鋸山林道オフ
2000.11.19
2000年11月19日、BDサイクリングクラブのオフ会で奥多摩の鋸山林道を走ってきました。このレポートはMLに配信したレポートを一部訂正したものです。
JR五日市線・武蔵五日市駅→[檜原街道]→本宿T字路右折→[水根本宿線]→郷土資料館の先、橋の手前で右折→神戸岩→[鋸山林道]→大ダワ→[鋸山林道]→[青梅街道]→もえぎの湯→JR青梅線・奥多摩駅

AM9時武蔵五日市集合ということなので、ウォーミングアップをかねて立川から走っていくことにしました。6時09分に神田から中央線に乗り、7時ちょっと前に立川着。走り始めたのがちょうど7時です。
立川から武蔵五日市までは20km弱。この距離を1時間半ぐらいかけてゆっくり走ります。遠くにうっすらと赤く色づいた奥多摩の山並みが見えます。そして、それがだんだん近づいてきて、ツーリング気分も徐々に盛り上がってきます。途中コンビニで朝食タイムをとって、武蔵五日市の駅に着いたのは8:45ぐらい。ほぼ予定通りです。が、駅前に人が多くてびっくりしました。ロードやMTBのグループもいくつか来ているようです。辺りを見まわすと・・・いました、いました、BDが並んでいます。こんな所にミニベロで来ている物好きはBDサイクリングクラブのメンバーぐらい。すぐに分かります。(笑)
集合時間を過ぎて集まったのは吉田さん、てんてこさん、AKIPAさん、ふくさん、私の5人。電車一本だけ待って、結局この5人で走り始めました。最初のコンビニまでは吉田さん、その後神戸岩まではAKIPAさんが先頭を走ります。先頭のAKIPAさんは割と重めのギアでゆっくりと回しています。2番手の吉田さんは軽いギアでシャカシャカ回しています。道は軽いアップダウンを繰り返しながらの登り基調なのですが、こういう場所では個々の走り方の個性が出て面白いなぁと思いながら見ておりました。
檜原街道から水根本宿線に入ると、景色も徐々に良くなってきます。郷土資料館の前を過ぎて橋の手前を右折し、神戸岩への入り口に入ります。坂も徐々に急になってきます。右折してちょっと行った売店のような所で休憩。しばらく話していると、まめさんが追いついてきました。そして到着するなりいきなり自転車談義!さすがまめさんです。
この見事な岩盤が神戸(かのと)岩だと持っていたら、違いました。神戸岩はこの先の左側にある、渓流の中の見事な岩らしいです。
売店を出るとさらに傾斜が急になります。ここまでフロントはアウターで走ってきたのですが、耐えられずにこの辺りで必殺踵落としでインナーにします。(頼んであるシフターがまだ来ないのです。遅いぞ!)すぐに神戸岩に到着。岩盤剥き出しの豪快な山肌をバックに記念撮影をして、いよいよ激坂登りが始まります。
激坂の前、神戸岩のところに激暗なトンネルがあります。照明無しでは目の前にかざした自分の手さえも見えないでしょう。ここを自転車の前照灯一つで通るのは怖かったです。途中で降りて押そうと思ったぐらい。距離が短いので乗車のまま何とか通り抜けました。
ここからは舗装の林道です。左側に渓流が流れています。紅葉も綺麗です。が、そこはさすが坂馬鹿なみなさん!まめさん、ふくさん、吉田さん、てんてこさんはあっという間に視界から消えてしまいました。しばらくAKIPAさんと前後して景色を眺めながらゆっくり登って行きます。やがてAKIPAさんからも遅れ始めました。しばらく登って行くとまめさんが休んでいます。というか、たぶん私があまりにも遅いので心配で待っていて下さったのでしょう。そこで私も少し休憩し、一緒に走り始めます。当然ですが、まめさんはあっという間に見えなくなってしまいました。そこからは完全にソロツーリング状態です。
やがて道は渓流と分かれて、林の中の一本道状態になります。ひたすら激坂です。先週走った表ヤビツは途中緩やかなところもあったのですが、ここは気の抜けるところがありません。もう開き直ってチンタラ登るしかありません。しかし、徐々に頭上の空の面積が広くなってくる事が、確実に高度を稼いでいる事を実感させてくれます。
