おいらの自転車 ALPS CLIMBER
左は舗装路中心時のドロップハンドル仕様、右はダート中心に走る場合のフラットハンドル仕様。ツーリング、街乗りなど、左の状態で乗る場合が一番多い。ガレていない短いダート林道などは、左の仕様で充分。ロングダートや山サイなんかの時はフラットハンドル仕様の出番となる。ちなみに、ハンドル交換に要する時間はほんの1〜2分。ブレーキ調節の必要も無い。
ダホン・ヘリオスでツーリングを始めたぴー助だったが、長距離や激坂を走ると膝が痛くなってしまう。で、ある日、ホームページで見たアルプスのミニベロが気になって、神田のアルプスにお邪魔してみた。しかし、ご主人の萩原さん曰く「ミニベロじゃ、一日40kmぐらいしか走る気にならない。26インチや700Cなら、ある程度スピードが乗ったら楽にペダルを回していれば良いけど、ミニベロだとスピードが落ちちゃうから、ずーと漕いでなきゃいけない。」とのこと。なるほど、そうなのか。それなら、膝痛持ちのぴー助は、大きいタイヤの自転車でツーリングした方が良いわけだ。などと考えていた折り、ちょうどniftyのランドナーOFFで、ワシの母親の実家かがある新潟県東頸城郡大島村に行くという話題が出た。ランドナーとはなんぞや?というところから色々調べたり、その後も何度かアルプスに足を運んで話を聞くうちに、ランドナーこそが膝に負担をかけずに楽に旅する事が出来る自転車であると、確信するようになった。で、どういう場所をどういうスタイルで走りたいか、などをまとめて持っていき萩原さんに見ていただいた結果、アルプスのパスハンター、カスタム・クライマーに予算の範囲でパーツをグレードアップするのが良かろう、という事になり、ハブをアルテグラに、サドルをブルックスB-17に交換し、フロント・キャリアを追加するという形で2000年12月に発注。納車は2001年2月16日。

実際に乗っての感想であるが、
●膝痛を心配する必要が無くなった。普通に楽に走っている分には、激坂を登っても痛くならない。無理して ガンガン踏むと少し痛む事もあるが、そこでペースを落とせば痛みは消えてしまう。

●疲れない・・・というのは嘘。人間、一日自転車で走り回れば疲れるのが当たり前である。しかし、クライマーの場合、疲れてからが本領発揮。夕方になってこっちが疲れてくると、自転車が勝手に走ってくれる。ちょっと大げさかもしれないが、自転車が勝手に走って、こっちは自転車に合わせてペダルを回している、というか、自転車に体を動かしてもらっているような感覚に陥るときがある。したがって、「疲れた、もう嫌だ」という状況になることは無い。心地よい疲労感と共に、最後までツーリングを楽しむ事が出来る。また、翌日の疲れや筋肉痛もヒジョーに軽度である。

●家を出てから家に帰り着くまでをトータルで考えて、ツーリングを快適に過ごす機能が満載である。ツーリングに役立つ工夫はほとんど、しかも、自分で考える以上に便利に盛り込まれている。さらに、納車の段階でセッティングや組み込みがしっかりしているのだろう、トラブルはおろか、各部の調整もほとんど必要ない。

というわけで、この自転車にはたいへん満足している。その完成度は、正直言って予想以上であった。当初は自分なりにチョットずつ改良していけば良い、と思っていたが、今のところ改良するべき点が見つからない。キーワードは「便利で快適」。決して速く走るための自転車ではなく、「旅を味わう」為の自転車であると言えるだろう。また、自転車自体も、乗れば乗るほどその魅力を再発見できる、味わい深い自転車である。

スペック
フレーム アルプス・クライマー(タンゲNo.2、ラグレス、550mm)
ハブ シマノ アルテグラ
リム ウカイ 26×1-3/8 W/O
タイヤ ミツボシ 26×1-3/8 オープンサイド
クランク TA
チェーンリング TA 44×26T
BB TA
スプロケット HG-70 8S 13×23
Wレバー シマノ RX-100
Fディレイラー シマノ ティアグラ
Rディレイラー シマノ ティアグラ
ブレーキ ダイアコンペ VC-700
ブレーキレバー ダイアコンペ #204QC
ステム アルプス Dタイプ
ハンドル ニットー ランドナー
ピラー シマノ アルテグラ
サドル ブルックス B-17
ペダル
ミカシマ シルバン・ライト&アルミ・トゥクリップ
泥よけ
アルプス クライマー・タイプ
ポンプ
ラピーゼ
重量
11.7kg(推定)
アルプスのロゴはシートチューブに入っているのだが、黄色に白字で目立たないので、近所の事務用品屋さんでカッティングシートでロゴを作ってもらった。
自転車仲間には概ね好評である。
写真提供:アルプス
荷物をコンパクトにするという事は旅の鉄則であろう。このアルプス方式の輪行方法では、走行性能を犠牲にする事無くコンパクトな輪行を実現している。少々面倒である事は確かだが、急ぐ旅ではないし、のんびりいこ〜。

ちなみに私のクライマーは、ステムのサイズの関係でハンドルが写真の位置には入らない。ハンドルは上側に乗せてベルクロで固定する事になるので、サイズはこの写真よりわずかに大きくなる。


アルプス自転車工業の三代目、萩原浩氏には、自転車屋というよりも“ツーリング屋”という言葉が似合う。「軽量化にはこだわる」と言いながら一方で「一升瓶は重くない!」と語る、萩原氏の作る自転車に興味をお持ちの方は、是非アルプスのホームページも訪れて欲しい。また、お近くにお勤め、お住まいの方はぜひ一度神田のお店を訪ねてみることをお薦めする。

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