ボツネタ集

「風のまちのあつべつ」計画

札幌東部の厚別地域は風の通り道です。
とにかく風が強い日が多く、ブルブル震えながらコンサドーレ札幌のサポートをした経験のある人、きっと多いでしょう(だから応援が燃えるという説もある)。
かつて住んでいたアパートで、ベランダに干した洗濯物を、ワタシもよく飛ばされました。
そこで!
このなちゅらるなエネルギーを有効に活用するため、厚別公園に風力発電できる風車を設置します。
たまった電気は、厚別公園競技場施設に使います。
たとえばお台場パレットタウンの観覧車のように、観客席の下にヒーターを通して電力を活用したり。

エネルギー問題に詳しい職員が、風力発電施設の風車が回転するに足りる風が吹くはずだ!と、厚別上空の風力をわざわざ調べてくれました。
でも、厚別公園競技場は、風のために記録が安定せず、陸上競技関係者が敬遠しがちな施設です。
したがってこのネタはブラックユーモア扱い。

地下鉄タケコプター計画

地下鉄の前方、または屋根の上にプロペラを付設し、車両走行時のプロペラ回転を利用して、発電します。
地下鉄車内には蓄電池を備えておき、一時的に電気をためておきます。
たまった電気は、地下鉄駅の蓄電池に貯められ、地上の街路灯や、災害時とかに使うというネタ。

しかし前記先輩職員によると、停車・発車の繰り返しがあるために、電気はそれほど溜まらず、おそらく豆電球しか点灯しないだろう、ということでした。

札幌文化発信オバQ作戦

日本のアニメのおかげで、アジアでは日本文化に違和感がなくなりつつあります。
私たちも「奥様は魔女」とか「じゃじゃ馬億万長者」とかで、アメリカの物量的豊かさに触れ、生活様式がいつのまにかアメリカナイズされてしまいました。
また小さい頃「アルプスの少女ハイジ」の、黒パンの上にとろーり溶けていくチーズの様子を何度となくみせられて、スイス→ハイジ→チーズという連想が脳裏に染み付いている人も少なくないのでは?
そこで!
札幌らしいアニメ(「雪かき天狗」、「滝野すずらん少女」、「冬囲いマスター」、「生涯学習王ちえりあん」、「タイヤ交換ライダーX」など)をどんどん作り、世界に売り出します。
そろそろ札幌の文化に違和感がなくなったかなーという頃を見計らって、こってり味噌ラーメンなどの製品を売りつけていきます。
ラーメン市場拡大効果を狙うには、オバQの小池さんをアニメの登場人物として必ず配しておく、雪かきへの憧憬効果を狙うには、南国では決して体得できない特殊能力(上方何度の角度で雪を投げると最も遠くにとばせるかという解析能力、降雪があるかどうかを早朝、温かい布団の中からイヤでも感じ取れてしまうというサイコ能力)が札幌では自然に身についていく、というようなプロットも考えられます。

レイバーシート

公共交通機関への「勤労者優先席」。
シルバーシートがあるんだったら、逆もあっていいのでは?
”一日働いて疲れている方がいます。お譲りください。”

4人に1人が65歳以上になる近未来。
笑えないネタかも。

自家発電式コミュニティ施設

地区会館とか児童会館に、エグザスなどにあるエアロバイクを置きます。
これは蓄電できる仕掛けになっていて、なんとその会館は、定期的に「自転車こぎ」がされていないと会館への電力会社からの配電が止まるというすばらしくもややこしい仕組みになっています。
会館の諸機能は利用者が自転車をこぐことで成立します。
逆にいうと、自転車をこいだ人が会館を成り立たせているわけです。自転車をこいだ人には、こいだキロ数に応じて、施設利用優先権が会館から与えられます。
この権利は証券としてまちの中で流通できます。「これって館長の仕事でしょー」となり、毎日ダラダラ汗を流しているのは館長さんだけ、となる可能性もあります。
この場合、証券(地域通貨)も、当然、流通しません。
ただし館長の健康は保証されます。

