国道6号線を北上中。
06.12
霞ヶ浦へ行く
梅雨入り前の抜けるような青空です。
茨城県の鉾田市で今年の三月に廃止された鹿島鉄道の写真展が17日まで開かれているので、
それを見に行くため、ポンポで出かけることにしました。そこに運転手が昨年の秋に撮ったポンポと
鹿島鉄道の写真も展示されているのです。
しかし毎度のことながら、家を出たのはお昼前。会場は午後4時には閉まってしまいます。
100キロあまりの道のりですが、ポンポの足では間に合うかどうか微妙なところです。
戸田を出てから県道を三郷、流山と経由して国道6号線に入りました。ここまでで1時間15分。
「おなかがすいーたよー」
ミチコさんが歌いだしたので、ポンポの休憩も兼ねてマクドナルドへ。
「『ふるりれろー』食べよっかなー」
チーズバーガーでは物足りなかったのでしょうか。こないだから気になっていたらしい
マックフルーリーを追加しようとレジに立ったミチコさん、
「これ、300円もしたよ!」と驚き顔で戻ってきました。「100円じゃないの?」
マクドナルドは100円ショップではありませんよ。残念ながら。
さっそくマックフルーリー(オレオ)を食べるミチコさん。
「なんだ、アイスクリームじゃない」
アイスクリーム以外の何だと思ったのでしょう。
「『ふるりれろー』っていうくらいだから、なんか今までに見たこともないようなものだと
思ったんだもん」
文句をいいながらもぱくぱく食べるミチコさん。マックを出たら、「あー、かっぱ寿司に行きたかったなあ」というセリフを聞かなかったことにして先を急ぎます。
マクドナルド駐車場のポンポ。暑そう。
ところが、利根川を渡り、牛久にさしかかると国道6号線は大渋滞。なかなか前に進めません。
「あっついねえ」
エアコンのないポンポのこと。走りながら風を車内に取り込まない限りはどんどん温度が
上がってしまいます。
ようやく抜け出せたのは土浦バイパスに入ってから。この時点で午後3時をまわっていました。
もう写真展には間に合わないでしょう。しかたがないので、とりあえず霞ヶ浦まで行くことにしました。
土浦市街を抜けて、国道354号線を東へ。人家がまばらになってきました。
霞ヶ浦はYの字を左に傾けたような湖です。
国道はYの字の上半分、切れ込みにあたる部分の真ん中を走るので、なかなか湖が見えてきません。
木々の間にようやく湖が見えたと思ったら、そこはもう霞ヶ浦大橋の手前でした。
「わあ、大っきいねえ」
と声を上げたミチコさんは初めて霞ヶ浦とご対面。向こう岸が遥か遠くに感じられます。
土浦市。とあるリサイクルショップの駐車場に廃車気味のシボレー・ピックアップトラックが。
霞ヶ浦に着きました。赤い橋は霞ヶ浦大橋。
ところでミチコさんは『道の駅』が大好き。
なぜならそこはたいていの場合、地元の農産物直売所になっているから。
霞ヶ浦大橋を渡った東側には『道の駅たまつくり』がありました。
一歩入ると、ミチコさんの目ががぜん輝きます。にんじん、ごぼう、じゃがいも、たまねぎ、
トマト、にんにく……。近所のスーパーで買うより断然安いのです。
女性がブランド品のアウトレットショップに行きたがるのと同じなのでしょうか(ミチコさんも
女性だけど)。もっとも『道の駅』の場合、両手いっぱいに野菜を買っても1000円ほどしか
かかりません。
買ったばかりのトマトを頬張ると、夏を実感します。
片手のこぶしぐらいもある特大のにんにくをさんざん迷って買わなかったミチコさんは、
袋からトマトとピーマンの混合種トマピーを取り出しながら、
「とまぴーとまぴー、名前がかわいいよね」
運転手には変形したピーマンにしか見えない野菜がミチコさんのツボにはまったようです。
本日の戦利品?
再び霞ヶ浦大橋を渡る。橋の上から見る夕陽もよさそう。
帰りは霞ヶ浦大橋を戻って、国道ではなく湖の縁に沿う細い道を走ることにしました。
途中、漁船がならぶ小さな船溜まりを通りかかると、白鳥が二羽、水の上に浮いていました。
写真を撮っていたら、釣りの帰りらしいおじさんに「これやってみな」と撒き餌の残りを
もらったので、さっそくおいでおいでするミチコさん。
何度か試みるうちに、なんと一羽が手が届くところまで近づいてきました。
白鳥にこんなに接近したのは初めてではないでしょうか。
「今日は猫がいなかったけど、白鳥さんに会えたからいいか」
ミチコさんにとってポンポで行きたいところとは、動物と安い野菜があるところなのでしょう。
ピンク色の夕陽の写真を夢中になって撮る運転手。
しかし隣で退屈そうにしているミチコさんを横目に見ながら、運転手はどこかに動物がいる道の駅が
ないかなと考えるのでした。 ■
湖畔の道をゆくポンポ。道路脇には『走行注意』の立て看板がたくさんありました。
白鳥さん、撒き餌を手のひらから直接食べないかな。
痛! くちばしが指をついばんだ!
これ(容器)から食べて〜〜。と、必死に手を伸ばすがそっぽを向く白鳥。
もう用はないとばかりに去って行く白鳥。戻ってきてー……。
蓮畑の向こうに落ちる夕陽を浴びながら。
