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トリビア

『十字架を担うキリスト』エル・グレコ

磔  刑たっ けい

重罪人には日本でも斬首、釜茹でなどとともに磔刑が行われていましたが、ユダヤ社会ではイエスの『罪を犯したことが無い人が石を投げなさい』という有名な言葉に見られるように、石打ちが科せられていて、磔刑はローマの刑罰でした。
ではイエスはユダヤ人なのになぜ磔刑になったのでしょうか?

イエスと弟子たちは他人に迷惑をかけることなく、つつましく暮らしていました。罪状は殺人や盗みではなく自分を神の子だと言ったことにあります。つまりユダヤ人たちは刑事犯ではなく政治犯・思想犯としてローマに裁かせたのです。

ピラトや祭司たちは既得権益を得ていい暮らしをしていました。イエスの振興宗団体にその既得権益を侵されたくなかったし、ピラトは騒ぎを起こしてローマからにらまれるのを恐れたのです。

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十字架刑

ローマは同じ死罪でも ローマの市民権を持つ罪人には斬首、ローマ市民以外の罪人には十字架刑を科していました。
後年ローマの市民権を持たないペテロは十字架刑に、ローマの市民権を持つパウロは斬首刑に処せられました。

日本のはりつけは時代劇で見るだけですが 肋骨から肩口にかけて槍で突きぬいて止めを刺しています。
ローマ式の磔刑はとどめを刺すことなく、十字架上で衰弱死させるのです。イエスは祭りの最中であったことと、天候の急変でとどめを刺されました。

最近の研究では 両手に体重がかからず、短時間で死にいたるのを防ぐため腰掛があったとされています。

映画『最後の誘惑』ではこの描き方をしています。

アンドレア・マンテーニャ ユダが捕り手を導いてくる
ローマ式十字架刑


ドゥッチオ

イエスの足取り

最後の晩餐の後ゲッセマネの園で祈り、逮捕された後 一晩中ムチ打たれ引き回されました。

  1. 最後の晩餐
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  2. ゲッセマネの園(逮捕)
       ↓
  3. カヤパ邸(祭司の尋問・ペテロの否認)
       ↓
  4. ピラト邸(尋問)
       ↓
  5. ヘロデ・アンティパスの宮廷(尋問)
       ↓
  6. ピラト邸(結審)
       ↓
  7. ゴルゴダの丘(処刑)



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