昼間、スポーツクラブなどで汗を流している方々から排出される大量のエネルギー、これってもったいないなー、と思ったものですから。
またコミュニティ施設に対する共有意識には、単にサービスを消費するだけではなく、何かしらのアクションが伴うと実感できるんだよなーとも感じています。

*(2001.11追記)これを実用研究している企業が国内にあることを,最近知りました。

「サッポロ・ボランティア・タウンガイド」バッジ 
2001-09-18

ワタシは方向音痴です。
知らない街を歩いていると,地図を見ていながらなのに,道に迷います。
その辺の誰かに尋ねればよいものを,
「もしかしたらこのヒト,地元の方じゃないかも知れない」
「いや,平然と歩いているこのヒトだって実は迷子なんじゃないか?」
「日本語が通じなかったらどうしよう」
「知らない街でオヤジ狩りされたらどうしよう」
など,ひとり孤独にドツボにはまって,とうとう地図の果てまで行ってしまいます。
札幌に来ているヒトだって,そんな方々がきっといるはず!
でも見た目では,いったい誰が来訪者なのか,誰がワタシのような迷子なのかは分かりません。
そこで!
「ようこそ四季の輝く札幌へ」カンバッジ。
このカンバッジは,
「観光ボランティアさんほどは街に詳しくないけど,ちょっとした案内,簡単な道案内ならできますよ。来訪者の皆さん,どうぞお気軽にお声掛けください」
という意味を表すもので,そんな気持ちがある人は誰でも,これを着けて街を歩きます。
もちろん,英語ペラペラダイジョーブヨバージョン,韓国語,中国語バージョンなども作ります。
登録ボランティア制で,カンバッジにはボランティア登録番号が付してあり,悪質な客引きさんがコレを着けてボッタクリバーに案内しても,身元がすぐに判明し,警察に通報されてしまいます。
この「サッポロ・ボランティア・タウンガイド」と「カンバッジ」は,「る・る・ぶ」などの旅行雑誌でも紹介してもらいます。
年齢を問わず,誰でも,いつでも,気軽に,それほどの負担を感じずになれるボランティア。
さあ,ボクも君も,今日からSVGメンバーだ!

追記:市の担当課の係長さんから、検討させてほしいとのお言葉。ありがとうございました!2002-01-20

(↓は、さっぽろ雪まつりのときの「市民ボランティア」さんです)


追記:大阪市(集客観光課)では「大阪カタコトガイド」運動として、ワールドカップサッカー開催の際に「片言なら話せます」バッジを配布したそうです(官庁速報14.6.3)。全然ボツネタじゃないじゃん。やられた!!(2003-03-19)
業務委託について 
2002/6/26

○公共的課題のうち,地方公共団体単独では解決しにくい課題
(例:ライフスタイルを考え直そう,サマータイムを導入しよう,ワークシェアリングをしていこう,犯罪のないまちにしよう,など)については委託できない。
○また条例・予算等の議会の議決を経ていないために,地方公共団体としての課題となっていないことについては委託できない。
○地方公共団体としての価値実現,行政として意図するアウトプットを求めることとなる。このために,行政の手足のような活用のされ方になってしまう。イコール・パートナーにはなれず,また説明責任や損害賠償責任については受託者側が負わないこととなる。受託者には委託者と同様の守秘義務等が課せられることとなる。
以上のことから、最終形として目指すところは,行政と違った立場で自由に公共的価値を実現する民間企業やNPOの活動が活発になり,地域社会としてのワークシェアリングが図られていくことにあり,委託業務の拡大は,
(1)緊急的・過渡的対応であり, 
(2)受託者のネットワークやビジネスチャンスの拡大に資するものである 
という位置付けに止めるべきである。
(「緊急地域雇用特別対策事業」の新たな枠組みの提案)
・ 「緊急地域雇用特別対策事業」(厚生労働省)),高度化資金融資制度(長崎県中小企業団体中央会),高知県(経済産業局と地元金融機関等)
・ 委託者への定期的報告についての契約,登録業者であることなどが条件か。

北海道のアカデミー政策研究(コミュニティ・ビジネス)の議論の場で提案したのですが、結局ボツになったものです。