると解ると思いますが、一気に読む気力を奪い去る程の力を持っています。2chで「○行目からは読んでないけどな」とレスを受けている書き込みの大半がこれに該当しているのではないでしょうか? あと、小学生レベルの話ではありますけれど、文頭に句読点や閉じ括弧を持ってくるのは素晴らしい。これと異常改行を組み合わせたら、「どこを縦読みですか?」という反応が返ってくるのは火を見るより明らかと云うものです。皆様に是非駆使して戴きたい匠の技であります。 3:語彙力の低さを強調する。 これは一見簡単そうでしかし難しい。平易な言葉を使うだけでは目的は達成されません。寧ろ、中途半端に小難しいフレーズを振り回している方が幼稚に見える場合さえあります。では、どうすればボキャブラリーの貧困さを醸し出せるでしょうか? 先ず思い付くのが、「同じ表現を繰り返し用いる」という技術でしょう。でも、単語レベルの話ですが、これは長文だと簡単なものの、短めの文で実行するのは困難です。そこでお勧めするのが、「文頭文末の共通化」という高等テク。具体的に言うと、例えば、文頭を全て「俺」に統一してみて下さい。するとあら不思議!何故か頭が悪そうに見えます。ただし、この時文毎に改行してはいけません。それをするとまるで韻を踏んでいるかの様に見えてしまう恐れがありますので。文末共通化はともすれば日常的に行ってしまいますが、そんな中でも逆接で統一するのが比較的破壊力に富む気がします。 上記と同属性で、「同じ内容の事を繰り返し書く」というものもあります。しかしこれは長文に於いては、読み手がそれなりにきちんと読んでくれないことには伝わらないという難しさがあります。ですが、これを留意すれば一歩上の世界への到達が約束されますよ。あと、短文でコレをやると知性が低いとかどうとか云う次元ではなく、パラノイア感を前面に出す事さえ出来ます。状況によっては行使するのも良いでしょう。 そして、3の中でも最も明快なテクニック。それは「特殊文字の乱用」です。まずは感嘆符や疑問符。ベジータばりの「!!!!!!」は読む物を圧倒する威圧感を付加します。そして顔文字や括弧何々系。前述の文末統一をコレで行えば完璧です(どっかの省庁のテキストにもありましたね)。ただ、顔文字は2ch系のものを使ってしまうとパワーダウンしてしまう風潮がありますのでご注意を。 4:無意味に議論しようとする。 この項目は「内容を低俗にする」としようと初めは考えていたのですが、敢えて一番有効と思われるこれにスポットライトを当ててみる事にしました。というのは、内容が低俗と言っても一概にそれが知性に反映されるかと問えば答は否であり、では端的に且つ広く共通して己を貶める内容とは何かと問えば「無意味な議論」が最有力である、と考えたからです。 ここで注意して戴きたいのが、絶対に「無意味」でなければならないという点です。前向きで有意義な討論をしてはいけません。不毛で、無味乾燥とした、クソのような議論を展開しなければなりません。では具体的にどうすればいいか検証してみましょう。 2chのコピペに以下のようなものがあります。 真っ当な意見と見せかけ、実は詭弁で論点をはぐらかす輩が多々おります。 皆様も以下の「詭弁の特徴」を覚え、そういう輩を排除しましょう。 例:「犬ははたして哺乳類か」という議論をしている場合 あなたが「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対して 否定論者が… 1:事実に対して仮定を持ち出す 「犬は子供を産むが、もし卵を生む犬がいたらどうだろうか?」 2:ごくまれな反例をとりあげる 「だが、尻尾が2本ある犬が生まれることもある」 3:自分に有利な将来像を予想する 「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」 4:主観で決め付ける 「犬自身が哺乳類であることを望むわけがない」 5:資料を示さず自論が支持されていると思わせる 「世界では、犬は哺乳類ではないという見方が一般的だ」 6:一見関係ありそうで関係ない話を始める 「ところで、カモノハシは卵を産むのを知っているか?」 7:知能障害を起こす 「何、犬ごときにマジになってやんの、バーカバーカ」 8:自分の見解を述べずに人格批判をする 「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」 9:不可能な解決策を図る 「犬が卵を産めるようになれば良いって事でしょ」 実に参考になるテキストです。議論絡みの技巧はこれにほぼ集約されていると言っても決して過言では無いでしょう。特に重要であると俺が感じるのは、4の様に「己の価値観を強制し、それを前提として議論する」という事です。一見正常に見えて、しかし中身は電波というそのギャップが生み出すエナジーは他と一線を画していると思います。 全てに共通する最重要メソッドは「命題の解決を目指さない」という事です。これを忘れないで下さい。議論の為の議論を望み、己の自己顕示欲を満たす目的で議論し、周囲に無視されても根気よく(己の脳内で)議論を続ける、これが大切。上記の1〜9だけだと、下手をすると議論が進展してしまう危険性を孕んでいるのです。 以上四点、簡単ですが、知性の低そうな文章の書き方をレクチャーさせて戴きました。「他にもこういう風にするのがベター」といった御指摘が御座いましたら掲示板などで御教授願います。 それでは皆様、良い厨房ライフを! |