福祉政策の変化の背景には、1970年代以降の急激な高齢者の増加、失業率の増加、財政の逼迫により「施設」や「病院」への負担が破綻してきたことがある。
普遍的な思想は「普通」の「自宅」に住む、あるいは「毎日」の「たまり場」を維持する、ということに尽きると思われる。それは「施設づくり」というより、コンパクトな「まちづくり」である。


趣味の場所がふんだんに用意されている。そこで行われる活動は、住民特性にあわせてメニュー立てするが、たとえばビリヤード・木工・金工・ビデオ編集・ホームページづくり・たばこ巻き・裁縫・宝飾・ガーデニング・フィットネスなど、広がりをもつ活動ルームのほか、種種のリハビリテーションルームがあげられる。リタイアして入所されたプロの技を仲間に伝授するということが頻繁にあるようで、木工や金工では大がかりな機械工具をたたんだ企業等から調達しているため、工房というより工場ができあがっている。遊びといっても本格派である。
食事はカフェテリア方式である。
それは、住んでいる方々の表情を見れば十分にわかる。