美しい渓流と紅葉のハーモニー。このような見事な風景があちこちに見られました。
頭上を見上げると、これから走って行く道のガードレールが見えます。あっ、遙か上の方でAKIPAさんがこちらを見下ろしています(のような気がしました)。とりあえず余裕を見せて手なんか振ってみます。が、もちろん余裕はありません。
やがて視界が開けて来ました。これから自分が向かう道が遙か頭上に見えます。「ひぇ〜、まだ、あんなところまで登るのかよ〜」とか思ってしまいます。しかし、逆に谷側を見下ろすと今まで自分が登ってきた高さを実感できます。それが励みになって気分的に楽になってきます。いや、たぶん気分だけでなく、体もこの登坂ペースに徐々に慣れて心拍数も安定し、いわゆるランナーズ・ハイ状態になって来たのでしょう。呼吸も脚の筋肉も楽になってきています。でも油断は禁物。この先どれぐらい走れば頂上なのか全く分かりません。
林道入り口。最大勾配12%、最高地点海抜994mだそうです。関係車両以外通行禁止とのこと。自転車は良いのだろうか・・・?
途中見晴らしが良いポイントがあったので、自転車を止めて仰向けに寝っ転がります。雲一つ無い澄み切った青空、辺りは紅葉の山・・・最高ですね。そこから少し登るとMTBとロードの3人組がくたばっておりました。まだ若そうでしたし、ここまでガシガシ登ってきたんだろうな〜、と思うとちょっと可笑しくなりました。で、私はというと、今まで苦しそうな顔で登っていたのに彼らの姿が見えたとたんに余裕の表情に変身します。余裕の表情で挨拶を交わして、彼らの姿が後方に消えると再び必死の形相に戻ります。(←相変わらず見栄っ張りな私。)
徐々に山の稜線が近くなってきます。もうそんなにゴールは遠くはないだろう、と思っていると吉田さんがまめさんのロードに乗って下りてきました。が、「迎えに来ました」と言いながら、私の横を素通りして遙か下まで下りて行ってしまいます。「あとどれぐらいか訊こうと思ったのに〜」とか思いながら走って行くと、間もなく皆さんの姿が見えてきました。大ダワに到着です!
悠然と坂を登って行くまめさんの後ろ姿。
そこから登山道をちょっと上がったところにある東屋で昼食です。私はコンビニのオニギリとコーンスープ、食後のコーヒー付きというメニュー。山で飲むコーヒーは格別です。横を何人ものハイカーたちが上り下りしていきます。そのたび「こんにちは」と声を掛け合います。と、突然まめさんが「おおっ!」と友達のような挨拶・・・榊原さんの到着でした。
食事の後、一人一人写真を撮って下りに入ります。ところがこの下り、道が悪すぎます。落ち葉や路肩の小石はもちろん、こぶし大の石、排水溝、(蓋が付いていますが、結構な段差になっています)、舗装のヒビ、酷いところは舗装がはがれて路面がえぐれてしまっています。ああ、おそろしや〜。サス無し小径車のヘリオスは路面のギャップがモロに体に伝わってきます。途中何度かガツンという衝撃が腕に伝わり、こりゃヤバイな〜、と思いながら下りていきます。が、下りは25分ほどであっさり終了。青梅街道の綺麗な舗装路に出ます。舗装路を走ることしばし、ハンドルにちょっと違和感が・・・見ると、フロントがパンクしています。やっぱりやっちゃったのね。皆さんに止まっていただいて、修理にかかります。まずスネーク・バイトの2ヶ所の穴を見つけました。パッチを貼ってタイヤにはめ、空気を入れます。ところが、空気がすぐに抜けてしまいます。もう一度チューブを抜いてチェック。もう1ヶ所スネーク・バイトで、2個の穴を見つけました。まめさんにタイヤレバーを使わないタイヤのはめ方等を伝授してもらいながら、補修完了。再び空気を・・・ありゃ、やっぱり空気が抜けてしまう・・・。そこであきらめて、もえぎの湯まで数百メートル、自転車を押して行くことになりました。付き合わせてしまった皆さん、申し訳ありませんでした!
