-- 9 September 2007

国道17号線を走る。


9.30

雨の中を行く



仕事で家から約20km離れた上尾市まで行くことに。

と、朝から雨です。


雨が降っていたら、原則ポンポでのお出かけはなしなのですが、仕事とあらば(しかも、両手一杯の撮影道具と脚立まで持って行くならば)ポンポでなくてはいけません。


雨だけど、よろしく。
ポンポにお願いして、しとしと降り続く中、国道17号線を北上しました。


日曜の朝ということもあり、信号で時折停まるほかは何事もなく、一時間ほどで目的地に到着。


(・・・お仕事終わり)


午後1時半。これで帰ればよかったのでしょうが、上尾と桶川は近い。
桶川から飛行船がいるホンダエアポートまでは15分。


ちょっと飛行船の姿でも見て帰ろうか、と自分に言って、家とは反対方向へ向かって走りだしました。

<ここで素直に帰りゃあいいものを> 
と、茶色オオカミが出てきて言いました。

(いいんだ。たまには雨のドライブもいいものだよ)
<スバルに雨はよくないと思いますけどね>

帰ったらちゃんと拭くことにして、飛行場に着きました。


飛行場に着いた。


雨のホンダエアポート。


肌寒い空気の中、雨に濡れている白い船体。少しさびしいですが、これはこれで雰囲気があります。

ポンポの中から飛行船を見、ついでに川向こうの土手へと回ってみました。
土手の切れ目から土手下に降りる轍(わだち)のついた細い道がありました。

ふだんなら、ポンポから降りて歩いてみたでしょう。


でも、今日は雨。雨に濡れずに飛行船を間近で見れるかも、と安直に考えた運転手。

その道をそろそろとポンポで降りる。


途中から、やばいな、と思い始めた運転手。

やばいやばいと思いながら降りて行くと、案の定、道は雑草に覆われ、途切れてしまいました。その先には舗装されたサイクリングロードが横に通っているのですが、そこまで3メートル。


やばいなあ……。

何がやばいかって、来た道に戻れないのです。
Uターンができないので、バックしようとすると、濡れた雑草の道でタイヤが見事に空転。

二回試してあきらめました。

あきらめが肝心。というより、ポンポのエンジンのほうが心配です。


さて、どうやって戻ろうか。
ポンポから出て土手の上を眺めてみますが、どこにも人影は見えず、しん、と静まり返った雨の河川敷。


申し訳ないが、サイクリングロードを走るしかありません。自転車が走るなら、どこかに出口があるはずです。

降り続く雨のおかげで、サイクリングロードには自転車はおろか、散歩する人さえいません。

ポンポは草の上を横切り、サイクリングロードに出ました。車幅ぎりぎりの細い道。ポンポでなかったら、通れなかったでしょう。


<いいんですかね。おまわりさんに見つかったら怒られますよ>
(非常事態なんだって。あの身動きとれない状態のまま、JAFに引っ張り上げてもらったほうがいいと?)


幸い、サイクリングロードを少し走ったところで、土手の上へと続く砂利道を発見しました。勾配もなだらかで、ポンポでも上れそうです。

(ほら、結果オーライだよ)
<初めから、この砂利道で下りてくればよかったんですね>
(…………)

ようやく元の道に戻れたポンポ。運転手のわがままにつきあってさんざんだったことでしょう。


これで今日の幸運をすべて使い果たした運転手。
帰り道で大渋滞に巻き込まれ、朝の三倍の時間をかけて、ようやく家にたどり着いたのでした。


(今日は疲れたなあ)

運転手はポンポを乾いたタオルで拭きながら、《深入りは禁物》という言葉を思い出しました。


帰り道。運命の分かれ道。左(国道17号線)へ向かうポンポ。このあと大渋滞に。(右は新大宮バイパス)


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