-- 10 October 2007

右に行っても駐車場、左に行っても駐車場。さあ、どっちだ。(六本木ヒルズ)


10.23

六本木ヒルズからホンダエアポートに行く



学校であれ、会社であれ、遊園地であれ、初めて行く場所はどきどきするものです。

今では月に四、五回は行っているホンダエアポートも、初めて行ったときには日本にこんなところがあったのかと、新鮮な驚きを感じたものでした。

それが今日は六本木ヒルズ。

ヒルズに行ったことはあります。ポンポでけやき坂を通ったことも。しかし、あの地上高くそびえるヒルズタワーには上ったことがなかったのです。

この日、飛行船ツェッペリンNT号の運航会社である日本飛行船が来月から始まる飛行船遊覧クルーズの記者発表会を六本木ヒルズ52階の《東京シティビュー》で行います。運転手は会場の写真を撮りに出かけることになりました。

そして今日は記者発表会にあわせて飛行船もヒルズにやってくる予定。ならばどうして行かないことがありましょう。記者発表会の会場に入れないミチコさんにもご同行願ったのは、ヒルズの下からも飛行船を撮ってもらうため。かなり気合いが入っている運転手なのでありました。

でも六本木ヒルズなら電車で行けばよさそうなものです。そこをあえてポンポで出かけたのには理由がありました。


いつものように山手通りの富ヶ谷交差点から井の頭通りに入り、表参道を抜けて六本木へ。

六本木通りに出ると、銀色に鈍く光る巨大な筒のようなヒルズタワーが見え・・・ません。首都高3号線の高架でうまく距離感がつかめないまま、《→六本木ヒルズ》の標識が現れました。

さて、巨大なヒルズです。

運転手は家を出る前、六本木ヒルズのサイトをチェックして、駐車場の位置を《予習》しました。それによると合計2762台も収容できる駐車場があるらしい。それが広いヒルズのあちこちに分散してあるらしい。

ヒルズタワーに行きたい運転手。その真下にある《P1》駐車場を目指すことにしました。
建物の中にぐるりと続くアプローチを入って行き、《P1》の表示に従ってゆくと……、そこは機械式の駐車場でした。まるでサンダーバードの基地のような近代的駐車場。ポンポの姿を見ても顔色ひとつ変えない駐車場係が指示する場所にポンポを停め、これでいいのか半信半疑でガラスのドアを抜けて待合室のような部屋に入り後ろを振り返ると、ポンポの丸い車体は跡形もなく消えていました。


これで入庫完了。このまま右にポンポは右にスライドして格納される。



さて記者発表会の様子はブログ『空と飛行船』にアップしていますので、ここでは書きません。(というかスバルとは関係ないので)


午後1時過ぎ。写真を撮り終えた運転手とミチコさんはポンポのもとに急ぎました。

ヒルズの上空を飛んでいた飛行船は、ホンエアポートに戻って、報道関係者を乗せて飛ぶことになっています。

そのフライトがあるのが午後三時半。二時間以内に六本木から埼玉県の桶川まで行くためには、電車では間に合いません。こんな追跡ができるのも、ポンポのおかげです。飛行船を追いかけてポンポは首都高を走り始めました。3号線から環状線に入り、5号線へ。

「♪シュトコーシュトコーシュトコーいくよー」

ミチコさんが『首都高のうた』を歌い始めました。相変わらずへんちくりんな歌を歌うミチコさんは、助手席にあるバーを握りしめています。時速60kmで走る主義のポンポですから、流れに乗っていけるはずがありません。どんな恐ろしい目にあうかわからないというのでしょう。

ところが環状線に入る前から、ポンポは首都高名物の渋滞に巻き込まれてしまいました。いまにも止まってしまいそうなのろのろ運転が続きます。首都高に乗った意味がありませんが、かえってポンポには渋滞のほうがありがたいのかもしれません。

池袋を過ぎると渋滞がなくなると流れが早くなりました。急に後ろのクルマがポンポをどんどん追い越してゆきます。それでも律儀に時速60kmで走り続けるポンポです。

さいたま市の与野で首都高は終わり、新大宮バイパスに合流します。あとはいつも走る道。夕陽で赤く染まったホンダエアポートに着いたのは、六本木を出て一時間半後のことでした。


たまに首都高を走ると、見たことのない風景が広がるので楽しいものです。もっとも首都高の制限時速が60kmになってくれるともっとありがたいんだけど……、とあり得ないことを想像する運転手なのでした。


3号線から環状線へ。


ビルの谷間を走る。


トンネルを走る。首都高を時速100km超で走るなぞ夢のまた夢。


首都高さいたま線に入るとごらんの通りがらがらに。


ホンダエアポートに着いた。ススキが揺れて秋の風情。



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