-- 5 May 2007


砂利道をとことこ走ってくるポンポ。


05.28

ホンダエアポート通い



 飛行船の写真を撮るためにホンダエアポート通いを続けている運転手です。
 目をつぶっていても目的地に到着できるくらいになった、……ということはありませんが、
いつも同じ道を走れば所要時間もだんだんわかって、効率よく運転できるようになります。
 26日と28日、片道約20キロの距離を往復してきました。



大きな水たまり。どうしよう……。


 26日。

 夏日だそうです。朝から蒸し暑いのは昨日の雨のせいでしょう。
 ポンポの窓やベンチレーターを全開にして走ります。飛行場の西側に沿って砂利道が続くのですが、
これがかなりのでこぼこ道。おまけに大きな水たまりが残っていて、ハンドルを誤った運転手は
思いっきり泥水をはねてしまいました。

「もー、ちゃんと運転してよ!」
 ミチコさんがポンポのかわりに怒ります。ごめんなさい、後で拭きます。
 ポンポを停めたら、タイミングよく紫色の飛行船、スマイル号が離陸するところ。急いで
カメラを取り出し写真を撮ります。水蒸気のせいか、ややガスのかかった青空に飛行船が消えると
後はすることがありません。

 陽射しにさらされて、草の匂いのする飛行場。そのままじっとたたずんでいると、まるで時が
止まったかのように感じてしまいます。
 ぴるる、ぴるると鳴くヒバリの声を聞きながら、いつまでもぼんやりしていてもいいのですが、
なにしろ暑い。おまけに日陰がないのです。
「おなかがすいーたよー」
 とミチコさんも鳴くので、「じゃあ、帰りますか」と、飛行場を後にしました。



薄曇りの空に向かって飛ぶスマイル号。


 28日。

 昨日の黄砂が消えた空は、真っ青に冴え渡り、絶好の撮影日和。
 午前中の仕事を片付けて、夕暮れ時に着陸する予定のスマイル号の写真を撮りに出かけました。
 今日は一昨日とは違って、風がひんやり冷たい日です。
 出かける前にお腹が空いたと言って、おやつ代わりにインスタントラーメンを食べていたミチコさん。
バイパス沿いのマクドナルドを見つけると、
「あっ、まっくんぴーだ! ふるりれろーくださいっ」
 とわけのわからない言葉をのたまいます。
 ミチコさんが見たのは、『マック・フルーリー』のバナーでした。
 そんな時間はないので、そのままスルー。


 川島町に入り、田んぼの中の県道を走っていたらミチコさんが大声で、
「飛行船、飛んでるよ!」
 見れば青空の中にスマイル号が浮かんでいます。
 おかしいなあ、戻ってくるには早すぎる、と思っていたら、どんどん遠ざかってゆくようです。
フライトスケジュールが変わったのでしょうか。

 ホンダエアポートに着いて、さっそくカメラを抱えて飛行場から離れたところにかかる橋に
立つ運転手。しかし、飛んで行った飛行船はいくら待てども戻ってきません。
 橋の上にいると冷たい川風が運転手の顔に容赦なく吹き付けます。後からわかったのですが、
この日は夜間飛行に予定が変更され、飛行船が飛行場に戻って来たのは夜九時なのでした。
 三十分で音を上げた運転手。飛行場の駐車場に停めたポンポの中で待機していたミチコさんを
ケータイで呼び出しました。
「もう帰るのー? じゃあ、迎えに行くね」
 クルマがほとんど通らないような道ならミチコさんも運転できるようになったのです。

 緑の木々に囲まれた砂利道をとことこ走ってくるポンポの姿は、かわいい、のひと言につきます。
 ポンポに乗れば、さすがに中は暖かい。
「おなかがすいーたよー」
 と鳴くミチコさんのために、運転手はコンビニで『からあげ棒』を買ってあげました。



まるで北海道のような風景。河川敷はこんなに広い。



休耕田は草が生い茂り、まるで草原のよう。



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