AKIPAさんが見下ろしてる!と思っていたら、しっかりこのような写真を撮っていて下さいました。拡大すると中央の道路上にぴー助の姿が写っています。
大ダワから下りに入るぴー助の勇姿。大ダワ付近には結構車が止まっていました。ここから登山道に向かうのでしょう。
奥多摩の駅の所で輪行で帰られるまめさん、榊原さんとは分かれました。もえぎの湯に着くと、待ち時間40分とのこと。協議の結果、せっかく来たんだから入って行こう、ということになり、待ち時間にもう一度パンク修理に挑みます。5人でタイヤを囲んで(周囲の人たちから見たら、異様な光景だったでしょうね。(笑))空気穴をチェックしますが、穴はみつかりません。ここでAKIPAさんがペットボトルを切ってパンク穴発見器(実用新案申請中)を作ってくれました。それに水を入れてチェックすると・・・パンク穴発見!タイヤに空気をパンパンに入れないと空気が抜けないほどの、小さな穴でした。しかも内側に1ヶ所ですから、ひょっとしたらこれは私がタイヤレバーで傷つけてしまったのかもしれません。
いよいよ温泉タイムです。露天風呂に5人並んで自転車談義に花を咲かせます。あれだけ苦しんで登ったのに、「もう嫌だ」などと言う人は一人もいません。みんな口元に笑みを浮かべながら、やれ志賀だ、箱根だと、すでに次のオフ会のネタが飛び交っています。みんなどうかしています。(笑)
1時間ほどゆっくり温まって、いよいよ2階でビールタイム!激坂を登って露天風呂に入った後のビールのなんと美味いことか!ビールっていうのはこういう時のためにあるんだ!と言いたくなるほどの味です。時間制限の2時間もあっという間に経過し、もえぎの湯を出ます。吉田さんがヘルメットを忘れたと言って取りに戻りました・・・が、すぐに照れ笑いしながら戻って来ました。ヘルメットはデイパックに付いていたのです。酔っぱらってます。(笑)駅まではすぐです。パンク修理も今度こそ成功し、ちゃんと乗れるようになりました。駅に着いたと思ったら、目の前を走っていたふくさんが視界から突然消えました・・・と思ったら、立ちゴケしてました。酔っぱらってます。(笑)
ただ今パンク修理中。
帰りの電車では一番後ろの車両に乗ったのですが、他のグループも合わせて一つの車両に自転車が12台という豪華な光景を見ることが出来ました。で、中央線でお茶の水まで行き、お茶の水から秋葉原までの豪快なダウンヒル(笑)を楽しみ、無事に家にたどり着いたのでした。
鋸山: 激坂でした。キツかったです。先週走った表ヤビツよりもずっとキツかったです。車も少なく、登りは走りやすいです。キツい分、達成感、充実感はあります。景色もコースが短い割に変化に富んでおり、また別の季節に登っても楽しそうです。しっかーし、下りの路面はヒドすぎます。下りを楽しもうという方には絶対にお薦め出来ません。でもホントに、ここが東京だということが信じられないほど、素晴らしい自然です。また何度でも行きたいです。
教訓: 今回は私のパンクの為にみなさんに多大な迷惑をお掛けしてしまいました。今まではヘリオスはクイック・リリースが付いていない事と、「一回のツーリングでそんなに何回もパンクしないだろう」という浅はかな考えからチューブは持参せず、パッチも2枚しか用意していませんでした。で、今回開いていた穴の数は5ヶ所!まめさんにパッチをいただいてなんとか修理できました。次回からはチューブとホイールを外す為のレンチは必ず携帯しようと思います。

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